こんにちは!今回は、HGCE 1/144 フォースインパルスガンダムのレビューをご紹介します!
HGCE 1/144 フォースインパルスガンダムは、2004年11月に発売されたHG1/144フォースインパルスガンダムをリニューアルし、発売された最新フォーマットのキットです。特徴として、以前のものと比べ、比較的スマートになったスタイルと、チェストフライヤー、レッグフライヤ-、コアスプレンダー、シルエットフライヤーへの分離や、MS形態への合体が可能になりました。
発売日は2016年6月18日。価格は税込み1,944円です。
HGCE 1/144 フォースインパルスガンダムのパッケージ、ランナー、説明書レビューは下記のリンクからどうぞ。
⇒HGCE 1/144 フォースインパルスガンダムのパッケージ、ランナーのレビュー
全体的にシャープでスマートな印象。細かいモールドは比較的少なく、よりシンプルなディティールになっています。
シルエットフライヤーを外した状態。脚部は肉薄ながら、直立は安定しています。ポリキャップ箇所が複数あり、各部が分離、変形するため、可動箇所がやや多くなっています。可動箇所が多く、触ると関節強度がゆるそうに感じますが、ひょろつくこともなく、安定しています。
前作と比べて細身になりましたが、より身軽になった印象。運動性能が高そうな印象を感じさせます。
頭部、胸部、脚部ともにバランスがとれています。短足感は全くありません。
頭部のアンテナは安全性を重視して少し厚みのある形状になっています。胸部ダクト部はパーツでの色分け。コックピットハッチは残念ながら展開ギミックはありません。
ツインアイは赤いパーツにホイルシールを貼ってクリアーパーツの材質を活かす仕様(上画像)とそのままツインアイ用シールを貼る仕様(下画像)が選べます。
腹部や腰部フロントアーマーも色分けされたパーツで構成され、再現性が高くなっています。
脚部もしっかりと色分けされています。前作と比べてより細身になりました。脹脛の裏に付いているグレーのスラスターは上下に可動します。
首の上げ下げはなかなか優秀。特に見上げる状態が他のキットに比べて広く、前傾姿勢のポージングではスピード感を演出できます。
左右への振りは首周りのパーツにより、若干上向きになりますが、180度可動します。
腕上げはかなり高い位置まで上がります(画像左)。チェストフライヤーに変形するため、脇の可動がやや広くなっています。
肘関節もかなり優秀。シンプルな形状で、最大限の可動を見せます。
腰の可動。脇の可動は少し小さめ。(画像左)腰部はポリキャップによるボールジョイント接続。このため腹筋はやや可動域があります。(画像中)腰の回転はフロントアーマーが干渉するのでやや狭いです。(画像右)
股下にアクションベース2設置の取り付け穴があります。
アクションベース2への設置は安定。浮上スタイルも申し分なし。
開脚はフロントアーマーが水平にまで展開するので、前方には広く可動します。後方はリアアーマーの影響で狭まっています。
膝関節の可動はそれなり。レッグフライヤーに変形できることを考えると、この可動ではやや物足りなさも。
内股、ガニ股も適度な印象。
立膝はしっかりと決まります。アドバンスドMSジョイントもないHGキットですがこれは優秀かと。
横方向への開脚はいまいち。サイドアーマーの干渉もあり、それほど広くはありません。足首の可動も足首のアーマーがあるのでほとんど可動域はありません。
足首の可動はレッグフライヤー変形の恩恵を受け、広く特徴的な可動を見せます。かかと立ちはそれなり。
フォースシルエットは赤、白、黒のシンプルな色分けはされているものの、黒い翼の赤色はシールでの色分けとなっています。その他、赤い翼を接続している白いパーツの細かいスラスターなども色分けされていません。
シルエットフライヤーを取り付けることで飛行形態になるため、下部の赤い翼や黒い翼は可動します。
インパルスガンダムのバックパックにある取り付け穴にフォースシルエットを設置します。
フォースシルエットはしっかりと固定されます。後方に多少圧があるものの、割りとしっかり直立してくれます。
ビームサーベル刃が2本付属。フォースシルエットに付いているサーベル柄に取り付けてヴァジュラビームサーベルとなります。
高エネルギービームライフルは数種類のパーツを組み合わせるため、HGによく見られる最中割よりもしっかりとした作りになっています。持たせると、手首にやや不安定さがあります。
シールドは複数パーツにより、展開状態と収納状態が再現可能。赤い箇所もパーツ分割でしっかりと色分けされています。これはすごくありがたいところ。
付属のアタッチメントにより、シールドを前腕に取り付けます。アタッチメントには2箇所取り付け用の突起があります。
アタッチメントの取り付け位置を変えることで、シールドを前方に向けた構え方が再現できます。
コアスプレンダー、シルエットフライヤー、チェストフライヤー用アタッチメント、レッグフライヤー用アタッチメントが付属します。
コアスプレンダー、チェストフライヤー、レッグフライヤー、フォースシルエットそれぞれに分離可能。付属のアタッチメントを使用することで、各部アクションベースに設置可能です。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。可動域はなめらかで、安定してポージングが楽しめます。ポロリ箇所が殆ど無く、イラつくこともほとんどないと思います。気になるところは手首が少しゆるいのと、はねものなので若干後ろ重心なところでしょうか。それ以外は特に気になることもなく、シンプルながらもバランスの良いキットになっています。
フォースシルエットがないと少しおもちゃっぽく感じてしまうくらいディティールがシンプルですが、フォースシルエットを取り付けることでグッと印象が変わります。各部の分離により、楽しみも広がっていますし、劇中ローエングリンゲート攻略時の、渓谷を突っ切るシーンを演出してみるのもいいですね。
HGCE 1/144 フォースインパルスガンダムのパッケージ、ランナーのレビュー
ここからは、HGCE 1/144 フォースインパルスガンダムの箱絵とランナー各種、説明書等をレビューしていきます。
ではまず箱絵から。
箱絵のデザインはフォースインパルスガンダムMS形態を中心に、分離した各機が空を飛ぶイメージになっています。箱横面のHGカラーはシルバーです。
RGダブルオークアンタパッケージとの比較。縦幅、横幅に差はありませんが、高さが少し低めです。
横絵はフォースインパルスガンダムの特徴とスペック、分離アクション、武器などが掲載されています。
箱のなかにはランナーがぎっしり。
大小合わせて全部で4袋。なかなかのボリューム感。
説明書の表紙は塗装済み完成品の写真です。
説明書は1枚もの。表がカラーで裏面は白黒になっています。
では説明書の流れを順にどうぞ。
以上、説明書でした。
ではここからランナー紹介です。
↑A1ランナーです。白いランナー。シールドやコアスプレンダー、シルエットフライヤー、脚部などの各白色パーツがここにあります。
↑A2ランナーです。こちらも白いランナー。脚部などのパーツ類です。
↑B1ランナーです。グレーのランナー。シールドや高エネルギービームライフル、関節部、内部パーツなど。
↑B2ランナーです。こちらも脚部関節パーツなど。
↑C1ランナー、C2ランナーです。胸部やショルダーアーマーなど、青と薄紫の各部色分けされたパーツ類です。
↑D1ランナーです。シールドやフォースシルエット、脚部などの赤色パーツ類です。
↑Eランナーです。フォースシルエットの黒色パーツ類です。
↑F1、F2ランナーです。F1はシールドやアンテナ、胸部の黄色パーツ、F2はツインアイ用のクリアーパーツです。
ポリキャップとサーベル刃ランナーです。ポリキャップはHGガンダムバルバトスなどにも付属している一般的なPC-002です。
↑ホイルシールです。
同じカラーリングランナーでも、A1、A2などと分かれているため、脚部や腕部の組み間違いが少なくなっています。比較的組みやすいです。パーツ数も思ったよりも多くなく、すべて切り離してしまっても、番号で分けて取り扱えば問題なく組み立てることもできるかと。
フォースシルエットはシールでの色分けですが、形状に合わせて細かくカットされているので見た目はすっきりしています。コアスプレンダーやシルエットフライヤーも白一色となっていますが、逆に自分ごのみの塗装が楽しめるという魅力として考えることも出来ます。
分離、MS形態それぞれ演出できるので、HGとしてはかなり優秀な、ポージングも楽しめるキットでした。
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