今回は、HGUC 1/144 リゲルグのレビューをご紹介します!
HGUC リゲルグは、『機動戦士ガンダムZZ』に登場するネオ・ジオン所属MS『リゲルグ』の1/144スケールモデルキットです。特徴的な肩部ウイング・バインダーやバックパックを新規造形で再現。その他、ビームランサーや専用ビーム・ライフルといった特徴的な武装も新規造形で再現されたキットになっています。価格は2,160円(税込み)プレミアムバンダイ限定の商品です。
ゲルググをベースに近代化改修したMSで、ZZガンダムやグレミーの反乱軍などと戦闘を繰り広げたイリア・パゾム搭乗機『MS-14J リゲルグ』がHGUCでキット化。2006年に発売されたHGUCシャア専用ゲルググをベースに、両肩のウイングバインダーやバックパック、専用ビーム・ライフルなどが新規造形で再現されています。
成型色は四肢やウイングバインダーにワインレッド、胴体部やソール部、バックパックなどにダークブルーを配色したリゲルグ特有のカラーリング。その他、内部・関節パーツ、ビームライフルはグレー成型色パーツでの再現となっています。
内部や関節に使用されているグレー成型色パーツは、ベースのHGシャア専用ゲルググはABSでしたがこちらはKPSに変更されています。(HGシャア専用ゲルググも青バンダイになってからはKPSに変更されています。)
ポリキャップはPC-116を使用し、関節強度はまずまず高め。左右に大柄のウイングバインダー、背部にプロペラントタンクを懸架したバックパックを装備していますが、後方への負荷は少なく、自立は安定しています。
専用ビーム・ライフル、ゲルググ用のビーム・ライフル、平手ハンドパーツ(左)、武器用ハンドパーツ(右)、ビーム・ランサー刃✕2が付属。
その他、HGUCシャア専用ゲルググの余剰パーツが付属。
頭部。シャア専用ゲルググの形状をベースにアンテナが新造されています。アンテナ先端には安全加工あり。
上部は蓋型で、合わせ目が出ない組み合わせになっています。上部パーツを外してモノアイを可動させることで表情をつけることができます。
胸部。ゲルググと変わらず。底面のダクト部が別パーツ化されています。前後挟み込みタイプなので、上部には合わせ目ができる仕様。
腹部、腰部。コックピットハッチは別パーツ化され、表面はシールによる色分けです。こちらも造形はゲルググから変わらず。
サイドアーマーは独立可動し、腰アーマー内部にはモールドが造形されています。
腕部。肩から下の形状はゲルググと同じですが、前腕にはグレネード・ランチャーを装備したアーマーが新造されています。二の腕は筒型で、前腕は前後挟み込みタイプで側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。
前腕のアーマーは挟み込みタイプで、中央に合わせ目ができます。ハッチは開閉可能で、内部には発射口が別パーツで造形されています。
ウイングバインダー。リゲルグの特徴でもあるロングサイズのショルダーアーマーです。挟み込みタイプですが合わせ目は端にくるので目立たない組み合わせになっています。大きい外装パーツなので、パーティングラインやウェルドライン、ヒケなどが少々目立つのが玉に瑕。裏面は3基のバーニアなどが造形されています。バーニア内部は色分けが無いので塗装する必要があります。
脚部。ゲルググから変わらず。大腿部は前後挟み込みタイプで左右に合わせ目ができますが、モールドとしておいても良いのかも。膝から下は左右挟み込みタイプで、後部中央に合わせ目ができます。
足首から下の部分。全体的に簡単な作りになっていますが、足裏は底パーツでモールドが造形され、肉抜き穴はありません。
バックパック。リゲルグ専用に新造された部分です。高機動タイプの特徴的な造形になっています。
センサーはシールによる色分けで、特にクリアーパーツ化はされていません。ミサイルポッドのハッチは展開可能で、ハッチは画像のちょうに途中で止めておくこともできますし、取り外しておくこともできます。ただし固定するほど強度は高くないので、軽く添える程度になります。
下部のスラスターは簡易的な造形で、両脇にはビーム・ランサーを懸架しています。プロペラントタンクも特徴的な造形。プロペラントタンクはボールジョイント接続で、ビーム・ランサーはポリキャップ接続です。
バックパックはダボ一箇所でマウント。ゆるさはないですが、ウイングバインダーが干渉するとたまに外れることがあります。
HG陸戦型ジム、HGルプスレクスとの比較です。ゲルググ自体が大きめの機体ということで、キットの大きさにもすこし差があります。
別画像になりますが、以前レビューしたHGUC ゲルググ(ユニコーンVer.)と。全体的な造形は同じ。リゲルグはウイングバインダーや前腕アーマー、バックパックが新造されている分かっこよさが増している感じです。
腕部はウイングバインダーのサイズに関係なく水平程度にまで上げることができます。肘もウイングバインダーに関係なく、90度曲がる程度。
プロペラントタンクやビーム・ランサーは適度に可動させることができます。ただしプロペラントタンクは、あまり動かしすぎると付け根のボールジョイントパーツが外れたりするので注意が必要です。
その他の可動域については、HGUC ゲルググ(ユニコーンVer.)とほぼ同じなのでそちらをご参考くださいm(_ _)m⇒HGUC ゲルググ(ユニコーンVer.)レビュー
新規で付属の専用ビーム・ライフル。本体部分は左右挟み込みタイプなので、上下に合わせ目ができます。
砲口部分が別パーツで、センサーはシールによる色分けです。
ゲルググ用のビーム・ライフル。HGUCシャア専用ゲルググから付属するおなじみの武器です。本体部分のみ左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。
このリゲルグを含め、HGUCゲルググ系キットは股関節のパーツを外してアクションベースにディスプレイさせます。アクションベースに付属の横長マウントパーツを使用しますが、このパーツは最近発売されたアクションベース4やアクションベース5には付属していませんのでご注意を。
シールドやナギナタといった武装類はないですが、赤いゲルググとして組むことができます。
専用ビーム・ライフルは多少ストックとウイングバインダーが干渉したりしますが、ハンドパーツはしっかりと保持できるので、ポージングのしにくさなどはなかったです。
ゲルググ用のビーム・ライフルは多少グリップがふらつくのでポージングの妨げになりそうです。
ビーム・ランサーはハンドパーツをばらして保持。少しふらつきますが、柄が凹凸形状でストッパーがかかるのでスルッと抜け落ちることなくポージングが可能です。
ビーム・ランサーは柄を連結可能。ナギナタのように構えることができます。ランサー同士のマウント部もしっかりと固定されるので外れることは少ないようです。
以上です。武装類は最低限のものが揃っていますし、バックパックも特徴的でいい感じに仕上がっていると思います。ポロリ箇所もほぼなく、ポージングでもストレスは皆無と言っていいくらい扱いやすいキットですね。
造形はゲルググから大きく変化はしていませんが、リゲルグならではのウイングバインダーがとにかくかっこよく、どんなポージングをしていても様になるのがいいですね。はじめは「そこまで・・・」と思っていましたが、ビーム・ランサーをナギナタにしてみたり、平手をちょこっと添えてみたりと、いろんなポージングしていると、リゲルグの良さがどんどん増していきます。
HGUCゲルググベースでも、まだ終わっていないフォーマットだということがこのリゲルグで再認識されますし、ガンダムZZファンならずとも楽しめる、カッコいいキットになっているのがいいですね。
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