こんにちは!今回は、HG 1/144 ザクⅠ(シャア・アズナブル機)のレビューをご紹介します!
HGザクⅠ(シャア・アズナブル機)は、機動戦士ガンダム THE ORIGIN に登場するモビルスーツ『ザクⅠ(シャア・アズナブル機)』の1/144スケールモデルキットです。ザクⅠ(シャア・アズナブル機)(MS-05)は、月面「スミス海」の戦いで実戦配備され、鉄騎兵中隊機と交戦した初期量産型の機体です。発売日は2017年3月11日。価格は1,836円(税込み)です。
シンプルなディテールのザクⅠ。ザクおなじみのL字形シールドやスパイク付きのショルダーアーマーはなく、発展途上とも言える簡略化されたディテールです。シャア・アズナブル登場機なので、パーソナルカラーの赤ピンクが基調となっています。
形状自体は2016年12月10日に発売されたMS-05Sシャア専用ザクⅠと酷似していますが、ランドセルや一部外装が色違いパーツで構成されています。マーキングシールが付属しますが、モノアイ以外の部分は組み立て後に貼り付けるようになっています。
内外ともにHGシャア専用ザクⅠとほとんど同じなので、ランナーもほぼHGザクⅠやHGオリジン版ザクのものが流用されています。ランドセルや脚部スカート部分などがHGシャア専用ザクⅠとは少し違った形状になっています。
関節強度も高く、ポロリもほぼないガッチリとした組み合わせ構成になっています。足裏面が広く、直立もかなり安定していてポージングもしやすくなっています。
頭部。動力パイプのない簡素な形状。ですがモールドは適度に入っていて、合わせ目も分からないような組み合わせになっています。モノアイは内部パーツにモノアイの凸型モールドはなく、中央にシールを貼り付けるようになっています。モノアイシールは画像のようなピンク一色のものと、縁が黒く一回り小さいピンクを再現するものがあります。
頭部裏面からモノアイを左右に可動させ、フェイスに表情を加えるようになります。
モノアイが中央から左右に可動します。
バストアップ。HGシャア専用ザクⅠと比べ、中央の装甲にピンク色パーツが使用されています。適度なモールドが入っており、両脇のパーツが前後挟み込みなので中央に縦に合わせ目が出来ています。
腹部。スカートはサイドアーマーとフロントアーマーで分割。フロントアーマーは左右で独立して可動します。
右腕部。L字形シールドはなく、軽装のキューブ型肩部が露出した形となります。前腕は挟み込みなので中央に合わせ目がでるようになっています。
左腕部。ショルダーアーマーにスパイクはなく、シンプルなメット型のデザインになっています。それ以外は右腕部と同じです。
ショルダーアーマーは前後ではさみこむタイプなので中央に合わせ目ができるようになっています。
脚部。太ももは前後ではさみこむので側面に合わせ目ができますが、段落ちモールドで分かりにくくなっています。脹脛部分も左右で挟み込みですが、後部縦の合わせ目は段落ちモールド化。HGシャア専用ザクⅠに比べ、全体的に赤いパーツが多く、少し派手さのあるデザインになっています。スカート部分も形状が少し違ってワイドになっています。
足首から下の部分。ザクおなじみのスニーカー型。裏面にはしっかりとモールドが入っていて、可動はしませんが、足裏は前後で別パーツに分かれています。
ランドセル。シンプルなボックスタイプながらもかなり細かいモールドが入っています。スラスターはボールジョイントでわずかながら可動します。
HG陸戦型ジム、HGガンダムバルバトスルプスレクスと。UC系キットなので陸戦型ジムと同サイズ。
HGシャア専用ザクⅠと。わずかな形状とパーツからの違いですが、少し印象が違うものになっています。左がMS-05S、右が今回のMS-05です。
頭部の可動は広くなく、顎を引く状態も見上げる状態も表現が弱めです。
ダクト部分をかわすことで左右にしっかりと可動。
軽装な割に腕部は水平程度までしか上がりません。左腕部はショルダーアーマーがあるので右腕部よりも若干可動域は狭いです。
肘の可動は、左腕部はショルダーアーマーが干渉しますが、右腕部はしっかりと可動。十分な可動域を持っています。
腰がボールジョイントになっていて、少し浮かせる状態になりますが、適度に前後に可動します。
胸部両脇のパーツが僅かに可動。ちょっとした表現が可能です。
腰も360度可動。十分な表現をさせることができます。
付属のアタッチメントを使用し、股関節に接続してアクションベースに設置します。
画像ではリアアーマーに設置していますが、股下中央部の少しへこんだ部分に固定させるようになります。
フロントアーマー、サイドアーマー共に内側にモールドはありません。
股関節は可動型のシャフトによって前後に可動します。
脚部は前後にしっかりと可動。フロントアーマーは水平程度に可動しますが、リアーアーマーは可動しないのでかわすようにして後方に脚部を展開します。膝の可動は適度。
足首前後への可動は少しです。
内股、がに股は十分に可動。内外共に360度回転してくれます。付け根と太ももが独立しているため、こういった広範囲の可動域が可能になっています。
開脚はサイドアーマーが干渉するのでまずまずといったところ。これ以上開くとサイドアーマーが外れてしまいます。
足首の左右への可動も外装が干渉する程度に適度に可動。
立膝はかなりきれいな状態で設置させることが出来ます。このバランスは見事ですね。
シールド、シールド用アタッチメント、武器用ハンドーパーツ(右のみ)、平手ハンドパーツ(左のみ)MS用マシンガン、マシンガン用マガジン、ヒート・ホーク(展開型)、ヒート・ホーク(収納型)が付属。
ランナーの流用により、いくつかの余剰パーツが付属します。
シールド。1枚ものパーツにグリップ部分が付属する、簡単で軽量なものですが、表裏共に多くモールドが入っていてしっかりとした見た目になっています。
アタッチメントを腕部に取り付け、グリップをハンドパーツに握らせてシールドを腕部にマウントさせます。
MS用マシンガン。ドラムマガジン式で、付属の予備マガジンと組み替えることが可能。他キットにも付属しているおなじみのザク用マシンガンです。HGシャア専用ザクⅠにはこれとは少し違ったベルト給弾式MS用マシンガンが付属しています。
スコープ(オプティカルサイト)とサブグリップが可動。両手持ちも可能になっています。
ストックが前腕に干渉するので、MS用マシンガンの銃口を向ける際に少し不自由さがありますね。
ヒート・ホーク展開型。グリップには肉抜き穴のようなものがありますが、形状としてはしっかりとしたものになっています。
ヒート・ホーク収納型。展開型よりも短く収納され、側面にダボがあります。
ダボによってヒート・ホーク収納型をサイドアーマーにマウント可能。リアアーマーの上下どちらの穴にもマウントさせることが出来ます。
マニピュレーターに差し込むだけで保持が可能。保持力がやや弱めなので、ポージングによってはヒート・ホークがクルッと向きを変えてしまうこともあります。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。もはや完成された感があり、形状、モールド、色分け、関節強度、どこをとっても申し分ないレベルのキットに仕上がっています。後は関節の可動域をより広くなるようにしていくくらいでしょうか。それくらいよくできたキットだと思います。
武器類がおなじみのシンプルなものしか付属しませんが、開発初期段階の機体ということで、設定通りの品数ということですね。それと適度に合わせ目があるので、できれば前腕は筒型、ショルダーアーマーは後ハメ型になっていれば完璧かなって感じです。
関節はポリキャップを使用することでしっかりとしていますし、なによりパーツの組み合わせがガッチリとしています。鉄血のオルフェンズシリーズではまだ新規造形のガンダムフレームということもあって少し弱々しさみ見られますが、このUC系のキットはかなり組み合わせがしっかりとしていて頑丈さを感じます。全体的にもまとまっていて、ブンドドもしっかりと楽しめる、完成度の高いキットになっています。
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2 件のコメントがあります。
匿名
on 2017年3月18日 at 08:55 -
まだ作ってないんですが、完成イメージがわきました。やっぱりカッコいいですね。比較写真もGOODです。ありがとうございました。
nori
on 2017年3月18日 at 10:59 -
コメントありがとうございます!
そう言っていただけるとほんとに頑張って撮影したかいがあると感じます(^^)
こちらこそサイトを御覧いただき、そして参考にしていただき感謝です。
ありがとうございますm(_ _)m