HG シン・マツナガ専用ゲルググJ レビュー

今回は、HG 1/144 シン・マツナガ専用ゲルググJのレビューをご紹介します!

HG シン・マツナガ専用ゲルググJは、『機動戦士ガンダムMSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』などに登場する、シン・マツナガ専用MS『シン・マツナガ専用ゲルググJ』の1/144スケールモデルキットです。“白狼”と呼ばれた特徴的な機体色が成形色で再現され、ビーム・マシンガンや、既存ゲルググJから追加パーツとなっているビーム・サーベルやシン・マツナガのパーソナルマーク入りマーキングシールが付属。価格は1,620円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

HG シン・マツナガ専用ゲルググJ。2004年に発売されたHGゲルググJ(ゲルググ イェーガー)をベースに、シン・マツナガカラーのホワイトでキット化されました。左肩に貼り付けるシン・マツナガのパーソナルマークシールが付属し、HGゲルググJには付属しなかったビーム・サーベルやハンドパーツなどが付属しています。

成型色はホワイト、グレー、ダークグレーなどの無彩色がベース。

ポリキャップ(PC-123)を各部に使用し、強度も高めです。足裏の面積が広いこともあり、自立はかなり安定しています。体型バランスもいいですね。ただ、15年前に発売されたキットがベースなので、各部に合わせ目があったり可動域が狭めだったりと近年のキットに比べると若干の古さを感じるところもあります。

頭部。シャープな造形です。アンテナ先端は一応丸まっていますが、近年のキットのような太めの安全加工ではなく、デザイン性を損なわない造形になっています。複数パーツの組み合わせで、合わせ目消しは必要なさそうです。額のバルカンは塗り分けが必要です。

アイ表面には黒いシールを貼るようになっていて、モノアイは裏からクリアーパーツを差し込んで色分けするようになっています。モノアイの可動ギミックはありません。

胸部、腹部。腹部のコックピットハッチはパーツによって色分けされています。腹部の白いパーツに胸部外装パーツを被せるタイプ。モールドは比較的少なめの造形で、胸部下部のダクトは赤く塗り分ける必要があります。

腰部。ゲルググらしさを残しつつも、比較的スリムな造形になっています。リアアーマー3箇所にあるバーニアは別パーツで色分けされていますが、縁やバーニア内部などは赤やグレーで塗り分ける必要があります。

フロントアーマー、サイドアーマー共に内側にモールドはありません。

リアアーマーにはゲルググおなじみの5基バーニアが造形され、ポリキャップ接続で適度に可動します。

腕部。ショルダーアーマーや前腕もゲルググらしい造形。前腕のモールドは塗り分けが必要です。

二の腕は筒型パーツですが、前腕は上下挟み込みタイプなので側面(内側)に合わせ目ができます。肘から分離できるので、合わせ目消しは比較的ラクにできそうです。前腕のアーマーにはビーム・スポットガンが別パーツで造形されていて、ハンドパーツはベースのHGUCゲルググJとは異なり、HGUCゲルググマリーネのものが使用されています。手甲パーツも白く塗装する必要があります。

ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプなので上部に合わせ目ができます。昔のキットなせいか、合わせ目に隙間ができるので、消す場合はしっかりとヤスってから合わせ目消しをする必要がありそうです。前側のダクト形モールドは別パーツで色分けされています。側面のダクト内部も塗り分けが必要です。

左肩にはシン・マツナガのパーソナルマーク入りシールを貼るようになっています。ホイルシールではなくマーキングシールが付属していますが、シールはアイの部分とこのパーソナルマーク入りのみなので全部貼り付けました。マーキングシールは薄型で、素組みで貼っても厚みがあまりなく違和感が少ないのでいいですね。

脚部。スカートの広い肉厚な造形になっています。モールドも少なめ。

大腿部、膝から下共に左右挟み込みタイプですが、大腿部は段落ちモールド化されています。こちらも膝から下が分離するので、合わせ目消しはラクそうです。

足首から下の部分は細くパーツ分割され、色分けされています。

足裏もモールドの入った別パーツで蓋をするようになっていて、肉抜き穴のようなものはありません。色分けもされているので塗装するのもラクです。脚部の裾は内側が筒抜けになっていて、内部の3基バーニアもポリキャップ接続で可動します。

背中にはバックパックと2基のプロペラントタンクを装備。プロペラントタンクはバックパックではなく背中両脇から伸びています。
プロペラントタンクはダボ1本での接続なので、折ってしまわないよう注意が必要です。

バックパック。各部にバーニアを装備し、機動性の高さが伺える造形になっています。複数パーツの組み合わせでモールドもまずまず。合わせ目も出ないような組み合わせになっています。

各バーニア内部は赤く塗り分ける必要があります。アンテナも細いので、折ってしまわないよう注意が必要です。

バックパックは2本のダボで接続。穴は3.0mmですが、間隔が狭いので他キットのバックパックをマウントすることはできませんでした。間隔のあるものならマウントできそうです。

プロペラントタンクは簡単な造形のモナカ割パーツ。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと比較してみました。ゲルググはMGのVer.2.0だとかなり大きいイメージがありますが、HGだとそこまで大きさに差はないようです。

HGUCガルバルディβと。見た目的にはあまり見劣りするところはないですね。ですがガルバルディは最新機ということもあって合わせ目は出ない(段落ちモールド化)ですし、可動域は別物と言えるくらい広いです。

首が短めで、頭部も平べったい造形なので、首の上げ下げはごくわずかな可動。左右へは真横へも問題なく可動します。

腕はショルダーアーマーが可動しないので、それほど上にまで上げることはできません。肘はがわら曲げのような感じで曲げられますが、90度にも届かず。肩は胸部から軸が出ているので前後スイングは全くありません。

上半身の可動も腰のボールジョイントで少し前後する程度。

腰は多少擦れたり干渉したりしますが、360度回転できるようになっています。アクションベース用のマウントパーツが付属しないので、アクションベースに付属のU字型パーツで股を挟んでディスプレイします。固定は甘くふらつくので、ポージングが少し難しいところがあります。(他にいいディスプレイ方法があるのかも・・・。)

脚部が肉厚でリアアーマーも干渉するので、前後開脚はこの程度。膝もくの字程度です。

足首も脚部スカート内で適度に可動します。

左右への開脚は、股間部がボールジョイント型なためハの字程度に。

内股、ガニ股も適度に角度を変えられる程度になります。

立膝は膝がつけませんでした。

ビーム・マシンガン、ビーム・サーベル(グリップ付き)☓2、武器持ち手(右)握り手(右)、平手2種(左)が付属。

その他ゲルググ・マリーネ用パーツ各種が余剰で付属します。マリーネ用武器持ち手(右)が余剰でありますが、これではビーム・マシンガンを保持することはできませんでした。

平手は形状の違うものが2種付属します。一方はHGUCゲルググマリーネからの流用です。銃身を包むようにしたり、添えるようにしたりいろいろと表現ができます。親指がダボピンのような造形になっているのは少し違和感があるかも。

ビーム・マシンガン。本体部分やスコープはモナカ割なので上下に合わせ目ができます。モールドは適度に入っています。バイポッドは可動せず。

スコープのセンサーはピンクに塗り分ける必要があります。

ビーム・マシンガンは武器持ち手で保持。ダボがないので少しふらつきますが、外れ落ちることもなく普通にポージングが可能です。ストックがながめですが、そこまで干渉や不自由さもないですね。

肩スイングの可動がないものの、肘の可動が独特なこともあってビーム・マシンガンを両手で構えるポーズは比較的ラクにできました。肘が多少抜けやすいので、その点は注意が必要です。

ビーム・サーベル。刃とグリップが一体になったものが2本付属しています。HGUCゲルググマリーネからの流用ですが、クリアーピンクが少し濁った感じになっています。

ビーム・サーベルの保持はまずまず。ポージング時にするりと抜け落ちることはなかったですが、少しずつずれていくので注意が必要です。(個体差やハンドパーツの種類によるかもです。)

ビーム・サーベルはブラックライトで照らすと少し発光します。

では適当に何枚かどうぞ。

以上です。初期ゲルググに比べて近未来的な造形ながらも、各部にゲルググの面影を持ついいキットだと思います。プロペラントタンクがあるのもいいですし、個人的にも好みの機体ですね。シン・マツナガ専用のホワイトカラーやマーキングシールも機体形状と合っていると思います。

各部の可動域はお世辞にも広いとは言えないものの、簡単なポージングでもかっこよく見えますし、狭いなりにもいいポージングを楽しむことができます。

欠点とすれば、ビーム・サーベルはできればグリップと刃が分割したものが付属してほしかったのと、アクションベースへのマウントパーツなどが新規で付属しているとありがたかったかなぁと。新造パーツはなく、全て流用で構成(シール以外)されたキットなのでもったいないところはありますね。

武装類ももっとあれば良かったですけど、最小限の持ち物でもビーム・サーベルの二刀流やビーム・マシンガンの両手持ちといった通好みのポーズもできるので、全体的に好感が持てる、思った以上に映える白いゲルググJでした。

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