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HGUC ジム・コマンド レビュー

今回は、2004年5月に発売されたHGUC 1/144 RGM-79GS ジム・コマンドのレビューをご紹介します!

HGUC ジム・コマンドは、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するMS『ジムコマンド(コロニー戦仕様)』の1/144スケールモデルキットです。ジムバリエーション機の特徴的な機体形状を新規造形で再現。ABS関節を採用するなど、デザインを崩すことなく広範囲への可動を実現したキットになっています。クリアパーツによる頭部センサーの他、マシンガン、ビームサーベル、シールドといった武装が付属。価格は880円(税込み)です。

一年戦争時に開発されたジムシリーズのバリエーションの1つで、リボーコロニー内部に進入したジオン軍のMS部隊を迎撃した機体『ジム・コマンド』がキット化。一部に2003年7月に発売されたHGUCジム寒冷地仕様(以下、寒冷地仕様)のパーツを使用しつつ、特徴的な機体形状が新規造形パーツを用いて再現されています。別名『ジム・コマンド (コロニー戦仕様)』。

成型色はクリームホワイトをベースに、胸部やソール部などにダークグレーを配色。顎や腹部などはレッド成型色での再現となっています。胸部エアインテークや関節・内部パーツはグレー成型色パーツでの再現。

シールは腰部や脚部ダクト、バックパックセンサーを補うくらいでわずか。こめかみのバルカンや肩部ダクト、バックパックのバーニア内部などを塗り分ける必要がありますが、素組みでも大部分が色分けされているので全く違和感はありません。

関節やプルバップ・マシンガンなどにはABSが使用されています。KPSは不使用。

ポリキャップはPC-123プラスを全身各部に使用し、関節強度は高め。特に負荷のかかるような装備はなく軽装で自立は安定しています。コンパクトで取り扱いやすいキットになっているのがいいですね。

プルバップ・マシンガン、シールド、シールド用ジョイントパーツ、ビームサーベル(ハンドパーツと一体型)、平手(左)が付属。

シールド用のグリップパーツが余剰で付属しています。

頭部はジム・コマンド用に新造。特有のバイザータイプで、額の角型センサーや左右の丸形装甲などが特徴的に造形されています。ジム系の中ではなかなかインパクトのあるデザインですね。バイザー内部のメカは造形されず空洞。こめかみのバルカンはグレーに塗り分けが必要です。

メット部は前後の組み合わせ。頭頂部から側面にかけて合わせ目がありますが、そのままモールドとしておいても良さそうです。後頭部にセンサーがないのも特徴的。

胸部は寒冷地仕様とほぼ同じ。エッジの効いたマッシブ感あるデザインになっています。肩のダクトやエアインテーク、腹部コックピットハッチなどは別パーツでの色分けを再現。腹部はジム・コマンド用に新造されています。

右肩(襟元)には細身のアンテナが造形。肩部にあるのはコロニーの施設や設備に接触したりしないように配慮されているとのことです。細身なのでうっかり折ってしまわないように注意です。首はポリキャップ式。

腰部。軽装ながらもフロントやサイドにスリットモールドが造形されるなど、ちょっとした個性のあるデザインになっています。リアアーマーにはサーベルホルダーも造形。2本のサーベル柄がマウントされています。下部2箇所のダクトは赤いシールでの色分け。

腰アーマー裏には全くモールドがなく簡素。ですが特に凹凸などはなく適度な深みもあるので、裏打ちパーツの自作がしやすそうでいいですね。

腕部。派手さはないですが、細身でまとまりのあるデザインになっています。エッジが効いていて重機的。

二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右の組み合わせで前後に合わせ目ができます。ポリキャップを挟み込む際、うまくダボを組み合わせないと浮いて合わせ目に隙間ができてしまうので注意。右のハンドパーツは武器持ち手のみが付属しています。通常の握り手はなし。

肘関節はパーツをそのまま差し込んで組み合わせる構造で組み立てやすくなっています。

ショルダーアーマーは前後の組み合わせですが、合わせ目は端に来るようになっていて目立ちません。

側面のダクトは少しだけ上下させることができます。内部は赤く塗り分けが必要。肩内部も合わせ目は段落ちモールド化されています。

脚部も腕部と同様、シンプルなデザインでモールドも少なめですが、全体的にまとまりがあり、ふくらはぎのダクトやアポジが程よく造形されています。ダクト内部は赤いシールでの色分け。

大腿部、膝から下ともに左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。モロに見えるのは気になりますが、肘から分離するので合わせ目消しはラクそうです。

ソールはジム寒冷地仕様と同じで平たいスリッパ型。3個パーツ構成で作りは簡易的ですが、脚裏は細かなモールド入りパーツで蓋がされています。肉抜き穴などはなし。アンクルアーマーは左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。消す場合はある程度の加工が必要。

バックパックは薄型ですが、中央にセンサーを備えたメカニカルなデザイン。下部のバーニアは別パーツでの色分けが再現されています。中央のセンサーはグリーンのシールでの色分け。バーニア内部は赤く塗り分ける必要があります。

バックパックは細身の4ダボ接続で組み合わせ強度は高め。直接、他のHGUCシリーズキットのバックパックとの交換は出来ないようです。バックパック本体は1個パーツ構成で簡易的。内側はごっそり肉抜き穴ですが組み合わせると隠れます。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。細身なこともあってかなり小さく見えますが、陸ジムよりもわずかに小さい程度。設定は全高18.0mなので少し小スケール気味かなと思います。

HGUCジム寒冷地仕様と並べて。胸部や腰部内部、足首関節、ソール部、ハンドパーツが流用でそれ以外はジムコマンド用に新造。同時期くらいに発売されたキットなのでよく似ていますが、それぞれの特徴がうまく再現されています。

腕部や脚部は側面を見ると違っている箇所が良く分かりますね。

MGジム・コマンドとサイズを合わせて比較。頭部や胸部、腰部の大きさがそれぞれ違っています。MGのほうがスタイリッシュさがありますね。踵のパーツがない・・・;

手持ちのジム系(HGUCジムHGUCジム改)と並べて。大まかな形状やシルエットは似ていますが、細部形状がかなり違っていてバリエーションが豊か。

同シリーズのHGUCガンダムNT-1(アレックス)HGUCザクⅡ改と並べて。古くても味があって十分な良さを持ったキット達ですが、アレックスなどはREVIVEで見てみたい気もします。

頭部の上下可動は、顎引きは殆どできず。少し見上げることができます。左右への可動は、多少顎が干渉しますが、幅広くスイングさせることができます。肩のアンテナが干渉するので注意。

腕は水平程度まで展開可能。肘は1重関節で90度まで曲がります。

肩は胴体側からの1軸固定なので前後スイングはできません。画像は省きました。腹部に可動ギミックはなく、腰も1軸接続なので上半身の前後スイングはなし。こちらも画像を省いています。

腰の回転は、少し背部のバーニアが干渉しますが、少し上半身を引き抜いて干渉を避けることで360度回転可能です。股間部に3.0mm穴がないので、アクションベースやスタンドを使用する場合は付属のアームで引っ掛けてディスプレイするようになりそうです。股間部にコの字パーツを挟むと股が広がりすぎでした。

前後開脚は、前方はフロントアーマーが広く可動するので前方へは幅広く展開可能。後方はリアアーマーが干渉しますが、まずまず広めに展開することができます。

膝は2重関節ですが、装甲が干渉するので曲がる角度は90度程度まで。

足首は前後にまずまずスイング可能。左右はやや狭めです。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度までとなります。

内股、ガニ股はわずかに角度を付ける程度。

立膝をきれいな姿勢で再現するのは難しいようでした。

可動域の総括としては、各部とも特別広くはなくそれなりと言った感じ。ですが銃を構えたりシールドで防いだりというシンプルなポーズは問題なくできますし、劇中でも特別目立った活躍はしていないので、市街でザクⅡ改を迎撃するような簡単なシーン演出はできそうです。

プルバップ・マシンガン。90mm口径のプルバップ式マシンガンになります。一年戦争後期のジム系統に代表される武装の1つで、コロニー壁面を破損しないよう、ビーム兵器ではなく実体弾が使用されているのが特徴。

本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。上部マガジンの脱着ギミックはありません。

銃口上のセンサーはグリーンに塗り分けが必要です。他キットのホイルシールの余白をカットして貼り付けても良さそう。

シールド。機体の装甲剤とほぼ同じ材質を使用しているが、堅牢(けんろう)さよりも衝撃吸収/拡散に特化した形状と表面処理が施されているとのこと。ポリキャップを挟んでの3個パーツ構成で簡易的ですが、表面には連邦のモールドが入るなどディテールは十分です。表面のマルイチモールドはグレーに塗り分けが必要。

裏面にも違和感がない程度のモールドが造形。マガジンのモールドなどはグレーに塗り分けが必要です。

一通り武装して。

プルバップ・マシンガンは武器持ち手で保持します。グリップとハンドパーツとの間に隙間があるのでややふらつきやすいですが、後部が前腕と干渉することもないのでラクに保持させることができます。トリガーに指がしっかりとかかっているのもいいですね。

シールドは前腕にジョイントパーツを組み付け、グリップを握らせてボールジョイント部分にシールドを組み付けて保持します。しっかりと固定されるので、ポージング時も特に不自由さはありません。ショルダーアーマーなどとの干渉もなし。

オーソドックスなデザインながらも、頭部などにちょっとした個性が表現されているのがジム・コマンドらしくていいですね。

ちなみにウィキペディアには「グレイファントムから出撃したのはクリームホワイトカラーのジム・スナイパーⅡ」と記載がありますが、ジム・コマンドの説明書に記載されているのでグレイファントムにも配備されているようです。

平手が付属するので、プルバップ・マシンガンに手を添えるなど自然な表情を付けることができます。

ビームサーベルはハンドパーツと一体。白成型色パーツのみで構成されているため、ビーム刃をピンクのグラデーションに、ハンドパーツをグレーなどに塗り分ける必要があります。

固定されているぶん、スルッと抜けたりふらついたりすることがないのはいいですね。

他キットからビーム刃を拝借し、リアアーマーのサーベル柄に組み付けることで、現在の標準仕様のビームサーベルとして使用することが出来ます。(サーベル刃はHGUCパワードジムから拝借。)右手が武器持ち手のみなので、ビームサーベルが保持できないのはちょっと残念かも。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。ジム・コマンド特有の機体形状は、通常のジムとは違ったデザインで個性がありますし、それでいて量産機らしいオーソドックスさも持ち合わせた良いキットになっていると思います。キット自体が小柄なのでかなり取り扱いやすいですし、関節強度も高いのでポーズを取らせても簡単には崩れません。

気になる点は、ちょうどキットを握る際、後部のサーベルホルダーに手がかかりやすく、サーベル柄が外れやすいので注意が必要です。それとビームサーベルがハンドパーツと一体なのは昔のキットなので致し方なしかなと。気になる場合は他キットからビーム刃を拝借して背部のサーベル柄を使用すると良さそうです。

武装類が適度に付属し、平手も付属するのでポージングにも表情が付きますし、低価格なので複数揃えやすく、小隊を組んでディスプレイやポージングさせるのも楽しみがあっていいですね。0080登場機もほとんどがキット化されているので、ジム・スナイパーⅡやガンキャノン量産型と組み合わせてグレイファントム部隊を再現してみるのも面白そうですね。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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長谷川 亮様 いつもサイトを楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください。

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