HG アクト・ザク レビュー

今回は、HG 1/144 アクト・ザクのレビューをご紹介します!

HG アクト・ザクは、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』MSDより、ペズン計画によって開発されたMSのひとつ『アクト・ザク』の1/144スケールモデルキットです。2018年1月に発売されたHGアクト・ザク(キシリア部隊機)とは異なる青の成型色で再現され、頭部や肩部、バックパックなどの形状も新規造形で再現。四連装マシンガン、大型ヒート・ホークに加え、ビーム・ライフルやビーム・サーベルも付属するなど、ボリューム感のあるキットになっています。価格は2,160円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

ペズン計画によって生み出されたザクII発展機のアクト・ザク。キシリア部隊機も一般発売されましたが、こちらは劇場版Zガンダムなどに登場した青いアクト・ザクになります。形式番号は本来ゲルググに与えられる予定だったMS-11。キシリア部隊機のようなテスト機用番号『YMS』ではない正規の番号になっています。

キシリア部隊機とは異なり、頭部やショルダーアーマー、バックパックなどが新規造形で再現されています。ベースはオリジンザクながらも、外装部分は大幅に変更され、アクト・ザク独自の形状として楽しめるようになっています。

関節強度は高く、バックパックによる重量の影響もないため自立はかなり安定しています。

頭部。ザクⅡとは異なるアクト・ザク独自の動力パイプ形状や色分けされたダクト口など、特徴的な形状が再現されています。キシリア部隊機にあったクレスト(鶏冠)はなし。

モノアイはMGのように首の動きに合わせて左右に可動するようになっています。これまでのHGザク系キットは頭部を外し、下部のレバーを左右にスライドさせることでモノアイを可動させていましたが、このアクト・ザクでは首を動かすだけでモノアイが可動するようになっています。

胸部。モールド類が内外で色分けされ、HGとしては質の高い出来になっていると思います。

腹部、腰部。フロントアーマー中央部やサイドアーマーなどが黒、アーマー類が青で色分けされたストライプ風。フロントアーマー中央部のカラフルなナンバリングは付属のステッカーによって再現されます。リアーアーマーにはビーム・サーベル柄を2本マウント。

サイドアーマーはバックパックから伸びる動力パイプがスライド式になっていて、内側は抜けてしまわないようストッパーが付いています。腰の可動に合わせて柔軟に伸縮するというわけですね。

腕部。ザクⅡの形状を残しつつも、ショルダーアーマーや前腕アーマーなどはアクト・ザク用に新規造形。前腕の合わせ目は段落ちモールド化されていて合わせ目消しが必要なくなりました。

ショルダーアーマー。前後はさみ込みタイプで上部に合わせ目が出来ますが、頂点部分で組み合わさるため合わせ目が少し目立ちにくくなっています。側面のダクト部分はスリットが入っていて合わせ目も出ない仕様に。

脚部。しっかりとした形状で比較的角ばった印象の造形に。前面やスカート部分が別パーツを取り付けるようになっていて、後方は左右はさみ込みタイプですが合わせ目は段落ちモールド化。大腿部も前後はさみ込みタイプですが、側面の合わせ目は段落ちモールドになっていて、全体的にも合わせ目を消すところはなく、良くできた作りになっています。

キシリア部隊機では内外パーツの色が同系色だったのであまり気が付かなかったですが、後部が内部パーツの四角モールドで色分けされた形になっていたり、スカート部分に内部パーツのラインが出ているのもいいですね。

足首から下の部分。しっかりと色分けされ、こちらも合わせ目はない組み合わせに。足裏も別パーツによる塞ぎ型なので肉抜き穴もなく、モールドも細かく造形されています。

バックパック。MS-11で新造され、特徴的な形状に仕上がっています。上部のアンテナはかなり細身なので、差し込み時やポージング時に手があたったりして破損させないよう注意が必要です。

バックパックのスラスターは3基。どれも開口しておらず、表面が塞がったものになっています。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと比較してみました。それほど大きいキットではないですね。

HGアクト・ザク(キシリア部隊機)とも比較してみました。カラーリングだけでなくバックパックやショルダーアーマーがかなり特徴的なので印象も異なります。バリエーションがあると好みのものをチョイスできるのでいいですね。

頭部の可動はそれほど広くなく、首が短く頭部がワイドなので干渉してしまいます。

左右への首振りはそこそこ広め。口がやや浮きぎみになるのと、口の先がショルダーアーマー内に隠れてしまったりするので、多少抵抗を感じるかも。

新造されたショルダーアーマーが頭部と干渉したり、腕部と干渉したりするので、キシリア部隊機よりも腕が上がらなくなっています。このあたりは少しマイナスポイントですね。

腕部の前後スイングもボールジョイントの可動域程度。胴体側に内蔵されているポリキャップは上側への引き出し型になっているので、腕部前後スイングにポリキャップの恩恵は受けないようになっています。

肘はかなりしっかりと可動します。優秀。

前かがみや胸張りはまずまず。内部ボールジョイントによって適度に可動します。腰の回転はサイドアーマーなどが干渉しますし、動力パイプがバックパックとつながっているので柔軟には動きません。

腰部アーマー類裏面はシンプル。股関節は前後可動し、柔軟に脚部が動かせます。

付属のマウントパーツを使用してアクションベースにマウント。マウントパーツは強引なポージングをさせても外れることなく安定しています。

前後開脚も柔軟。前方へは水平以上に上げることができます。

膝の可動はまずまず。外装パーツが干渉するのであまり派手なポージングはできないですが、適度にポージング可能です。

足首の可動も柔軟。

左右への開脚はサイドアーマーが干渉するので水平までは上がらず。

足首もまずまず可動。脚部の形状は一般発売のキシリア部隊機と同じなので、特別注目する箇所もなく、可動域は全体的にまずまずといったところです。派手なポージングは出来ないですが、それほど狭いわけでもなく、適度に可動。ただしキシリア部隊機と違って肩部の可動域が狭いのは少し残念ですね。

内股は大腿部が股関節と干渉してしまいますが、がに股は後方までしっかりと回転可動します。

立膝は見事な状態でポージング。優秀すぎます。フロントアーマーは左右で別々に可動させたい場合は切り離すよう、説明書に指示されていますが、ポージングしている段階で自然と切り離され、独立可動するようになりました。

バックパックのアンテナは適度に左右に可動するようですが、しっかりと差し込まれていて激しく動かすと差し込みダボが折れてしまいそうなので、おとなしくしておいたほうが無難ですね。

バックパックのスラスターは付け根がポリキャップのボールジョイントなので少し可動しますが、あまり派手な表現は出来ないようです。

専用の大型ヒート・ホーク☓2、大型ヒート・ホーク用マウントパーツ☓2、ビームライフル、4連装マシンガン、ヒート・ホーク(展開型)、ヒート・ホーク(収納型)、ビーム・サーベル刃☓2、武器用ハンドパーツ(右)、平手ハンドパーツ(左)、バックパックパーツといった大量の武装類が付属しています。

その他、HGオリジン版ザク用内部パーツ類が余剰パーツとして付属します。

バックパックは下部2基のスラスターを外して別パーツを取り付けることができます。どちらの形態もそれぞれの良さがありますね。

付属のステッカーはナンバーが2番で固定されているため、キシリア部隊機のようにナンバーシールはなし。

大型ヒート・ホーク。メカニカルな造形が特徴的。キシリア部隊機から付属したアクト・ザク特有の武器になります。左右はさみ込みタイプですが合わせ目は段落ちモールド化。一部のみ合わせ目が出るようになっています。刃の部分(ジェネレーター)は色分けされていないので塗り分ける必要があります。

大型ヒート・ホークは付属のマウントパーツによってサイドアーマーやリアアーマーにマウント可能。

少しふらつくところもありますが、根元が広がっていてストッパー代わりになるので抜け落ちること無く保持可能です。

4連装マシンガン。これまでのオリジン版ザクには付属していない新規武装。本体部分は左右はさみ込みタイプですが、合わせ目は段落ちモールドっぽくなっているので特に消す必要もなさそうなくらいの出来になっています。

4連装マシンガンのグリップダボと手のひらのダボ穴で固定するのでしっかりと保持します。多少ストックが前腕と干渉しますが、まぁ許容範囲かと。

両手持ちも問題なくラクにできました。

新規付属のビームライフル。基本モナカ割ですが、合わせ目は段落ちモールドになっているので消す必要がありません。

このビームライフルも大型ヒートホーク用マウントパーツを使うことでサイドアーマーやリアアーマーにマウント可能です。

グリップのダボと手のひらのダボ穴をマウントするのでしっかりと保持が可能。設定上ハイザックやマラサイと同型のビームライフルということもあり、前方に伸びるマガジンなどの形状に懐かしさを感じる方もいるかも。ちなみにMGマラサイのビームライフルとは少しディテールが違っています。

ヒート・ホークはこれまでのオリジン版ザクと同じで、ハンドパーツに差し込んで保持。収納型はサイドアーマーにマウント可能です。

ビーム・サーベル刃は他のキットに付属しているビーム・サーベル刃とは異なり、全体的に円柱型で先が太めのものになっています。HGドム試作実験機などに付属しているものと同じですが、こちらはクリアーオレンジ。特殊なのでカッコイイですね。

ビーム・サーベルは柄のスソが少し広がっていますが、そのままハンドパーツに挿し込むことが出来ます。少しゆるいのでふらつきますが、まずまず保持が可能。

以上です。可動域を調べてみるとどうも可動域が微妙で物足りないような感じもありましたが、実際にポージングしてみると思ったよりも様になりましたし、かっこよさを感じるキットになっていると思います。

ポロリも全くなく、合わせ目もショルダーアーマーのみなので、そこだけ手を加え、後は普通に塗装するだけでよく仕上がりそうですね。

キシリア部隊機とは違った形状なのはもちろん、付属のビーム・ライフルやビーム・サーベル刃も地味ながらも一味違った良さを出してくれていますし、それがまた青いアクト・ザクとよく合っている気がします。ショルダーアーマーやバックパックなどがザクと違う形状になったことで、ザクⅡとは異なる別物として楽しむことができるのもいいですね。

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