今回は、SDW HEROES 軍馬のレビューをご紹介します!
SDW HEROES 軍馬は、『SDガンダムワールド ヒーローズ』に登場する『軍馬』のSDキットです。武士馬のような特徴的な形状を新規造形で再現。背部が展開し、SDW HEROESシリーズキットが騎乗可能。脚部関節が可動し、歩行などの表情付けが可能キットになっています。価格は550円(税込み)です。
主にムシャワールドやナイトワールドに生息し、戦用に手懐けられた馬『軍馬(グンバ)』がキット化。SEW HEROESやSD三国創傑伝の各キットを騎乗させることで、アクティブ感のあるシーン演出が再現可能なキットになっています。
成型色は全体がブラックで構成され、部分的にクリアーレッドを使用。シールは付属せず、各部ともパーツによる色分けとなっています。
全身各部にあるモールドが色分けされていないので、大部分のモールドを赤く塗り分ける必要があります。ムシャワールドの軍馬は赤ベースですが、ワールドごとに色が異なるとのこと。
4本脚で接地するため、自立はかなり安定しています。四本とも2箇所に可動部があるので、1本を浮かせた状態でもある程度は自立可能。
パーツはランナーから手で切り離すことができますが、ゲートを一箇所カットするだけでラクに切り離せます。ゲートカットには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。 ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
ジョイントパーツが付属。
頭部。目や耳、たてがみなど、馬の特徴がうまく捉えられた形状になっています。目と耳下の模様、とさかはクリアーレッドパーツでの色分け。頭部本体は左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。たてがみや首のモールドは赤く塗り分けが必要。
首の付け根は少し上下にスライドさせることができます。多少でも表情がつけられるのはいいですね。
胸部にはV字の装甲を装備。中央には3.0mm穴が造形されています。装甲の一部は黒く塗り分けが必要。
胴体部も馬のシルエットが反映され、プロポーションもよく、自然で柔らかい感じがよく表現されています。胴体の一部は左右の組み合わせで後部などに合わせ目ができます。
腹部中央は鞍(くら)を意識してか、メカニカルなモールドが造形。胴体部、腹部中央ともに各部を赤く塗り分ける必要があります。
SDキット騎乗用に胴体部は伸縮が可能。
鞍のような腹部装甲を左右に展開することで足置きのような形になります。騎乗時にキットが落下しないように安定させることが可能。
展開箇所の中央部にはSDキットを騎乗させるための角ダボ(赤◯)が造形されています。
臀部も馬らしいシルエットに造形されています。尻尾はパーツによる色分けを再現。
尻尾は上下に可動し、ポージングに多少の表情をつけることができます。
前脚。付け根は肉厚、足首は細身と、馬脚部の質感を感じるつくりになっています。各部にモールドが造形され、メカニカルさとしなやかさが表現されたようなデザインに。各部モールドは赤く塗り分けが必要です。
上腕、前腕部分は左右挟み込みタイプで中央に合わせ目ができますが、一部の合わせ目は段落ちモールド化。関節から下は1個パーツ構成で後部に肉抜き穴があります。
後脚も前脚と同じ構造。表面にはメカニカルなモールドが造形されていますが、大腿や下腿がより厚く、後脚らしいシルエットになっています。各部モールドは赤く塗り分けが必要。
こちらも大腿下腿は左右挟み込みタイプで一部の合わせ目は段落ちモールド化。関節以下は1個パーツ構成で後部に肉抜き穴があります。
脚の付け根は前後で丸ダボサイズが異るので組み換えはできないようです。
前脚、後脚ともに前後にスイングが可能。
前脚は付け根がボールジョイント接続で、左右や内股ガニ股などフレキシブルに可動します。
前脚、後脚ともに関節の角度変更が可能。
脚裏にモールドはなく簡易的ですが、蹄らしいデザインにはなっています。
腹部も曲状でどっしり感のあるデザイン。中央に合わせ目が確認できます。
後部にはディスプレイ用のジョイントが造形されていて、引き起こすことでアクションベースやスタンドにディスプレイさせることができます。
HGキット(HG陸戦型ジム)と並べてサイズを比較。HGキットと同じくらいの大きさになっています。
組み合わせが推奨されているSDW HEROES 信長ガンダムエピオンと並べて。
可動箇所が少ないのでさすがに馬本来の動きを再現するのは難しいですが、接地させた状態でも四肢関節を可動させることで、ある程度柔らかい動きが再現可能です。
スタンドを腹部に組み付けることで、前脚を浮かせた状態や跳ね上がるようなポーズも再現できます。強度は弱まりますが、脚首(球節)が可動するともっと馬らしい自然な動きが表現できたかもですね。
軍馬への騎乗は、キットのリアアーマーを外します。そして股間部を軍馬中央のダボに接続。
外したリアアーマーは、付属のジョイントパーツを組み付け、軍馬の大腿部などにある3.0mm穴に接続しておきます。
これで軍馬への騎乗完了。手綱などはないですが、キットの手をそれらしく前に向けるだけで、割と自然な感じで騎乗させることができています。
スタンドを使ったり脚部の関節を曲げたりするだけでダイナミックな騎乗シーンが再現可能。信長ガンダムエピオンが本当に軍馬を操っているかのようなシーンを再現することができます。
SD三国創傑伝のキットも騎乗可能。キットによっては前後の幅が狭い場合がありますが、軍馬のスライド部分の間隔を縮めてやることでしっかりと騎乗させることができます。股間部のジョイントもトリニティバイクよりも強度があるので取り扱いがラク。
前胸や大腿に3.0mm穴があるので、武器などをマウントさせておくことができます。組み合わせによってはいろんなカスタマイズができそうでいいですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。馬らしい自然なフォルムに造形されていてリアルさがありますし、SDキットを騎乗させても全く違和感がないのもいいですね。股間部の組付けダボ強度がしっかりとしているので、キットが簡単に外れることもなくラクにポーズを取らせることができるのでストレスもありません。
気になる点は、球節などもう少し可動箇所が多いと、より自然で馬らしいポーズが演出できたかなぁと。ただその分強度が弱くなったり騎乗後のポージングが難しくなったりしそうなので難しいところではありますね。あと、もう少し色分け再現度が高いと良かったです。
キットを騎乗させると本当に軍馬を操っているような演出ができますし、スタンドを使って前脚を浮かせたり、下から見上げるビューで見たりするととにかくダイナミック。遊びの幅も演出力も高いアイテムになっているので、いろんなキットとの組み合わせを楽しみたいですね。
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