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MG 百式壊 レビュー

今回は、MG 1/100 百式壊のレビューをご紹介します!

MG 百式壊は、『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge』に登場するガンプラ『百式壊(クラッシュ)』の1/100スケールモデルキットです。頭部や肩、腕部、サイドスカートなど、ディテールアップされた外装を新規造形で再現。特徴的なカラーリング、ウイング造形に加え、可変ギミック搭載のビーム・ライフルが付属するなど、カスタムビルド化されたキットになっています。価格は6,264円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

MG百式壊。MG百式改(大元はMG百式Ver.2.0)をベースに、新規造形パーツを織り交ぜつつ構成されています。所有者はマーキー。6人組アイドルグループ『プチ・ルー』のメンバーで、ガンプラの破壊が趣味という少しアブノーマル感ある黒衣装の女の子です。

成型色はブラックに近いダークグレーが大部分を占め、関節や特徴的な腹部などはメタリック調のグレー成型色になっています。各部外装パーツはアンダーゲート仕様です。各部とも複数パーツの組み合わせで、ほとんど合わせ目は出来ない仕様になっています。

百式、百式改と同様に細身なキットなので、自立の安定度はそれなり。背中にフレキシブルバインダーやドラム型偏向推進器などを装備していますが、それほど自立に影響はありません。ですがポージングやバインダーの角度などによっては倒れやすくなるので注意です。

頭部。全体的には百式と同型で、アイセンサーや額センサーなどはクリアーグリーンパーツになっています。側面のアンテナが2本型の新規パーツになっています。

胸部、腹部。胸部は百式と同型ですが、腹部がキュベレイダムドと同型の特徴的な造形になっています。百式の胸可動ギミックはオミットされ、前後可動ができなくなっています。コックピットも排除されています。

バックパックはポリキャップの角型ダボ接続で、百式改と同じく上下4本の白い動力パイプも胴体に接続するようになっています。

腰部。フロントアーマーや中央アーマーは百式改と同型で、リアアーマーは百式と同型です。サイドアーマーが新規造形パーツで大型化しています。リアアーマーにはビームサーベル柄がマウントされ、脱着が可能です。

フロント、サイド、リアアーマー各部とも裏打ちパーツが造形されています。股間部は前後スライドギミックはありませんが、適度に可動するようになっています。

腕部。百式壊特有のメカニカルな造形になっています。

二の腕は百式改と同じですが、前腕は動力パイプや外装パーツが新造され、特徴的な形状になっています。左右挟み込みタイプですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。ハンドパーツはMG百式Ver.2.0から変わらずの5指可動タイプ。

ショルダーアーマー。部分的に百式改のパーツが使用されていますが、全体的にボリューム感のある形状が新造されています。

側面のアーマーが百式改用パーツで、上下に可動します。

脚部。百式改がベースですが、大腿部パーツやふくらはぎ側面のアーマーが新造されています。

膝や膝裏などの造形も百式改と変わらず。大腿部が突起のある新規パーツになっています。

ふくらはぎ側面のアーマーが新規造形され、ダクトや裏打ちパーツも別パーツで色分け、造形されています。T字ダボで固定されていますが、しっかりと押し込まないと抜けやすいので注意です。(しっかり押し込んでも少し弱いかも)

足首から下の部分。百式改と同型ですが、脚底が白いパーツで色分けされています。足裏も細かくモールド化されています。

バックパック。百式のフレキシブルバインダーや百式改のドラム型偏向推進器をうまく組み合わせた特徴的な形状が再現されています。

フレキシブルバインダーは角度変更が可能です。

付け根は百式用のパーツや新規パーツによって回転、左右可動など柔軟に可動するようになっています。

下部のドラム型偏向推進器も前後、左右、回転など、フレキシブルに可動します。バーニア内部はシンプル造形。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。ダブルゼータと同じくらいで、MGとしては大型のキットです。ちなみに百式改の頭頂高は18.5m(全高19.2m)で、ダブルゼータの頭頂高は19.86m(全高21.11m)。微妙なところはありますが、腹部などが改造されていると考えると、まぁ妥当なサイズかと。

MGキュベレイダムドと並べて。キュベレイダムドの大きさが際立ちます。

別画像ですが百式Ver.2.0と比較して。独特のスタイルに大きくカスタマイズされています。

頭部はかなり広く可動します。顎引きも適度に可能ですし、見上げる動きもかなり幅広く見上げることができます。左右へも問題なく可動させることができます。

腕は多少大型のショルダーアーマーが干渉しますが、Y字程度にまで広く可動します。肘は新規造形パーツの影響で90度程度まで。(以下、バックパックを外して可動域を確認しています。)

肩は前後とも広く可動します。肩を前後スイングさせるときは、たまにショルダーアーマーが外れることがあるので注意です。

胸部の可動がオミットされているため、上半身の前後可動はほとんどできません。腰も新規パーツに変更されたことで、わずかにひねられる程度です。

付属のマウントパーツを使用して、アクションベースにディスプレイさせます。細身の軽量キットなので、アクションベース4でも比較的ディスプレイしやすいですが、一方に比重を欠けすぎるとマウントパーツから外れてキットが落下する場合があるので注意です。

前後開脚も柔軟。水平にまで可動させることができます。ただ、腹部が新規パーツになっていることで、フロントアーマーが干渉してあまり上げられないので、アーマーの脇から脚を上げるようになります。ですが今度はサイドアーマーが干渉して外れたりするので、脚は上げすぎないようにしたほうが良さそうです。フロントアーマーも外れやすいです。

膝は深くまで折り曲げることができます。膝内部パーツは左右挟み込みタイプですが段落ちモールド化されています。

つま先はしっかりと伸ばすことができます。スネのアクチュエーターを含め、足首が深く可動するので、つま先を上げる動きも広いです。左右への可動もまずまず広めに可動します。

つま先は反らせたり、折り曲げたりすることもできます。

内股、ガニ股共に水平以上に広く可動させることができます。

立て膝も余裕でこなしてくれます。

可動域を総括すると、広い可動域を持つMG百式Ver.2.0の内部フレームなので、各部の可動域はトップクラスの広さがあり柔軟です。ただ、新規造形パーツの影響によって可動がオミットされたり、腰アーマーなどが外れやすくなってしまっているのでちょっと残念。それでも全体的には優秀なので、ポージングはしやすいですね。

可動式のビーム・ライフル、クリアーイエローのビームサーベル刃×2、アクションベースマウントパーツが付属。

その他、クレイバズーカを含め、MG百式Ver.2.0やMG百式改用のパーツが大量に付属します。バックパックパーツがないので百式Ver.2.0として組むことはできません。頭部クリアーパーツがないので、MG百式改としても組むことができないようです。各部パーツを組み替えてカスタマイズできるのはいいですね。

『破壊』『百壊』の筆文字が入った水転写デカールが付属。

可動式のビーム・ライフル。特徴的な造形をした武装になります。百式用ビーム・ライフルに新規造形パーツが組み合わさって造形されています。おそらくガンダムホビーライフ014号に付属するガンプラ武器パーツの一部が流用されている思われます。

両脇のアーマーは左右に展開させたり、前方に向けたり可動させることができます。

この可動するアーマーは基部の強度が弱めなので、取り付けたまま回転させるとネジ切れる場合があります。なので回転させるときは一旦取り外してから組み替えたほうが良さそうです。(結局ねじ切れてしまったので、真鍮を埋め込んで補強しました。)

分解して砲口を組み替えることで、そのまま百式用のビーム・ライフルとしても使用可能です。※百式用のビーム・ライフルにする場合、クリアーグリーンのセンサーパーツを組み込む必要があります。

上部のマウント部やグリップ、グリップのダボも可動します。

ビーム・ライフルを装備して。ねじれた部分を修正している間、通常のビーム・ライフルを使ってのポージングになりますがご了承をm(_ _)m それほど苦なく保持できますが、前腕のパイプ型造形部とライフルのストック部分が干渉するので、多少持たせづらさはあるかもです。

ビーム・ライフルはハンドパーツの可動式ダボとグリップの可動式ダボを交互に組み合わせられるので、ある程度固定できます。それでもスルッと外れることがあるので、指パーツでしっかりと握って保持しておきます。(個体差があるかもです。)

ウイングを可動させ、前方に向けて砲撃体制を再現。

可動式のアーマーは組み替えてシールドにすることもできます。どうもアーマーの角度がきれいにならず、開いた形になってしまいます。(個体差があるのかも)(ねじ切れ部分を簡単に補強、修正しているため、多少お見苦しいかもしれませんがご了承くださいm(_ _)m)

シールドとして装備。軽装なので保持は問題なく可能です。ライフルも組み替えてロングサイズに。

可動式のアーマーをビーム・ライフルに装着。重量が増して手首が負けるので、両手持ちさせたほうがいいかと。

可動式アーマーを前方に展開させ、大型ビーム・ライフルとして装備。ロングレンジライフル風で、形状としてはとても迫力があって様になる武装だと思います。

余剰のクレイバズーカを装備して。ショルダーアーマーが大きいこともあって担ぐのは難しいので、脇に抱えてのポージングのほうがしやすかったです。

ビームサーベルもラクに保持が可能です。

キュベレイダムドと。

以上です。部分的に百式の形状を残しつつも、各部が特徴的にカスタムビルド化され、かっこよさとヒール感を併せ持つキットになっていると思います。黒い百式としての面白さもあっていいですね。

欠点としては、アクションベースマウントパーツの強度が弱いので、多少ポージングのしづらさはあるかと思います。腰アーマーなど、たまにポロリするのも少し気になるかも。可変式ビーム・ライフルも手首が負けてしまうので、片手持ちをするなら、強度アップなどをする必要がありそうです。

ですが両手持ちさせると迫力のあるポーズが楽しめますし、ミドルレンジの射撃シーンや撃ち抜くようなポーズをさせるととてもかっこよく、百式の造形とも合っていて様になります。独特の造形美を感じせるキットとして、キュベレイダムドと共に楽しめるキットになっているのではないでしょうか。

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2 件のコメントがあります。

  1. 名無し

    on 2019年1月26日 at 13:23 - 返信

    股関節のパーツの付け方が逆じゃないですか?(間違ってたらごめんなさい!)

    • nori

      on 2019年1月26日 at 22:27 - 返信

      コメントありがとうございます!
      自分も逆じゃないかな?と思ったんですけど、どうもこれで合ってるっぽいんですよね^_^;
      説明書もちょっとわかりにくいので、これで良いってことでお願いしますm(_ _)m

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