今回は、ハセガワ 1/12 レトロ自販機(うどん・そば)のレビューをご紹介します!(塗装済み完成品画像を追加しました。)
ハセガワ レトロ自販機(うどん・そば)は、FA(フィギュア用アクセサリー)シリーズの『レトロ自販機』第2弾、『懐かしの「うどん・そば」タイプ自動販売機』の1/12スケールモデルキットです。アイボリー、黒、クリアーといった成型色パーツで、実物自販機らしいカラーリングを再現。うどん兼そばや割り箸といったアイテムパーツも付属します。地元の模型店で見かけ、身内が興味を持ったこともあって購入してみました。価格は1,650円(税込み)です。
ドライブインやサービスエリアなどでたまに見かける、昔ながらのレトロなうどん・そば自動販売機が1/12スケールでキット化されました。シンプルなボックスタイプですが、注文パネルやうどん・そばの取出口など、細部まで実機らしい造形が再現されています。
うどんと兼用のそば✕2、割り箸✕2が付属。
そば・うどんのレトロなイラストパネルや注文ボタン、調理の流れなどがプリントされた専用のステッカーが付属します。
俯瞰で。複数のパネルを組み合わせることで自動販売機のボックス形状が再現されています。
成型色はアイボリーがメインで、注文ボタンやコイン投入口といったコンパネはブラック成型色での再現。取出口などはクリアパーツでの再現となっています。表面のアルミフレームは色分けされていないので塗装する必要があります。シールを貼らない状態だとロッカーやタンスに見えますね・・・;
右上部には注文ボタンや調理中に表示されるカウンター、コイン投入口、調理の流れなどが表示されたコンパネが造形されています。投入金返却レバーやコイン投入口はシルバーに塗り分けが必要。
調理中のカウンターはお好みの調理時間シールを選んで貼ることができます。
コンパネ下には『はし・やくみ』の取出口、商品(うどん・そば)の取出口、コイン返却口が造形されています。
『はし・やくみ』取出口のクリアパーツは開閉可能。クリアパーツは表面にシールを貼るようになっています。
(うどん・そば)の取出口にはクリアパーツによる開閉ギミックがあります。クリアパーツ表面には『取出口』のシールを貼るようになっています。その上にはうどん・そばを補充するための自販機開閉ボタン?レバー?が造形されています。
取出口の下にはコイン返却口が造形されています。周りは黒く塗り分けが必要。
表面のパネルを外して裏面を確認。取出口やはし・やくみ、コイン返却口裏はそれぞれ簡易的ながら内部パーツが造形されています。外装のパネルは裏面に◯穴(エジェクターピンの跡)が多数あり、その箇所の表面にはヒケがあります。なので表面処理は少し手間がかかりそうです。
外装パネルは2ダボ付きのパーツで繋ぎ合わせるようになっています。(分解しやすくするため、ダボの一部をカットしています。)
内部はこんな感じ。特に何もなく、複数のパネルを組み合わせた状態です。
ステッカーにはおまけシールが付属し、お好みでメニューを追加したり、『はし・やくみ』のフォントを変更したりすることが可能です。
その他ちょっとしたディテールアップ用シールも付属します。こちらは適当な大きさに切り出して貼る必要があります。
うどん兼用そばは麺やなると、油揚げなどのモールドが細かく造形されています。2個とも形状は同じなので、塗装でうどんかそばを再現します。
うどん兼用そばを使うことで、取出口から商品を取り出す状態を再現することもできます。何気ない演出ですが、実際にこの自販機を使ったことがあれば、馴染み深いシーンを再現できるのでいいですね。
ここから塗装したレトロ自販機(うどん・そば)のレビューです。表面パネルのフレームやコイン投入口、返却レバー、コイン返却口などを塗装で塗り分けました。そば・うどんのパネルやはし・やくみ、取出口などのシールも貼っています。
全体や前面のパネルはホワイトサフ後、淡い茶系を作って塗装しました。成型色よりも若干ですが黄茶色を強くし、より古風な感じを表現してみました。
前面パネルもフレームをシルバー系(ステンレスシルバー:下地艶ありブラック)で塗り分け、各部にシールを貼ったことでより実機感が増しています。
フレームはマスキングで塗り分け。何分未熟なこともあり、塗り分けた境目がどうしてもはみ出てしまいます。ですが逆に使い古したような汚れ感、レトロ感が出たので良かったかなと思います。シールはただ貼っただけで上からつや消しを吹いたりはしていません。(外装パネルはつや消しEX-10フラットクリアープレミアムを吹いています。)
注文ボタンや調理中カウンター、調理の流れなどがとてもリアルです。シールを貼り直しても、それが汚れや古びた感じになっていいですね。コイン投入口、返却レバーはエナメルのチタンシルバーで塗り分けました。
はし・やくみやうどん・そばの取出口もクリアパーツにシールを貼って再現。
コイン返却口もブラックで塗り分けました。はし・やくみの取出し口、うどん・そばの取出口、コイン返却口の内部はステンレスシルバー(下地艶ありブラック)で塗り分けています。
取出口を開いた状態。
遠目に見るとプラモとはわからないくらい、完成度の高いキットになっていますね。
付属のうどん兼用そばもうどんとそばに塗装しています。油揚げやほうれん草?、なると、割り箸もそれぞれ塗り分けました。割り箸は昔のような少し濃い茶色にしてみました。
元々リアルに造形されているので、麺と油揚げだけマスキング塗装し、スミ入れして具材を塗り分ければそれらしくなります。
調理後の取り出すシーンも再現してみました。またこのレトロ自販機のうどんやそばが食べたくなってきますね。ちなみにうどんとそばの容器は成型色のままでつや消しだけ吹いています。
HG 1/144 RX-78-2ガンダム(REVIVE)と並べて。HGのガンプラと並べると何気にバランスが良かったり・・・。ちなみに実物のうどん・そば自販機は全高が180cm、全幅が130cm程度です。
全体画像を何枚かどうぞ。
以上、ハセガワ 1/12 レトロ自販機(うどん・そば)の レビューでした。
続いてハセガワ 1/12 レトロ自販機(うどん・そば) のパッケージ・ランナーレビューです。
パッケージには塗装済みのレトロ自販機(うどん・そば)が掲載されただけのシンプルなデザイン。グリーンのアーケードのようなイラストが雰囲気を感じさせますね。
パッケージ裏に組み立て説明とパーツリストが記載されています。パーツ数が少ないので組み立ては簡単。ただし組み合わせダボが太めなので、仮組みする場合は分解しやすくしておくほうが良いかと。
側面には抽出口の開閉ギミックや付属のうどん・そば、割り箸など、反対側はシールの貼り付け位置と塗装の参考などが記載されています。
開封。1袋分のランナーとステッカー、簡単な注意書き用紙が入っています。
各ランナーを簡単に見ていきます。
↑A、B、Cランナー。全てアイボリー成型色で、AとBは前面のパネルパーツ、Cは上部のパネルパーツになります。
↑D、E、Fランナー。Dはアイボリー成型色で、うどん、そば、割り箸といった小物類、お釣り口やはし・やくみ口、抽出口などの内部パーツ、パネルの連結用パーツなど。Eはブラック成型色で、購入ボタンやコイン投入口、調理の流れなどのコンパネ用パーツ。Fはアイボリー成型色で、側面のパネルパーツです。同じものが2枚あります。
↑G、J、K、Lランナー。G、J、Kはアイボリー成型色で、上部や裏面のパネルパーツ。Gは同じものが2枚あります。Lはクリア成型色で、はし・やくみ、うどん・そばの取り出し口用カバーパーツ。
↑ステッカーです。
以上です。最近テレビ(ワイドショーなど)でよく見ますし、一部壊されたという報道も聞きました。何気に注目度が高いレトロ自販機ですが、このようにコンパクトでリアルなプラモとして再現されたのは嬉しいですね。
気になる点は、表面のアルミフレームが塗装されていないため、素組みだとだいぶ印象が違ってきそうです。シールを貼らない状態だと自販機とは分からない場合もあるので、シールででもフレームが色分けできると良かったですね。
ちょっとした会話のネタにもなりますし、小型なので身近に置いておけるのもメリット。昔の自販機などは姿を消していくものも多いので、懐かしさや趣を感じながら楽しんでみるのもいいですね。
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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら
2 件のコメントがあります。
匿名
on 2022年1月9日 at 10:05 -
おもしろいキットですね~
あまりこちらでは紹介されなさそうですが、大変興味深く読ませていただきました。
一つ気になるのが、他社の美少女キットと絡められる大きさなんでしょうか?
nori
on 2022年1月11日 at 14:10 -
コメントありがとうございます!
返答が遅くなりましたが、HG1/144のガンダムと並べた画像を追加しておきました。
参考になるかわからないですけど、何かしらの役に立てば幸いですm(_ _)m