今回は、HGUC 1/144 ジム・スナイパーのレビューをご紹介します!
HGUC 1/144 ジム・スナイパーは、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場するモビルスーツ『ジム・スナイパー』の1/144スケールモデルキットです。本編第12話に登場し、アプサラスⅢやEZ-8を狙撃。劇中で使用したロングレンジ・ビーム・ライフルを始め、ミサイル・ランチャーや100mmマシンガンといった武器も豊富に付属しています。価格は1,620円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
劇中のカラーリングそのままに、全身がグリーンで統一された陸戦型ジムの狙撃仕様『RGM-79[G] ジム・スナイパー』がHGUCでキット化。2017年1月に発売されたHGUC 陸戦型ジムをベースに、特徴的なグリーンのカラーリングを成型色で再現。その他、狙撃手特有のロングレンジ・ビーム・ライフルが新規造形で再現されています。
全身各部に適度にモールドが入っていて、HGシリーズながらも最新ガンプラとして高い完成度を持っています。ポリキャップはHGシリーズおなじみのPC-002を使用。
首以外の関節にはポリキャップが使用してあり、関節強度も高いです。自立は全く問題なく、高い安定度を誇ります。
ロングレンジ・ビーム・ライフル、ミサイル・ランチャ—、100mmマシンガン、シールド、ビーム・サーベル刃✕2、ロングレンジ・ビーム・ライフル用の持ち手(右)、平手(左)が付属。余剰パーツはありません。
頭部。フェイスガードはクリアーグリーンのパーツで再現。頬のダクトなども細かくスリットが入っていてリアルです。とさかの前面と後部のセンサーはシールによる色分けです。前後挟み込みタイプですが合わせ目は段々形状になっているのでモールドっぽくなっています。
バストアップ。胸部もモールドがしっかりとはいっていてスジボリなどは必要なさそう。胸部のエアインテーク周りと中央の三角形マークはシールによる色分けです。
腰部。腰回りのアーマーにも細かくパネルラインやモールドが入っていて、素組みのままでも十分な見た目です。
腕部。前腕は前後挟み込みタイプですが合わせ目は段落ちモールド化されています。二の腕は筒型なので合わせ目はなし。前腕側面にはシールドマウント用の穴が開いています。
ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプで上部に少し合わせ目ができます。側面は段落ちになっているようですね。合わせ目を消さなくてもそれほど気にはならないようです。
脚部。ふくらはぎあたりは左右挟み込みタイプになっていますが、後部の合わせ目は段落ちモールド化されています。太ももは筒型なので合わせ目はなし。膝から下が抜けるようになっているので、分解塗装なども楽そうです
膝のモールドはパーツによって色分けされ、アンクルガード上はシールによる色分けです。ふくらはぎ中央の三角形マークはシールによる色分けです。
ふくらはぎ外側のハッチを開くとビームサーベル柄マウント部分が露出します。内部にはビームサーベル柄を収納可能。
装甲板で構成されたような兵器的な脚部。角ばったデザインが宇宙世紀の機体であることを印象づけます。足裏は細かなパネルラインと共に大きめの肉抜き穴があります。
バックパック。前後挟み込みの単純構成ですが、形状は細かく再現され、ディテールもバツグンです。
スラスターは別パーツで再現されています。スラスター内部は簡単な2重ラインになっている程度の簡潔なものです。
HGUC イフリート・シュナイド、HGガンダムバルバトスルプスレクスと比較してみました。イフリート・シュナイドとは宇宙世紀の機体ということでほぼ同サイズ。ルプスレクスとは少し差があります。
陸戦型ジムとも比較してみました。形状こそ同じですが、色が全く違うので印象もだいぶ違います。それぞれ好みの差が出そうですね。
頭部の可動。顎引きは少し窮屈感がありますが、見上げる状態はしっかりと可動してくれます。
首が短いのと襟が少し高いので干渉します。襟を回避するように可動させることができます。
ショルダーアーマーの影響もあり、腕部の可動はあまり広くありません。水平にもいかない状態。もう少し柔軟性がほしいところです。
肩部はポリキャップが可動するので前方へはまずまずスイングします。ライフルを構えたりサブグリップを掴んだ両手持ちなんかは比較的しやすくなっているようです。後方へのスイングはわずか。
膝の可動は完璧です。しっかりと可動してくれるのでポージングにも困りません。
フロントアーマー、サイドアーマー、リアアーマーの裏面にモールドは一切なし。かなり単純化されているので、お好みで裏打ちしてもいいかも。
腰部は付け根と胸部の2箇所がボールジョイント型ポリキャップで構成されていますが、それでも可動域はわずか。角ばった形状が仇となっているのか、これはちょっと残念です。
上半身を少し浮かせ、腰のアーマー類を回避させることで腰をしっかりと回転させることができます。
股関節の穴に差し込んでアクションベースに固定させます。
しっかりと差し込め、HGなので軽量で設置後も安定。
フロントアーマーがしっかりと開閉してくれるので前方への開脚はかなりラク。水平程度まで上げることが出来ます。一方後方はリアアーマーが可動しないので回避しつつ上げるようになります。膝の可動はかなり柔軟。ほぼ完璧なくらいの可動域です。
足首の可動もまずまず。
足の甲やアンクルガードも適度に可動します。
左右への開脚も水平程度に可動。これ以上にも上がりますが、上げるとサイドアーマーが外れます。
足首の左右への可動はそれなりに。足を踏ん張ったポージングをさせるためにも、もう少し可動域が欲しいところです。
内股は股関節と太もものアーマーが干渉するのでそれなり。がに股はしっかりと可動しますが、こちらも真横になったところで止まります。
股関節や膝関節の可動域が広めなので立膝はなかなか様になります。これでスナイピングスタイルもきれいに魅せることができます。
HGUC 陸戦型ジムに付属していたロケット・ランチャー用マウントパーツが余剰パーツとして付属。リアアーマーの装甲を外してこのマウントパーツを取り付けることができます。ですがHGUCジム・スナイパーのどの武器もマウントさせることができませんでした。
100mmマシンガン。HGUC陸戦型ジムに付属していたものと同じでマガジンが色違いです。
ストックとサブグリップは可動式。銃口もきれいに開口しています。サイドアーマーにあるマガジンと交換可能です。
ハンドパーツにグリップをサクッと差し込んで保持が可能。しっかりと持ってくれるのでポージングもノンストレスです。
少しだけ窮屈さがありますが、それでも柔軟に両手持ちをしてくれました。
シールド。表面のモールドは別パーツによって再現され、裏面はグリップや二脚(バイポット)が配置されていて細かいです。
二脚(バイポット)を展開させてシールドだけで自立が可能です。
前腕にマウントさせるとしっかりと固定されます。前腕へのマウントパーツは可動式なので、シールドを伸ばしたような状態にすることもできます。
ちょっとわかりにくいかもですが、シールド(マウントパーツ)を伸ばした状態。
ミサイル・ランチャ—。数個のパーツの組み合わせで構成されています。かなり特徴的な形状。
3箇所にある台形パーツはモナカ割的な形状なので若干前後に合わせ目が出ています。前面中心部のセンサーはシールによる色分けです。裏面のダクトは細かくスリットが入っていて、少しだけ合わせ目にかかる状態。
グリップは開閉式。
手甲パーツを一旦外してから保持させます。しっかりと保持してくれ、グリップがゆるくないのでそこそこ安定しています。保持させるとミサイル・ランチャーの重量によって若干前に倒れそうになるので注意です。
ロングレンジ・ビーム・ライフル。小さいながらもしっかりとしたディテールです。本体部分はモナカ割です。サブグリップは可動式。
センサーには赤いジェルシールが付属。モナカ割なので中央に合わせ目が出来ます。
ロングレンジ・ビーム・ライフル用の手首に少し角度が付いたハンドパーツを使って保持させます。保持はまずまず安定。ロングレンジ・ビーム・ライフルの重量に手首が負けてしまうことはありませんでした。
スナイピングスタイルもなんとか可能。
サブグリップを持ってなんとか両手持ち出来ましたが、ほぼギリギリです。ちょっとでも形を変えると左手首が外れます。
以上です。色味の好みは出そうですが、HGUC陸戦型ジム、HGUCジム・スナイパー共に武器類が豊富で付属するものが違うので、どちらを入手するかはかなり迷うところです。(どちらも入手がもちろんベストですけど^_^;)
このHGジム・スナイパーは、キットに関してはHG陸戦型ジムと全く同じ形状なので、最新版ということで関節強度やポージングに関してはほぼ文句なしの出来になっていると思います。なので一番の特徴はやはりロングレンジ・ビーム・ライフルですね。若干持たせ方には難しさや違和感などがありますが、それでもHGとしてはよく出来ている方だと思います。
ライフルを構えた姿はスナイパーとしてのかっこよさがありますし、ポージングも多彩。シールドも自立させられるので、オシャレにポージングを楽しむにはもってこいのキットでした。
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