MG ジム・クゥエル レビュー

今回は、1999年12月に発売されたMG 1/100 RGM-79Q ジム・クゥエルのレビューをご紹介します!

MG ジム・クゥエルは、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』他に登場するMS『RGM-79Q ジム・クゥエル』の1/100スケールモデルキットです。MG特有の内部フレーム構造に加え、劇中の様々なシーンに対応できる豊富な武器パーツが付属。コックピットに内蔵するパイロットフィギュアの他、1/20スケールのニナ・パープルトンフィギュアも付属します。価格は3,240円(税込み)です。

ジオン軍残党の掃討やスペースコロニー内での治安維持任務用に配備されたティターンズ初期MSがキット化。MGガンダムNT-1(Ver.1.0)の内部フレームをベースに、量産機らしいシンプルなデザインの外装パーツで構成されています。一部外装はMGジム・カスタムと共通。

成型色はダークブルーと深いブルーグレーのツートンで、部分的にイエローやレッドなどの配色を加えたティターンズカラー。各部センサーのみシールで補い、小型バーニアなど細部の塗り分けが必要です。

ポリキャップはPC-116とJランナー(ポリキャップパーツ)を使用。使用箇所が多く、脚部外装パーツの取り付け部分などもポリキャップになっています。関節強度は全体的にまずまず高めですが、膝など若干の緩さを感じるところも。比重がかかるような装備はなく、自立は安定しています。

頭部。ジム型ですが、比較的凛々しさのある造形になっています。額の五角形は少し濃いめのパーツでの色分け。頭部は前後挟み込みタイプなので、上部から側面に合わせ目ができます(合わせ目の一部は段落ちモールド)。フェイスガードはクリアーパーツなので、クリアーオレンジなどに塗り分けが必要です。

額のセンサーはクリアーパーツにグリーンのシールを貼っての色分け、後部はクリアーパーツではなく、そのままグリーンのシールを貼っての色分けです。内部には簡単なスリット状のメカモールドが造形されています。

胸部。エアインテークやヘリウムコアなどが増設された、ガンダムタイプに近い造形を再現。エアインテークや肩のダクトは黄色いパーツで、コックピットハッチは赤いパーツで色分けされています。右胸のセンサーはグリーンのシールでの色分け。

腰中央のV字はパーツで細かく色分けされていますが、左右の小型バーニアや臀部の2基バーニアは赤く塗り分けが必要です。

胸部、腰部は内部フレームが造形されています。

コックピットハッチは開閉式。内部にはコックピットやパイロットシートが造形され、パイロットフィギュアが内蔵されています。

腰アーマーは各部とも裏打ちパーツは造形されておらず、簡単なパネルラインが造形されたものになります。股間部は通常のボールジョイント接続。

腕部はモールドも少なく、各部がシンプルな角型の造形。外装パーツの組み合わせで、内部フレームは造形されていません。

二の腕は筒型、前腕は左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。肘から分離できるので、合わせ目消しはラクそう。ハンドパーツは親指と人差指、そして残りの3本がまとめて可動するタイプです。

ショルダーアーマー。こちらもモールドは少なめ。複数パーツの組み合わせで合わせ目はないですが、内部フレームなどが造形されておらず、外装パーツのみでの組み合わせとなります。なので若干強度に不安があるかも。組立時に破損しないよう注意です。側面のスリット入りダクトは赤く塗り分けが必要です。

肩はボールジョイント型パーツを胸部側に差し込むタイプです。

脚部。こちらもモールドは多くないですが、ややマッシブさのある中肉タイプ。複数の外装パーツが組み合わさっています。部分的に合わせ目がありますが、モールドとしておいても良いかも。スネのセンサーはグリーンのシールでの色分けです。

脚部はメカニカルな内部フレームが造形されています。

膝裏の動力パイプはダークグレーに塗り分けが必要です。

ソール部は厚みのあるタイプ。簡易的な作りですが、頑丈さが感じられる作りになっています。

足裏もモールド入りのパーツで蓋をするようになっています。つま先と踵が若干開くように可動しますが、逆にこれが自立の不安定さに繋がることがあるので注意です。

バックパックの形状はガンダムNT-1と酷似しています。異なる点はサーベルが1本なのと、バーニアが大型になっているくらい。上部や側面の小型バーニア内部は赤く塗り分けが必要です。

バックパックも内部フレームが造形されています。

バックパックはポリキャップによる3ダボ接続。

なのでNT-1(Ver.1.0)のバックパックも装着が可能です。下部のバーニアは内部が赤いパーツでの色分けで、付け根ボールジョイントによって上下などフレキシブルに可動します。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。ジムと同等の平均サイズになります。ジム・クゥエルの頭頂高は18.0m。

MGガンダムNT-1(Ver.1.0)と並べて。バックパックは同型ですが、全体的な形状やカラーリングが異なるので全くの別機。内部フレームが同じなので、プロポーションは似ています。

頭部は首も短く、ほとんど上下可動させることができません。左右へは顎と襟が干渉しつつも、真横に向けることができます。

腕は水平程度にまで上げることでき、肘は深く完全に折り曲げることができます。

肩は付け根ボールジョイント軸で少し前後スイングします。

上半身はわずかに反らせられる程度。

腰は少し浮かせるようにすれば360度回転が可能です。説明書にディスプレイ方法の記載はありませんが、コの字パーツを股間部に挟むなどすればアクションベースにディスプレイが可能です。

フロントアーマー、リアアーマー共に可動するので、前後開脚は広めに展開が可能です。

膝は「くの字」程度まで可動します。膝関節パーツには合わせ目ができますが、造形的には割とメカニカルな感じも。

脚首は前後、左右とも少し角度を変えられるくらい。表現力には乏しいかと。

左右への開脚もわずか。ハの字にまでも開脚できません。接地した状態でも同じでした。

内股、がに股は共に45度程度まで可動します。

立膝もかなり難しい状態でした。

可動域の総括としては、2000年前後の連邦系キットでベースとなっていた古いフォーマットなので、現代のキットに比べると全体的な可動域は明らかに劣ります。躍動感あるポーズの再現が難しく、ポージングはそれなりになってしまうところもありますが、このレトロな造形には独自の魅力があるのでそちらを楽しむのもいいですね。

シールド、ジム・ライフル、ビーム・ライフル、握り手(左右)、平手(左右)、サーベル柄、ビームサーベル刃?2、パイロットフィギュアが付属。

細かい余剰パーツがいくつか付属します。

1/20サイズのニナ・パープルトンフィギュアが付属。単色成型色なので塗り分けが必要です。(瞳が無いからか、顔が怖い・・・・;)

マーキングシールと擦って転写するガンダムデカールが付属します。それぞれ異なるティターンズエンブレムが入っています。

シールド。ティターンズ機やA.O.Zなどでもよく見られる形状のシールドになります。※形状が似ているだけで、構造は違います。裏面にはモールドが造形されています。

裏面のグリップは付け根ポリキャップで適度に上下、回転可動し、下部のジム・ライフル用マガジンは脱着可能。マガジンの裏面には肉抜き穴があり、ジム・ライフルのマガジンと交換はできません。

ジム・ライフル。本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。マガジンは脱着が可能。

センサーはグリーンのシールでの色分けで、クリアーパーツなどは使用されていません。

ビーム・ライフル。本体部分は左右挟み込みタイプで、上下に合わせ目ができます。

グリップは左右に可動し、センサーはシールでの色分けです。センサー形状とシールのサイズが合わないので、貼り付けるときにクシャクシャになりやすいかも。形状に合わせてカットして貼ったほうが良さそうです。

ジム・ライフルとシールドを装備して。ジム・ライフルは後部が長めでマガジンが前腕と干渉しますが、脇に抱えるようにすればきれいな姿勢での保持が可能です。

トリガーに指を添えつつ保持させます。ダボなどで固定されるわけではないため保持にふらつきはありますが、ある程度の保持は可能です。ヘタれてくると保持が難しくなってくるかも。

シールドは前腕に差し込むだけで装備可能です。グリップがありますが、握らせるようにはなっていないみたいですね。無理やり握らせることはできますが、破損に注意が必要です。

ポーズに派手さはないですが、偵察などの任務を遂行するようなポーズは割と様になります。

平手を添えるような演出も可能。

ビーム・ライフルのほうが軽装でより持たせやすいので、ポージングがはかどります。

両手持ちもそれなりに可能です。首の上げ下げや肩のスイング幅がもう少し広いと良かったですが、まずまずなポーズが再現出来ました。

ビームサーベルもダボ固定ではないため、保持には不安定さがあります。少し気を使いながらポーズする必要がありますね。ですが、ティターンズカラーのジムには独特の味があります。かっこいいですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。昔のフォーマットなので可動域が狭く、どうしても派手なポーズなどは再現できないことがあります。ですが巡回などのシーン演出は様になりますし、簡単なポーズでも意外とかっこよかったり。ティターンズカラーなのも宇宙世紀の時代の流れみたいなのが垣間見えますし、渋さも感じられますね。

武器類の保持が安定しないなど不満な点もありますが、逆に近年のキットには無いプロポーションやマッシブ感ある造形、構造などを楽しむにも良いキットなのではないでしょうか。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2019年9月19日 at 08:08 - 返信

    記載価格が正しくないようです。
    3000円(税抜)が希望小売価格になるようです。
    アラ探しの様で恐縮です。

    • nori

      on 2019年9月19日 at 10:04 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ご指摘感謝ですm(_ _)m
      価格を修正しておきました;

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