HGUC ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル] レビュー

今回は、2005年11月に発売されたHGUC 1/144 ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]のレビューをご紹介します!

HGUC ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]は、『A.O.Z(アドバンス・オブ・ゼータ)』に登場するヘイズルの発展型MS『アドバンスド・ヘイズル』の1/144スケールモデルキットです。頭部センサーパーツや腰に隠し腕が内蔵されたフロントアーマー、両足底の増設スラスターなど、アドバンスド・ヘイズルの特徴的な造形が再現されたキットになっています。シールドブースターも1基追加され、合計2基のシールドブースターはブーストポッドへ装着可能。価格は1,728円(税込み)です。

2005年9月に発売されたHGUCガンダムTR-1ヘイズル改をベースに、アドバンスド・ヘイズルの特徴的な増加装甲を加えてキット化されています。ヘイズル系の肉厚な造形に加え、特徴的な頭部高性能光学センサー・ユニットや腰部隠し腕内蔵フロントアーマーなどによって更に強化されたヘイズルになっています。

成型色はネイビーブルーのティターンズカラー。頭部ユニットやフロントアーマー、バックパックに装備した強化型シールド・ブースターなどがホワイト成型色になっています。

多少股間部に緩さを感じますが、MGのアドバンスド・ヘイズルほどではなく、ある程度のポージングは可能です。各部にポリキャップ(PC-123プラス)を多めに使用してあり、関節強度も高めの良質なキットです。どっしりとした体型で自立も安定しています。

頭部。特徴的な頭部高性能光学センサー・ユニットを装備。ユニットは左右挟み込みタイプなので中央に合わせ目が出来ます。とさか上部は縦長にセンサーシールを貼っての色分けです。

センサー・ユニットを外すと内部には通常のヘイズル改頭部が造形されています。

胸部。基本的なガンダムタイプらしい造形で、ダークグレー外装にスリット入りエアインテークや腹部コックピットハッチが別パーツで色分けされています。

両肩には胸部補助アクチュエータ・ユニットを装備。黄色いホールディング・グリップは組み換えで角度変更が可能です。

腰部。特徴的な造形の隠し腕内蔵フロントアーマーを装備。複数パーツの組み合わせで細かく造形されています。HGでもしっかりとした作りになっています。

隠し腕は複数箇所の可動によって展開。フレキシブルに可動します。

隠し腕先端は3箇所の爪がそれぞれ可動します。なのでバックパックにマウントしているサーベル柄や付属のビーム・ライフルを保持させることが出来ます。

隠し腕内蔵フロントアーマーを取り外して、通常のヘイズル改の腰部にすることも出来ます。

サイドアーマーにはビームライフル用のEパックを装備。リアアーマーのバーニアはグレーに塗り分けが必要です。

Eパックは内側が肉抜きになっているので、ライフルにマウントさせることはできません。サイドアーマーへの固定強度は高めなので、ポージングしていても外れることはありません。

腕部。細身の角型造形。二の腕は筒型ですが、前腕は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。肘が分離しないので、合わせ目消しは少し手間そうです。

ショルダーアーマーも前後挟み込みタイプなので、上部に合わせ目ができます。側面のスリット入りダクトはグレーでの塗り分けが必要です。

脚部。ヘイズル定番の重厚感ある造形。大腿部は左右挟み込みタイプで中央に合わせ目ができますが、膝から下は中心パーツを大型の外装で挟み込む仕様で、合わせ目はモールド化されています。

膝裏はMGのような別素材(メッシュチューブ)ではなくモールドだけの簡易的な作りです。前後の黄色いスラスタ―部分や前側両脇に4機ある小型ダクトは、内部をグレーに塗り分ける必要があります。スネのセンサーはシールによる色分けです。

足首から下の部分。ヘイズル改の脚部に、アドバンスド・ヘイズル用の脚底部補助スラスター・ユニットが増設された形になります。足裏はユニットの中央から脚部バーニアが覗くような造形になっています。ユニットは中央に合わせ目が出来ます。

ユニットは左右分割で挟み込むタイプ。固定強度は高めです。

バックパック。片側にネイビーのシールド・ブースター、反対側には白い強化型シールド・ブースターを装備。(サーベル柄をマウントしていませんが、サーベル柄は外れやすいので注意です)

バックパックは縦長の3ダボ接続。固定強度がかなり高く、取り外しは少し難儀しそうです。ヘイズル改は同じ造形なのでマウント可能。2ダボ接続の他キットバックパックを背負う事はできないようです。

シールドは脱着可能。バックパックの中央センサーはグリーンのシールによる色分けで、両下部のバーニアは簡易的な造形。可動はしませんが、固定強度はまずまずです。キットを持つと手が当たりやすい部分なので、その影響でたまに外れたりします。両脇の横長ダクトは黄色く塗り分ける必要があります。

グレー成型色のマルチ・コネクター・ポッドは根元を収納可能。角度変更も可能です。

シールドブースター。複数パーツの組み合わせで、合わせ目は裏面の縁にモールド化されています。グレーのマウントパーツは可動式。

強化型シールド・ブースター。こちらはホワイト成型色で、中央に複数造形されている拡散ビーム砲はグレーやレッドで塗り分ける必要があります。こちらも裏面のマウントパーツが可動します。

後部の造形も異なり、シールド・ブースターはイエローパーツでダクト形バーニアが造形され、強化型シールド・ブースターはフィン状の造形になっています。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。頭頂高はそれほどでもないですが、各部の肉厚な装甲とシールド・ブースターを装備しているので大きく見えます。ちなみにアドバンスド・ヘイズルの頭頂高は18.8m。 (HGヘイズル改が手元になく、比較できないのでご了承をm(_ _)m)

頭部は顎引きはそこまで深くないですが、見上げる動きはまずまず広め。左右へは、可動はしますが両肩の補助アクチュエータ・ユニットが顎と干渉するので浮き気味になってしまいます。

腕は水平程度にまで上げることが可能。肘は深くまで折りたたむことができます。

肩はポリキャップの引き出しギミックなどはなく、僅かに前後スイングする程度。

腰部と腹部の接続ポリキャップが可動するので、上半身を適度に前後スイングさせることができます。

腰は少し干渉しますが、360度回転可能です。アクションベースへのマウント穴はなく、コの字パーツを使用してのディスプレイとなります。

肉厚な脚部と増設された隠し腕内蔵フロントアーマーなどの干渉により、前後開脚はかなり制限されます。

膝はくの字程度にまで可動。

足首はつま先を伸ばす動きは殆どできませんが、つま先を上げる動きはかなり深くまで可動します。左右へは意外と広めに可動します。

左右への開脚は、股間部がボールジョイント接続ながらもハの字以上にまで広げることができます。画像よりも広げられますが、重量で少し垂れます。

内股は広く可動させられますが、肉厚な膝が干渉するのでこの程度まで。がに股はハの字程度にまで可動させられます。

立膝はほぼ不可能なキットです。脚部が肉厚なので安定しません。

可動域の総括としては、MGより広く可動する部分もありましたが、全体的には今ひとつな部分が多く、肉厚な外装なりの可動と言えそうです。

シールド、ビーム・ライフル、ビームサーベル刃、武器持ち手(右)、平手(左※手甲パーツなし)、サーベル柄持ち手(右※手甲パーツなし)、肩の補助アクチュエータ・ユニット組み換え用二連装ランチャー×2、シールドマウントパーツが付属。

その他ヘイズル改用のパーツも付属。組み替えることで実戦配備カラーのヘイズル改にすることが出来ます。

トライスリー部隊マークや白ウサギのマーフィー小隊ロゴ、コウモリのようなアドバンスド・ヘイズル用のロゴが入ったマーキングシールが付属。

余剰パーツを使って組み換え、ヘイズル改に。部分的な配色は異なりますが、実戦配備カラーのヘイズル改が再現可能です。

ビーム・ライフル。本体部分は左右挟み込みタイプなので、上下などに合わせ目ができます。

フロント下部のマガジンは脱着可能。マガジンはモナカ割なので合わせ目ができます。固定強度はまずまず。フォアグリップは真横にまで可動します。ライフル上部のセンサーは塗り分けが必要です。

シールド。シンプルに数個パーツで色分けされています。

シールドは側面と後部に配置可能です。

ビーム・ライフルとシールドを装備して。ビーム・ライフルはトリガーに指をかける形なのはいいですね。保持強度もまずまず。頻繁に脱着を繰り返していると、ハンドパーツがヘタレて分解してしまうこともありそうです。シールドは固定強度が高いので、ポージング時の不安はありません。

重量感がある割に、ポージングは結構柔軟。武器を構えるポーズなどもラクに決めることができます。ただ、ハンドパーツが徐々にヘタレて分離しやすくなるので、ビーム・ライフルの保持が難しくなってきます。両手持ちは肩の可動が不十分なのでうまく持たせられませんでした。根気よくやるか、ハンドパーツの強度を高めてやるとなんとかなりそうではあります。

肩のホールディンググリップは二連装ランチャーに組み換えが可能です。バックパックのサーベル柄や頭部を外してからのほうが組み換えやすいです。

自然な形の平手やサーベル持ち手が付属するので、ポージングの表情付けもいろいろと楽しめるのもいいですね。

隠し腕でサーベルが保持できたり、シールドブースターも前腕に装備できるなど、ポージングの自由度が高いです。MGよりも小型なので、ポージングやキットの取り扱いはラクだと思います。

隠し腕の爪でしっかりと挟み込めば、ビーム・ライフルも保持させることが出来ます。若干不安定さもあるので、たまに気にかけてやる必要はありますね。

肩のホールディンググリップを掴むことで強襲形態を再現可能。シールドブースターはマウントパーツを介さず、直接前腕に固定できます。高機動形態を再現するには別途このアドバンスド・ヘイズルをもう一体、もしくはヘイズル改を用意してシールドブースターを追加する必要があります。

肩のホールディンググリップはかなり外れやすいので、ムリに取り付けなくても、とりあえず握らせておくという形でも良いのかも。

何枚かどうぞ。

以上です。武装類はそれほど多くないですが、シールドブースターや隠し腕によってポージングに幅が広がっているので、とても楽しくポージングさせることができました。強度もまずまずで取り扱いやすいですし、可動も思いのほか自由が効き、割と柔軟に対応してくれるのも良かったです。

欠点としては、肩可動の不足で両手持ちがやや不安定なのと、ハンドパーツがヘタれて外れやすくなってくるので、一定のポージングが難しくなってきます。アクションベースはコの字パーツを使ってのディスプレイなので、終始抜けやすかったのもちょっともったいないところです。

だいぶ前のキットですが、現在でもそれほど苦なく楽しめますし、造形も申し分ないと思います。重厚感あふれるフォルムが魅力的なので、プレバンでも広がりつつあるA.O.Zのメカニカル感を十分に楽しみたいですね。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2019年2月5日 at 22:35 - 返信

    結構昔の奴なのにサブアームの三本指が別々に動かせるのはすごいですね!

    • nori

      on 2019年2月7日 at 15:57 - 返信

      コメントありがとうございます!
      15年くらい前のキットなのに、細かい部分は抜かりなく再現されてますよね!
      サブアームの可動や武器保持には製作者のこだわりも感じられます^_^

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