今回は、HGBD 1/144 ガンダムラヴファントムのレビューをご紹介します!
HGBD ガンダムラヴファントムは、ガンダムビルドダイバーズに登場するダイバー『マギー』が使用するガンプラ『ガンダムラヴファントム』の1/144スケールモデルキットです。ストライクフリーダムガンダムをベースに造形され、背中にはノワールストライカーベースのラヴストライカーを装備。ビームカマやストライカーサイズといった武装が付属するなど、特徴的なスタイルのキットになっています。価格は2,376円(税込み)。
妖艶なスタイルのHGBDガンダムラヴファントム。2016年11月に発売されたHGCEストライクフリーダムガンダム(REVIVE版)をベースに、各部新規パーツによって構成されています。
頭部やラヴストライカーなど、部分的にストライクノワールガンダムの造形を持っていますが、ストライクノワールベースの部分は流用ではなく全て新造パーツになります。これらのパーツはランナータグに『HG 1/144 GLP NOIR』や『HG 1/144 LP ノワールストライカー』と記載されているので、REVIVE版ストライクノワールガンダムの発売もあるのかも。
カラーリングはワインレッドとブラック。ガンダムビルドダイバーズに登場するマギーらしさと悪魔っぽさを併せ持つデザインになっています。
HGCEストライクフリーダムガンダムがベースなので、各部にポリキャップが使用されています。なので各部強度は高め。背中に大きいラヴストライカーを装備しているので後方にやや比重がかかりますが、ラヴストライカーの配置によっては自立できます。ですが脚部もヒール型で接地面が小さいため、倒れやすいのでポージングはアクションベースを使ったほうが良さそうです。
ラヴストライカーを外した状態を全身から。
頭部。ストライクノワールを意識した造形で、アンテナはラヴファントム独自の形状。先端には安全加工がされています。アンテナ中央はハート型になっていますが、ピンクに塗装しなければあまりハート型とは感じない造形にしてあるようです。
前後挟み込みタイプなので真横に合わせ目ができます。合わせ目を消すには後ハメ加工が必要です。とさか前後のセンサーはシールによる色分けです。
胸部、腹部。全体的にはストライクフリーダムガンダムからあまり変わっていませんが、腹部周りのパーツや腹部中央のカリドゥス複相ビーム砲が新造パーツで再現されています。
腰部。ストライクフリーダムガンダムから大きな変化はなく、両腰のクスィフィアス3レールガンもそのまま流用されています。
腰には高エネルギービームライフルのマウント部がそのまま残されていますが、高エネルギービームライフルは付属しません。腰アーマー裏は特にモールドはありません。
クスィフィアス3レールガン。前後が展開することで射撃体勢に。砲身などはモナカ割で上下に合わせ目ができ、砲口や後部は別パーツで色分けされています。サーベル柄のマウント部は回転可動し、サーベル柄は脱着可能です。ただしサーベル刃は付属していないので、他キットから拝借する必要があります。撮影後に説明書を確認しましたが、展開時にはサーベル柄を真横にするみたいですね;
腕部。形状はストライクフリーダムガンダムとあまり変わりませんが、前腕にあるビームシールド発生装置やショルダーアーマーが新造されています。ビームシールド発生装置は先端に安全加工が施されています。
ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプですが、上部にできる合わせ目は段落ちモールド化されています。
脚部。ストライクフリーダムガンダムベースですが、膝のアーマーが特徴的な造形になっています。大腿部は筒型パーツで膝から下は左右挟み込みタイプで後部に合わせ目ができます。
後部のスラスター部は展開。
足首から下の部分。魔女の靴のような、つま先が尖ったハイヒール型の特徴的な造形。構造的にはストライクフリーダムガンダムとあまり変わりませんが、接地面が小さいので自立では不安定さが生まれます。足裏はつま先に肉抜き穴があります。
バックパック。両翼のラヴストライカーが跳ね上がった特徴的な造形になっています。
ラヴストライカーのウイングは左右に広げることができます。
バックパック単体で。数個パーツのシンプルな造形で、下部のダクトもスリット入りで造形されているのみ。特に可動しません。
バックパックは2箇所のダボ穴接続なので、ストライクフリーダムガンダムのスーパードラグーン 機動兵装ウイングも取り付けが可能です。
ラヴストライカーのアーム付け根が可動するので、ひっくり返してストライクノワールガンダムのようなスタイルにしておくこともできます。
ラヴストライカー。ノワールストライカーベースの特徴的な武装になります。特にポリキャップは使用していませんが、各部の強度はまずまず高めです。
付け根部分やリニアガンは左右挟み込みタイプなので上下に合わせ目ができます。リニアガンの側面は黄色いパーツで色分けされています。
アームは複数パーツの組み合わせでフレキシブルに可動。アームは肉抜き穴っぽい造形になっています。
リニアガンはアームによって前後左右回転展開可動します。
ウイングは付け根も回転可動し、左右にも可動します。
リニアガン裏面の合わせ目はモールド化され、砲口は別パーツで造形、色分けされています。
ストライカーサイズはラヴストライカーから少し引き出すことで展開させることができます。
さらに取り外して単体武器としても使用が可能です。
白いパーツで造形されたグリップも前後に可動します。
HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと。ベースのストライクフリーダムガンダムもまずまずの大きさですが、ラヴストライカーによってかなりサイズ感のあるキットになっています。
HGCEストライクフリーダムガンダム(光の翼DX EDITION)と。部分的な形状は同じですが、ノワールと組み合わせた造形やカラーリング、背中の装備品などによってかなり異なる機体に見えます。ハイヒール型なので全高も少しだけ高くなっています。
アップにして本体部分を比較。本体だけを比べると似た部分が多いですね。
各部の可動域はHGCEストライクフリーダムガンダムとそれほど変わらないので簡単に見ていきます。まずは頭部。顎引きや見上げるポーズなど、かなり広めに可動させることができます。左右へは顎と襟が干渉するので少し見上げたような状態になってしまいます。
腕は肩アーマーが干渉したりするので水平程度まで。肘はしっかりと折り曲げることができます。肩は前側にポリキャップが引き出せるので広めにスイング可能です。
腹部は適度に前後スイングが可能。腰はクスィフィアス3レール砲が干渉するので真横程度に。
腰アーマーが前後に可動するので、脚部を広く前後可動させることができます。膝もかなり深くまで折り曲げることが出来ます。
両腰のクスィフィアス3レール砲は後方に可動させることができます。
足首は広めに前後可動します。左右への可動はわずか。
つま先は少し可動させることができます。
左右への開脚は、クスィフィアス3レール砲を後方にまわしておくことで水平以上に上げることができます。内股は大腿部が干渉するので可動はわずか。がに股も真横程度までの可動となります。
脚部にトゲトゲのあるキットですが、立膝はまずまずな形でこなしてくれました。流石にREVIVE版ストライクフリーダムガンダムがベースなので、全体的な可動域は広めになっています。
ビームカマ、平手ハンドパーツ(左右)、クリアーのビームシールドが付属。
その他HGCEストライクフリーダムガンダム用の余剰パーツがいくつか付属します。頭部がまるまる付属しています。ストライクフリーダムガンダムのアンテナをラヴファントムの頭部に取り付けることはできないようでした。
ビームカマ。柄の部分はピンク成型色の1個パーツなのでグレーに塗装する必要があります。カマのビーム刃はクリアーグリーンパーツ。画像は用意していませんが、ビームカマ刃はブラックライトで発光します。
ビームカマの柄はビーム刃を外してバックパックに取り付けることが可能です。
ちょっと見えにくいですが、クリアーのビームシールド。ストライクフリーダムガンダムのものと同じです。角には安全加工がされています。
ビームカマとシールドを装備して。ビームカマは柄とハンドパーツの固定がなく、くるりと回転したりすることもあるので少し注意が必要です。絵の太いところを持たせるとラクかもしれませんね。
ビームシールドは二の腕やショルダーアーマー、背中のラヴストライカーとかなり干渉して外れやすいので、必要なとき以外は装備しないほうがいいかもです。※説明書では逆向きに取り付けるようになっていますが、肘を曲げて干渉を避けないと取り付けは難しい印象でした。
ビームカマの両手持ちも問題なく可能です。
ラヴストライカーを展開してド派手なスタイルに。
リニアガンも自由に可動させることができます。
ストライカーサイズもハンドパーツに差し込むだけなので、くるりと回転したりすり抜けたりすることがあるので注意が必要です。
ストライカーサイズは特徴的な装備品ですが、割とポーズが決まる面白い武器です。
では適当に何枚かどうぞ。
ラヴストライカーの向きを変えてストライクノワールスタイルに。
ラヴストライカーを変形させて飛行スタイルに。
HGCEストライクフリーダムガンダムからサーベル刃を拝借して。
以上です。マギーのダイバー性質上、女性っぽいイメージもありますが、格闘スタイルでポージングさせると派手さもあってかっこいいキットになっていると思います。付属している武装類の少なさをラヴストライカーの多様性でいろいろと補われているのもいいですね。
欠点としてはビームシールドが干渉して外れやすかったり、カマがくるりと回転してしまうのはちょっと残念。HGCEストライクフリーダムガンダムからのコックピットハッチパーツや腰のサーベル柄の干渉による外れやすさというのも気になる点ではあります。
ですが全体的にはぽろりも少なめで、可動の柔軟性で様々なポージングも可能です。ポージングが様になりやすいですし、特徴的な造形やストライクノワールガンダムへの布石も感じられる、なかなかいいキットになっていました。
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16 件のコメントがあります。
高井俊明
on 2018年10月13日 at 05:38 -
今日ヤマダ電機に買いに行きます。手に入れるのが楽しみです!
高井俊明
on 2018年10月13日 at 05:39 -
何だかガンダムデスサイズヘルカスタムみたい(笑)
高井俊明
on 2018年10月13日 at 05:43 -
見た目がストライクノワールガンダムにも見えます。
高井俊明
on 2018年10月13日 at 05:45 -
もし、ゲームに登場したら迷わずデュオを乗せます。デュオといえば死神、死神といえばデュオなので。なのでガンダムラヴファントムはデュオにこそふさわしい機体です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
高井俊明
on 2018年10月13日 at 05:46 -
ストライクフリーダムガンダムがモデルだというのは正直驚きました。
高井俊明
on 2018年10月13日 at 05:47 -
武器もデスサイズと同じ接近戦用の武器が多いですね。
高井俊明
on 2018年10月13日 at 05:48 -
背中の武器も格好いいですね。
高井俊明
on 2018年10月13日 at 13:47 -
ストライクノワールガンダムにも見えました。
高井俊明
on 2018年10月13日 at 17:34 -
腰についている武器の名前は?
高井俊明
on 2018年10月13日 at 17:35 -
僕にとってガンダムラヴファントムのパイロットは、デュオ・マックスウェルただ1人です。
高井俊明
on 2018年10月13日 at 17:36 -
箱の絵ももの凄くいいです。気に入りました。
nori
on 2018年10月13日 at 21:40 -
コメントありがとうございます!
多くコメントをいただけるのはありがたいのですが、ちょっとボリュームが多くて返信なども大変ですので、申し訳ないですけどもう少し控えていただけると幸いです。
ご協力よろしくお願いいたしますm(_ _)m
匿名
on 2018年10月14日 at 21:23 -
ストラーカーパックの接続穴を見せてほしかった
nori
on 2018年10月21日 at 01:25 -
コメントありがとうござます!
また時間があれば、レビューしておきたいと思いますm(_ _)m
匿名
on 2018年10月23日 at 12:56 -
頭部はノワールよりデスティニーっぽいですけど…
高井俊明
on 2018年11月4日 at 11:46 -
ストライクフリーダムガンダムと戦わせたら、どっちが勝つと思いますか?