おゆまると光硬化パテを使ったパーツ複製

今回は、おゆまると光硬化パテを使ったパーツ複製をご紹介します!

パーツが破損したり、小さいパーツを無くしたりした時には、通常は部品注文に頼ることになりますが、パーツが複製できれば手間やコスト、そしてパーツが届くまでの時間を省くことができます。

現在製作中のMGプロヴィデンスガンダムでも、ゴム質パーツをプラ素材に変更するため、その作業を兼ねて、おゆまると光硬化パテを使ってパーツを複製してみたいと思います。

まず用意するのは、100均などで売っている『おゆまる』というねんどイロプラ、グリス、割り箸と爪楊枝、塗料皿2枚です。あと、この画像には写っていませんが、以前メガ・バズーカ・ランチャーの製作時にも使用したタミヤの光硬化パテが必要になります。

『おゆまる』は、お湯を使って温めるとねんどのようにふにゃふにゃになるプラスチックです。温めて形を作った後に冷えて固まるので、パーツ複製の型(かた)として使うことがきるスグレモノアイテムです。

オレンジやピンクなどいろんな色があり、100円という低価格の割にすごく柔軟性があるのでとても使いやすいです。購入時の注意点としては、光硬化パテを硬化させるので必ず透明のおゆまるを用意しておく必要があります。

塗料皿は、おゆまるでパーツをかたどる時に上下から挟み込んで押さえつけ、隙間をなくすために使います。

グリスは、上下から挟み込んだおゆまるをはがしやすくするために使います。特に特殊なものでなくても普通のグリスで問題ないと思います。

今回複製(パーツ化)するのはMGプロヴィデンスガンダムの胸部動力パイプの背中部分(左右)です。画像には3段目の動力パイプも写っていますが、こちらは複製はしたものの、製作には使用しませんでした。 パーツを複製したい場合は複製するパーツを用意しておきます。

まずはゴム質の動力パイプの複製する部分を切り出します。正直このゴム素材を切り出すのは少し勇気がいりました。失敗すると元には戻せないので、この部分をパーツ化する場合は覚悟を決めてから切り出す必要がありますね^_^;

それではおゆまるを温めてパーツの型(かた)を作っていきます。ネットで色々と調べてみて、ポットのお湯でもいけるとのことだったので、金属製の容器にポットのお湯を用意し、おゆまるをつけてみました。

この方法だと、そこそこ柔らかくなったのですが、完璧に型(かた)どるのは難しかったです。お湯もすぐに冷めてしまうので、何度もおゆまるを柔らかくするのはとてもムリでした。

仕方がないので、台所でお湯を沸かしておゆまるをつけるといい感じに柔らかくなりました。なので、おゆまるを使う場合はしっかりと鍋にお湯を沸かしたほうが良さそうです。

おゆまるを温めるときは、沸騰した状態でずっとお湯につけておくとトロトロになってしまいます。なので、おゆまるを入れて火をつけ、沸騰したらすぐに火を止めて、おゆまるを少ししゃぶしゃぶしたら引き上げるとちょうどいい柔らかさになります。熱いので引き上げるときは割り箸で引き上げます。火を使うので火元に十分注意して作業を行ってくださいましm(_ _)m

あと、画像のように、鍋に2個のおゆまるを入れると鍋の中でひっついて一体化してしまうので、1個ずつ入れて柔らかくしていきます。

鍋で温めたおゆまるを箸で引き上げたら、ペーパーなどで表面の水気を拭き、塗装皿に入れて指でペタペタと平らにしていきます。端によりがちになりますが、中央に寄せるようにして平らにしていくときれいになります。

熱いのでやけどをしないようにしつつ、固まらないように手早く平らにしていきます。もしきれいにならないまま冷めて固まってしまったら、もう一度湯煎してやり直します。

平らにしたらパーツを中央に埋め込みます。埋め込む時は、作った時にきれいに見えてほしい面を下側にしてしっかりと埋め込みます。そして周りのおゆまるを中央によせつつ、横面も隙間がなくなるように埋めていきます。

はじめてやるときはコツが掴めていないので難しいと思います。なので、はじめの数回はテストとして試しにやってみたほうがいいと思います。何度かやっていくとコツが分かってくるので、回数をこなすことでよりきれいなパーツ複製ができるようになります。

パーツを埋めた後、まだおゆまるが柔らかいうちに、3箇所くらい割り箸を差し込んで穴を開けておきます。この穴によって、おゆまるの上下のかみ合わせ位置が合うようになります。この穴がないと複製時にきれいに噛み合わせることが難しくなるので必ず開けておきます。

ここまで済ませたら、あとはゆっくりやっても大丈夫です。冷蔵庫などで少し冷ましてもいいですね。この状態である程度冷まして固めておいたほうが、上のおゆまるをかぶせた後にはがしやすいと思います。

しばらく冷蔵庫などに入れて冷ましたら、今度はより剥がしやすくするために、グリスを表面に塗っておきます。指にグリスをつけておゆまるの表面全体に塗っていきます。パーツにグリスが付いても問題ないと思いますが、隙間ができてもいけないので一応パーツは避けてグリスを塗っておきます。

そしてもう一つのおゆまるを鍋に入れて沸かし、温まったら取り出して型の上に被せていきます。この時、空気が間に入らないよう、端からおゆまるを埋めていきます。そして徐々に中央、そしてまた端と空気を逃がすように埋め込んでいきます。

埋めたら上からおゆまるを押さえ、しっかりと隙間なく噛み合わさるようにしていきます。今度も下のおゆまるを平らにした時と同じように、端を中央に寄せつつ、平らになるように表面を慣らしていきます。

平らになったら塗装皿をのせ、しっかりと押さえつけておきます。これで冷蔵庫なり、扇風機の前なりに置いておき、おゆまるをしっかりと冷まします。

冷ましたら塗装皿から外しておきます。外すとこんな感じになります。氷漬けされた化石のような感じですね(笑)隙間がきれいに埋まっているほど クリアーになって中のパーツがよく見えると思います。

上下のおゆまるを分け、中のパーツを取り出します。グリスを塗っているのでラクに剥がれてくれると思います。

パーツがしっかりとおゆまるに埋め込まれているので、ゴム製パーツの場合は千切れてしまわないよう慎重に剥がしていきます。おゆまるも形を崩さないよう、ゆっくりと剥がしていきます。

これでおゆまるによる型(かた)ができました。とりあえずここまでお疲れ様でした~(^o^)

では次は、光硬化パテを使ってパーツを複製していきます。

おゆまるにタミヤの光硬化パテを流し込みます。光を当てると固まってしまうので、スタンドライトやデスクライトなどはそばに置かないようにして作業をします。あまりパテを入れすぎると挟んだ時に端から流れ出てしまうので、ちょうど穴が埋まるくらいに入れておきます。

パテを流し込む時に空気が入ってしまうとパーツの強度が弱くなったり形状が変わったりするので、爪楊枝などで少しつついて空気を除くようにするといいかもです。

上のおゆまるをかぶせてゆっくりと挟み込んでいくと、画像のように形が浮かび上がってきます。これを見ると複製してるな―という気分になって少し感動します♪

これで蛍光灯やLEDライトなどで2~3分ほど光を当てて固めておきます。

固まったらおゆまるをはがすと、パーツが完成しています。縁についているパーティングラインのようなところはデザインナイフでカットしたりヤスリがけしたりしてきれいにしておきます。

必要数と予備を数個複製しておきました。

一番上の段がはじめに作ったもので、2段めがその後に(型からやり直して)作ったものです。何度もやっているとコツが掴めるので、段々キレイなパーツの形になっていきます。

パーツ複製の注意点としては、同じ型(かた)で何個も複製していくと段々パーツの気泡が多くなっていきます。パーツ複製後に気泡でできた穴をパテで埋めたりしないといけないので、何かと手間がかかるようになります。そして気泡が入るとパーツの強度も弱まってきます。

なので同じパーツをたくさん複製したい場合は、ある程度複製したら、またおゆまるを温めて新しい型を作って複製したほうがいいかと思います。

おゆまるをまた湯煎し直す時は、グリスが付いているので一度食器用洗剤などできれいに洗い流してからまた湯煎していきます。

複製したパーツは黒サフを吹いて出来を確認しておきました。(※パーツはスプリングを差し込むため、下部を削って細身にしています。)そして紛失してしまったMGダブルオーザンライザーの指パーツも合わせて複製しておきました。

元のパーツと比較するとこんな感じです。細かく言うとわずかに形状に差がありますが、この複製方法に慣れてくるともっと精度がアップすると思います。

それと、光硬化パテの場合、指のようなシンプルでガッチリとしたパーツの複製は特に問題ないですが、形状が複雑なパーツだと強度に少し心もとないところがあるのでパテを変えてもいいかと思います。

ネットで調べてもあまり強度の関する情報が少ないのですが、また試してみようと思ってプラリペアを購入してみました。また使ってみたら詳細をご紹介したいと思います。

以上です。なかなか内容の濃いパーツ複製でしたが、かなり楽しめる作業でした^_^ やっていると段々慣れてくるので、そのうち簡単な作業になってくると思います。

この方法を習得すると無くしたパーツの複製も出来ますし、ハンドパーツなんかは丸々コピーもできちゃったりします。必要な道具類も安いですし何かと便利なので、ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。

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2 件のコメントがあります。

  1. U.C.0063

    on 2017年9月25日 at 23:22 - 返信

    nori様

    パーツ複製方法の紹介ありがとうございます。

    パーツ請求は私も経験しましたが。定額小為替やら、とても面倒でした。
    極力利用したくないです。
    複製したパーツ、良いできですよ!サフ塗ってバッチリです。

    それとプラリペア、使った事がありますよ。
    私の場合、前の車の時、キーを地面に落して根元が折れてしまいました。
    色々な接着剤を使い駄目でしたがプラリペアでガッチリ補修できました。
    表面も滑らかで扱いやすいです。
    あとは金額面ですかねぇ。少量しか入ってないので、、、
    長くなりましたが御参考になれば(^^)

    • nori

      on 2017年9月26日 at 21:30 - 返信

      コメントありがとうございます!

      パーツ請求はなにかと面倒ですよね^_^;コストもかかるし、定額小為替を発行するのにもお金がかかるという_| ̄|○
      複製方法をご参考いただけたんですかね~。良かったです^_^

      プラリペア使われたことがあるんですね!
      少量なのはちょっとコスト面がかかりそうですが、仕上がりはやはりいい感じなんですね(^o^)
      またそのうち使ってみたいと思います。貴重な情報をいただき感謝ですm(_ _)m

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