今回は、MG 1/100 ブレイズザクファントム/ブレイズザクウォーリアのレビューをご紹介します!
MG ブレイズザクファントム/ブレイズザクウォーリアは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するMS『ブレイズザクファントム/ブレイズザクウォーリア』の1/100スケールモデルキットです。パーツ選択により、ブレイズザクファントムとブレイズザクウォーリアがチョイス可能。特徴的なグリーンカラーを成型色、MG準拠のギミックを持つブレイズウィザードを新規造形で再現したキットになっています。価格は4,950円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
ザクウォーリアの上位機『ザクファントム』がブレイズウィザードを装備した形態『ブレイズザクファントム』がMGでキット化。2019年9月に一般発売されたMGガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)をベースに、通常配備機特有のグリーンカラーと背部のブレイズウィザードが新規造形で再現されています。
成型色は1stのザクをイメージさせるグリーンがベース。シンプルなグリーンと濃いグリーンの2色構成となっています。部分的にホワイトやオレンジ、ダークグレーを配色し、ミリタリー感のあるカラーリングを再現。シールはモノアイのみで、各部ともパーツで細かく色分けされてます。塗装が必要な箇所もわずか。
ポリキャップは不使用。関節や内部パーツにはKPSが使用され、関節強度は高めです。背部にブレイズウィザードを装備していますが、後方に比重がかかることもなく自立は安定しています。
キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。 ⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー
MMI-M633ビーム突撃銃、MA-M8ビームトマホーク(2種のビーム刃付き)、平手指パーツ(左右)、握り手指パーツ(左右)、武器持ち手指パーツ(左右)、アクションベース用ジョイントパーツ、肩部スパイクアーマーパーツ、アンテナのないメットパーツ、ザフト兵フィギュアが付属。
肩部スパイクアーマーとメットパーツはブレイズザクウォーリア用で、組み立て前にどちらを組むか選択します。ですが頭部と肩部を組み換えるだけなので、完成後でもブレイズザクウォーリアへの組み換えはできそうです。破損させないよう慎重に組み換えます。
その他、スラッシュザクファントムなどの余剰パーツがいくつか付属します。
専用の水転写デカールが付属。
頭部。SEED系ザク特有のフリッツヘルムタイプで、額にはブレードアンテナを装備。モノアイはクリアーパーツで覆われています。口は別パーツで色分けされ、スリットが造形。メット部は1個パーツ構成で合わせ目はありません。
モノアイはメット部を外すことで左右にスイングさせることが可能です。モノアイはモールドにピンクのシールを貼っての色分けで、クリアーパーツは使用されていません。
胴体部。SEED系ザク特有のメカニカルな造形。インテークや腰部フロントアーマーのダクトなどがパーツで色分けされています。
胴体内部フレーム。
コックピットハッチは開閉可能。内部に格納するフィギュアはアスラン・ザラ(青白成型色)もしくはザフト兵パイロット(緑成型色)がチョイス可能です。
サイドアーマーにはハンドグレネード2基を装備。ハンドグレネードの作りは簡易的です。
腰アーマー裏はフロントとリアに裏打ちパーツが造形。フロントとリアの裏打ちパーツは一部肉抜き穴あり。サイドアーマーは肉抜きな形状です。
股間部は前後にスイングが可能。脚部の可動域を広げることができます。
腕部。ザクファントムなのでショルダーアーマーは両肩ともにシールド装備仕様。二の腕以下はメカニカルなモールドが入っています。
腕部内部フレーム。
二の腕は前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。前腕は四方からパーツを組み合わせる仕様で合わせ目はなし。ハンドパーツは親指のみ可動し、残り4指を組み換えるタイプです。
ショルダーアーマー、腕部各部とも複数パーツの組み合わせで、合わせ目はモールド化されています。
両肩に装備する対ビームシールド。裏面のビームマガジン(2基)は脱着が可能です。基部はボールジョイント型パーツの組み合わせでフレキシブルに可動。
脚部はどっしりとした肉厚な形状が再現されています。表面には細かいモールドが造形。
脚部内部フレーム。
側面の動力パイプはアドバンスド・MS・ジョイントと同じ多重インサート整形のパーツです。
大腿部は前後挟み込みタイプで、側面の一部に合わせ目ができます。膝から下は四方からパーツを組み合わせるタイプですが、内側に一部合わせ目ができます。
膝から下の左右装甲は、外側に少し引き出せ、適度に展開させることができます。ただし装甲が抜ける場合があるので注意です。
後部のスラスターも上下に可動。
ソール部はシンプルなパーツ構成。足裏はモールド入りの裏打ちパーツが造形され、つま先は反らせることができます。
背部のウィザードシステム接続基部は3ダボ接続で、MGのSEED系ザク各種と共通。
中央下部のスラスターは上下に可動します。
ブレイズウィザード。多数のスラスターを備えた機動戦型ウィザードになります。ブレイズとは英語で「火炎、劫火」の意味。各部ともパーツで細かく色分けされ、ザク本体とは全く異なる配色になっています。
ウィザードの基部はスラスターや細かいモールドが造形されています。簡単な前後挟み込みタイプですが、合わせ目はモールド化されるなど見た目はいいです。上部に少し合わせ目ができます。
中央上部のスラスターは赤い裏打ちパーツが造形されています。
左右のスラスターブロック側面。表面には細かなモールドが造形されています。外側の赤や内側のグレーのスリット装甲は別パーツ化されているので、塗装で塗り分けてもいいですね。
スラスターブロックを前後から。本体部分は左右挟み込みタイプですが、中央の合わせ目は段落ちモールド化されています。
スラスターブロック上部は装甲が前後に展開。
内部のAGM138ファイヤビー誘導ミサイルも展開します。
ミサイルの弾頭は赤成型色パーツでの色分け。
スラスターブロック下部も装甲が大きく展開可能。内部のスラスターが露出します。
内部のスラスターは少し引き出しが可能。
展開した装甲裏にはモールドが造形されています。
左右のスラスターブロックは付け根ボールジョイントでスイングが可能。その他、四方に少しずつ傾けることもできます。
中央のスラスターもスイング可動します。
MG スラッシュザクファントム(イザーク・ジュール専用機)、と並べて比較。成型色と背部ウィザードの形状が違っています。それ以外は同じ。
MG ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)と並べて比較。こちらも成型色と背部ウィザードの形状が違っていますが、右肩がスパイク付きのアーマーになっています。それぞれウィザードが違うので、同じ形状のザクでもバリエーションが楽しめます。
各部の可動域はほぼMGガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)と同じなので、以下のリンクからそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
⇒MG ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機) レビュー
MMI-M633ビーム突撃銃。ザクシリーズ定番のメイン武装です。本体部分は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。
上部のドラム型ビームマガジンは、少し引き出すことで左右に傾けることができます。フォアグリップも上下に展開が可能。ビームマガジンは脱着が可能で、シールドに装備しているものと交換することができます。
リアアーマー中央の装甲をスライドさせることでハードポイントが露出。ビーム突撃銃をマウントさせることができます。特にブレイズウィザードとの干渉はありません。
MA-M8 ビームトマホーク。簡単な作りですが見た目はいいです。取り付けているクリアーピンクのビーム刃はブラックライトで照らしても発光しませんでした。
基部は刃の付け根がモナカ割ですが、合わせ目はできない構造になっています。劇中ではシールドから引き抜くシーンが印象的でしたが、シールド内への収納ギミックはありません。
一通り武装して。
どっしりとした体型でプロポーションバランスがよいですし、重武装仕様のようなスタイルでかっこよさがにじみ出ています。ビーム突撃砲の両手持ちも余裕で再現可能。動かしづらいのは、干渉で首が左右に向けにくいというくらい。
ファイヤビー誘導ミサイルを展開すれば、迫力のあるシーンを演出することができます。弾頭がパーツで色分けされているので塗装もラク。
下部のスラスターを展開させた状態でも、特に腕が干渉したりといったことはなかったです。
頭部メットをアンテナがないものに変更し、右肩をスパイクアーマーに組み換えてブレイズザクウォーリアに。ユニウスセブンの破砕作業時にアスラン・ザラが搭乗したザクウォーリアになります。
ザクファントムに比べて右側が少し寂しい気もしますが、比較的ベーシックなスタイルでならではの良さがあります。
カオスガンダムにビームトマホークを投げつけるシーンを再現。
ブレイズウィザードを外し、アーモリーワンでアスランが搭乗したノーマルのザクウォーリアを再現。
シールドでガイアガンダムに突っ込むシーンを再現。関節強度が高いので、片足立ちでの自立も可能です。
ガナーウィザードを装備すれば、グリーンのガナーザクウォーリア通常配備機も再現可能です。
HGのガナーザクウォーリアとサイズを合わせて比較。成型色やプロポーションなどが大きく違っています。
ガナーウィザードを装備しても様になりますね。
ザクファントム(イザーク機)にブレイズウィザードを装備させて。カラーリングが合っているので違和感はありません。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。1stから続くザクカラーのグリーンが印象的。ベーシックなカラーリングがメカニカルなSEEDザクにもよく合っていると思います。新造されたブレイズウィザードの完成度も高く、各部を展開させると露出するファイヤビー誘導ミサイルや下部スラスターも迫力があっていいですね。
欠点的なものもほとんどなく、グリグリ動かしてもぽろりやゆるさがないのでポーズを取りやすいですし、可動域もまずまずあるので柔軟に対応してくれます。気になるところは部分的に合わせ目ができるというくらいかなと。
ブレイズザクファントムには重武装感がありますし、ブレイズザクウォーリアやザクウォーリアにすればアスラン・ザラ搭乗時の軽装なバトルシーンも再現可能。手持ちであればガナーザクウォーリアやスラッシュザクファントムと組み合わせてみたりと、共通規格の武装でいろんな組み合わせが楽しめるのがいいですね。
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4 件のコメントがあります。
774
on 2020年12月31日 at 10:37 -
ブレイズウィザードがプレバン初出になってしまったのが不安ですね
レイ機くらいは一般で出して欲しいけど、最悪これもプレバンなのかなと
FigureGunplaFan
on 2021年1月1日 at 13:47 -
Guess the ZAKU Warriors isn’t popular these days.
匿名
on 2021年1月16日 at 03:10 -
一般機がプレバンなんて…誠に残念ですね…
完成プレビューありがとうございます(^^)
nori
on 2021年1月22日 at 16:54 -
コメントありがとうございます!
こちらこそ、ご覧いただき感謝ですm(_ _)m