今回は、HG 1/144 R・ジャジャ (Twilight AXIS Ver.)のレビューをご紹介します!
HG R・ジャジャ (Twilight AXIS Ver.)は、『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』に登場するMS『R・ジャジャ』のTwilight AXISバージョン1/144スケールモデルキットです。特徴的なホワイトとパープルのツートンカラーを成型色で再現。銃剣付きビーム・ライフル、ビーム・サーベルといったR・ジャジャの標準装備各種が付属します。価格は2,090円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』にて、バイアラン・イゾルデやトリスタンと交戦し、テストパイロットの『ダントン・ハイレッグ』が搭乗した機体『R・ジャジャ』がキット化。2019年1月に発売されたHGUC R・ジャジャをベースに、ホワイトやパープルといったTwilight AXIS仕様カラーで再現されています。
成型色はホワイト(くすみのないピュアなホワイト)、パープル、ピンクが大半を締めています。武装の銃剣付きビームライフルはダークグレー成型色での再現。頭部モノアイや胴体をシールで補いますが、全体的にシールでの色分け箇所は少なめです。素組みだと色分けが不十分なため、後部バリアブル・シールド裏や脚部スラスター内などは塗装によって塗り分ける必要があります。
ベースのR・ジャジャが旧ジオン公国軍のギャンの機体思想を継承して開発した白兵戦用試作型モビルスーツということで、全体的に中世の騎士のようなデザインになっています。
ポリキャップはPC-002を使用。特別関節強度が高いわけではなく、関節にKPSパーツを使用するなど、近年のキットらしい柔軟な関節可動となっています。背部にバリアブル・シールドを装備していますが、特に自立に影響はなく安定しています。
銃剣付きビームライフル、ビームサーベル用の鞘、ビームサーベル刃、銃剣付きビームライフル用マウントパーツ、平手(左)が付属。通常のR・ジャジャと同じものが付属しています。
R・ギャギャ用の余剰パーツが付属します。
C1ランナーはカラバリ用にグレーとピンク成型色のもの付属していますが、ピンクのランナーはほとんどが余剰となっています。
形状はHGUC R・ジャジャと全く同じなので、色分けなどを確認しつつ各部を見ていきます。
頭部。表面の装甲はホワイト、アンテナや後方にメット部はパープルに、そして動力パイプなどはピンクでの色分け。首はポリキャップパーツが使用されています。モノアイはR・ジャジャではグリーンでしたが、こちらはピンクとなっています。
モノアイは黒い十字シールを貼り、その上にピンクのシールを貼っての再現。モノアイの移動を表現したい場合はシールの位置を貼り替えるようになります。
胴体部は胸部・腰部共にホワイトを中心として、部分的にピンクの装甲パーツでの色分け。腹部中央にある角型のコックピット?は四方からパープルのシールを貼るようになっています。さらに腰左右の白い部分も、パープル成型色パーツに白いシールを貼っての色分けです。各部の特徴的な三角モールドなどはグレーのシールでの色分け。
リアアーマーは白一色なので、中央上部のダクトは外側をパープル、内部のスリット入りダクトをピンクに塗り分ける必要があります。
リアアーマー裏にモールドはないですが、リアアーマーの内側には5基が連なるバーニアが造形されています。
腕部はパープルやピンク成型色のパーツで細かい色分けが再現されていますが、肘左右のマルイチモールド部分はピンクに塗り分けが必要です。肘側の装甲は白いパーツを被せ、前腕表面の一部にできる合わせ目は段落ちモールド化されているので、合わせ目消しや後ハメなどは必要なさそうです。二の腕の裏面にも動力パイプが造形されています。
ショルダーアーマーは全体がホワイト、前方の3連装ミサイルポッドはピンクパーツで色分けされています。球状部分は前後挟み込みタイプですが、合わせ目はモールド化されているので処理は必要ありません。尖った装甲部分はモナカ割で合わせ目が出来ます。
バリアブル・シールドも全体がホワイト成型色での再現。裏打ちパーツは2箇所がピンクパーツで造形されていますが、円形の裏打ちパーツはパープルに塗装が必要です。
バリアブル・シールドは上下に可動。
ショルダーアーマーを回転させることで、バリアブル・シールドを前方に向けることができます。
脚部は大腿部や左右のスラスター周りの装甲をパープルに、膝から下の装甲の大部分をホワイトに配色。左右の角型スラスターは白一色なので、内部をグレーに、ふちをピンクに塗装する必要があります。
大腿部は筒型で合わせ目はなし。膝から下は左右挟み込みタイプですが、スネ側は段落ちモールド化。後部の角型スラスターの上部に少しだけ合わせ目ができます。後部角型スラスターは円形のバーニア内部を赤に、その周りをグレーに細かく塗り分ける必要があります。
ソール部はパープル、ホワイト、ピンクそれぞれのパーツでバランス良く色分けされています。つま先は赤いシールでの色分け。左右に4基のバーニアが造形されるなど、少し変わった作りになっています。足裏はつま先とかかとに肉抜き穴があります。
バックパックは白一色なので、角型スラスターの内部をグレーに、縁をパープルに塗り分ける必要があります。下部のバーニアはパープル成型色パーツでの色分け。
通常のHGUC R・ジャジャと並べて。配色以外は同じですが、ホワイトやパープルのカラーリングによって妖艶さが感じられるものになっています。
同シリーズのHGバイアラン・イゾルデと並べて。バイアラン・イゾルデのほうがやや大きめ。R・ジャジャの頭頂高は20m(全高23.55m)。一方のバイアラン・イゾルデの全高は不明。バイアランの全高は23.1mです。HGUCガンダムトリスタンは手元になく、比較ができませんでしたm(_ _)m
HG R・ジャジャ (Twilight AXIS Ver.)の各部関節については、HGUC R・ジャジャと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
ピンクの銃剣付きビームライフルが組めますが、動力パイプパーツが付属していません。
銃剣付きビームライフルをR・ジャジャのもの(画像上)と並べて。動力パイプの色が違う他、グレー成型色も少し違っています。銃剣の刀身部分はシルバーに塗り分けが必要。
センサーはグリーンのシールでの色分け。後部のストックは可動式です。
裏面にジョイントパーツを取り付けることで、銃剣付きビームライフルを背部バリアブルシールドにマウントすることができます。
鞘はホワイトとピンク成型色での色分け。白い鞘部分は2個パーツの組み合わせで側面に合わせ目ができます。グリップは脱着が可能。
鞘は側面の3.0mmのダボ固定により、左のサイドアーマーにマウント可能です。
銃剣付きビームライフルを装備し、ビームサーベルの鞘を腰にマウント。
武装類は問題なく保持してくれますが、R・ジャジャと同様に肩のボールジョイント強度が高くないので、グリグリ動かしていると腕が外れやすいので注意が必要です。
銃剣付きビームライフルは後部が長く、脇にストックを抱えるように保持します。腕の自由度がいくらか制限されますが、しっかりと構えることができます。劣化すると手首が外れやすくなるので注意が必要です。
銃剣部分は脱着可能。銃剣だけ保持して攻撃態勢をとることも可能です。ハンドパーツに差し込んでも抜け落ちることはありませんでした。
もともとデザイン性の高い機体なので、どんなポーズでも様になりやすいですね。白いカラーリングでさらに動きにメリハリが出ていますし、どういった動きをしているのかわかりやすく、表現力は高いです。
バリアブルシールドを前方に展開して防御態勢に。白騎士っぽい清潔感あるカラーリングになっているのがいいですね。
適当に何枚かどうぞ。
トリスタンが手元にないので、イメージでバイアラン・イゾルデとのバトルシーンを再現。
以上です。ホワイトやパープルに配色された姿は、白騎士らしい勇敢な印象と共に妖艶さもあり、ストーリーでの登場と同じく少し謎めいたところを感じますね。通常のR・ジャジャとはひと味違ったかっこよさがありますし、個人的にも通常版より好みなカラーリングになっています。
欠点的には通常のR・ジャジャもそうですが、肩関節のボールジョイントや手首が外れやすかったりするので、ポージング時にグリグリ動かしたい場合は少しストレスを感じるところもありそうです。あと、付属品なども通常のR・ジャジャと同じなので、なにか違った装備があると良かったかと。
短編な作品内にあってそこそこ存在感のある機体ですし、改めてHGUC R・ジャジャの完成度の高さを感じることができるので、トリスタンやバイアラン・イゾルデなどと合わせてTwilight AXISの世界観を楽しむのも良いのではないでしょうか。
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