今回は、SDW HEROES 龍尊劉備ユニコーンガンダムのレビューをご紹介します!
SDW HEROES 龍尊劉備ユニコーンガンダムは、『SDガンダムワールド ヒーローズ』に登場する『龍尊劉備ユニコーンガンダム』のSDキットです。劉備ユニコーンガンダム最終決戦形態の特徴的な容姿を再現。展開可能な龍締破刃や独立可動する清龍煌顎、最大3枚のメモリが着脱可能なガントレットが印象的なキットになっています。価格は770円(税込み)です。
渾然猴王態(こんぜんこうおうたい)で暴走する悟空を救いたいという意思によって開放された姿『龍尊劉備ユニコーンガンダム』がSDでキット化。2021年1月に全国発売された※SD三国創傑伝 劉備ユニコーンガンダムをベースに、ユニコーンガンダムペルフェクティビリティを思わせるブルーのカラーリングと容姿が再現されています。※2019年3月にガンダムベース東京で発売されたのが最初。
成型色はホワイトをベースに、全身各部のゴールドや肩とソールのブルー、サイコフレームをイメージしたクリアブルーで再現。清潔感あるカラーリングになっています。クリアブルーパーツはブラックライトで照らしても発光せず。
シールは頭部と肩部を補うくらいでわずか。素組みでも色分け再現度は高めですが、それでも色が足りないので一部をライトブルーやゴールドに塗り分ける必要があります。
関節・内部パーツはグレー成型色で、SD三国創傑伝シリーズと共通のフレームが採用されています。
腕部左右に武装していますが、特に自立に影響はありません。背部に負荷がかかる装備もないので自立は安定しています。
SD三国創傑伝 劉備ユニコーンガンダムのパーツがいくつか余剰で付属。頭頂部の髷パーツがないので、劉備ユニコーンガンダムのカラバリを完全な形で組むことはできません。
SD三国創傑伝 劉備ユニコーンガンダム(以下、劉備)と比較しながら各部を見ていきます。
頭部。大部分の形状は劉備と同じですが、龍尊劉備では縦長の大きな髷にパワーアップしています。
ゴールド成型色が深みのあるものに変更されたことで、全体的なモールドもくっきりしています。ツインアイと額のセンサーはクリアブルーパーツにシールを貼っての色分け。アンテナの龍モールドはライトブルーに、耳のような左右の装甲は一部をゴールドに塗り分けが必要です。
メット部は前後の組み合わせで側面に合わせ目が出来ます。消す場合は後ハメなどが必要。
後頭部のサイコフレームラインモールドはライトブルーに塗り分けが必要です。髷は裏面がごっそり肉抜き穴なので、埋める場合はだいぶ手間がかかりそうです。
胴体部は劉備ユニコーンガンダムと全く同じ形状。ですがサイコフレームがライトブルーに変更されたことで、ペルフェクティビリティらしい清潔感あるカラーリングに変化しています。リアアーマーのサイコフレームはライトブルーに塗り分けが必要。
腰アーマー裏の作りは簡易的。
右腕部にはアームドアーマーBSを模した龍締破刃(りゅうていはじん)を装備。ボリューム感のあるスタイルに変化しています。龍締破刃は龍の頭と尾を模したとのことですが、ひと目でそれとはわかりにくいですね。
腕部自体は劉備と同じですが、前腕には龍締破刃用の装甲パーツが新造されています。二の腕とハンドパーツの内側は肉抜き穴。
龍締破刃は内部に剣刃が収納されていて、それぞれ展開させることができます。剣刃は劉備の龍弾破刃(りゅうだんはじん)と同じもので龍のモールドが入っています。ゴールドの装甲は一部をライトブルーに塗り分けが必要。赤◯のジョイント部分はダボがカギ状になっているので、分解組み立て時に破損させないように注意です。
完全に展開した状態。
左腕部にはアームドアーマーVNを模した清龍煌顎(せいりゅうこうがく)を装備。大型クローによってダイナミックで迫力のあるスタイルに変化しています。
清龍煌顎の大型クロー(爪)の内側はガッツリ肉抜き穴になっています。1個パーツ構成でクローの可動ギミックはなし。
表面は細かいモールドが造形。一部をライトブルーに塗り分けが必要です。
メモリはクリアブルー成型色のものが1枚付属し、清龍煌顎の基部(ガントレット部)からの脱着が可能です。
ガントレット部は1個パーツ構成ながらも3枚のメモリが収納可能。
クローは基部のボールジョイントによって上下や左右に可動させることができます。
脚部は劉備と全く同じ形状。サイドアーマーが深みのあるゴールドになり、サイコフレームがクリアブルーに変更されているのでその分、上品な雰囲気が感じられます。
サイドアーマーは2個パーツ個性で作りが簡易的。ボールジョイント接続でフレキシブルに可動します。アンクルアーマーのサイコフレームラインモールドはライトブルーに塗り分けが必要です。
内側は大腿部、膝から下ともに肉抜き穴状態。足裏もつま先側は大部分が肉抜き穴です。きっちりと造形するには手間がかかりそうですね。
HG陸戦型ジムと並べてサイズを比較。小柄で陸ジムには及びませんが、頭頂部の髷が長く派手になったことでその分全高が増しています。
SD三国創傑伝 劉備ユニコーンガンダムと並べて。クリアパーツがブルーになり、右腕に龍締破刃(りゅうていはじん)、左腕に清龍煌顎(せいりゅうこうがく)を装備したことで、ペルフェクティビリティを思わせる容姿に変化しています。ゴールド成型色も深みのある色になったことで上品さが増しています。
最終話でバトルを繰り広げた黒い渾然猴王態(こんぜんこうおうたい)がキット化されていないので、通常の渾然猴王態と並べて。どちらも神々しく、ラストバトルを演出するのにふさわしいキットになっています。
可動域は劉備ユニコーンガンダムとほぼ同じ。首や腹部、腕の上げる高さなども同じです。右腕部は龍締破刃が干渉しやすいので、少し開いてから腕を上げます。
腰も360度回転可能。前後や左右への開脚、つま先なども幅広く可動します。SD三国創傑伝やSDW HEROESシリーズの中でもかなり幅広く可動するキットなので、より柔軟なポージングが楽しめそうです。
可動域は劉備ユニコーンガンダムとほとんど同じなので、可動域の詳細は以下のリンクから、劉備ユニコーンガンダムのレビューをご参考くださいm(_ _)m
可動が柔軟なので、特別装備が干渉したりといったことは少ないですね。腕も脚部も適度に展開させることができます。
ただ、近年のSDW HEROESキットに比べると関節ボールジョイントの強度が弱めなので、多少ふらついたりすることがあるので注意が必要です。サイドアーマーがたまに外れるくらいでぽろりも少なめ。
龍締破刃(りゅうていはじん)、清龍煌顎(せいりゅうこうがく)どちらも存在感のある武装なので、攻撃的な演出がしやすいです。
瞳シールを貼り替えて覚醒状態に。龍尊劉備ユニコーンガンダムの雰囲気が一気に変化します。最終話で窮奇に洗脳された悟空を救うため、必殺技『天衝一閃 超絶竜破斬』を繰り出す際にこの状態になりました。
軍馬へはリアアーマーを外して騎乗させます。股間部にダボ固定され、足置きに脚裏が設置するので安定した騎乗が可能です。外したリアアーマーはジョイントパーツ(軍馬に付属)を介して臀部に装着しています。
覚醒仕様での騎乗だとより精神的なヤバさが感じられます(笑)
前腕の装甲を組み換え、通常の劉備ユニコーンガンダムっぽく。落ち着きのある龍尊劉備ユニコーンガンダムに変化しました。
適当に何枚かどうぞ。
『天衝一閃 超絶竜破斬』!!!
以上です。深みのあるゴールドやクリアブルー成型色によって神々しい劉備ユニコーンガンダムに変化。清潔感やヒロイックさも増してよりかっこよくなっています。龍締破刃や清龍煌顎などの武装によってドレスアップしたことで、シルエットも攻撃的に変化しています。
気になる点は、アームドアーマーBSやVNだけでも十分にポージングは楽しめますが、できればアームドアーマーXCやDEといった本格的なペルフェクティビリティ装備仕様になっていると良かったですね。いずれDXセットなどでキット化されるかも・・・?
覚醒仕様の瞳シールを使えば雰囲気がガラッと変化し、劇中の黒い渾然猴王態とのバトル再現度も高まります。主人公機の最終決戦仕様というプレミア感もありますし、斉天大聖悟空と共に入手しておいて間違いのないキットになっているのではないでしょうか。
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