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HG ジンクスIV(量産機) レビュー

今回は、HG 1/144 ジンクスIV(量産機)のレビューをご紹介します!

HG ジンクスIV(量産機)は、『機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』に登場する地球連邦軍主力MS『ジンクスIV』の量産型仕様1/144スケールモデルキットです。ジンクスIV(量産機)のグリーンを基調とした機体色を成形色で再現。NGNバズーカをはじめGNビームライフル、GNシールドといった豊富な武装が付属するジンクスになっています。価格は2,420円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

地球連邦軍擬似太陽炉搭載型MSで、劇中では主にELS(地球外変異性金属体)と交戦。その殆どが撃破、またはELSに侵食されるなど活躍の場を多くは与えられなかった機体「ジンクスIV(量産機)」がHGでキット化。

2018年12月に発売されたHGジンクスIV (指揮官機)をベースに、量産機(一般機)特有のグリーンカラーが成形色で再現されています。※元は2018年2月にプレバンから発売されたHGBF ジンクスⅣ TYPE.GBFで、それにNGNバズーカが2本追加されたものになります。

成型色は深みのあるグリーンとライトグリーンを使用したミリタリーカラー。その他、胸部GNドライヴはクリアパープル、背部GNドライヴ[t]コーンはホワイト、武装類はダークブルー成形色での再現となっています。関節や内部パーツはブラウン成形色での再現。

ホイルシールは背部の頭部センサーや胸部・背部のGNドライヴ[T]、腕部、脚部にある丸モールド、リアアーマーの一部装甲などを補います。量的にはまずまず。これまでに発売されたジンクス系と同じ箇所を色分けするようになっています。

腰部モールドなどを一部を塗装で塗り分ける必要がありますが、素組みでも全く違和感がないくらいの色分けが再現されています。

ABSは不使用。武装類の一部にはKPSが使用されていますが、ジンクスⅣ本体の殆どのパーツはPS素材で構成されています。

ポリキャップは(PC-123プラス)を使用し、肩や前腕、膝、足首など主要関節の各部に組み込みます。関節強度はまずまず高め。特別負荷のかかるような装備はないため、自立は安定します。

NGNバズーカ✕2、GNシールド✕2、

GNライフル(ショートバレル)、GNライフル用のロングバレル、GNバスターソード、増加粒子タンク✕2、クリアーオレンジのGNビームサーベル(ビームサーベル刃✕2、柄✕2)、平手(左)が付属。ビームサーベル刃はブラックライトで照らしても発光しませんでした。

HGジンクス、HGBFアクセルレイトジンクス用の余剰パーツ類が付属します。クラビカルアンテナパーツなどがないので、ジンクスやアクセルレイトジンクスとして組むことはできません。ジンクス用のGNビームライフルやGNシールドが丸々付属するので、おまけ武装として使用することができます。

以前レビューしたHGジンクスIV (指揮官機)と全く同じ形状なので、各部は簡単に見ていきます。

頭部。ジンクス系のヒトクセあるデザイン。外装でわかりにくいですが、特徴的な四眼が再現されています。四眼はツインアイと左右の頬にシールを貼っての色分け。額にはV字型のアンテナがあり、中央の丸部分はパープルシールの上からクリアーパーツを被せるようになっています。

メット部は左右挟み込みタイプで上部から後部にかけて合わせ目ができます。合わせ目を消す場合はフェイスパーツの後ハメなどが必要。左右の丸モールドはブラウンのシールでの色分けです。

胴体部。ジンクスの胴体をベースに、ジンクスⅣの肉厚な腰部などが造形されています。胸中央のGNドライブはパープルシールの上からクリアーのドーム状パーツを被せての再現。サイドアーマーの丸モールドはシールでの色分けします。

リアアーマー下部や背部のGNドライブの一部もホイルシールでの色分けです。腰裏はリアアーマーに簡単なラインモールドが入っているくらいです。

腕部。上腕、前腕はジンクスと同じで左右挟み込みタイプ。前後に合わせ目ができますが、肘から分離可能なので合わせ目消しはラクそうです。前腕はポリキャップを挟むため、かみ合わせをうまくしないと隙間ができたりするので注意です。手甲の丸モールドはシールでの色分け。

肩にはジンクスⅣ特有の大きめの装甲が造形されています。

脚部。こちらも膝から下はジンクスと同じで左右挟み込みタイプ。前後に合わせ目ができますが、膝から分離できるので合わせ目消しはラクそうです。アンクルアーマーや足首左右の丸モールドはシールでの色分けです。

大腿部はジンクスⅣの肉厚な装甲を再現。後部のアーマーは展開が可能です。足裏は網状の肉抜き穴。

HG ジンクスIV (指揮官機)HGBF ジンクスIV TYPE.GBFと並べて。それぞれカラーリングが異なりますが、どれもミリタリー調の渋めなカラーリングで再現されています。HGのジンクスIVは劇場作品の公開からなかなかキット化に恵まれていませんでしたが、HGBFでキット化されてからはあっという間でした。

各部可動域やキットの詳細はHGBF ジンクスIV TYPE.GBFと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒HGBF ジンクスIV TYPE.GBF レビュー

NGNバズーカ。粒子撹乱された状況下での使用を想定して開発された射撃兵装になります。頭の「N」は「NO」で「非GN粒子」という意味。HGガンダムアストレアタイプ-Fに付属していたものと同じです。中間部は伸縮が可能。

前後とも左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。

左右にあるフォアグリップはそれぞれ展開が可能。左右どちらの腕部に装備しても両手持ちが可能となっています。

GNシールド。ハードポイントに装着される実体盾になります。肩に組み付けることで迫力のある姿が演出可能。3個パーツの簡単な組み合わせですが合わせ目はありません。裏面には2基のGNハンドグレネードを装備しています。

表面の装甲は組み換えることで展開状態(GN粒子放出状態)を再現できます。

GNバスターソード。ハードポイントにマウントされる大型の実体剣になります。おそらく一般機は使用していないと思いますが、付属していることでポージングバリエーションが増えるのは良いですね。

グリップ周りを組み合わせるだけの簡単な2個パーツ構成で一部に合わせ目が出来ます。グリップ周りはグレーに塗り分けが必要。

GNシールド、GNバスターソードそれぞれ、肩のハードポイントに装備可能です。ボールジョイントに組み付けるだけでOK。様々な組み合わせが演出できるのがいいですね。柔軟に可動するので、前後や左右など表情を変えることもできます。

GNビーム・ライフル。ジンクスⅣの主兵装になります。バレルを組み換えることでGNロングライフルとGNショートライフルを再現することが可能。バレルなどの一部モールドをグレーに塗り分ける必要があります。

ロングバレルは上下挟み込みタイプで合わせ目は段落ちなどでモールド化されています。ショートバレルとライフル本体は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。左側面のフォアグリップは展開可能。

GNビーム・ライフルはリアアーマーにマウント可能。ですがロングバレルを組み付けた状態だと、肩のGNシールドと干渉しやすいので注意です。

増加粒子タンク。両肩のGNバーニアに装着可能なユニットになります。特に色分けされていないので全体をブルにー塗り分けが必要。

前後はスラスター口などが細かく造形。上下2個パーツの簡単な組み合わせで側面に合わせ目ができます。

増加粒子タンクはショルダーアーマー後部のダクトに組み付けが可能。組み付けることでボリューム感のあるスタイルに変化します。

簡単に武装(GNシールド、GNバスターソード、GNショートライフル)して。

浮かせてディスプレイさせる場合はアクションベースやスタンドの3.0mm軸をリアアーマーに差し込みますが、この場合、リアアーマーに武装類をマウントできなくなります。ですがそのぶん肩に武装類がマウントできるようになっているため、物足りない感じはないですね。

GNビーム・ライフルはグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。特にトリガーに指を添えるタイプではないですが、構造が単純なのでサクッと保持することができます。

肩があまり広く可動しないため、GNビーム・ライフルの両手持ちはギリギリでぎこちない感じがありますが、不自然にならない程度には保持してくれます。

GNビーム・ライフルをロングバレル状態で。前腕にダボ固定できるため保持しやすいですし、ポーズもとてもスムーズに変化させることができます。

平手が付属するので、砲身に手を添えるような自然なポーズを演出することができます。

GNバスターソードを装備して。こちらもハンドパーツにグリップを差し込むだけで保持が可能。武装が豊富に付属するため、お好みで自由に組み合わせて遊べるのがいいですね。

NGNバズーカは脇に抱えたり、肩に担いだりと色々な構え方で保持することができます。ただし手首やバズーカのグリップに可動ギミックがないため、保持がギリギリで自由に向きを変えたりするのは難しそうですね。2丁付属するので、劇中のような両肩に構えての射撃ポーズなども再現できそうです。

GNビーム・サーベルは多少スルスルしますが、ハンドパーツから抜け落ちることは特になかったです。

適当に数枚どうぞ。

以上です。このグリーンカラーがジンクスⅣととても合っているというか、ミリタリー調で配色も良く、違和感なく仕上がっていると思います。指揮官機もいいですが、量産機としての味が感じられるのがいいですね。

あえて欠点を上げるなら、だいぶ前に発売されたキットベースによる各部の合わせ目でしょうか。前腕や肘から下の部分の合わせ目が目立ちやすいので、合わせ目消しの技術があるなら対処しておきたいところです。

ジンクスは現代のキットに比べると可動域がやや狭い感じがありますが、うまくポージングさせればとてもかっこよく決まります。武装類もありすぎるくらい豊富ですし、自由な組み合わせによって飽きることなく楽しませてくれるキットですね。

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