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HG ガンダムAGE-1 フルグランサ レビュー

今回は、2013年4月に発売されたHG 1/144 AGE-1G ガンダムAGE-1 フルグランサのレビューをご紹介します!

HG ガンダムAGE-1 フルグランサは、『機動戦士ガンダムAGE』に登場するMS『ガンダムAGE-1 フルグランサ』の1/144スケールモデルキットです。フルグランサの特徴的な各部増加装甲を新規造形で再現。発射形態が再現可能な背部グラストロランチャーの他、ビームが装着可能なシールドライフルが再現されたキットになっています。価格は1,760円(税込み)です。

ラ・グラミス攻防戦の終盤に投入され、ガンダムAGE-2ダークハウンド、ガンダムAGE-FXと共に戦闘を繰り広げた、フルアーマーとも言うべきAGE-1の最終型仕様『ガンダムAGE-1フルグランサ』がHGでキット化。2011年9月に発売されたHGガンダムAGE-1 ノーマルをベースに、フルグランサの特徴である増加装甲や背部グラストロランチャー、シールドライフルが新規造形で再現されています。

成型色はホワイトをベースに、胴体周りや各部、背部グラストロランチャーにブルー、イエロー、レッドを配色したガンダムカラーの他、全身の増加装甲がダークブルー成型色での再現となっています。

シールは頭部センサーや膝装甲、各部ダクト、背部グラストロランチャーのモールドなどを補いますが、それほど多くはありません。ボーナスで余剰のドッズライフル用センサーシールも付属しています。塗装もほぼ必要がなく、素組みで十分な色分けが再現されています。

ABSやKPSは不使用。殆どのパーツはPS素材で構成されています。

ポリキャップはPC-001Aの殆どを使用し、全身各部に組み込みます。背部グラストロランチャーにもいくつか使用。背部にグラストロランチャーを装備しているためやや後方に負荷がかかりますが、関節強度がまずまずあるので自立は可能です。

ビームサーベル刃✕2、平手(左)が付属。

ドッズライフルやシールドといったAGE-1ノーマル用の武装、AGE-1フラット再現用のカバーパーツも余剰で付属します。ビームダガー刃は付属せず。

増加装甲を外した状態で。増加装甲を外すとAGE-1ノーマルそのままの容姿が再現されています。(厳密にはAGE-1フラット状態かと。)取り外しは比較的ラクに行えますが、破損には注意が必要です。

増加装甲を外した状態でベースのHGガンダムAGE-1ノーマルと並べて。成型色と形状は全く同じですが、一部が異なります。異なる部分を比較しながら見ていきます。

頭部センサーやツインアイはグリーンのものからゴールドに変更され、少しパワーアップしたような上位感が表現されています。胸部はAGEシステムのセンサーがオミット。モールドは造形されていますが、その上から白いシールを貼るようになっています。

その他の箇所はAGE-1ノーマルと同じなので簡単に。腰部はガンダムタイプ特有のカラフルなデザイン。サイドアーマーはサーベルホルダーになっています。背部はウイングやスラスターなどが細かく造形されています。下部スラスターはボールジョイント型ポリキャップで適度に可動。

腕部はショルダアーマー、二の腕共に合わせ目ができないパーツ構成です。前腕は左右の組み合わせで前後に合わせ目ができますが、肘が分離するので消すのはラクそうです。

脚部も細身で派手さはないですが、適度な起伏が印象的に造形。大腿部は前後の組み合わせですが合わせ目はモールド化。膝から下は左右と前装甲の組み合わせで後部に合わせ目ができます。膝から分離するので、こちらも合わせ目消しはラクそう。膝装甲は黒いシールでの色分けです。

続いて増加装甲を組み合わせたフルグランサ状態の各部を見ていきます。

胸部は通常のAGE-1に厚みのある増加装甲が組み付けられた状態。左右のインテークなどは別パーツでの色分けとなっています。

腰部もフロントアーマー、リアアーマーともに増加装甲が被せられた状態。表面は適度にモールドも入っていてデザイン性も高いです。サイドアーマーはAGE-1ノーマルと同じサーベルホルダー。

前後とも下部ダクトは黒いシールでの色分けです。

腰アーマー裏。フロントアーマーは裏打ちパーツを使って挟み込むような構造ですが、リアアーマーはAGE-1の白い装甲に引っ掛けるような構造。リアアーマー側は若干ハズレやすいですが、それほど頻繁にではないのでストレスは感じなさそうです。

腕部はAGE-1ノーマルから肩部に増加装甲、前腕にシールドライフルが追加されています。

シールドライフルは複数パーツの組み合わせで色分けもしっかりとしています。

合わせ目は出来ないパーツ構成。白い装甲の内側は肉抜き状態です。

銃口は角型に造形され、ビームサーベル刃がマウント可能です。

ショルダーアーマーはAGE-1ノーマルのアーマーに増加装甲を組み付けた状態。合わせ目が出来ない組み合わせになっています。突き出た装甲部分にはダボ(赤◯)が造形されていますが、ゲート部分にあるので切り落とさないように注意です。(片側を落としてしまいました;)

ダボがある装甲パーツを組み替えることで、ミサイルランチャー射出状態を再現することが可能。一旦基部装甲を外し、位置をずらして組み替えます。丸モールドが造形されている内部はグレーに塗り分ける必要があります。

脚部もAGE-1ノーマルの膝から下部分に増加装甲を被せた状態。適度な肉厚さがあります。

増加装甲は左右と前側の組み合わせで後部全体に合わせ目ができます。AGE-1ノーマル脚部との兼ね合いもあるため、段落ちなどでモールド化したほうが良いかも。後部のダクトは黒いシールでの色分けです。

膝のグレーの装甲が展開可能。肩部と同じくミサイルランチャー射出状態を再現することができます。

ソールはAGE-1ノーマルと同じです。脚裏はつま先側に肉抜き穴あり。

背部にはグラストロランチャーを装備。左右に大型の砲身を持つオプション装備になります。

AGE-1ノーマルのバックパック形状に合わせての2ダボ接続。しっかりと固定され、簡単に外れることはありません。

基部装甲は簡易的な構造ですが、表面には適度なモールドが入っています。

ウイングも表裏ともに適度なモールドが入っています。

ランチャーの接続基部はポリキャップ接続上下に可動します。合わせ目ができない組み合わせ。

ランチャーは複数パーツで細かく色分け、造形されています。

銃口内部は黒いシールでの色分け。上下の装甲内側にはスリットモールドが造形されています。

一部モールドは黒いシールでの色分け。

グリップは展開可能。ハンドパーツで握らせることで、射撃体勢のポーズを再現することができます。

ランチャーは前方に幅広く展開させることができます。

基部がボールジョイントなので、左右へも適度に展開可能。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。大きさは陸ジム程度と小柄ですが、肉厚な増加装甲や背部グラストロランチャーによって幅のあるキットに変化しています。

共闘したHGガンダムAGE-2ダークハウンドHGガンダムAGE-FXと並べて。劇中終盤での親子3代による活躍は目を見張るものがありました。

頭部はAGE-1ノーマルと同じで広めに上下します。左右へは多少顎と襟が干渉しますが、水平まで問題なくスイング可能。

腕は前腕のシールドライフルと肩増加装甲の干渉を避けるようにすれば、水平程度まで上げることができます。肘はAGE-1ノーマルだと完全に曲げることができますが、フルグランサはショルダーアーマーとの干渉でV字程度まで。

肩の前後スイングは、増加装甲が追加されているぶん干渉しやすく、可動がかなり制限されます。

腰と腹部のボールジョイントによって上半身を適度に前後させることができます。これはAGE-1ノーマルと同じ。

腰は干渉なく360度回転させることができます。背部にグラストロランチャーを装備しても同じ。アクションベースやスタンドへは、股間部のカバーパーツを外し、3.0mm軸を差し込んでのディスプレイとなります。

フルグランサの増加装甲がありながらも腰アーマーが幅広く可動するため、前後開脚はAGE-1ノーマルと同じくらいに幅広く展開することが可能です。

膝は増加装甲が干渉するため、可動がやや制限されます。ですがそれでも深く曲げることが可能。膝装甲裏は増加装甲によって2重になっています。

増加装甲の干渉により、足首の前後可動はAGE-1ノーマルよりもやや制限されます。左右への可動はAGE-1ノーマルと同じ。

左右への開脚は水平程度まで幅広く展開可能。

内股、がに股もAGE-1ノーマルと変わらず幅広く展開させることができます。撮影し忘れましたが、立膝もきれいな姿勢で再現することができました。

可動域の総括としては、肩や肘、膝など多少増加装甲の影響はあるものの、全体的に不自由が無いくらい広めに可動します。肉厚でも、ある程度劇中のような躍動感あるポーズは再現できそうですね。

重武装仕様なため、あおり視点から見るだけでかなりの重厚感や迫力を感じることができます。

シールドライフルは腕を振り上げた際に肩の増加装甲と干渉しやすいですが、うまく交わしながらポーズを取らせることでAGE-1ノーマルと遜色ない動きが再現可能です。逆に肘が背部グラストロランチャーと干渉しやすいので注意です。

シールドライフルにビームサーベル刃を組み付けて。一つの武装で様々なシーン演出が可能。装甲を纏っている割によく動くので、躍動感ある動きも表現しやすいです。

肩部と膝部の装甲を展開し、ミサイルランチャー発射シーンを再現。おそらく劇中では使用していないと思いますが、また一味違った攻撃演出が可能です。

背部のグラストロランチャーを展開させ、ランチャー射出シーンを再現。グリップも不自由なく握らせることができますし、重厚感ある砲撃シーンが再現可能。グリップを握らせないほうが、ランチャーの自由度は増します。

通常通りビームサーベルとして使用することも可能。

背部のグラストロランチャーを外し、AGE-1グランサとしてポージング。

更に増加装甲をパージし、AGE-1フラットの状態でグラストロランチャーを装備するとAGE-1フラット(ゼフルドランチャー装備)っぽく再現することができます。

軽装なのでポーズが取らせやすいです。増加装甲をパージしたことで雰囲気もガラッと変化。ゼフルドランチャー再現用のパーツも付属するともっと良かったですね。

全てパージし、AGE-1フラットで敵味方両軍を指揮するシーンを再現。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。増加装甲や背部グラストロランチャーを纏ったことで重厚感あるAGE-1に変化。幅のある機体形状やゴツゴツとした容姿にはフルアーマー仕様としての魅力が詰まっていますし、厚みのある装甲がありながらもしっかりと動かせ、ポージングもし易いキットになっています。

気になる点はあまりないですが、背部グラストロランチャーに重量があるので、キットの関節がヘタれてくると自立が難しくなり、姿勢が崩れやすくなりそうです。それと、肩ミサイルランチャーの装甲パーツはモールド部分にゲートがあるので、誤って切り落とさないように注意です。

グラストロランチャーの砲身は前方に展開するだけで十分な迫力が出ますし、前腕のシールドライフルも複合武装で幅広いポージング演出が可能。その他増加装甲のパージによるAGE-1フラット、余剰のドッズライフルやシールドによる軽装状態でのポージングなど、何気に充実した楽しみ方ができるキットなのがいいですね。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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積みプラは罪 管理人様、いつも記事を楽しく読ませて頂いております!レビューを見て満足してしまい自身の積みが消化出来ません笑 オデッセイの制作をされるどの事でしたが、実車用のタッチアップペンで塗装などされて見ては如何でしょうか?これからもガンプラレビューや制作など楽しみながら見させて頂きますので、管理人様も楽しみながら制作&記事更新をお願い致します!

長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

おっさn様 いつも参考にさせていただいております

tak様 たくさんの画像ありがとうございます。ターンA,ターンXのブログともによかったです。

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長谷川 亮様 いつもサイトを楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください。

y nose様 分かりやすい記事をいつもありがとうございます。製作、購入時の参考にさせて頂いております。

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