今回は、アオシマ 1/43 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車 2台セットのレビューをご紹介します!
アオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車 2台セットは、『機動警察パトレイバー』に登場する小型車両「98式特型指揮車」の1/43スケールモデルキットです。コンパクトながらも高い機動性を誇る特徴的な車体を実感豊かに立体化。付属デカールによって1号機用指揮車と2号機用指揮車が各1台ずつ再現可能となっています。遊馬・香貫花・熊耳の3名のフィギュアも付属。価格は3,740円(税込み)です。
内容物は98式特型指揮車2台、ガードロボ「BEL-1999 カルディア」3体、篠原遊馬(指揮者に組込済)、香貫花・クランシー、熊耳武緒の3体です。素材はほぼPSでABSは使用されていません。
組み立てに接着剤は必要ありません。簡単に組み立てられるスナップフィットキットになっています。98式特型指揮車の外装、カルディアのボディはそれぞれアンダーゲート仕様。切り残しに注意します。
ホイルシールが付属し、ボディの白黒の色分けやナンバープレート、パトランプの一部などを補います。まずまず量がありますが、貼り付けはそれほど難しくありません。ナンバープレートは2種類が用意されています。
ホイルシールと水転写デカールが付属し、各部のマーキングや色分けを補います。おそらく素組みだとホイルシール、塗装・制作する場合は水転写デカールを使用すると良いのかなと思います。水転写デカールの表面は透明のシートで丁寧に覆われていました。
まずは98式特型指揮車からレビューしていきます。ガードロボ「BEL-1999 カルディア」のレビューがご覧になりたい場合は以下のリンクからどうぞ。
■98式特型指揮車
98式特型指揮車。情報通信設備や電子機器、投光器、外部拡声器、ウインチといった装備を有し、レイバーの行動を補佐、指示を与えるための小型バギータイプ車両になります。
成形色はボディがホワイト、シャーシやフレーム類がグレー、パトランプがクリアレッド、タイヤがブラックという警察車両をイメージしたカラーリングになっています。
98式特型指揮車をいろんな角度から。
シールを貼らない状態で。小型車両なのでこのままでも十分にかわいいですが、シールを貼ることで本格的な警察車両に変わるのが良いですね。
フロント外装はバギーらしいシルエットが特徴的。左右にはフレーム状のミラーが印象的に造形されています。ミラーはフレームが細いので、組み付け時に折ってしまわないように注意です。
桜の代紋もアンダーゲート仕様でゲート跡が露出せず、組み立てるだけで美しく仕上がります。かなり小さいパーツなので、組み立てやゲートを切り取る際に紛失しないように注意です。
前面のハッチは開いた状態にできますが、ハッチを固定することはできないようでした。展開状態を再現したい場合はパーツを接着する必要があるかと。
上部パトランプ周り。フレームや投光器、パトランプなどが細々とメカメカしく配置されています。パトランプは付け根の部分は白いシールでの色分け。
投光器や拡声器は回転可能。投光器はダボ強度が高いため、回そうとするとフレームに負荷がかかりやすいです。破損が怖いので、ダボをわずかに削って動かしやすくしてみました。
側面は装甲車のような厚みのあるドアや装甲が印象的。「警視庁」のシールを貼るようになっています。警察車両の黒い部分はすべてシールでの色分けです。
サイドドアは内側にもしっかりとしたモールドがデザインされています。内側のモールドはグレーなどに塗り分けたほうが良さそうです。流石にボディの内側にはモールドはありませんでした。
後部もスリットダクトなどがバギーっぽくもあり、装甲車っぽくもあって味がありますね。ナンバープレートやテールランプなどはシールでの色分けです。
左右のアンテナはグレーに塗り分けが必要。細身なので引っ掛けて折ってしまわないように注意です。
外装は少し固定強度がありますが取り外しが可能。内装を確認することができます。取り外す際は先にサイドドアを外してから取り外します。
内装は1シートで助手席はなし。運転席のコンパネ周りやダッシュボードがしっかりと造形されていますし、シート横のコンソールなども細かなボタンモールドなどがいい感じに造形されています。
フィギュアは接着が推奨されていますが、手前のダッシュボード(ハンドル付き)を外してシンプルにシートに座らせるだけでも問題はないかと。搭乗者を簡単に変更することができます。
シートはないですが、一応それなりに助手席に座らせることもできました。
サイドドアを外した状態でも運転席の状態を確認することができます。フィギュアはシートにしっかりとフィットしていて造形も良いですね。
サイドドアは一応開いた状態が再現できましたが、特に説明書に記載されているものではありません。
搭乗者は篠原遊馬、香貫花・クランシー、熊耳武緒の3体が付属。それぞれ形状が違っているので、塗装しなくても見分けはつくと思います。モールドはやや浅めですが、それぞれ個性のある容姿で良いですね。
全身と両腕部の3個パーツ構成。腕は固定式で上下にロールさせることはできません。
シャーシは簡易的な造りで前輪の駆動系のギミックはなし。フロントタイヤを左右に振ることはできません。
タイヤはプラパーツ仕様。ゴム製ではないのは少し残念ですが、表面にはタイヤパターンも適度に造形されています。パターンの向きを間違えないようにして組み付けます。
タイヤは内側がホイールと一体のグレー、外側がブラックなので、ホイールの塗り分けがラクそう。内側は黒く塗り分けが必要です。
2台を並べて簡単にディスプレイ。情報量が多いので、シンプルに並べて置くだけでも見応えがありますし、飾り物としても十分です。
エフェクトパーツなどを使って走るシーンを演出してみても面白いですね。手元にイングラムがないのがとにかく残念;
続いてガードロボ「BEL-1999 カルディア」のレビューです。
ガードロボ「BEL-1999 カルディア」。施設内警備を主要目的とする無人小型レイバーです。多数が施設内を巡回・警備し、不審者を見つけると合成音声による警告の後、底部の電撃端子より電撃を放つとのこと。
カルディアをいろんな角度から。こちらのほうが時代的には前ですが、00のオートマトンや攻殻機動隊のタチコマを足して2で割ったような特徴的なデザインのレイバーになっています。ワインレッド成形色での再現。
ボディは亀の胴体のような特徴的なデザイン、側面にはスリットが特徴的に造形されています。上下の組み合わせですが、合わせ目はモールド化されています。
上部のハッチは中央シャフトの伸縮で上下に展開可能。腹側のシャフトを押し込んで展開します。
4脚は各部とも内側が肉抜き穴。ですが足先は別パーツで蓋がされていて造りが良いです。球形車輪で高速移動可能な4脚を持ち、垂直の壁も自在に昇降可能とのこと。
4脚は各部ともボールジョイント接続で柔軟に可動します。生物的な動きが表現できるのが良いですね。
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)と並べて大きさを確認。98式特型指揮車、カルディアともにかなり小型でコンパクト。手のひらに乗るくらいの可愛らしいキットになっています。それでいてこの緻密さはプラモデルとしてはなかなか優秀。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。98式指揮車、カルディア共に造りが良く、ディスプレイさせるだけでも十分。可愛らしい小型キットなので置物として邪魔にならないですし、造形物としてもかなり見応えがあります。素組みで十分なくらいの完成度があるので、無理に塗装しなくても良さそうですね。
気になる点は殆どありません。あえて言えばカルディアの脚に肉抜き穴があるのと、多少小さなパーツが多いので紛失注意。それと固定強度が高く、投光器などは動かすと破損に繋がる可能性があるので注意です。ダボを削るなど少し対処したほうが良いかも。
カルディアも四肢がよく動くので生物的な表情がリアルに演出できますし、98式指揮車もハッチが展開できたりフィギュアが確認できたりと細かなギミックも搭載されています。キット化されただけでもありがたいと思いますが、完成度が高く、ファンにとっても嬉しいアイテムになっているのが良いですね。
⇒メルカリでアオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車を探す
⇒アマゾンでアオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車を探す
⇒あみあみでアオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車を探す
⇒DMM.comでアオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車を探す
⇒駿河屋でアオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車を探す
⇒楽天でアオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車を探す
⇒ヤフーショッピングでアオシマ 機動警察パトレイバー 98式特型指揮車を探す