今回は、HG スコープドッグ用拡張パーツセット6のレビューをご紹介します!
HG スコープドッグ用拡張パーツセット6は、HG スコープドッグシリーズ(各種別売り)をさらに楽しむためのオプションパーツ拡張セットです。ターボカスタムが再現できるターボユニットに加え、グレゴルー機が装備したハンドロケットランチャー、バイマン機が装備したアームガンといった多彩なパーツが付属し、組み合わせることで劇中の機体が再現可能となっています。価格は1,760円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
■付属品
付属しているのはターボユニット(脚部パーツ、ソール部パーツ)、ハンディロケットランチャー、アームガン、マルチディスチャージャー、HGスコープドッグ(別売り)と組み合わせることで各部にジョイント穴増設ができる「カスタマイズ用外装パーツ(胸部・腹部、腰部、肩部フック、前腕内部、脚部パーツ)」。
別売りのHGスコープドッグやHGスコープドッグターボカスタム、HG拡張パーツセット各種と組み合わせることで、主にオドン戦、ザ・ラストレッドショルダーに登場するスコープドッグターボカスタムを再現することができます。
説明書にHGスコープドッグ(別売り)とこの拡張パーツセットとの組み合わせ例が記載されているので参考にすると良いですね。ちなみに掲載されている機体は下記の5体です。
・スコープドッグターボカスタム(ザ・ラストレッドショルダー版)バイマン機
(使用キット:HGスコープドッグターボカスタム、HG拡張パーツセット2、HG拡張パーツセット6※本品)
・スコープドッグターボカスタム(ザ・ラストレッドショルダー版)グレゴルー機
(使用キット:HGスコープドッグターボカスタム、HG拡張パーツセット6※本品)
・スコープドッグターボカスタム オドン戦 キリコ機
(使用キット:HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4、HG拡張パーツセット6※本品)
・スコープドッグターボカスタム オドン戦 ムーザ機
(使用キット:HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット2、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4、HG拡張パーツセット6※本品)
・スコープドッグターボカスタム オドン戦 バイマン機
(使用キット:HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット2、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4、HG拡張パーツセット6※本品)
※本品以外はすべて別売り
殆どのパーツはKPS素材で構成されているため軽量。ABSは使用されていないので、塗装やスミ入れ時の破損は気にせずに済みそうです。
■ターボユニット
ターボユニット。HGスコープドッグ(別売り)と組み合わせることでスコープドッグターボカスタムを再現することができます。脚部とソール部のパーツのみなので、完全なターボユニット脚部を再現する場合はHGスコープドッグ用の右膝フックパーツと足首パーツと組み合わせる必要があります。
HGスコープドッグのパーツと組み合わせた状態で。
通常のHGスコープドッグの脚部と並べて比較。ターボカスタムはスコープドッグの脚部に比べてマッシブ感が強くボリューミー。内部にローラーダッシュユニットや冷却装置、燃料タンクを内蔵しているという設定なのでその分大きさが増しています。ソールも走行能力を高めるため、脚底の面積が狭くなっています。
大腿部、膝から下共に左右の組み合わせですが、合わせ目は各部ともモールド化されていたりするので消す必要はなさそうです。
内部はモールド入りの裏打ちパーツがメカニカルに造形されています。
ふくらはぎの後部ハッチを展開することで、内部のローラーダッシュユニットが露出。後部に展開することができます。
ターボユニットは基部が上下への可動、ロールなどフレキシブルに可動します。ローラーダッシュユニットは左右の組み合わせで中央に合わせ目ができますが、バーニアやローラーは別パーツできっちりと色分けされています。ローラーの回転ギミックはありません。
大腿部はHGバーグラリードッグでアップデートされた構造で、内部ジョイント部分だけがロールするようになっています。
ソール部だけを通常のスコープドッグと並べて比較。側面のターンピックはターボユニット用に大型化されていますが、特にターンピックの射出ギミックなどはありません。ターンピックのボックスは側面に合わせ目ができます。
足首はボールジョイントやヒンジ接続で柔軟に可動します。
膝を曲げる角度は通常のスコープドッグと大差なし。どちらも深くまで曲げることができます。
また、内部の構造も違っていてターボユニットのものは可動軸が一つ増えています。なので降着形態時にはより深くまで脚部を落とすことができます。
■ハンディロケットランチャー
ハンディロケットランチャー。トータス系やザ・ラストレッドショルダーのグレゴルー機などが装備していたハンディタイプのロケットランチャーです。
太筒型の砲身部が特徴的。4門の砲口や側面のマガジンなども別ーパーツで丁寧に造形されています。フォアグリップの可動ギミックはありません。
砲身部分や側面マガジンは左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。
wave スコープドッグ・ターボカスタム[PS版]に付属しているハンディロケットランチャーと並べて比較。HGのほうが太く、存在感や重厚感がありますね。マットな成形色も良い味を出しています。
■アームガン
アームガン。バイマン機が左前腕に装備する携行ビームガンになります。小型武装ですが、4個パーツ構成で完成度は高め。銃口が別パーツ化されているため、塗り分けたりしても雰囲気が出て良さそうです。
wave スコープドッグ・ターボカスタム[PS版]に付属しているアームガンと並べて。ハンディロケットランチャーと同様、こちらも一回りほど大きく、成形色が良いので雰囲気が良いですね。
■マルチディスチャージャー
マルチディスチャージャー。左肩に装備する武装で、OVA版『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』に登場したスコープドッグターボカスタムが持つフックなしのマルチディスチャージャーです。簡単な2個パーツ構成ですが、砲口も開口されていますし肉抜き穴もなく造りは良いです。
■カスタマイズ用外装パーツ
カスタマイズ用外装パーツ。これらのパーツとHGスコープドッグ(別売り)を組み合わせることで、スコープドッグターボカスタム用の腹部ジョイント穴や肩フック、カスタマイズ用の各部3.0mm穴を追加することができます。
このカスタマイズ用パーツとHGスコープドッグを組み合わせた状態で全身から。容姿は通常のスコープドッグとそこまで大きな変化はないですが、肩部フックと腰部装甲、後部アンクルアーマーが変わっている他、各部にジョイント穴が増設されています。
胴体部側面は胸部ダクトが大型化され、腹部脇にはガトリングガンなどをマウントするための3.0mm穴が増設されています。付属のカバーパーツを組み付ければ穴を塞ぐこともできます。
フロントアーマーはより長方形に近いフラットな装甲に変化しています。
リアアーマーは左右に3.0mm穴が設けられ、中央上部の装甲形状も変化しています。
股間部はバーグラリードッグと同様、左右両側がまとめて下方にスライドする構造に変化しています。
ショルダアーマーのフックは基部が筒状のものに変化しています。
左前腕部にはアームガンなどの武装マウント用3.0mmジョイント穴が追加されています。
脚部はふくらはぎに3.0mm穴が追加され、後部アンクルアーマーがオミット。接続部は付属のカバーパーツで塞ぐようになっています。
3.0mm軸のある武装を組み付ければ、自分オリジナルの装備を楽しむことができます。HGBCの武装類を組み付けてカスタマイズしてみました。脇のジョイント穴はスカスカなのでカスタマイズには向かないようでした。
■スコープドッグターボカスタム(ザ・ラストレッドショルダー版)バイマン機
HGスコープドッグターボカスタム(別売り)の背部7連ミサイルポッドを外し、HG拡張パーツセット2(別売り)のソリッドシューター、この拡張パーツセット6の腕部カスタマイズ用パーツ、アームガンを組み合わせてザ・ラストレッドショルダーのバイマン機を再現。
アームガンは前腕と形状が合っているのでしっかりと組み付けることができます。1軸ダボも長めで深くまで差し込めるので固定強度は抜群です。
バイマン機は左腕に装備するソリッドシューターが特徴的。背部にミサイルポッドがないぶん、しっかりと肩に担がせることができます。ザ・ラストレッドショルダーに登場したターボカスタムなので、全身がグリーンでやや地味。泥臭い雰囲気もありますね。
HG拡張パーツセット1に付属のエフェクトパーツを使用すれば、ローラーダッシュユニットで滑走するシーンも動きがでてリアルに演出することができます。
■スコープドッグターボカスタム(ザ・ラストレッドショルダー版)グレゴルー機
HGスコープドッグターボカスタム(別売り)にこの拡張パーツセット6のハンディロケットランチャーを装備してザ・ラストレッドショルダーのグレゴルー機を再現。
ハンディロケットランチャーはハンドパーツ穴にグリップを差し込むだけで保持が可能。しっかりと差し込めるので特にふらついたりということはありません。
KPSパーツ構成で軽量なのと、スコープドッグの関節強度が高いので特に腕が垂れることもありませんでした。しっかりと構えることができます。後部ストックが長く腕部と干渉しやすいので、うまく脇に抱えるようにして構えると良さそうです。
少し左肩を突き出すようにはなりますが、両手持ちも問題なく再現することができます。
HGスコープドッグに付属の平手を使ってロケットランチャーを支えるなど表情をつけるのもありです。
後部ハッチはお好みで開閉どちらを表現しても良いかなと。内部メカもデザインされているので背面からのビューも映えますね。
■スコープドッグターボカスタム オドン戦 キリコ機
HGスコープドッグにHG拡張パーツセット3(別売り)のカスタマイズパーツ、左脇のガトリングガン、背部バックパック、腰部マガジン、HG拡張パーツセット4(別売り)の右肩レッドショルダーと左肩のフック付きスモークディスチャージャー、このHG拡張パーツセット6のターボカスタム用脚部を組み合わせてスコープドッグターボカスタム オドン戦 キリコ機を再現。
キリコ機はヘヴィーマシンガン装備仕様。なのでHGスコープドッグのヘヴィマシンガンをそのまま装備させます。
右肩のレッドショルダーが良いワンポイントになっています。それによってミリタリーグリーンのカラーリングがより引き立っていますね。
■スコープドッグターボカスタム オドン戦 ムーザ機
上記キリコ機のヘヴィマシンガンを拡張パーツセット2(別売り)のヘヴィマシンガン改に持ち替えてスコープドッグターボカスタム オドン戦 ムーザ機を再現。
ヘヴィマシンガン改は銃身が短いですし、後部にストックもなく軽装なので取り扱いやすいです。
オドン戦のターボカスタムはHGスコープドッグターボカスタムから組み替えても再現できますが、脇のガトリングガンや背部ミサイルポッド、胸部ダクト、右肩レッドショルダー、左肩ディスチャージャーなど各部が細かく違っているので組み間違えないように注意です。(自分もどこかを間違えているかも;)
■スコープドッグターボカスタム オドン戦 バイマン機
上記キリコ機の左前腕をカスタマイズ用パーツのものに組み換えてビームガンを装備。右腕部に拡張パーツセット2(別売り)のソリッドシューターを装備させてバイマン機に。
オドン戦仕様はザ・ラストレッドショルダー版とはまた違った良さがありますね。
多数のパーツを組み合わせていくとどれがどの拡張パーツセットのパーツかわからなくなりやすいので注意です。バラした際にもとに戻しやすいよう、メモを取るかどのセットのものか注意深く確認しておくと良いかもですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。この拡張パーツセット6を使用することで、HGスコープドッグターボカスタムを入手せずとも手軽にターボカスタムが再現できるようになっています。また、バイマン機やグレゴルー機の特徴であるハンディロケットランチャー、ビームガンが付属していることで設定通りの装備が再現できますし、ターボカスタムのバリエーションの幅が広がるのが良いですね。
気になる点は特にありません。各武装とも造形が良くクォリティが高いですし保持もラクです。あえて言うなら、オドン戦版とザ・ラストレッドショルダー版の各部形状が細かく違っているため、部分的に組み間違いが発生するくらいかなと。まぁその点も愛嬌ですし、その違いを見つけるのも楽しみの一つですね。
拡張パーツセットも6まで発売されたので、各種を組み合わせることでオリジナルのスコープドッグも再現しやすいですし、カスタマイズ用外装パーツでスコープドッグに自由に変化を加えることもできます。これら拡張パーツセットを使うことで再現できる機体が増え、装甲騎兵ボトムズの世界観がより広がるのが嬉しいですね。
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