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HG クルーザーモード用ブースター拡張セット レビュー

今回は、HG 1/144 クルーザーモード用ブースター拡張セットのレビューをご紹介します!

HG クルーザーモード用ブースター拡張セットは、『ADVANCE OF Z ~ティターンズの旗のもとに~』より、ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]になどに装備することで、クルーザー巡航形態を再現することができる拡張セットです。ハイゼンスレイII・ラーに最適な白い成形色のブースターユニットを造形。各種ジョイントパーツやマーキングシールが付属します。価格は1,650円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

内容物は同時発売されたHG クルーザーモード用ブースター拡張セット(実戦配備カラー) と同じ。本体がHGUCキャプランに付属しているものと同じで、ウイングが別途新造されています。その他ハイゼンスレイⅡ・ラー(MS形態、MA形態)へのジョイントパーツ2種と台座パーツ2種が付属。ハイゼンスレイⅡ・ラーなどと組み合わせることで、大迫力の演出が可能なブースターになっています。

ブースターの成型色はA.O.Zシリーズキットと同じ、少しグレーめのホワイト。支柱や各部バーニア、内部パーツはグレー成型色での色分けとなっています。ホイルシールは付属せず。バーニアやダクト内部はイエローなどに塗り分けが必要です。

構造が簡易的なので30分程度で組み立てることができます。

キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。) ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー

専用のマーキングシールが付属。実戦配備カラーでは白いマーキングでしたが、こちらは成型色に合わせて黒いティターンズテストチームマークになっています。

2種の台座とドラムフレーム、ヘイズル・ラー用のジョイントパーツが余剰で付属。実戦配備カラーで使用するパーツ各種が余剰となっています。説明書に「このパーツはご自由にお使いください。」と記載されているので、他キットと組み合わせたり余剰の台座を使ってブースター単体でディスプレイさせたりすることも可能です。

ハイゼンスレイⅡ・ラーなどへの接続部は2基の角型ダボ接続。下部には台座支柱接続用の穴もありますが、この白いブースター拡張セットでは使用しません。

下部の小型バーニアは別パーツでの色分け。内部はイエローに塗り分けが必要です。

上部のバーニア基部は少し上に引き出すことで、前後にスライドさせることができます。これはギャプランMS形態時に装着するための可動なので、同成型色のHGUCギャプランTR-5[フライルー]に装着する際、可動させることでブースターを取り付けることができます。

スライド部分後部にはバーニアが造形。内部をイエローに塗り分けが必要です。左右のウイングは先端に安全加工(安全基準フラッグ)(赤◯)が施されています。

本体部分は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目があります。合わせ目を消す場合は後ハメ、もしくは簡単なマスキング塗装などが必要。

ブースター側面には簡単なダクトや角枠モールドが造形。角枠モールド内部やダクト内部をグレーに塗り分けが必要です。

後部には1基の大型バーニアと2基の小型バーニア、側面にも台形のダクトが造形。バーニア内部やダクト内部はイエローに塗り分けが必要です。

バーニア周辺の装甲は簡易的な作り。

後部のウイングも先端に安全加工(安全基準フラッグ)(赤◯)が施されています。

左がハイゼンスレイⅡ・ラーMS形態時に使用する台座、右がハイゼンスレイⅡ・ラーMA形態時に使用する台座です。どちらも1個パーツ構成の簡易的な作り。ブースター接続時の角度に合わせた形になっています。

ブースターをHG陸戦型ジムと並べて比較。ブースターの大きさが分かるかと思います。

HGUCガンダムTR-6[ハイゼンスレイⅡ・ラー]に組み合わせる場合は、後部のブーストポッドを外してポリキャップ穴を露出。そこに付属のジョイントパーツを組み付けます。

ジョイントパーツはMS形態用とMA形態用で形状が異なるので注意が必要です。画像左がMS形態用、右がMA形態用。

3.0mm軸での固定となりますが、ポリキャップ接続で保持強度はお世辞にも高いとは言えません。なのでハイゼンスレイⅡ・ラーの向きを変えたりして頻繁に弄る場合は、ブースターも合わせて動かす必要があります。

ただでさえサイズが大きく迫力のあるハイゼンスレイⅡ・ラーですが、それがブースターを装備したことで更に迫力のある重装備仕様に変化します。

ハイゼンスレイⅡ・ラー各部のぽろりが激しく、浮かせてのディスプレイは難しめ。経年でヘタれたキットであれば、ある程度補強してからディスプレイさせたほうが良さそうです。重量があるため、スタンドも不安定になりやすいので注意です。

ですが、浮かせてディスプレイさせることができれば、接地状態よりも更に派手なポージングを楽しむことができます。なので特に四肢などを動かさなくても、メカニカルなハイゼンスレイⅡ・ラーなのでそのままで十分。

少し前のめりにすれば、スピード感のある体勢を取ることも可能です。

フルドドⅡを装着し、ハイゼンスレイⅡ・ラー第二形態でブースターを装備。

MA形態へのブースター装着はMS形態時の取り付けと同じ。背部のブーストポッドを外し、MA形態用のジョイントパーツを組み付けます。

そしてブースターを取り付け、MA形態用の台座を組み付けたら装備完了です。

MA形態にブースターを装備すると、超ド級のフライトユニットになります。特に背部からのビューは圧巻。

MA形態のハイゼンスレイⅡ・ラーも各部が緩いですが、一旦ディスプレイさせればあとは弄ることが少ないのでぽろりは避けることができました。ただ、背部のブースターがスタンドに固定されていないですしMA形態との接続強度も弱いので、向きを変える度にブースターも気にする必要があるので大変です。

MS形態、MA形態共に形状が違う部分があるかもですがご了承をm(_ _)m

続いてフライルーに装備して。フライルーに装備させる場合は台座で浮かせてディスプレイさせるようになります。

取り付けはブースター上部の装甲を前側にスライドさせ、リアアーマーに固定します。そしてブースターの先端を股間部に組み付けて固定。2箇所で固定させるようになります。

背部にしっかりと固定されるので、ブースターがふらついたり抜けたりすることはありません。ですがフライルーが経年で劣化していたので、その他の箇所がバラけやすかったです。

専用の台座しか使用できず、角度を変えてディスプレイさせるのは難しいですが、四肢やムーバブルシールドバインダーは自由に動かせるのである程度のポージングは可能です。

フライルーMA形態にブースターを装備して。

フライルーは補強が必要でしたが、ブースターを組み付け、下部にブースター用の台座を組み付けるようになっているのでディスプレイはラクでした。ただ、台座が固定されているので、自由に角度をつけたりしてフライトシーンを演出するのは難しいようです。

無理やり角度をつけつつ、フライトシーンを演出。シャープなフォルムなのでスピード感が出てかっこいいですね。

ブースターを組み付けるとフライルーの下部にロングブレードライフルを装備することはできなくなりますが、その分リアアーマーのマルチ・アーム・ユニットを展開することでロングブレードライフルを上部から展開することは可能です。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。ハイゼンスレイⅡ・ラーへの装備はMS形態、MA形態ともに迫力のあるスタイルになり、これまでに発売されたHGのA.O.Zシリーズキットの中でも圧倒的な存在感とボリューム感を楽しむことができます。浮かせた状態でのディスプレイはかなり難しくはありますが、圧巻とも言えるビューが楽しめますし、装備したときの満足感は十分かと。

気になる点としては、A.O.Zシリーズのキットは構造が複雑なため、ヘタれると各部のぽろりやヘロヘロ感があってディスプレイがかなり厳しくなります。組み立て直後であればストレスは少なそうですが、組んでしばらく経っているキットだとディスプレイ時の補強はほぼ必須かと。

白成型色のブースターなのでフライルーと組みわせても違和感がないですし、フライルーをよりかっこよく演出することができます。その他MA形態のハイゼンスレイⅡの超ド級ユニットの再現など、望んでいたスタイルの重武装ユニットが楽しめるのではないでしょうか。

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1件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2021年2月24日 at 22:00 - 返信

    フライルーにつける時、バーニアパーツをフライルーの余剰パーツのものに替えてみてもいいのではないでしょうか

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