こんにちは!今回は、RG 1/144 ダブルオークアンタのレビューをご紹介します!
RG 1/144 ダブルオークアンタは、手のひらサイズで本物のようなリアルモデルをコンセプトにしたリアルグレードというジャンルで発売され、関節の柔軟性はもちろん、細かいディティールも再現された高性能のガンプラです。発売日は2016年5月28日。
ダブルオークアンタは、劇場版機動戦士ガンダム00(ダブルオー) -A wakening of the Trailblazer-に登場するモビルスーツです。パイロットは主人公の刹那・F・セイエイ。ガンダムエクシアとダフルオーガンダム両方の特徴を持ち、地球外金属生命体のELS(エルス)との対話を可能にする特別な機体でもあります。
※レビュー画像の左肩水色パーツの位置が逆に組んでしまっています。正確な組み立てと一部異なるレビューであることをお詫び致します。
色分けの再現性は高く、ほぼ完璧なぐらいに色分けがされています。塗装をせずとも十分な完成度を誇っています。
機動戦士ガンダム00に登場する機体ということで、脚部が上から下にかけて細身になっています。ですが、アドバンスドMSジョイントや各部関節の保持力によって、思ったよりも安定して立たせることが出来ます。
武装なしの状態。細身ですが、そこそこ頑丈そうな見た目を感じさせます。各部に丸い緑色のコンデンサを装備。ガンダムエクシアと同じようにクリアーグリーンのパーツで再現されています。
今回のレビューでは、シール(リアリスティックデカール)を貼っていませんが、クリアーパーツの下にはシールを貼る仕様になっています。
白いパーツは2色。白いパーツとグレーのパーツで色分けされています。また、内装部分のグレーパーツもランナー別に分かれています。
横から。かなり細身な印象。青と白、赤のバランスが丁度良く、わずかな黄色や全体に散りばめられたクリアーグリーンがデザインを豊かで鮮やかにしています。
正面から。マスクやカメラアイなどはややシャープな印象。頭部にはクリアーグリーンのパーツがかなり多く、複雑な形状をリアルに再現しています。
HGのダブルオークアンタとは違い、細かいパーツ分けにより、色分けを再現しています。
腹部真ん中、青と赤のパーツ辺りにコックピットがあります。腰前方のY字型アーマーは中心が固定されていて、少し回転します。これにより、脚部の可動範囲が少し広がっています。
腕部のレイアウトが左右で異なります。右腕は青色のアーマーを装備。ショルダーアーマーは三角形のような形状です。
左腕は白パーツで再現。二の腕の外装パーツに予備があり、二の腕だけ左右同じレイアウトにすることができます。左腕のショルダーアーマーはGNシールドをバインダーアームによってマウントするためこのような形状になっています。
細身の脚部。膝部分は、内側は白いパーツ、外側はクリアーグリーンのコンデンサで表現されています。膝裏の青色アーマーは開閉式です。
首の上下可動はそれほど広くありません。襟部のパーツや黄色いパーツが干渉するためです。頭部前面のアンテナはややポロリしやすくなっています。
頭部左右への可動は、襟を浮かせる(顎を引く)ようにして左右に振れば180度可動します。
腕部はショルダーアーマーが干渉するのでそれほど上部に上げることは出来ません。
肘はアーマーがやや干渉しますが、左右ともまずまず折り曲げられます。
腰部は180度回転可能。普通に360度回転させることも出来ます。
背中部にはGNドライブを埋め込み可能。少し右側に回転させ、GNドライブを引き抜きます。
GNドライブがいい感じに再現されています。
胸部の白いパーツは展開可能。少しだけ可動し、胸部に表現を出しています。
コックピットハッチを画像のように展開させることが出来ます。
台座は付属せず、付属のアタッチメントを使ってアクションベース1(別売り)に設置可能。アタッチメントをお尻の部分にスライドさせて挿し込みます。
アタッチメントを斜めに滑らせて固定する仕様になっているので、アクションベース1」に設置しても外れることが少なく、安定しています。
股関節の前後への可動は素晴しいものがあります。腰部にフロントアーマーが無いため、ほぼ全展開させることができます。リアアーマーはありますが、後ろにも十分な可動域を持っています。
膝部も十分すぎるほど。思ったよりも外装パーツの干渉は少ないようです。アドバンスドMSジョイントはRGガンダムエクシアと同じものを採用してあります。
つま先、かかと、ともに程よく可動します。画像にはないですが、足裏が3箇所で折れ曲がるようになっていて、様々な表現をさせることが出来ます。
内股は腿のフロントアーマーが干渉するのでほとんど出来ません。がに股は180度OK。
RGは表現の宝庫なので、RGダブルオークアンタも立て膝はお手の物。
股関節の左右への開脚はサイドアーマーをやや後ろに引かせることで可能。サイドアーマーは少し後ろに可動できるようになっています。
足首は90度可動します。ただ、足首にはボールジョイントもあり、どの箇所が動くのかよく確認して可動させないと破損の原因にもなるので注意が必要です。
左からGNソードビットのAビット、Bビット(真ん中)、Cビット(右)です。奥はGNソードです。
GNシールドにはGNソードビットを脱着可能。裏面からはGNドライブが確認できます。
GNソードビットを外した状態。
GNシールドは画像のように展開可能。本来ならGNドライブの先端にはクリアーグリーンのGNドライブが設置されますが、今回のレビューでは塗装するときに抜けなくなってしまうと困るので、あえて取り付けていません。一度挿し込むと抜けにくいので注意が必要です。
GNシールドは背中から伸びるバインダーアームによってショルダーアーマーにマウント可能。
GNシールドを後方に固定させ、直列ツインドライブを再現させることが出来ます。直列ツインドライブでは、GNシールドにあるGNドライブと背中に埋め込んであるGNドライブを連結させることが出来ます。今回のレビューでは連結させていません。
GNソードはかなり長めです。アクリルブロックの上にのせているアタッチメントを使用することで、腰部や腕部に固定させることが出来ます。
GNソードを腰部のサイドアーマーにマウント可能です。
GNソードにGNソードビットを取り付けることで、バスターソードを再現可能。
バスターソードはかなり重量があります。
アタッチメントを取り付け、腕部に固定させることで、なんとかバスターソードを保持させることが出来ます。
バスターソードディスプレイ用に、専用の台座が付属します。
このように固定させることが出来ます。バスターソードを画像(下)のように展開させることで、バスターライフルにすることが出来ます。
付属品は刹那・F・セイエイフィギュアとエモーションマニピュレーター(左右)、平手(左のみ)、握り手(左右)、武器保持用アタッチメント2個です。
付属品の武器保持用アタッチメントを使用することで、GNソードビットなどをエモーションマニピュレーターに保持させることが出来ます。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。
感想としては、かなりリアルで、緻密さがあふれるキットだと思います。各部が細かいパーツで構成されていて、一切妥協しないという開発者側の意気込みが感じられるようです。ポージングも各関節ともしっかりとしていて、スタイルが決まるのでポージングが楽しくなります。
できればソードビット用の台座があって欲しかったですが、プレバンでも予定がなさそうで残念です。何かの台座を流用するかな?
幾つかポロリ箇所があり、腕部のコンデンサ部分のクリアーグリーンパーツ(左腕の一番小さいもの)が頻繁にポロリするのと、エモーションマニピュレーターに武器を保持させるためのアタッチメントが付属していますが、ほとんど保持させる事ができず、ポロリするのがツライところです。(個体差があるかもしれません。)
ソードビットやアンテナなど、これらの他にもポロリする箇所があるのが難儀なところですが、新作が出る度に組み立てやポージング、可動域や可動範囲がレベルアップしているようにも見受けられるので、現時点ではかなりレベルの高いガンプラとして楽しめると思います。
武器の保持に関しても、固定式のマニピュレーターが左右ともに付いているのでコチラを代用すれば問題ありません。また、ポロリするクリアーグリーンパーツも最悪接着すれば問題ないかと思います。
完成度が高く、ポージングも安定していて楽しめるので、なかなかオススメのガンプラです。
RG 1/144 ダブルオークアンタのパッケージ、ランナーのレビュー
ここからは、RG 1/144 ダブルオークアンタの箱絵とランナー各種、説明書をレビューしていきます。
ではまず箱絵から。
パッケージは他のRGと同じく、フェイスのアップと全身のイメージ画像です。
横絵はリアルグレードの紹介と、デカール、RGダブルオークアンタのリアルさ紹介、ポージングなどの掲載がされています。
では開けてみましょう。
箱のなかにはびっちりランナーが入っています。さすがRG。組みごたえ満点です。
ランナーは5袋分くらいですね~。小さいパーツがたくさんあるため、全てカットしてもそれほど多くは感じません。ですが、組み立ていくとそのボリュームに驚くかもです。
ここから説明書です。ではしばし、説明書をご覧くださいまし。はじめから最後までご覧いただけます。
ここから各ランナーのご紹介です。
↑Aランナーです。色分けランナー組み合わされています。クリアーグリーン、青、黄色、白のパーツ類です。
↑Bランナーです。アドバンスドMSジョイントです。RGダブルオークアンタは、腕部を別パーツで組み立てるので、アドバンスドMSジョイントの腕部パーツは使用しません。腰部も使いません。
↑Cランナーです。こちらも色分けランナー組み合わされています。ここにバスターソードを設置する台座があります。赤、グレー、白、クリアーのパーツ類です。
↑Dランナーです。Dランナーは2枚あります。脚部やGNシールドなどの白いパーツ類です。
↑Eランナーです。脚部や腕部などの内部パーツ類です。
↑Fランナーです。脚部やGNソードビットなどの青色パーツ類です。
↑Gランナーです。GNシールドや脚部、マニピュレーターなどグレー系のパーツ類です。
↑Hランナーです。クリアーグリーンのパーツ類です。GNソードビットやコンデンサ、GNドライブ箇所に使用します。
↑リアリスティックデカールです。普通に貼り付ける、薄型デカールです。段差がやや気になるシールです。
以上、パッケージとランナーのレビューでした。
細かく小さいパーツがとても多いので、迷わないように組み立てることが大切です。その他にも、パーツをなくしてしまわないよう、しっかりと管理しておきましょう。
組み立てには時間がかかるかもしれませんが、完成すると必ずや満足できるものだと思いますので、頑張って組み立ててみてくださいね。
では良いガンプラライフを。ではでは~。
8 件のコメントがあります。
無知
on 2016年9月13日 at 18:24 -
左肩アーマーの向き間違ってますよ
nori
on 2016年9月15日 at 20:21 -
コメントありがとうございます。
ご指摘いただきありがとうございますm(_ _)m
撮影し直す余裕がないため、ページにお詫び文を加えました。
間違いのないレビューがご紹介できるよう心がけていきます。
逆シャア好きだけど作った富野監督があんま気に入ってないのなんか複雑
on 2020年2月29日 at 10:54 -
はじめましてです。
クアンタのGNソードについてなんですがソードモードとライフルモードの切り替えがパーツのスライドっぽいんですが経年で緩くなりそうって言う心配があって買うの迷ってます。
時間がたった今どんな感じになってるか(ユルユルになってるか)教えてください。
nori
on 2020年3月7日 at 10:05 -
コメントありがとうございます!
今RGクアンタが手元になく、確認できないので申し訳ないですm(_ _)m
あくまでうろ覚えですが、結構ゆるゆるになってたような・・・;
逆シャア好きだけど作った富野監督があんま気に入ってないのなんか複雑
on 2020年3月7日 at 12:55 -
ありがとうございます😊
さてさて、どう対処するか〜。まぁ、GNソード以上にまず一緒にディスプレイする敵陣営のガンプラがないのも辛いけどね。
あとサザビー(RG)の肩のパーツわたくしのはそこまで外れやすくない(て言うか外れない)ので個体差かと思われ。
あとジャイアントガトリング買って作りました。カッコいいっす。グリモアレッドベレーに合う!おすすめっすね。
長くなってすいません〆
nori
on 2020年3月9日 at 09:50 -
コメントありがとうございます!
いえいえ~^_^
グリモアレッドベレーとガトリングは合いそうですね!
つくピノ
on 2022年12月11日 at 20:34 -
このキットでRGを初めて作るのですが作りずらいですか?
nori
on 2022年12月12日 at 05:31 -
コメントありがとうございます!
ガンプラが初めてだと作りずらかったり難しかったりするところはあるかと思いますけど、HGなどを数回でも組んだことがあれば問題ないかなと。
ただ小さいパーツが多いので、切り間違えないようにするのと、紛失などには十分に注意しながらって感じですね。
RGはHGにはない完成度があるので組んだ後の喜びはひとしおですし、クアンタは完成後も比較的取り扱いやすいです。
きっと満足できると思いますよ!