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HGUC ボール ツインセット レビュー

今回は、HGUC 1/144 RB-79 ボール ツインセットのレビューをご紹介します!

HGUC ボール ツインセットは、『機動戦士ガンダム』他に登場するMS「RB-79 ボール」の1/144スケールモデルキットです。ファーストガンダム版をイメージしたスタイルのボール2個セット。180ミリ低反動キャノン砲と「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」で登場した連装式フィフティーンキャリバーが付属し、特徴的な装備が再現可能なキットになっています。価格は1,430円(税込み)です。

■付属品

付属しているのはHGUCボールが2個。

それと連装式フィフティーンキャリバー(2連装キャノン砲)✕2が付属します。

■RB-79 ボール

2個とも同形状なので、うちの一つを細かく見ていきます。

RB-79 ボール。地球連邦軍が開発した戦闘ポッドで、劇中では第35話から登場。ジムと共に大量に実戦投入され、物量作戦の一翼を担って勝利に貢献した機体「RB-79 ボール」がHGUCでキット化。

球形のコントロールブロックや2本のマニピュレータ、上部大型キャノン砲などを持つワンマンポッドの特徴的な機体形状が新規造形で再現されています。ちなみに『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場したのはシャークマウスマーキング仕様、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場したのはボールK型。

成形色はライトブルーグレーを基調とした実用機的なカラーリング。コックピット周りや側面のセンサー周り、下部のスラスターはレッド、上部の180ミリ低反動キャノン砲、連装式フィフティーンキャリバーはグレー成型色での再現です。

ホイルシールは付属せず。機体下部のスラスター内部や連装式フィフティーンキャリバーのセンサーなど部分的に塗装する必要がありますが、素組みでも十分な色分けが再現されています。

パーツの組み合わせ部分やアームなど、強度が必要な箇所にはABSが使用されています。なので塗装やスミ入れをする場合は破損などに注意が必要。KPSは使用されていません。

ポリキャップも不使用。付属の専用台座を使用することで、浮かせた状態でディスプレイさせることができます。

■各部形状

ボールの各部を見ていきます。

■コントロールブロック

コントロールブロック。ボールの名前の所以であるかのような球型のブロックユニットになっています。全体にラインモールドが入っていてメカニカル。中央ののぞき窓はクリアイエローパーツを用いてきっちりと色分けされています。

コックピット周りの装甲は別パーツ化されているので、塗り分けたりするとボールの雰囲気が変わってきそうですね。

中央のコックピット内部はパイロットフィギュアこそないですが、シートがきっちりと造形されています。

側面のセンサーもクリアイエローパーツを用いてリアルに造形。コントロールブロック本体は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。消す場合は側面センサーパーツなどの後ハメが必要。

クリアイエローパーツはブラックライトで照らすと少し発光するようでした。

上部は一部が欠けた状態の円形装甲で特徴的。河童の皿のようなデザインで、どことなく可愛らしい雰囲気を醸し出していますね。

■各部スラスター

後部には2基のメインスラスターが造形。各部に3本のスリットモールドが入っているので物足りない感じはありません。

下部にも4基の小型バーニアを再現するなどリアルに造形されています。背部スラスターの噴射口や下部の小型スラスターは別パーツでの色分け。内部をグレーなどに塗り分けが必要です。モールドも網状で緻密。

底面のバーニア基部は2個パーツ構成で合わせ目ができます。アポジのようなモールドの真ん中にできるので、消す場合はヤスリがけ時にモールドを潰さないよう、丁寧に処理する必要がありそうですね。

■アーム

左右にはボールの特徴であるアームを装備。作業用宇宙ポッドの装備を軍用基準にまで強化した汎用マニピュレータで無重力空間での機体保持や繋留、各種作業に活用されたとのこと。

アームは基部と可動部分が2枚パーツ構成で合わせ目ができる仕様。その他の箇所は筒型なので合わせ目はありません。

アームの中間部は90度ほど角度変更が可能。

アームのクロ―周りはスリットモールドがレトロ調にデザインされており、即席の作業マシンっぽさがうまく表現されています。

クロ―自体も上下にスイングしますし、基部がロールするため、360度向きを変えることができます。

■180mm低反動砲

上部には180mm低反動砲を装備。機体上部のターレットにマウントされた実体弾砲で、グレー成型色でまとめられています。180mm砲搭載型が最も多く量産されたが、中にはガンタンクから流用した120mmキャノンが搭載されているものもあったとのこと。

後部は多数パーツの組み合わせでメカニカルに造形。

本体基部と砲身部こそ左右の組み合わせで上下に合わせ目ができますが、フックなど細部まで別パーツ化されていて作りが丁寧です。

180mm低反動砲は広めに上下スイングが可能。基部が1軸接続なので、360度ロールさせることができます。

■連装式フィフティーンキャリバー(2連装キャノン砲)

上部の180mm低反動砲は連装式フィフティーンキャリバー(2連装キャノン砲)に換装が可能。主に補給艦の護衛機に採用され、ゼロ距離射撃も可能とのこと。機動戦士ガンダム 第08MS小隊に登場したボールもこちらを装備していましたが、08小隊のボールはウィンチワイヤーを装備したボールK型になります。

連装式フィフティーンキャリバーを上下から。左右のキャノンは基部が2枚パーツ構成で上下に合わせ目ができます。

上部のセンサーはグリーンに塗り分けが必要。中央の円形装甲(レドーム?)も特徴的にデザインされています。

基部は上下2枚パーツ構成。なので後部に少し合わせ目ができます。内部に組み込まれている筒型パーツはABS素材。

左右のキャノン砲は個別に上下に可動。可動範囲が広いので実際の射撃エリアも広そうですね。基部も1軸接続で360度回転が可能。全方位への射撃シーンを演出することができます。

■専用スタンド

専用スタンド。小型でコンパクトな軽量スタンドになっています。成形色はボール本体と同じライトブルーグレー。

ボールディスプレイ時はボールの底面に輪型ジョイントパーツを組み付けます。隙間なく組み付くのでふらつきなどはありません。

輪型パーツと支柱は3.0mm穴と軸で組み付いているため、アクションベースや他社製スタンドにも対応可能。なので組み合わせることでボールを浮かせた状態でディスプレイさせることができます。

■他キットとの比較

HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。大きさは一般的なHGの23程度で小型。正面を向いた状態だと横幅はHG1体分程度になります。アームや180ミリ低反動キャノン砲があるので全長はHG2体分ほどありますね。

劇中で共闘したHGUC RGM-79 ジムと並べて。劇中後半でよくみられたコンビ。やられ役ではありますが、どちらも物量作戦において重要な機体でした。これらがあったから連邦軍が勝利できたと言えるかも。

ハロプラボールハロと並べて。このRB-79 ボールを元にうまくオマージュされていて可愛らしいですね。

MGポリポッドボールと並べて比較。1/144サイズと1/100サイズなので大きさがかなり違っています。それにしても得体のしれないボール・・・・;

■ポージング

 

軽量ですし、特に負荷のかかるような装備もないので浮かせてディスプレイさせるのはラクです。アームや上部の180mm低反動砲なども適度に可動するので、ある程度表情が付くのが良いですね。

アームは特に可動せずものが挟めるようにはなっていないため、ジムのスプレーガンなど武器の保持は難しいようでした。ランチャーのマガジンなど太い箇所を挟めばなんとか保持が可能でしたが、これでは攻撃できない・・・;

2個セットなので、2体を並べてディスプレイさせることで部隊として出撃するシーンも再現できますし、集団で立ち向かう健気な様子も表現することができます。

HGUCジムと組み合わせてディスプレイ。1年戦争のア・バオア・クー攻防戦でよくみられた組み合わせで、激しい戦闘シーンを演出することができます。・・・・ボールのパイロットは絶対ジムのほうに乗りたいと思っている・・・・・;

デブリを盾にして・・・。

ボールなので、その名の通りボールとして楽しんでみても面白そうですね。サッカーボールとして蹴り飛ばしてみたり。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。定番のやられメカですが、全くいい加減な感じはなく各部ともしっかりと作り込まれています。内部のコックピットが外からしっかりと確認できますし、一番目立つ部分にあるので搭乗にかなり勇気がいるというのを想像させます。まさに揶揄されている通り、「丸い棺桶」や「一つ目のマト」といった印象。

ですがそれだけリアルに再現されているということで、アームも細かく可動するなど表情付けは十分。上部武装も180mm低反動砲やフィフティーンキャリバーの組み替えることで変化が楽しめますし、付属パーツによって浮かせた状態でのディスプレイも可能。

ジムと組み合わせればア・バオア・クー戦のワンシーンを再現できるなど、脇役としては十分なキットになっています。組み立てが簡単でしかも一度に2体が確保できますし、一年戦争終盤のシーンを再現するためにもぜひ入手しておきたいアイテムですね。

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