今回は、MG 1/100 ジムII(ユニコーンVer.)のレビューをご紹介します!
MG 1/100 ジムII(ユニコーンVer.)は、機動戦士ガンダムUCに登場するMS『ジムII』の1/100スケールモデルキットです。MGジムVer.2.0をベースに劇中のジムⅡ機体形状を新規パーツで再現。各部も細かく色分けされ、MGジムVer.2.0、MGジムⅡ(プレバン発売)とは違ったジムⅡ(ユニコーンVer.)オリジナルのディテールが楽しめます。価格は3,996円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
シンプルなディテールのジムⅡ(ユニコーンVer.)。首部や腰部、脚部などのが通常のジムⅡとは異なるUC登場機オリジナルの形状になっています。
MGジムVer.2.0、MGジム改、MGガンダムVer2.0、MGジムⅡといった複数のランナーパーツの組み合わせによって構成されています。関節各部にはポリキャップ(PC-202)を使用します。各部色分けパーツによって劇中のジムⅡ(ユニコーンVer.)が再現されていますが、完全色分けではなく、ところどころ塗装が必要な箇所も見られます。
関節強度はかなり高く、自立もしっかりとしています。細身なので一方に重心がかかるといったこともありません。
頭部。プレバンから発売されたジムⅡと同じ形状です。バイザーととさか内部のセンサーはグリーンのクリアーパーツで再現されています。とさかのセンサーは前後ともシールによる色分けです。前後挟み込みタイプですが、合わせ目は段落ちモールドになっています。
内部は1個パーツですが、細かいモールドが入っていてリアルです。
首元にはシャフトがありますが、頭部でほぼ見えないようになっています。
バストアップ。首周りがMGジムⅡとは異なるユニコーン仕様に。それ以外はほぼ同じです。
エアインテーク内部のフィンは僅かですが上下に可動します。
肩部のセンサー内部にはグリーンのクリアーパーツを埋め込みますが、一度埋め込むと抜けなくなりそうなので後の塗装を考慮して埋め込んでいません。センサー表面はグリーンのシールを貼るようになっています。
腹部、腰部。MGジムⅡは腹部パーツがグレーでしたが、ユニコーンVer.ではホワイトになっています。違いがわかりにくいですが、腰回りのアーマー類も新たに造形されたパーツになっています。(MGジムⅡとの比較画像がなくて申し訳ないですm(_ _)m)
サイドアーマーの出っ張りはグレーでの塗り分けが必要です。
腕部。ほぼMGジムⅡと同じ形状です。各部とも合わせ目はなし。
ショルダーアーマーも合わせ目なしの1個パーツです。側面のダクトはシールでの色分けで、シール貼らない状態だと真っ平らでモールドもありません。
ハンドパーツは全ての指が可動式。下3本は付け根部分がつながっていますが、カットすれば全ての指を独立させることができます。てのひらには武器保持用のダボがあります。
脚部。ユニコーンVer.独自の形状になっています。ふくらはぎ裏面には合わせ目が出るようになっています。アキレス(アンクルガード裏)のパーツはグレーで色分けされておらず、完全にポロリはしないものの、少しフラフラとしていて扱いにくかったです。
ふくらはぎにはダボ穴があり、ここをアポジモーター型パーツと外装ディテールと同じパーツで塞ぐようになっています。
足首から下の部分。特徴的なスリッパ型。足裏は別パーツなどによって細かいディテールが再現されています。
バックパック。ビーム・サーベルを1本だけ装備したシンプルな形状です。MGジムⅡと同じ。画像は用意していませんが、内部パーツもメカメカしいディテールが再現されています。
ビーム・サーベルストッカーはサーベル柄を抜いてバックパック内部に収納可能です。
センサーはグリーンのクリアーパーツによる再現ですが、一度はめ込むと抜けなくなりそうなので、後の塗装を考慮して埋め込んでいません。クリアーパーツの表面はシールによる色分けです。
スラスターは内外共に目立つモールドやスリットはなくシンプルな形状です。
MGジム・スナイパーⅡ、MGダブルゼータガンダムVer.Kaと比較してみました。比較的小柄なジムにあって、ダブルゼータガンダムの大きさが際立ってしまいました。比較対象を間違えたかも_| ̄|◯
頭部の可動は首が短いせいか、顎引きは殆どできず。見上げる状態は多少できるようになっています。
左右へはラクに可動します。首の付け根と頭部の付け根の2箇所がボールジョイント接続になっています。
胸部コックピットハッチは開閉式。ただ、それほど上部まで開くわけではなく、コックピットも奥にあるのでパイロットフィギュアを確認するのは難しいです。
上半身と下半身で分離可能で、内部にコア・ブロックを収納しています。
内部のコア・ブロックを抜いた状態でも腹部を組み合わせることができます。
コア・ブロック。形状はMGジムVer.2.0やMGジム改とは違ったものになっています。MGジムⅡと同じです。内部にはパイロットフィギュアをマウント可能。
腕部は水平以上に上げることが出来ます。
MGガンダムVer.2.0の内部フレームが採用されているので、肩部は引き出しギミックで柔軟に前後可動します。
シンプルな外装ということもあり、肘も最大限に可動します。
ショルダーアーマーも適度に可動します。
ショルダーアーマー内部はフレーム構造になっています。あまり激しく腕部を可動させると、白い外装パーツがスっぽ抜けたりするので注意です。
腰部は、腰部パーツが前後に可動するようになっています。前かがみは腰部センターアーマーが干渉するので極わずかな可動ですが、後方へは多少可動します。
腰の回転も、内部パーツが腰部アーマー類に干渉するので少しの可動となります。
腰部アーマーの裏面には適度にモールドが入っていて、フレームパーツとの組み合わせでメカニカルに構成されています。
付属のマウントパーツを使用してアクションベースにマウントします。
挟むタイプのマウントパーツですが、割りとしっかりと固定されるので、ポージング時も外れることはありませんでした。あまり激しくポージングしたりすると外れやすくなるかもです。
さすがに軽装なので、前後開脚は広々と可動しました。多少腰部アーマーが外れやすいので、その点を注意しつつ可動させてやる必要があります。
膝の可動も十分に。
足首もまずまずの可動域です。
つま先は、3箇所の可動ギミックによって、前後に柔軟に可動します。
足首内部にはシリンダーシャフトを装備。アンクルガードは適度に可動します。
左右への開脚はこのくらい。水平程度にまで可動させることもできますが、これ以上、上に上げるとサイドアーマーが外れてしまいます。
足首の可動はこのくらい。HG鉄血のオルフェンズキットの方がよく動くと言われればそれまでですが、より人に近い微妙な可動の表現はできるキットになっていると思います。足首なども複数の可動域によってねじるような可動をさせることができるようになっています。
内股はしっかりと可動し、がに股は45度程度になっています。太もも外装形状の関係で他キットと比べて干渉箇所が違うので、少し動きが異なります。
ビーム・ライフル、ビーム・サーベル刃×2、ビーム・サーベル柄(予備)、シールド、パイロットスーツフィギュアが付属。
MGジムVer.2.0、MGジム改、MGジムⅡ、MGガンダムVer.2.0といった各ランナーの余剰パーツが付属します。MGジムVer.2.0おなじみのビーム・スプレー・ガンやパイロットフィギュアも付属しています。
これだけのパーツがありますが、どのキットにも換装できないようになっています。MGジムVer.2.0はコックピット周りのパーツなどが足りず、MGジムⅡは脚部パーツなどがありません。これらのパーツを組み合わせていろいろとカスタマイズすることはできますね。
パイロットフィギュア。MGジムⅡに付属しているものと同じです。連邦の黄色いパイロットフィギュアとは少し形状が違っています。
ビーム・ライフル。MGジムⅡに付属していたものと同じです。本体部分はモナカ割なので中央に合わせ目ができます。
サブグリップは可動式で、センサーはグリーンのクリアーパーツで再現されています。クリアーパーツの表面にはシールを貼るようになっています。
グリップにダボ穴があり、ハンドパーツにダボがありますが、どうもしっかりとはめ込むことが出来ず、マニピュレーターで持たせるようになりました。多少ふらつくものの、マニピュレーターの可動がキツメでしっかりとしているので保持できました。
両手持ちも余裕で可能。
シールド。MGジムⅡやMGジムVer.2.0などとは異なる形状です。MGジム改と同じシールド。黄色い十字マークもありません。裏面はモールドはしっかりと入っていますが、色分けはなし。
前腕裏面にマウントさせて保持します。しっかりとマウントできるのでポロリはありません。
覗き穴はシャッター型ではなく、クリアーパーツを使用したものになっています。
裏面のアタッチメントにビーム・サーベル柄をマウント可能。シールドはバックパックにマウントできますが、こちらはかなりの頻度でポロリしました。
では適当に何枚かどうぞ。
立膝もきれいな形でできました。
ビーム・サーベルは手のひらのダボをマウントさせてしっかりと保持できました。
余剰パーツのビームスプレーガンはダボをマウントさせてしっかりと保持可能でした。
以上です。「ジムはよく動く」という印象が定着しつつありますが、このMGジムⅡユニコーンVer.もジムVer.2.0のフレームが使用してあるだけあって柔軟性がありますね。後のジム・スナイパーⅡなどにもつながるフレームなので可動域は十分です。「ジムを舐めるなよ!」って感じですね^_^
ただ、あまり広く動かしすぎると腰部アーマー類が外れたりするところもありますし、アキレスパーツやサイドアーマーが色分けされていなかったりポロリしたり、ビームライフルが手のひらのダボに固定出来なかったりと少し不満を感じるところもありますね。そういった意味では多少マイナス要素もあるキットだと思います。
ポージングに関しては、超量産機ということもあって、激しいアクションポーズが板についていないのか、あまり派手なポーズは似合わない気がします。意外とシンプルなポーズの方がカッコイイのかなぁと。(あくまで個人的な意見です^_^;)
全体的な形状もモールド類がなくシンプルですが、軽装こそジムの特権なのでそのシンプルさが良かったりします。ジムにはジムの良さがありますし、ジム好きならぜひ入手したいキットなのではないでしょうか。
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