HGUC ジム・ストライカー レビュー

今回は、2006年12月に発売されたHGUC 1/144 RGM-79FP ジム・ストライカーのレビューをご紹介します!

HGUC ジム・ストライカーは、アーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』に登場するMS『ジム・ストライカー』の1/144スケールモデルキットです。全身のアーマー部にリベット、ウェルディング(溶接)のモールドを追加しリアル感を追及。可動ギミックを持つツイン・ビーム・スピア、スパイクシールドといった個性的な武装が付属するキットになっています。価格は1,320円(税込み)です。

一年戦争末期に量産試作機が完成した『ジム改』をもとに、地球連邦軍が近接戦闘に特化した機体として開発したモビルスーツ『ジム・ストライカー』がHGUCでキット化。各部外装に網状のウェラブル・アーマーが造形されるなど、全体的に無骨な印象も感じるキットになっています。

成型色は外装ウェラブル・アーマーのグリーンを中心に、部分的にライトブルーやオレンジ、ダークグレーを配色。パーツによる色分けもまずまずですが、装甲各部のオレンジラインなどはシールでの色分けとなっています。

構造はHGUCガンダムTR-1[ヘイズル改]などに近いフォーマットになっていて、簡易的な組み合わせ箇所も多いので各部に合わせ目がやや目立ちます。各部とも組み合わせ強度が高いので、塗装時の仮組みなどではダボ穴を広げるなどして予め分解しやすいようにしておいたほうが良さそうです。

特別大きな背負いものもなく、関節強度も高いので自立は安定しています。関節や内部パーツにはABS素材が使用されています。

ツイン・ビーム・スピア(ビーム刃☓2)、ビームサーベル刃☓1、100mmマシンガン、スパイク・シールド、シールド用ジョイントパーツ、武器持ち手(右)、手首可動手(左)が付属。

余剰パーツがいくつか付属します。

頭部。ジム改の頭部表面にグリーンの装甲をまとった形ですが、素組みだと前後2個パーツ構成で見た目は不十分な印象。とさか左右の装甲はライトブルーで後頭部成型色と色味をあわせる必要があります。額センサーは赤、口元はライトブルーのシールでの色分けです。その他、こめかみのラインは赤く塗り分けが必要。

バイザーはクリアーブルー成型色パーツで再現。内部は走査線のようなモールドが造形されています。クリアーパーツはブラックライトで照らしても発光はしませんでした。

胴体部。エアインテークなど全体的なフォルムはジム改のままですが、網状のウェラブル・アーマーを纏っているため個性的な感じがありますね。エアインテークのオレンジはパーツによる色分けですが、コックピットハッチの赤やハッチ側面、腰部のオレンジラインはシールでの色分けです。

腰アーマー裏にモールド造形はありません。股間部はシンプルなボールジョイント接続です。リアアーマーは下部スラスターが別パーツによる色分け。

腕部も前腕、ショルダーアーマーともにウェラブル・アーマーが造形。スクエアな形状になっています。

二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右挟み込みタイプで前後にあわせ目ができます。肘から分離できないので、合わせ目を消す場合は後ハメ加工が必要。

ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプで上部凸部分の端に合わせ目ができます。内部パーツを挟み込むタイプなので、合わせ目を消す場合は後ハメ加工が必要です。

側面の装甲は展開可能。

脚部。大腿部はシンプルなジム型ですが、膝から下にはウェラブル・アーマーが造形されています。膝周りのオレンジはシールでの色分け。後部のスラスターはパーツによる色分けですが、内部のバーニアはグレーに塗り分けが必要です。

大腿部は前後挟み込みタイプですが、側面の合わせ目はモールド化しても良さそう。膝から下はヘイズル改と同じような前後左右での組み合わせで合わせ目は側面下部に少しできる構造です。ここもモールドとしても良さそうです。

ソール部は薄型。オレンジ成型色なので少し立って見えますね。足裏はモールド入りのフタパーツで肉抜き穴はありません。

バックパックは存在感のあるタイプ。右側面にはサーベルホルダーが造形されています。スラスターはパーツで色分けされていますが、こちらも内部のバーニアはグレーに塗り分けが必要。側面のダクトはシールでの色分けです。サーベル柄は脱着が可能。

バックパックは2ダボ接続ですが穴の径が違うので、無改造でHGUCなど他キットのバックパックと組み換えることはできないようです。

HGUC陸戦型ジム、HGガンダムバルバトスルプスレクスと並べてサイズを比較。通常のジム系キットと同じ大きさです。ジム・ストライカーの頭頂高は18.0m。

HGUCジム改と並べて。設定ではウェラブル・アーマーを外すと通常のジム改と大差はないようですが、キットだとカラーリングや各部造形の違いから大きく印象が違っています。

その他手持ちなところで、HGUCジム・カスタムとも並べてみました。フォーマットは同じですが膝下の長さが違うこともあって全高が違っています。ちなみにジム・カスタムの全高も18.0mです・・・・・ん・・・・。

頭部はわずかに上下する程度。左右へは一応水平にまで向けることができますが、首が短く襟と干渉してしまうので、顎を浮かせながらの可動となります。

腕はショルダーアーマー側面の装甲を展開することで上げられますが、水平により少し下ぐらいまで。肘は二重関節で深くまで曲げることができます。

肩は前後ともわずかにスイングする程度です。

腰は360度回転が可能です。胸部と腹部が分離しておらず、腰もボールジョイント接続ではないので、上半身の前後スイングはありません。アクションベースやスタンドへは、股間部のカバーパーツを外し、アクションベースなどに付属している縦軸ダボパーツを使ってのディスプレイとなります。

前後開脚は、フロントアーマーが広く展開するので前方へは広い開脚が可能。

脚部装甲が干渉するため、膝は90度程度までの可動となります。膝関節には合わせ目が確認できます。

足首の可動は、前後へはまずまず広めに可動します。左右へもまずまずの角度変更が可能。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度までとなります。

内股、がに股はともに45度程度まで。

立膝は少しぎこちなさがあり、不自然な姿勢になってしまいます。

可動域の総括としては、この時期のフォーマットということで全体的な可動域は甘め。現代のキットに比べるとどうしても不自由さを感じるところです。

ツイン・ビーム・スピア。近接戦闘において優位に立ち回れるように開発された格闘兵器です。この形態はロッドモード。このHGUCではロッド(グリップ)の伸縮ギミックはありません。

2本のビームサーベルは脱着が可能。柄はバックパックに装備しているものと同じ、サーベル刃も別途付属しているものと同じです。

2箇所のホルダーは共に左右の組み合わせで合わせ目ができます。

ホルダーは可動式。1方を動かせば連動してもう一方も合わせて動きますが、破損を防ぐためにもそれぞれに手を添えて動かすのがよろしいかと。

ビームサーベルを装備した状態で角度を変えれば、斬撃用のサイズモードにすることができます。こちらもグリップ伸縮がない分、少しこじんまりとした印象も。

スパイク・シールド。伸張機構をもつパイルバンカーが装着された専用のシ-ルドになります。パーツによる色分け再現度は高めで見栄えのいい作りになっています。

裏面の構造から陸ガンや陸ジムなどのショート・シールドがベースになっているようですが、基部の展開ギミックなどはありません。パイルバンカーの裏面には肉抜き穴があります。

パイルバンカーは伸縮が可能。基部に遊びがあるので、ヘタれると伸ばしてもタレ気味になったり勝手に伸びたりすることがあるかもです。

100mmマシンガン。こちらも陸ガンや陸ジムなどの定番装備になります。ただしHGUC陸戦型ガンダムやHGUC陸戦型ジムなどのものと全く同じ形状ではなく、マガジンの脱着ギミックなどはありません。

本体部分はモナカ割ですが、合わせ目は砲口部分に少しできるのみ。ほかは段差モールドなどに造形されています。

後部のストックや側面のフォアグリップは展開可能。

簡単に武装して。

スパイク・シールドはジョイントパーツによって問題なく装備可能。角度が勝手に変わることもジョイントパーツから外れることもなくポーズさせることができます。

ツイン・ビーム・スピアは多少遊びがあり、角度によってはクルッと回転することがあります。ですが両手持ちも問題なく可能で個性的な武器なため、迫力のあるポーズを楽しむことができます。

サイズモードにすると大鎌のように振りかぶるようなポーズも演出することができます。

手首が可動するハンドパーツが付属するので、手を添えたりするような柔らかい表現が可能です。

100mmマシンガンもダボ固定ではないため多少遊びがありますが、特に持ち手がバラけることもなく保持が可能です。

ビームサーベルもダボ固定ではないので斜めに傾いたり、角度によっては抜け落ちたりすることもあります。ですが一定の位置で安定するので、そこまで不自由さを感じることはなかったです。ビーム刃はブラックライトで照らしても発光しませんでした。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。近接戦闘に特化した機体ということで、外装のウェラブル・アーマーにミリタリー感があって印象的な作りになっていると思います。デザイン的な渋さがあり、ジムバリエーション機の一つとしても場面に応じた戦闘シーンが再現できていいですね。

気になる点としては、素組みだと頭部が前後で色分けが分断されているので、表面の装甲のみ別パーツ化するなどもう少し色分け再現度が高ければ良かったですね。付属のツイン・ビーム・スピアはロッド伸縮がないので、サイズモードなどでは少し迫力に欠ける印象もありました。

15年ほど前のキットなので構造的にも古めで可動にも不十分さがあります。ですがそれ故に、機械的な動きででレトロ感ある表現ができますし、無骨な造形にも説得力が感じられていいのではないでしょうか。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2020年10月13日 at 20:40 - 返信

    直線や直角が多くごつごつとしたデザイン、暗めの緑と灰色が主体な中に明るい黄色がワンポイント、なんだか重機っぽくて素敵ですね

  2. 匿名

    on 2020年10月14日 at 13:00 - 返信

    シールドのスパイクの向きが説明書と違うような…

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