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EXモデル モビルシップ アルビオン レビュー

今回は、EXモデル 1/1700 モビルシップ アルビオンのレビューをご紹介します!

EXモデル モビルシップ アルビオンは、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する戦艦『アルビオン』の1/1700スケールモデルキットです。ペガサス級の特徴的な機体形状を新規造形で再現。パーツ差し替えによるメガ粒子砲やカタパルトの展開、収納状態が再現可能なキットになっています。同スケールの「ガンダムGP01」「ガンダムGP02A」も付属。価格は3,850円(税込み)です。

コウ・ウラキらの母艦であり、地球連邦軍が実施した「ガンダム開発計画」の一環としてアナハイム・エレクトロニクス社が開発したペガサス級7番艦『アルビオン』が1/1700EXモデルでキット化。劇中さながらの造形、プロポーションで、ブリッジや第3デッキ、MSデッキ、サイドデッキ、左右エンジンといった各部がリアルに再現されています。

成型色はホワイト一色。シールも付属しないので、各部をレッドやブルー、イエロー、グレーなどに細かく塗り分ける必要があります。

各部表面には緻密なモールドが造形。パネルラインやアンテナ、エンジンユニットなどの各部ディテールも細かく再現されています。パーツの組み合わせ強度が高いので、仮組みなどで分解が必要な場合は分解しやすくするなり手を加えておいたほうが良いかと。

ポリキャップやKPSなどは不使用。各部ともPS素材で構成されています。付属の台座を使用してのディスプレイとなります。

組み替え用カタパルトデッキ、組み替え用メガ粒子砲、裏面カバーパーツ、1/1700スケールのガンダムGP01ゼフィランサスとガンダムGP02Aサイサリスが付属。

ブリッジは上部通信用アンテナや左右のレーダーアンテナ、ブリッジ窓などが細かく造形されています。前後3個パーツ構成で合わせ目はモールドっぽく造形。通信用アンテナはかなり細いので簡単に曲がってしまいます。破損に注意。

左右のレーダーアンテナやブリッジ窓、その下の第2ブリッジ窓はイエローに塗り分けが必要です。

ブリッジ下部の円筒状の武装は表面を赤く塗り分ける必要があります。

左右MSデッキの中央には第3デッキが造形。一部をグレーに塗り分ける必要があります。

前方左右にはMSデッキが造形。表面には多数のパネルラインが造形されています。ガンダム試作2号機が逃亡するシーンが蘇ります。デッキ下部は赤く塗り分けが必要。デッキ内部は特に再現されていません。

MSデッキ下部には特にモールドは造形されていません。中央も簡易的なモールドが造形されているのみです。

MSデッキ先端の裏面には連装メガ粒子砲が造形。適度にロールさせることができます。全体をグレーに塗り分けが必要。

上下2枚パーツ構成で合わせ目ができます。

MSデッキ上部のカバーパーツを外し、付属のカタパルトデッキパーツを組み付けることでMS発進時のシーンを再現することができます。カタパルトデッキはレールなどをグレーに塗り分けが必要。

カタパルトデッキはメタルパーツでの再現。複数パーツを接着固定するようになっていますが、金属用の接着剤を使用しないと固定できないので注意です。

中央左右にはサイドデッキが造形。サイドデッキ先端には連装メガ粒子砲フッドXII型用の円形ハッチが造形されています。円形ハッチはふちをブルー、中央をイエローに塗り分ける必要があります。基部は最中割で上下に合わせ目ができます。単体化できるので合わせ目消しはラク。

円形ハッチのカバーパーツを外して付属のメガ粒子砲パーツに組みけることで、連装メガ粒子砲フッドXII型の射撃シーンを再現することができます。基部がロールせず、砲口の角度変更は出来ないようになっています。カバーパーツが取り外しにくいので、円形ハッチごと取り外して組み替えたほうが良さそうです。

付属のメガ粒子砲パーツ。先端は基部が別パーツ化されるなどリアルに再現されています。グレーに塗り分けが必要。

ブリッジ後部もエネルギータンクのようなユニットなどが細かく再現されています。エネルギータンクのようなユニットや一部装甲はグレーに塗り分けが必要。

後部エンジンユニットはかなりメカニカル。緻密なモールドが造形されるなどリアルにデザインされています。側面は一部をグレーに塗り分ける必要があります。

エンジン基部は左右の最中割で上下に合わせ目ができます。分離し単体化できるので、合わせ目消しはラクそう。

サイドデッキとの連結部もメカニカルに再現され、内部のディテールも緻密。表面は穴あき状のエンジン連結パーツで覆われています。こちらも各部をグレーに塗り分ける必要があります。

翼は簡易的な2個パーツ構成ながら、先端にはビーム砲が造形されるなど作りは細かいです。一部を赤く塗り分けが必要。劇中のような展開・収納ギミックはありません。こちらは上翼。

こちらが下翼。上翼は先端のビーム砲が3基ですが、下翼はビーム砲が2基となっているので組み間違えないように注意します。

先端や基部のビーム砲はかなり細く、組立時もゲートと繋がってしまっているので、誤って切り落としたり破損させたり折り曲げたりしないように注意する必要があります。ビーム砲はそれぞれグレーに塗り分けが必要。

後部は計6枚のスタビライザーに加え、中央にはレーザー推進システムを備えたエンジンが造形。

レーザー推進システムの展開ギミックはありませんが、エンジンのスラスター部などが細かく再現されています。エンジン部はグレーに塗り分けが必要。

鑑底にはドーム状のユニットが造形。ドームの回りはメカニカルなモールドも再現されています。塗装見本では見えないようになっていますが、おそらく塗り分けが必要そうです。

ドームの最前部はディスプレイ用台座を組み付けるようになっていて、別途カバーパーツが付属。カバーパーツは一旦はめ込むと外れにくいので、少し浅めに組み付けたほうが良さそうです。台座組付け部は開口されていますが、3.0mm穴ではないのでアクションベースやスタンドでのディスプレイは出来ないようでした。

ディスプレイ用台座。コンパクトな展示用台座になります。支柱は最中割で後部に合わせ目ができます。黒く塗り分けが必要。

1/1700スケールのガンダムGP01ゼフィランサスとガンダムGP02Aサイサリス。小さいながらもメカニカルで精密に造形されています。ゼフィランサスは1個パーツ構成ですが、サイサリスはアトミックバズーカとシールドが別パーツになっているので接着する必要があります。

こちらもホワイト成型色のみでの再現で、各部を細かく塗り分ける必要があります。かなり小さいので塗装は緻密な作業が必要そう。取り扱いもピンセットを使ったほうが良さそうです。

1/144スケールのHGガンダムGP01ゼフィランサスHGガンダムGP02Aサイサリスと並べるとこれだけのサイズ差があります。

アルビオン本体をHGガンダムGP01ゼフィランサスとHGガンダムGP02Aサイサリスと並べて。アルビオン自体もHGのキットと同じくらいの大きさ
。コンパクトにまとまっているため、ディスプレイエリアは小スペースで済みます。

浮かせてディスプレイできるようにはなっていないので、スタンドの接続穴とは別に3.0mm穴を開口し、スタンドが使えるようにしてみました。

やはりスタンドがあるのとないのとでは、移動シーンの雰囲気が違ってきますね。ただし落下してしまうとブリッジのアンテナや翼のビーム砲を破損させかねないので、同じようにする場合は安定性を確保する必要があります。

展開状態のカタパルトデッキに組み替え、MSの射出シーンを再現。未塗装なので形状がわかりにくいところがありますが、塗装すればカタパルトの案内板などもわかりやすく表現できそうです。

ガンダムGP02Aサイサリスと組み合わせて奪取・離脱シーンを再現。フィギュアの位置が安定しないので、両面テープを貼って固定しています。

側面の円形ハッチを組み替えて連装メガ粒子砲フッドXII型の発射シーンを再現。

メガ粒子砲の角度変更ができないのは残念ですが、後方下部からの視点によってHLVの打ち上げ阻止のシーンっぽく楽しむことができます。エンジン部がメカニカルに再現されているので背面ビューも映えますね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。成型色こそホワイトのみで味気ないところはありますが、各部に細かなモールドが造形されていますし、ブリッジからエンジンに至るまでかなり緻密に再現されています。今にも動きそうなくらいにメカニカルでリアルなので、塗装するとグッと印象が変わりそうですね。

気になる点はやはり成型色。値段がするだけに、部分的な色分けやせめて塗装用にパーツ分割などされていると良かったですね。それと可動ギミックがないのもちょっと残念。

安価でギミックが多く、細かな色分けが再現されているガンプラに比べるとやや物足りなさはあるものの、EXモデルはニッチな機体や人気などの都合上キット化されにくい素体が立体化されるというありがたいシリーズ。

なのでこのアルビオンもキット化されるだけでもありがたいことですし、それがこれだけしっかりとした出来で再現されているのは嬉しい限りです。塗装すればディスプレイモデルとして存在感ある一体となりそうなので、うまく制作して飾り、EXモデルならではの造形、緻密さを楽しみたいですね。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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