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MG ジム・スナイパーカスタム(汚し後)の塗装済み完成品レビュー

今回は、MG 1/100 ジム・スナイパーカスタム(汚し後)の塗装済み完成品レビューをご紹介します!

※2018年11月に更新した過去記事を元に、画像を新たに撮影し、記事内容をリライトしました。

以前、MG ジム・スナイパーカスタム(汚し前)の塗装済み完成品のレビューをご紹介しましたが、今回は塗装後に汚しを加えた状態のものをレビューしていきます。

ちなみに塗装に関してですが、成型色のオリーブグリーンが少しイメージと合わなかったので、蓬色のようなミリタリー調のグリーンで塗装しています。パープルグレーの部分もほぼグレーに近い色味で塗装しています。

それと汚しに関しては、ア・バオア・クー攻防戦に配備されたジム・スナイパーカスタムをイメージしつつ、デブリキズや燃料ガス汚れといった宇宙戦闘の激しさが表現できるようにしています。

なので塗料も地上の土をイメージした茶系塗料ではなく、黒を基調とした塗料で汚しを加えてみました。それでは汚し後の画像をどうぞ。

■汚し後(after)

■汚し前(塗装のみ)(before)

各部に塗装剥げや金属感、弾痕やデブリキズなどを加えたことで、激しい戦火をくぐり抜けたような雰囲気はそれなりに表現できているのかなと思います。ただ、重機感や重量感などは今ひとつな感じもするので、今後はそのあたりもうまく表現できるようにチャレンジしたいですね。

それでは各部を簡単に見ていきます。

汚しの工程は基本的なウォッシング、ドライブラシ、チッピングのみです。表面塗料を削るなどして下地塗装を活かす方法もありますが、今回はシンプルに塗装済みキットに色をのせて汚しを加えています。

内部フレームはABSですが、エアブラシで塗装したこともあって特に破損はしませんでした。ですが組んだあとに汚しを加えたため、武装類の一部のパーツに割れ目が入ってしまいました。やはり組んだあとにエナメル系でスミ入れや汚しをすると破損につながるので避けたほうが良いですね。

ハイパー・バズーカ、R-4ビーム・ライフル、2連装ビームガン、ビーム・スプレーガン、折りたたみ式ハンド・ビームガン、ビームサーベル刃✕2、シールド、ハンド・ビームガン用マウントパーツ、武器マウントパーツ、ディスプレイ用ジョイントパーツ、連邦兵フィギュアが付属。

頭部。オレンジのバイザーには裏からハイキューパーツのオーロラグリーンシールを貼って虹色感を出しています。四角く開口された外付けのバイザーは製作時に折れてしまったのですが、逆に溶接したようなリアルな感じが出て良かったです;

外付けのバイザーは上下に可動。下ろすことで射撃時などのスタイルを表現することができます。とさか前後のセンサーはハセガワのホログラムフィニッシュシートを貼って虹色に輝くようにしてみました。

腹部の白いところは脇に弾がかすったようなキズを付けてみました。ですがコックピット周りは他よりも重要な部分なので、あまりキズが付いていない感じにしています。逆にフロントアーマーには大きめの弾痕を入れて生々しい感じに。弾痕や各部のキズ跡はリューター用のドリルやデザインナイフ、金属ヤスリなどで違和感がないように傷を付けています。

腹部装甲は展開可能。内部からコックピットが露出します。腰アーマー裏はMr.ウェザリングカラー(マルチブラック)で簡単に汚したくらいです。腰アーマーはボールジョイント接続ですが、干渉で外れやすいので注意。内部パーツはメタリック塗料で塗装すると金属感が出るので良いですね。

腕部。ショルダーアーマーは比較的汚れやすい部分だと思うので、キズを多めに入れた後汚しも強めにしています。肘やハンドパーツも可動が激しい部分なので、ドライブラシで塗装剥げや金属感を強めに出しています。

前腕のボックスタイプ・ビーム・サーベルユニットにはビームサーベル刃が組付け可能。ビームサーベル刃はクリアーピンク50%+パールシルバー50%で塗装後、フラットホワイトでグラデ塗装しています。

脚部は陸戦機のような足元中心の汚しではなく、無重力の宇宙空間での戦闘をイメージして全体をバランスよく汚しています。その他、膝関節はドライブラシで塗装剥げ感を、足首のゴールドシリンダーはエナメルのオイルでオイル汚れを表現してみました。

バーニアはエナメルの煤(すす)をエアブラシで吹き、焦げた感じや使用感を出しています。

せっかくのデザインが勿体ない気もしますが、デカールを貼った部分もあえて削ってキズ感を出しています。リアのマウントラッチは展開可能。武器を頻繁に脱着する部分なので、ドライブラシでもう少し塗装剥げを出しても良かったと少し後悔;

肘や膝関節の内部もエナメルのオイルでオイル感を出しています。

塗装レシピは(汚し前)の塗装済み完成品レビューでご紹介しているので、ここではMG ジム・スナイパーカスタムの汚しのレシピをご紹介します。

■MG ジム・スナイパーカスタムの汚しレシピ
ウォッシング:Mr.ウェザリングカラー マルチブラック
ドライブラシガンクローム(Mr.カラー)
チッピングジャーマングレイ(タミヤエナメル)
関節部汚れ:オイル(ガイアノーツエナメル)
バーニア汚れ外側:Mr.ウェザリングカラー マルチブラック 噴射口:煤(すす)(ガイアノーツエナメル)
弾痕、デブリキズリューター用ドリル、デザインナイフ、金属ヤスリなど

それでは引き続き、(汚し後)の塗装済み完成品レビューです。続いて武装類を見ていきます。

ハイパー・バズーカも全体に程よい汚しを加えています。

バズーカの弾頭にはゴールドのモールドパーツを埋め込んでディテールアップをしています。グリップは合わせ目を消していますが、展開しすぎると破損につながるので注意です。

R-4ビーム・ライフルの後部ストックはC型のヒンジ部分が細かい作りでストレスが掛かりやすく、汚しを加えた時に割れやすいので注意が必要です。

センサーはクリアブルーとクリアレッドで塗装したGEMドーム(オーロラ)を接着。砲身部にはパーティングラインがあったので、モールドと共にヤスり、エッチングパーツやプラ棒でモールドを追加しています。コンパクトに折りたたむことで、リアアーマーにマウントすることができます。

シールド表面は戦闘で一番傷つきやすい部分なので、比較的多めに弾痕やキズを付けています。裏面は汚し前からあまり変わっていません;グリップ部分はドライブラシをしてそれなりに使用感を出しています。

2連装ビームガン、ビーム・スプレーガン共に組んでいると砲口や後部パーツにストレスがかかりやすいため、汚しをする際に割れやすいので注意です。予めバラしてから汚したほうが良いですね。

付属のジョイントパーツをふくらはぎに組み付けることで、2連装ビームガンやビーム・スプレーガンをマウントさせることができます。

折り畳み式ハンドガンも後部の円形パーツが割れやすいので、外してから汚したほうが良いと思います。銃口は塞がっていたのでピンバイスで開口しています。

折り畳み式ハンドガンは付属のマウントパーツを使用することで前腕にマウントすることができます。早打ちができる位置にあるのは良いですね。

連邦兵フィギュア。定番のイエローのパイロットスーツ姿に塗装しています。

一通り武装して。全体を汚しているのでキズが付いてもあまりわからないですし気にもなりません。関節を破損させない程度に動かせば良いので気兼ねなくポージングが楽しめます♪

では適当に何枚かどうぞ。   

武装類は手のひらのダボをグリップにはめ込んでから指で握らせますが、ダボが浅めなので外れやすいです。ですが指をしっかりと握らせておけばある程度の保持は可能。ハイパー・バズーカなどは肩に担がせれば良いのでポーズを取らせるのはラクです。

担ぐのが難しいと感じたら、脇に構えるようにしても良いですね。

シールドは前腕にしっかりと組み付けられますし、グリップをハンドパーツで握らせるのでしっかりと保持できます。弾痕だけでも激しさは伝わりますが、可能であれば切り欠いて溶けた感じにするとより激しさが伝わるかも。

R-4ビーム・ライフルを装備して。銃身に手を添えて携行しても良いですし、片手で射撃するポーズを取らせても様になります。

設定にあるかはわかりませんが、頭部の外付けバイザーを下ろして狙撃ポーズを再現。肩や肘などの可動が柔軟なため、脇を締めた状態での射撃ポーズも自然な姿勢で再現することができます。

浮かせてディスプレイさせる場合は股間部に組み付けたジョイントパーツが外れやすいので注意。キットを斜めにすると外れて落下することがあるので注意です。せっかく作ったキットが破損するのは絶対に避けたいですね;

立膝もきれいな姿勢で再現可能。

2連装ビームガンやビーム・スプレーガン、折り畳み式ハンドガンは各種とも小型の武装なので小回りが効きます。これらの武装が付属することで、2丁拳銃や連射といったならではのポージングが楽しめるのが良いですね。

ボックスタイプ・ビーム・サーベルユニットにビームサーベル刃を組み付けてビームトンファーとして使用。武装類が豊富に付属し、ポージングを多彩に演出することができます。汚しを加えることで、戦場で躍動する姿が表現できて良いですね。

適当に何枚かどうぞ。

それではPC版・スマホ版壁紙をご用意しましたので、気に入っていただければ壁紙をダウンロードしてみてくださいね。ダウンロード方法:(①画像を右クリック → ②『名前を付けて画像を保存』をクリック → ③ディスクトップなどを選択して保存

■壁紙(PC版)

1920×1200サイズ

1920×1080サイズ 1600×1200サイズ

■壁紙(スマホ版)

750×1334サイズ 640×1138サイズ

 

以上です。今回汚しを試したことで、さらにガンプラの奥深さを感じることができてよかったと思います。汚しは適当にやっても割と様になる反面、本当の実機感やリアルさを表現しようとすると細かい作業や技術が必要なので難しいところもありますね。

ですがただ塗装するだけと汚しを加えるのでは違った良さや楽しみが味わえるので、また別のキットでも汚しを試せたらと思います。次は地上戦仕様のキットで派手に汚してみたいですね。

エナメル系の塗料を使った汚しだと破損する場合がありますが、水性カラーを薄めて塗れば、未塗装派でも破損なく汚せると思います。汚しは思った以上に手軽にできるので、もし試したことがないのであれば、一度チャレンジしてみるのも良いのではいかがでしょうか。

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