今回は、HG スコープドッグ用拡張パーツセット4のレビューをご紹介します!
HG スコープドッグ用拡張パーツセット4は、HG スコープドッグ(別売り)やHGバーグラリードッグ(別売り)をさらに楽しむためのオプションパーツの拡張パーツセットです。電磁式パイルバンカーやレッドショルダー、マルチディスチャージャー、ガトリング砲、6連ミサイルポッドといった多彩な装備が付属。カスタマイズ用外装パーツも付属し、幅広いカスタマイズが楽しめるキットになっています。価格は1,760円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
付属しているのは6連ミサイルポッド、ガトリング砲、電磁式パイルバンカー(射出状態、収納状態、予備弾)、HMAT-31無誘導式対戦車ミサイル、2連ミサイルランチャー、レッドショルダー、
HGスコープドッグ(別売り)と組み合わせることで各部にジョイント穴が増設できる「カスタマイズ用外装パーツ」です。
拡張パーツセット3ではライトグリーンの腹部や大腿部パーツも付属していましたが、こちらはグリーン成形色の外装パーツだけが付属しています。
カスタマイズ用外装パーツはHGバーグラリードッグからの流用、レッドショルダーはHGスコープドッグからの流用です。それ以外のパーツは新規造形での再現。殆どのパーツはKPS素材でABSは使用されていません。
説明書にはHGスコープドッグ(別売り)と拡張パーツセット各種の組み合わせ例が記載されているので参考にすると良いですね。ちなみに掲載されているのは下記の6体。
・スコープドッグ サンサ戦 リーマン少佐機
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4)
・スコープドッグ ドッグマン専用機
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4、HG拡張パーツセット5)
・スコープドッグ レッドショルダー隊員機 TYPEⅠ、TYPEⅡ
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4)
・ブルーティッシュドッグ
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット4、HG拡張パーツセット5)
・スコープドッグ オドン戦 キリコ機
(HGスコープドッグ、HG拡張パーツセット2、HG拡張パーツセット3、HG拡張パーツセット5)
■カスタマイズ用外装パーツ
HGスコープドッグ(別売り)にカスタマイズ用外装パーツを組み合わせた状態で。説明書の通りに組み立てたので、公式ホームページに掲載されているものとは少し形状が違っています。ですが組み合わせによっては公式ホームページと同じ形態にすることも可能です。
各部を通常のHGスコープドッグと拡張パーツセット3のものと比較しながら各部を見ていきます。
胸部と腹部を通常のHGスコープドッグ、拡張パーツセット3と並べて比較。胸部は左側面のダクト形状がものによって違っているのと、腹部は拡張パーツセット3のみ、ハードポイントが追加されています。
腰部は通常版と拡張パーツセット3、4とで形状やモールドなどが違っています。拡張パーツセット3と4のリアアーマーにはマガジンマウント用のハードポイントが造形。
腰アーマー裏は各面ともメカニカルなモールドがデザインされています。
股間部は通常版では中央を基点に左右が上下する仕様ですが、拡張パーツセット3と4のカスタマイズ用外装パーツでは左右同時に下方にスライドする仕様になっています。
右肩は通常版がシンプルなフックなのに対し、拡張パーツセット3と4では基部が筒状のものに変わり、少し重機的な雰囲気が強くなっています。
左肩は通常版がシンプルなフックなのに対し、拡張パーツセット3と4ではフックの上にマルチディスチャージャーを装備しています。
左前腕は通常版が伸縮可能なアームパンチなのに対し、拡張パーツセット3と4では武装マウント用の3.0mm穴になっています。アームパンチ用の新宿ギミックはオミット。
脚部は通常版、拡張パーツセット3、拡張パーツセット4ともに少しずつ形状が違っています。大腿部の構造が違っていたり、脹脛側面にハードポイントが増設されていたり様々。裾の装甲はパーツの組み換えにより、各種とも通常版と同形状にすることができます。
大腿部の構造は通常版と拡張パーツセット4が分割構造。上部がそのままロールするタイプです。一方の拡張パーツセット3は内部のジョイントパーツのみがロールするタイプ。
膝関節も通常版と拡張パーツセット4は同構造。拡張パーツセット3だけが2箇所の可動部で幅広く展開するようになっています。
続いてその他の武装類を見ていきます。
■その他の武装類
電磁式パイルバンカー。射出状態、収納状態、予備弾の3種パーツが付属しています。各種とも簡単な1個パーツ構成ですが、表面のモールドは深く細かく、実際に可動するような雰囲気があります。リーマン少佐機を再現する場合に使用します。
ガトリング砲。上部のアイアンクローや側面のマガジン、7口の砲口などがパーツで細かく色分けされています。作りもリアル。作りが良いだけに、グリーンの装甲側面に合わせ目ができるのはちょっともったいない感じがしますね。7口の砲口はロール可能。
上部のクロ―は上下に展開可能。
側面のマガジンは取り外しが可能。
取り外したマガジンは拡張パーツセット3に付属しているPRSPパック(ブルーティッシュドッグ用)側面に組み付けることができます。
ガトリング砲後部はロール可能。
6連ミサイルポッド。レッドショルダー隊員機のTYPEⅡで使用する武装になります。
弾頭は赤いパーツできっちりと色分けされています。特に弾頭は造形されていないので、射出シーンを演出することはできず。特に可動箇所もありません。
本体部は筒型パーツの組み合わせで合わせ目はなし。
HMAT-31無誘導式対戦車ミサイル。ドッグマン専用機で使用する武装になります。こちらも弾頭部分は赤いパーツでの色分け。内部にミサイル本体は再現されていないので、射出シーンの演出はできず。
上部のフレームが特徴的。本体部分は上下の組み合わせで側面に合わせ目ができます。
2連ミサイルランチャー。特に「どの機体が装備している」というのはないようですが、カスタマイズ用に使用可能な武装になっています。こちらも他の武装と同様、弾頭は赤いパーツでの色分けです。合わせ目はありません。
レッドショルダー。通常のスコープドッグに付属しているものと同形状ですが、赤いカラーリングでの再現となっています。様々なスコープドッグを再現するために不可欠な装甲。
■カスタマイズ
HGスコープドッグ(別売り)とこの拡張パーツセット4だけを組み合わせた状態で。拡張パーツセット4だけだと劇中に登場した機体を再現することはできませんが、組み合わせることでカスタマイズされたスコープドッグを楽しむことができます。これだけでも十分に格好良いですね。
ガトリング砲は未組立のスコープドッグと組み合わせる場合は前腕部の代わりに組み込み、組み立て済みの場合は上腕部分をバラして組み替えます。
右腕が通常の腕部とは異なるため、スコープドッグ自体が少し違った雰囲気になって格好良いですね。
HMAT-31無誘導式対戦車ミサイルも独特の形状をした武装なので射撃ポーズにインパクトがあります。
拡張パーツセット1に付属しているエフェクトパーツを使ってローラーダッシュを再現。レッドショルダーが付属しているだけでもこの拡張パーツセット4は価値あるアイテムと言えますね。
2連ミサイル・ランチャーは本来は脇に装備する武装ですが、前腕にも組み付け可能でした。ただしダボが長いため、腰部や脚部にマウントさせると少し突き出て不格好な感じになるので注意。
■スコープドッグ サンサ戦 リーマン少佐機
拡張パーツセット3も組み合わせれば、野望のルーツ劇中に登場したリーマン少佐機を再現することができます。リーマン少佐機は背部に赤いブレードアンテナ、肩にレッドショルダー、各部に電磁式パイルバンカーやガトリングガンを装備した武装仕様のスコープドッグになっています。
リーマン少佐機の装備品はブレードアンテナ、専用バックパック、ガトリングガン、予備マガジン、ヘヴィマシンガン、そして電磁式パイルバンカー。(マルチディスチャージャー)
電磁式パイルバンカーを装備させる場合は肘のパーツを外して組み付けます。射出状態、収納状態どちらも同様。
ブレードアンテナとレッドショルダーとの赤い装備組み合わせが印象的。これが再現したかったという方も多いハズ。この度の拡張パーツセット3と4を組み合わせることで再現できるようになったのは嬉しいですね。
背部から。流石に予備マガジンを4基も持っていると弾薬は尽きなそうですね;
パイルバンカーは展開状態が付属するので、劇中でキリコ機に放ったパイルバンカーでの攻撃ポーズも再現することができます。
■スコープドッグ レッドショルダー隊員機 TYPEⅠ
各部を組み替えることで、レッドショルダー隊員機 TYPEⅠとTYPEⅡも再現可能。こちらはTYPEⅠで、リーマン機に近いですが、ブレードアンテナと電磁式パイルバンカーを装備していない状態になります。
こちらも右肩の赤いショルダーアーマーが印象的。パイルバンカーとブレードアンテナ以外の装備はリーマン機と同じなので、重武装感はしっかりとありますね。
■スコープドッグ レッドショルダー隊員機 TYPEⅡ
続いてレッドショルダー隊員機のTYPEⅡ。こちらはリーマン機に比べ、ブレードアンテナとパイルバンカー、そして左脇のガトリングガンがありません。そのかわりバックパックの右側面に6連ミサイルポッドを装備しています。
脇にガトリングガンがないぶん、TYPEⅡの方がプロポーションがスリムな感じがしますが、背部に6連ミサイルポッドがあるので重厚さは十分です。
どの形態もそうですが、脚部が柔軟に可動するので動きが付けやすいですし、立膝もラクに再現することができます。アームパンチも健在。
HGスコープドッグ(別売り)と拡張パーツセット3(別売り)、そしてこの拡張パーツセット4の武装類を組み合わせることで、オリジナルのスコープドッグを再現することもできます。
無数の弾頭を浴びせられそうな圧倒的な火器の数々。
ドロッパーズフォールディングガンを展開しての射撃ポーズを再現したり、拡張パーツセット2に付属しているショルダーミサイルガンポッドやソリッドシューターと組み合わせても良いですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。このキットにはバーグラリードッグ再現用のガトリング砲やスコープドッグ各機を再現するためのレッドショルダーが付属しているので、ボトムズファンであれば入手が必須のアイテムと言えそうですね。拡張用の外装パーツも最低限ではありますが付属しているので、別途HGスコープドッグがあれば組み合わせて楽しめるのも嬉しいところです。
気になる点は、各部の組み換えが面倒なので、リーマン少佐機や隊員機など個別に再現したい場合は都度HGスコープドッグを買い足すほうが良いのかなとも思います;
その他のカスタマイズ用の武装は充実していますし、どれも多少の合わせ目はできますが造形、ディテールは申し分なし。他の拡張パーツセットと組み合わせることでより遊びの幅が広がりますし、リーマン少佐機の劇中で印象的だったパイルバンカー射出シーンなど、作品を見返しつつ、再びボトムズの世界観に浸ってみるのも良いのではないでしょうか。
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