今回は、2016年10月に発売されたHG 1/144 MSオプションセット5 & 鉄華団モビルワーカーのレビューをご紹介します!
HG MSオプションセット5 & 鉄華団モビルワーカーは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より、MS各種との組み合わせが可能な各種武装1/144スケールオプションセットの第5弾です。HG ガンダムバルバトスルプスやHGガンダムグシオンリベイクフルシティ、HGユーゴーなどと組み合わせることで、劇中の特徴的な装備を再現することができます。鉄華団モビルワーカーも付属。価格は660円(税込み)です。
セット内容はバスターソード、300mmロングライフル、ツインメイス(2本分)、腕部200mm砲✕2、鉄華団モビルワーカー、ジョイントパーツ(組み換え用パーツ付き)、ガンダムバルバスルプス用平手(左右)。全てKPS素材のダークグレー成型色パーツで構成されています。
シールは平手の手甲を補うものが付属。成型色がダークグレー一色なので、鉄華団モビルワーカーはブラウンなどに塗り分けが必要です。それ以外の武装は塗装の必要はなし。
ツインメイス。ガンダムバルバトスルプス用の小型メイスになります。乱戦に適した武装で、取り回しに優れ、一撃必殺よりは連続攻撃に向いているとのこと。
メイス部分の表面にはバルバトス系の武装に見られるマークがモールド造形されています。
柄の部分にもモールドが細かく造形されています。
メイス部分は左右の組み合わせですが、合わせ目は出来ないパーツ構成。中心の柄の部分が別パーツ化されているので、メタリック系で塗り分けたりすると雰囲気が変わってきそうですね。
付属のジョイントパーツをバックパックに組み付けることで、ツインメイスをマウントさせることができます。柄の部分がジョイントパーツにかっちりとはまり込むので簡単には外れません。
ただしジョイントパーツは一組しか付属していないので、劇中の出撃シーンのように2本を背部にマウントさせる場合はこのキットが2つ必要になります。
ジョイントパーツは上下スイングやロールなどフレキシブルに可動。なので背部からツインメイスを手に取る瞬間のポーズなども再現し易そうですね。
腕部200mm砲。ガンダムバルバトスルプスの両腕部に装備可能な射撃武装で、レールスライドによって衝撃を抑え、機体制御に与える影響を最小限に留めると共に高い連射性も持つとのこと。
本体部分は左右の組み合わせで上部に合わせ目ができます。砲口部分が別パーツ化されているので、こちらも塗り分けたりするとまた違った感じが出て良さそうですね。下のジョイント部分は1個パーツ構成で裏面が肉抜きですが、バルバトスルプスの腕部に組み付ければある程度は隠れます。
腕部200mm砲もジョイントパーツの先端を組み替えることでバルバトスルプスの背部にマウント可能。3.0mm穴で組み付けるため、他キットと組み合わせてのカスタマイズもし易くなっています。
ジョイントパーツが可動するので、砲口を前方に向けてキャノンのように使用することもできます。
ツインメイスと腕部200mm砲を装備して。
ツインメイスは一旦手甲パーツを外してから保持させます。グリップが円筒型ですが、ハンドパーツ穴との間に隙間なく保持できるのでスルッと移動したりということはありません。
軽量の武装なので取り回しがし易いです。劇中でのユーゴーとの戦闘シーンでも使いまくっていたので相当使いやすい武装なのかも。
腕部200mm砲はバルバトスルプスの前腕に組み付けます。前腕装甲の形状に合わせて造形されているので隙間なく組み付けることができます。3.0mmダボでしっかりと組み付けられるので簡単には外れません。
射撃時は砲身を反転させます。
こちらも軽装なので特に取り扱いに不自由さはないですね。前腕に組み付いているので多少腕部の取り回しが難しくなるかなというくらい。
劇中のようなツインメイスと腕部200mm砲の両立による攻撃ポーズを再現。このMSオプションセットを使用することでバルバトスルプスのポージングに幅が出るのがいいですね。ツインメイスを握らせていると砲身部分が多少干渉するのでその点だけ注意です。
平手。手のひらには細かなモールドが造形され、指もグワッと開いたような力強い表情になっています。手甲パーツは別パーツ化されていますが、上から白いシールを貼っての色分けです。バルバトスルプスの白い手甲パーツも問題なく組み付け可能でした。
平手を使用することでバルバトスルプスに柔らかい自然な表情を付けることができます。左右両方が付属するので、武器を持たせなくても平手だけで十分様になるのがいいですね。
腕部200mm砲を背部に組み付けてキャノン攻撃。劇中では見られなかった攻撃パターンですが、近接戦闘が主体のバルバトスルプスにおいてこのようなキャノン武装はかなり新鮮。
バスターソード。海賊などに流通している大型の格闘武装になります。大型ですが、峰の部分にグリップが備わっているので取り回しが良いとのこと。後に発売されたHGユーゴーツインセットにも付属しています。
刃の部分が簡単なモナカ割で上下に合わせ目ができます。
バスターソードはユーゴーの背部にマウント可能。円月刀の代わりに組み付けます。バックパックのジョイントに挟むようにしてダボ固定されるので、簡単に外れることはなかったです。
バスターソードはハンドパーツに柄を差し込むだけで保持が可能。柄が少し細く、ハンドパーツから抜けやすいので注意です。
両手持ちも問題なく再現可能でした。刃が太く、切り落とすというよりはたたき切るといった感じのソードなので攻撃ポーズにも迫力が出ます。
峰のグリップを握らせて。夜明けの地平線団の双子のユーゴーが使用していた武装ですが、サンドバル・ロイターのユーゴーに持たせても十分様になりますね。
300mmロングライフル。「ヘパイトス」が開発した携行火器になります。フォアグリップが備わっていて、中距離での安定した射撃が可能とのこと。
本体部分は簡単なモナカ割で上下に合わせ目ができます。簡単な構造ですが、表面には適度なモールドが造形されていてチープさはありません。マガジンの脱着ギミックはなし。
銃口は開口。
フォアグリップは左右にスイングします。
HGモビルレギンレイズに装備して。
シンプルな構造の武装なので特に取り扱いに不自由さはありません。ある程度肩が動くキットであれば両手持ちも問題なく可能です。
別にレギンレイズが使用している武装ではないですが、何気にポーズが様になる都合の良い武装ですね。
この300mmロングライフルも夜明けの地平線団の双子のユーゴーが使用していた武装になります。なのでHGユーゴーツインセットにも付属しています。
鉄華団モビルワーカー。鉄血のオルフェンズ後半にて、組織を拡大した鉄華団が新たに導入したモビルワーカーになります。初期に使用していた旧型(CGSモビルワーカー)とは異なるタイプで、テイワズなどの後援のもと、新戦力として搬入されたとのこと。
簡単な4個パーツ構成ですが、両側面の60mm機銃や後部の110mmロケット弾ポッドなども細かく造形されています。前面の車体下部には機銃『チェーンガン』も造形。
成型色がダークグレー一色なので、車体をライトブラウン(ダークイエロー)に、塗り分けが必要です。
他のMSオプションセットに付属しているモビルワーカーと同様、裏面はごっそり肉抜き穴です。ですがシンプルに設置させているぶんには裏面の肉抜き穴はあまり見えないようになっています。
上部は左右にスイングさせることができます。
左右の60mm機銃は上下に可動。内側は肉抜き穴です。
他のMSオプションセットに付属しているモビルワーカーと並べて比較。右上のギャラルホルンモビルワーカーに次いで大きいモビルワーカーになっています。(画像左手前からCGSモビルワーカー、鉄華団モビルワーカー、CGSモビルワーカー宇宙用、ユニオンモビルワーカー、ギャラルホルンモビルワーカー)
可動箇所が多いのでそのぶん表情が付きやすいです。
ただ、他のモビルワーカーと同様、下部に3.0mm穴などがあると、もっと走行シーンや戦闘時の移動シーンなどの表情が付いて良かったかも。波状のエフェクトパーツを使用して走行シーンを演出するのもありですね。
ルプスレクスなどと組み合わせることで、モビルワーカーの実車感やMSの巨大さ、迫力といった臨場感が感じられるようになります。
適当に何枚かどうぞ。
以上、HG MSオプションセット5 & 鉄華団モビルワーカーのレビューでした。
続いてHG MSオプションセット5 & 鉄華団モビルワーカーのパッケージ・ランナーレビューです。
パケ絵はこのオプションセット5に付属している武装やモビルワーカーに加え、バスターソードを装備するユーゴー、ツインメイスと200mm砲を装備するガンダムバルバスルプスが合わせて掲載されたものになります。背景は火星のような荒野ですが、劇中では宇宙戦を繰り広げたのでこれはイメージかと。
パッケージサイズは他のHGBCやMSオプションセットと同じ大きさ。
横絵はバスターソードやロングライフルといった武装が一通りと、塗装された鉄華団モビルワーカー、期待スペックなどが掲載されています。
開封。全部で1袋分のランナーです。
説明書。他のオプションセットと同様、1枚ものの説明書になります。表のカラー面は組み立て方法、裏の白黒面は装備方法など。
カラーガイド。
↑A1、A2ランナー。共にダークグレー成型色で、A1はバルバトスルプス用の平手や鉄華団モビルワーカー、ツインメイスや腕部200mm砲のジョイントパーツなど。A2はツインメイスパーツです。どちらもKPS素材。
↑A3、A4ランナー。共にダークグレー成型色で、A3は腕部200mm砲パーツ。A4は300mmロングライフルやバスターソードパーツ。共にKPS素材です。
↑手甲用のホイルシール。
以上です。どれも構造がシンプルで取り扱い武装ばかりなので、保持やポージングがしやすく、劇中シーンの再現にも適した武装類になっています。ツインメイスや腕部200mm砲はバルバトスルプス用の武装ですが、他のキットに持たせても十分に楽しめますし、腕部200mm砲などは背部にマウントさせることでキャノン砲のように使用できるのもポージングにバリエーションが出ていいですね。
その他、平手を使用することでポージングがかなり自然な表情になりますし、鉄華団モビルワーカーも劇中では旧型ほど目立っていないですが、サイズアップしたことで重厚感が感じられるようになっています。劇中でもこれらの武装は良く使用されていたので、シーンを再現しつつ、HG鉄血のオルフェンズシリーズのキットを華やかに演出するのもいいですね。
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