今回は、MG 1/100 ガンダムX3号機のレビューをご紹介します!
MG ガンダムX3号機は、『機動新世紀ガンダム X 』より、Blu-rayメモリアルボックスの特典の新規描き下ろしコミック「あなたと、一緒なら」に登場するMS『ガンダムX 3号機』の1/100スケールモデルキットです。新たに3号機用ライトブルーのカラーリングを成型色で再現し、ベース機のMGガンダムXと同じくシールドバスターライフルやサテライトキャノンといった特徴的な武装類が付属。新規デザインのマーキング収録の水転写デカールも付属するキットです。価格は4,320円(税込み)プレミアムバンダイ限定の商品です。
ガンダムX3号機。かつてガロードの搭乗していたガンダムXを改修した機体とのことです。キット自体の形状はMGガンダムXと同じで、ショルダーアーマーの成型色がホワイトからライトブルーに変更されています。
カラーリングもブルーからライトブルーへの変更のみ。それ以外の成型色はMGガンダムXと同じです。
背中にサテライトキャノンを装備しているため、やや後方に比重がかかります。各部の強度はまずまず高めで、重さによって体型が反ったりすることはないですが、細身体型なので倒れやすくなっています。自立はできますが、ポージングなどでは少し注意が必要かと。
ガンダムX3号機用の新規デザイン水転写デカールが付属しています。
頭部。各部がパーツによって細かく色分けされ、ダクトや縁も別パーツで造形されています。ツインアイやとさか前後のセンサーはシールによる色分けです。後部もダクトが色分けされています。※以下、サテライトキャノンを外して撮影しやすくしています。
胸部。パーツによって細かく色分け、造形されています。ライトブルーの成型色が柔らかい印象を感じさせるデザイン。エアインテークや胸部中央のガイドレーザー受信部は、内部が細かくモールド化されています。下部4門のブレストバルカンも別パーツで色分けされています。
コックピットハッチは展開式。
内部はシートが適度に造形されていて、パイロットスーツ姿のガロードが入っています。
腹部、腰部。造形、カラーリング共にMGガンダムXから変わらず。モールドも適度に入り、部分的に内部パーツで色分けされたりしています。サイドアーマーにはクリアーパーツが使用されています。リアアーマー中央のハッチが展開しますが、説明書に武器マウントの案内などはありませんでした。
腕部。細身でシンプルな造形。二の腕、前腕共に各パーツが筒型なので、合わせ目を消す必要はありません。前腕側面にはクリアーパーツが使用されています。ハンドパーツは親指のみ可動し、その他の4本指はパーツによる組み換えです。
ショルダーアーマー。中央にクリアーパーツを挟む特徴的な造形で、側面のスリット部も別パーツで色分けされています。ショルダーアーマーがライトブルーになっているので、ガンダムX1号機とは違った印象を感じさせます。
脚部。こちらも細身ですが、適度にモールドが入り、ダクトなどは内部パーツが露出するように造形されています。複数の外装パーツを被せる仕様で、合わせ目はモールド化されています。膝から下の側面にはクリアーパーツにはクリアーパーツを使用しています。
足首から下の部分。造形は1号機と変わらずですが、こちらもライトブルーで清潔感あるカラーリングになっています。足裏も別パーツ化され、モールドも細かく造形されています。
サテライトキャノン。重量感ある武装です。通常時はリフレクターユニットをL字型に収納し、キャノンを斜めに配置しておきます。
バックパック左上にはショルダーバルカンを装備。ショルダーバルカンはフレキシブルに角度が変更可能です。グレー、ホワイトパーツ共にモナカ割ですが、合わせ目は段落ちモールドになっています。サテライトキャノンはアームによって自由に角度変更が可能。バックパックには可動部が複数造形され、柔軟な可動が実現されています。
リフレクターはスラスターが別パーツで色分けされています。ハニカム構造の受信部には、凹凸の入ったクリアーパーツが使用され、特徴的な造形になっています。(クリアーパーツの表面はつるつるです。)
リファインド内部にはミラーシートを挟み込むようになっていて、受信部が七色に輝くようになっています。
根本も回転可動し、リフレクターの角度を変更することができます。
リフレクターユニットはX型に展開可能。
キャノン。ロングサイズの迫力ある武器になっています。部分的にに左右で挟み込むところもありますが、段落ちモールドなどが造形されています。
先端のアーマーはスライド可動し、砲口は適度に開口されています。
中央のセンサーはクリアーパーツにシールを貼って色分け。下部のグリップは展開します。後部のグリップは脱着可能で、大型ビームソード用グリップとして使用します。
バックパックのマウントは、背中は四角、バックパックのダボは六角形なので、勝手に回転したりすることなく固定されます。特にポージング時の不安はありません。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと比較してみました。MGのガンプラとしては小柄な部類。干渉するのでダブルゼータは少し後方に配置していますが、それでも大きさには差があります。ちなみにガンダムXが頭頂高17.1mで、ジム・コマンドが18mです。1号機が手元になく、配色の比較ができず申し訳ないですm(_ _)m
首周りがスリムなので、頭部の前後可動は幅広く。肩のクリアーパーツが干渉するため、左右への可動は顎が干渉して浮き気味になります。塗装後は可動に注意したいところです。
腕部は肩内部パーツが引き出し可能で、真上にまで上げることができます。これは見事。肘もV字に深く曲げることができます。
肩は手前にも引き出し可能で、腕部を前方に広くスイングさせることができます。後方へはわずかに可動する程度。
腹部は適度に前後可動します。腰部アーマー類が干渉するため、腰の回転はわずかに回せる程度。
2種類のマウントパーツが付属し、股間部とバックパックの2箇所でアクションベースへのディスプレイがチョイスできます。
腰部アーマー裏は別パーツでモールドが造形されています。フロントアーマーもリアアーマーも可動するので、前後開脚は幅広く可動します。
膝もしっかりと折り曲げることができます。つま先も上下可動します。
足首の前後可動もまずまず広め。アンクルガードも可動します。左右への可動もまずまず。
左右への開脚は、サイドアーマーを交わすことで水平にまで上げることができます。内股はわずかですが、がに股は後方にまでしっかりと可動させることができます。全体的に、可動の自在性は高いです。
立膝もキレイな形でこなしてくれました。
シールドバスターライフル、大型ビームソード刃、サテライトキャノン用指パーツ(右)、武器用指パーツ(左右)、平手指パーツ(左右)、ガロード・ランフィギュアの他に、先程ご紹介したアクションベースマウントパーツが2種付属します。
外装の余剰パーツが多数付属するので、組み換えてカラバリを楽しむこともできますし、白のショルダーアーマーパーツが付属しているので1号機の配色を再現することもできます。
シールドバスターライフル。特徴的な武器になります。パーツによって細かく色分け、造形されています。両脇の白い外装はシールドになるため、気持ちふらつく感じがあります。上部の合わせ目は段落ちモールド化されています。
砲口やセンサー部分は収納可能。センサーはクリアーパーツにシールを貼るようになっていますが、抜けなくなりそうなので取り付けていません。
各部を収納し、白い外装を広げることでシールド形態に。
ガロード・ランフィギュア。細かく造形されています。
大型ビームソードを保持するときは、柄の部分を分解させて指パーツを取り付けます。シールドバスターライフルはコンパクトに収納し、バックパックにマウント可能。強度は高いので、抜け落ちることはありません。
シールドバスターライフルは指パーツのダボにしっかりと固定されるので持たせやすいです。ただ、白い外装部分が外れやすいので、その点は注意が必要です。
リフレクターユニットを展開させてホバーリングモードに。リフレクターユニットの角度によっては、ユニットをマウントしているアームが垂れてしまうこともあるので注意です。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。腰部のボールジョイントがストッパーっぽい形状になっていますし、各部の強度も高いので、それほど反る感じはありません。ですが、それでもサテライトキャノンの重さから、気持ち胸を張ったり、上半身が左に傾いたりするので、ポージング時は細かい微調整が必要かもです。ポージングを繰り返していると腰が重さに負けてくる場合もあるので注意です。
形状は変わらずの細かい造形なので、ガンダムXのかっこよさが十二分に味わえるキットになっていると思います。サテライトキャノンはド派手な演出ができますし、武器類はそれぞれ満足できるものになっていると思います。カラーリングも違和感はなく、ライトブルー成型色になったことでクリーンな印象が強まっているので、特別感を味わいたいならこちらを楽しんで見るのもいいですね。
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2 件のコメントがあります。
高井俊明
on 2019年9月23日 at 09:36 -
見た目は普通のガンダムXとはほとんど変わらないですね。変わっているとしたら、胸の色でしょうか?
nori
on 2019年9月29日 at 23:33 -
コメントありがとうございます!
比較画像がないので色味の違いが確認できず申し訳ないですが、違いは外装ブルーの成型色が淡めになっているくらいかと。
それ以外だと付属のデカールが違っています。