MG 百式ライズカイン レビュー

今回は、MG 1/100 百式ライズカインのレビューをご紹介します!

MG 百式ライズカインは、『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge』に登場するガンプラ『百式ライズカイン』の1/100スケールモデルキットです。外装にメッキ加工のゴールドコーティングとメタリック成形色を施した豪華仕様。流線形の機体フォルムに輝く金属光沢感が際立つ仕上がりになっています。オリジナルデザインを含む水転写式デカールも付属。価格は13,200円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

百式壊(クラッシュ)の後継機『百式ライズカイン』がMGでキット化。形状は2019年1月に発売されたMG百式壊と同じですが、百式と同配色のゴールドメッキやカラーリングで再現されたキットになっています。

成型色は外装がゴールドメッキを採用し、全体的に百式らしいカラーリングになっています。その他、部分的な装甲はメタリックブルーやメタリックレッド、関節はメタリックグレーに配色されるなど、高級さやメカニカルさ、金属感などが表現されたキットになっています。

MG百式Ver.2.0用のホイルシールが付属しますが、シールは頭部カメラアイに使用するのみ。その他は余剰となります。「お好みでご自由にお使いください。」とあるので、頭部センサーやダクトに貼って色分けしてもいいですね。

ベースのMG百式壊は、MG百式改(大元はMG百式Ver.2.0)をベースに、新規造形パーツを織り交ぜつつ構成されています。ゴールドメッキは指紋が付きやすいので、気になる場合は100均などの簡易的な手袋をはめて取り扱うと良いかと。

ポリキャップはPC-211を各部に使用。関節や内部パーツにはKPSが使用され、関節強度はまずまず高めです。背部にフレキシブルバインダーやドラム型偏向推進器などを装備していますが、多少後方に比重がかかるくらいで自立は安定しています。

キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。) ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー

可変式のビーム・ライフル、ビームサーベル刃☓2、ディスプレイ用ジョイントパーツが付属。

専用の水転写デカールが付属。『百rc』といったライズカイン専用のマーキングが入っています。

その他、MG百式Ver.2.0やMG百式改用のパーツが大量に付属します。クレイバズーカもほぼ完全な形で付属。バックパックパーツがないので、百式Ver.2.0として組むことはできません。頭部クリアーパーツがないので、MG百式改としても組むことができないようです。各部パーツを組み換えてカスタマイズできるのはいいですね。

頭部。ほぼ百式と同じですが、左後部には2本軸のアンテナを装備。ツインアイはクリアーパーツに黒いシールを貼っての色分けです。とさか前後のセンサーはクリアーパーツのみで色分けはされていません。

胴体部。胸部は百式と同じですが、腹部がMGキュベレイダムドなどと同じ蛇腹状のデザインになっています。百式では開閉可能だった装甲やコックピットハッチはオミット。胸部装甲がメタリックブルーで、ベーシックな百式カラーになっているのがいいですね。

胸部内部フレーム。

腰アーマーは百式Ver.2.0や百式改の組み合わせ。サイドアーマーは壊用の大型アーマーです。全体がゴールドメッキできらびやかに再現。

股間部は左右に展開し、脚部の可動域を広げることができます。

腰アーマー裏は各部にモールド入りの裏打ちパーツが造形されています。フロント、リアアーマーともにある程度展開が可能ですが、開きすぎると外れるので注意が必要です。

腕部。百式壊特有のメカニカルな構造。ショルダーアーマーが大柄かつゴールドメッキのカラーリングということもあってより存在感があります。

ハンドパーツは百式Ver.2.0と同じ各指が独立可動するタイプ。二の腕、前腕ともに内外パーツの組合わせによって段落ちモールドなど合わせ目ができない作りになっています。

腕部内部フレーム。

ショルダーアーマー。大柄な装甲で一番ゴールドメッキのきらびやかさが感じられる部分です。

側面の装甲は展開が可能。裏面は肉抜き穴のような作りになっています。

脚部。百式Ver.2.0がベースで、スネは百式特有の内部フレームが露出し、シリンダーシャフトが造形されています。大腿部やふくらはぎ側面の装甲は壊用に新造。

脚部内部フレーム。

後部の装甲は2箇所が展開可能です。ふくらはぎ側面の装甲は下部のスラスターがパーツで細かく色分け。

ソール部は百式改と同じ。脚底がメタリックレッドなぶん、改よりも華やかな印象です。

つま先は深くまで伸ばすことができますし、スネのシャフトも足首の可動に合わせて伸縮します。

バックパックは本体に加え、フレキシブルバインダーを左右に配置。下部にはドラム型偏向推進器が造形されるなど、百式Ver.2.0と百式改の既存装備で改造された個性的なシルエットになっています。

百式ライズカイン本体とは角型ダボ接続。メタリックレッドの動力パイプも接続するようになっています。

フレキシブルバインダー。百式Ver.2.0のバインダーと百式改のスタビライザーで構成された特徴的なバインダーになっています。ゴールドメッキでより百式らしさがアップ。

バインダーとスタビライザーの結合部は45度程度のスイングが可能。

バックパックとの接続部はフレキシブルに可動するアームによって、バインダーの展開や回転などが自由に可能。ただしバックパック側の接続部が比較的抜けやすいので注意が必要です。(普通に取り扱えばストレスを感じることはないかと。)

バックパックはメタリックブルー成型色で再現。構造自体は少ないパーツ構成のシンプルなものです。

バックパック下部のドラム型偏向推進器。百式改でバックパック左右に装備していたものと同じです。

接続部は左右に展開する他、前後にもスイングが可能です。

MG百式壊と並べて比較。全体が華やかさのあるカラーリングになったことで、印象がガラッと変わっています。ヒロイックさも意識したカラーリングになっているようですね。

MGキュベレイアンベリールとも並べて。どちらも大元は機動戦士Zガンダム登場機で、百式壊やキュベレイダムドに比べると純正のカラーリングに近くなっています。組み合わせると懐かしさみたいなものも感じますね。

百式Ver.2.0やMG百式改が手元にないので、HGUC百式の旧キットと並べてゴールドメッキを比較。HGの旧キットは落ち着きのあるゴールドメッキですが、ライズカインはナラティブVer.のフェネクスのような黄色が強めの派手なゴールドになっています。

各部可動域についてはMG百式壊と全く同じなので、以下のリンクからそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒MG百式壊 レビュー

可変式のビーム・ライフル。百式のビームライフルと新規パーツで構成された特徴的な武装になります。一部がガンダムホビーライフ014号に付属するガンプラ武装パーツになっています。

百式壊のものと並べて。ダークグレー成型色の色味は百式壊と同じ。ビームライフルのメタリックブルーの装甲と動力パイプの色味がが変わっています。

左右の装甲は組み換えることで展開した状態が再現可能です。

接続基部は穴内にストッパーがあって角度が固定されているので、無理に回転させると破損する場合があります。なので組み換える場合は一旦外し、向きを変えてから組み付けます。

ライフルの砲身上部の装甲と組み合わせることで、シールドとしても使用可能。

ビームライフルはグリップを収納することで上部からジョイントが露出しますが、バックパック形状が百式と違っているので背部にマウントすることはできないようです。

一通り武装して。

ポーズを取ると百式とかなり似てて印象的。この造形はゴールドメッキがよく似合いますね。

四肢が長いので、幅広く展開するとポーズに躍動感が出てきます。ビームライフルに重量があり、手首がたれやすいので注意が必要です。

フレキシブルバインダーやドラム型偏向推進器が特殊な造りになっているので、背部からもなかなか見応えがあります。

細身で可動域が広いので、立膝ポーズも余裕。ライフルの砲身を支えるような姿勢も問題なく可能です。

ビームライフルとシールドを分離させて装備。シールドはKPSパーツ構成でバラけやすいので注意が必要です。ビームライフルは装甲を外した状態でも使用可能。砲身を組み換えることで通常のビームライフルとしても使用可能です。

ビームサーベル刃はクリアーイエロー成型色で百式Ver.2.0や百式壊などから変わらず。サーベル柄に引き起こしリブがあるので、ハンドパーツと固定させることができます。ただしリブが抜けやすいので、指も使ってしっかりと握らせたほうが安心です。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。特徴的な百式壊のフォルムではありますが、外装のゴールドメッキによって百式らしさが強く表現されています。そのゴールドメッキもやや黄色みが強いものの、そこまで派手ではなく華やかさや強調性があってよく似合っているようですね。

気になる点としては、可変式ビームライフルに重量があるため、手首がやや垂れやすかったり、ハンドパーツが全指可動タイプで武器保持に不安があるということでしょうか。シールドもKPS素材でバラけやすかったりするので、その点はある程度補強しておいたほうが安心して取り扱えそうです。

細身で可動域が広いフォーマットなのでポーズには躍動感が出ますし、立膝もラクに再現可能。キュベレイアンベリールと組み合わせれば機動戦士Zガンダムを意識した懐かしい演出ができるなど、このカラーリングならではの楽しみ方ができるのもいいですね。

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積みプラは罪 管理人様、いつも記事を楽しく読ませて頂いております!レビューを見て満足してしまい自身の積みが消化出来ません笑 オデッセイの制作をされるどの事でしたが、実車用のタッチアップペンで塗装などされて見ては如何でしょうか?これからもガンプラレビューや制作など楽しみながら見させて頂きますので、管理人様も楽しみながら制作&記事更新をお願い致します!

長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

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