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HG ピクシー(フレッド・リーバー機) レビュー

今回は、HG 1/144 ピクシー(フレッド・リーバー機)のレビューをご紹介します!

HG ピクシー(フレッド・リーバー機)は、『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場するMS「RX-78XX ピクシー(フレッド・リーバー機)」の1/144スケールモデルキットです。スレイヴ・レイス隊特有のダークな機体カラーを成形色で再現。ビーム・ダガー、90mmサブ・マシンガンといった武装が付属する他、斬撃エフェクトパーツによるダイナミックなアクションポーズが再現可能となっています。価格は2,200円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

犯罪者ばかりで構成された地球連邦軍の特殊部隊「スレイヴ・レイス」隊に所属するフレッド・リーバーの搭乗機で、劇中ではジオン軍の「マルコシアス」隊と共闘。イフリートとともにHLVを守りきるなど活躍を見せた機体「RX-78XX ピクシー(フレッド・リーバー機)」がHGUCでキット化。

2018年6月にプレミアムバンダイから発売されたHGUC ガンダムピクシー(以下、通常版)とはカラーリングが異なるだけで、形状、付属品共に同じ。特殊任務を負う隠密部隊らしい、グレーを基調としたカラーリングが再現されています。

成型色は各部外装をグレーとグレーパープルで再現。頭部や胴体部周りにホワイトやレッドが配色されていますが、全体的に無彩色系が多く、渋めなカラーリングになっています。内部や関節、武装類はダークグレー成形色での再現。

ホイルシールが付属。頭部センサー類や各部モールド、首元、腹部装甲、脚部装甲の一部などを補いますが多くはありません。塗装も殆ど必要がなく、素組みで十分なくらいの色分けが再現されています。

内部や関節、武装類などのダークグレー成形色パーツには柔らかめのプラ素材であるKPSが使用されています。ABSは使用されていないので、塗装やスミ入れする際も破損を気にせず安心して取り組めそうですね。

ポリキャップはHGキット定番のPC-002を使用し、肩部や腰部、足の付根、足首などに組み込みます。肘はKPSのみ、膝はKPSとポリキャップの組み合わせで関節強度はまずまず高めです。特に負荷のかかるような装備はないため自立は安定します。

■付属品

90mmサブマシンガン✕2、90mmサブマシンガン用の持ち手付きグリップパーツ✕2、90mmサブマシンガン用のマガジン✕2、ビームダガー刃✕2、ビームダガー用エフェクトパーツ✕2が付属。HGUCガンダムピクシー(通常版)の90mmサブ・マシンガンやマガジンはグレー成型色でしたが、こちらはダークグレー成型色に変更されています。

陸戦型ジムなどの余剰パーツがいくつか付属します。平手が付属していますが、無改造でピクシーの手甲パーツと組み合わせることはできないようでした。その他、100mmマシンガンはマガジン、シールドは外装パーツが付属しないので完全な形で使うことはできません。残念;

■各部形状

HG ピクシー(フレッド・リーバー機)の各部を簡単に見ていきます。HGUCガンダムピクシー(通常版)とはカラーリングが異なるだけで形状は同じなので、特に各部形状の比較はしません。「他キットとの比較」欄で全身比較画像をご紹介しています。

■頭部

頭部。側面にマルイチモールドが造形されるなど、ガンダムタイプとしては一風変わったスタイルになっています。顔立ちは整っていますが、どこかGガンダム登場機に似た感じも。白いピクシーに比べ、とさか前後のセンサーがグリーンからブルーに変わっています。頬のダクトはモールドの上からグレーのシールを貼っての色分け。

メット部は左右の組み合わせですが、後部の合わせ目は段落ちモールド化されています。

■胴体部

胴体部。胸部にエアインテークを持つガンダムタイプらしいデザインですが、エアインテークは上下2口に分かれていて特殊。襟やエアインテークは白いパーツで色分けされていますが、首元や腹部コックピットハッチはグレーのシールで色分けするようになっています。腰部中央は赤いパーツでの色分け。

サイドアーマーのビーム・ダガー柄は脱着が可能。内側はモールド入りの別パーツできっちりと色分けされています。取り外した柄はビーム刃と組み合わせることで

腰アーマー裏はそれぞれモールドなどは造形されていません。枠がしっかりと造形されているので、裏打ちパーツなどは自作しやすそうですね。フロントアーマーは幅広く展開可能。

■腕部

腕部。形状自体は細身でシンプル。適度に丸みを持たせつつ、エッジの効いた装甲でまとめられています。ショルダーアーマーも簡単なモールドのみがデザインされています。

上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕も合わせ目ができないパーツ構成で、外装がパーツできっちりと色分けされています。前腕肘側の三角モールドは内部を黒いシールで色分けします。

前腕側面の90mmサブ・マシンガン用マガジンは脱着可能。内部には縦長のダボ穴が造形されていますが、マガジンの脱着以外に使用しません。前腕のマガジンには組付け用のダボがあるため、付属の90mmサブ・マシンガンに装着するものではないようでした。

■脚部

脚部。程よい肉付きと独特な配色が特徴的。全体的に丸みがあり、機動性の高さを感じさせるデザインになっています。ふくらはぎの曲部はグレーパープルパーツで、膝やスネの三角モールド内部は黒いシールでの色分け。アンクルアーマー上の装甲はグレーパープルのシールでの色分けです。

大腿部は前後の組み合わせですが、側面の合わせ目は段差モールド化。膝から下は前面と左右の組み合わせですが、後部の合わせ目は段落ちモールド化されています。

ソール部。少し個性的なデザインでアンクルアーマーにも厚みがあります。各部が複数パーツで細かく色分けされていて完成度も高め。アンクルアーマーも合わせ目ができないような構造になっています。

足裏はモールドやスラスター口がデザインされていて見栄えが良いですが、つま先とかかと側に少し肉抜き穴があるのはもったいないところ。つま先を少し反らすことができます。

■バックパック

バックパックはシンプルなボックスタイプ。ですが、ダクトやモールドなどはデザインがよく、こちらも見栄えのするものになっています。2個パーツとバーニア2基による組み合わせです。

バーニア内部にはスリットモールドが造形。特に可動ギミックはありません。別パーツ化されているので塗装による塗り分けはラクそうですね。

定番の2ダボ接続なので、一部のHGUCやHG水星の魔女、HG SEED FREEDOMシリーズキットのバックパックなどと組み合わせることができます。画像のようにHGUC陸戦型ジムのバックパックも取り付け可能でした。

■他キットとの比較

HGガンダムピクシー(通常版)と並べて比較。フレッド・リーバー機はグレーが基調なため、ディアクティブな感じがしますね。色味の関係もあり、白いピクシーと比べて少し小さく見えたりします。

スレイヴ・レイス隊であるHG スレイヴ・レイス(パラシュートパック仕様)HG 陸戦型ジム(スレイヴ・レイス隊仕様)(パラシュート・パック仕様)と並べて。どれもグレー系が基調で、隠密行動部隊らしいカラーリングになっているのが良いですね。ゲーム内での組み合わせが楽しめるのも魅力的。

■各部形状

各部可動域は通常版(HGUC ガンダムピクシー)と同じなので、以下のリンクからHGUC ガンダムピクシーのレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒HGUC ガンダムピクシー レビュー

■武装類

90mmサブ・マシンガンをHGガンダムピクシー(白いピクシー)のもの(画像右)と並べて。形状は全く同じですが、カラーリングが少し違っています。側面には細かなモールドが造形されているため、物足りない感じは全くありません。

本体部分はモナカ割なので上下に合わせ目ができます。上部センサーはグリーンのシールでの色分け。

90mmサブ・マシンガンはグリップ部分を持ち手付きのグリップ、マガジン、ビームダガー柄、エフェクトパーツなどと組み合わせることで様々な形態が再現可能。画像右はシンプルに持ち手付きのグリップとマガジンを組み合わせたものになります。

腰にマウントしているビームダガー柄とビーム刃、斬撃エフェクトパーツを組み合わせることで、ビームダガーの逆手持ちのようなスタイルも再現することができます。

90mmサブ・マシンガンは2丁ともリアアーマーにマウント可能。ただし固定強度はあまり高くなく、干渉などで外れやすいので注意が必要です。接続部分にパーマネントマットバーニッシュを塗ったり、技術があれば加工して太らせるなど対策を施してみても良いかもですね。

■ポージング

90mmサブマシンガンを両手持ちして。(マガジンを付け忘れました;)

90mmサブマシンガンは小型の武装でしっかりと保持できるため、ポージングがラク。パーツのポロリなどもないのでキットが取り扱いやすいです。ピクシー自体も各関節がポリキャップ構造で強度が高いので安定したポージングが可能。

可動が柔軟なので、忍者らしい軽快なポーズが再現できますし、立て膝などアクション性の高いポーズも再現できます。浮かせてディスプレイさせる場合は通常のHGキットと同じく、股間部に3.0mm軸を差し込みます。

サイドアーマーのビームダガー柄とビーム刃を組み合わせてビームダガーを再現。ハンドパーツに直接保持させてポーズを取らせます。グリップがハンドパーツに隙間なく差し込めるため、スルッと抜けたりすることはありません。しっかりと保持させることができます。

斬撃ビームエフェクトパーツを使用することで、振りの速い斬撃ポーズが再現できますし、切り裂くような迫力あるシーンを演出することができます。重量が増しますが、柄がハンドパーツから抜けることはありませんでした。

90mmサブ・マシンガンのグリップにビーム刃を組み付けてピクシー特有の攻撃スタイルを演出。付属する武装類は少ないですが、異種武装、エフェクトパーツによって他キットにはない独特の演出が楽しめるのが良いですね。

同日発売のHGスレイヴ・レイス(パラシュートパック仕様)と組み合わせてミッシングリンクの劇中シーンを演出。90mmプルバップ・マシンガンはHGUCジム改から拝借しました。ジム改の武器持ち手では手甲パーツが合わなかったので、ピクシーの握り手でグリップを掴ませています。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。通常版のピクシーと同様、グリグリ動かしても全くポロリなどがなく取り扱いやすいですし、ポージングの自由度も高いです。武装類も軽量なものばかりなので、ピクシーらしい軽快なポーズが演出できるのが良いですね。特殊な武装によってアクション性の高いポーズが再現できますし、組み合わせが色々と楽しめるのも魅力。

スレイヴ・レイス隊仕様のダークカラーもよく合っていて良いですね。できれば劇中をより忠実に再現するため、別途90mmサブ・マシンガンや持ち手が付属してほしかったですが、後に発売されるスレイヴ・レイス隊仕様の陸戦型ジムやイフリート(ダグ・シュナイド機)と組み合わせることでよりミッシングリンクシーンの再現性が高まるのもいいですね。

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長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

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長谷川 亮様 いつもサイトを楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください。

y nose様 分かりやすい記事をいつもありがとうございます。製作、購入時の参考にさせて頂いております。

菊地 俊介様 素晴らしい仕上がりに敬服しております。

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4 件のコメントがあります。

  1. 通りすがりの名無し!

    on 2020年2月22日 at 22:12 - 返信

    しかし相変わらず汚ったねー作り方だな!ゲート処理すらまともにできねぇのかよ、素人だな!

  2. ドラ息子

    on 2020年2月23日 at 00:00 - 返信

    初コメントです。
    いつも丁寧なレビューありがとうございます。
    時間が掛かるゲート処理は適当で、組立最優先の方が参考になります。的確な写真とコメントがあれば充分です。

  3. 匿名

    on 2020年2月23日 at 20:18 - 返信

    レビューだから、どこに目立つゲート跡が出るかとか合わせ目が出るかとか分かりやすい方が、購入の参考になって助かるんだよなあ

  4. 匿名

    on 2021年2月11日 at 17:10 - 返信

    素組で満足できちゃう人がとおりますよーっと。レヴューあると買う時の参考になって私は嫌いではないですよー

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