今回は、MG 1/100 キュベレイ・アンベリールのレビューをご紹介します!
MG キュベレイ・アンベリールは、『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge』より、ガンプラ『キュベレイ・アンベリール』の1/100スケールモデルキットです。キュベレイをベースとした特徴的な機体形状を再現。グロスインジェクションとメタリックによる艶やかな成形色で仕上げられたキットになっています。豪華な鏡面デザインの水転写デカールも付属。価格は5,940円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
薔薇の息吹きを感じるキュベレイ改修機『キュベレイ・アンベリール』がMGでキット化。2018年11月に発売されたMGキュベレイダムドのカラバリで、グロスインジェクションを使用したキュベレイカラーで再現されています。『アンベリール』とは『美しくなる、きれいになる』の意。
成型色はツヤ感のあるグロスインジェクション仕様ホワイトを外装に、内部や一部外装をピンク、部分的にメタリックパープルやメタリックブルーを配色。関節と内部フレームはメタリックなダークグレーで再現されるなど、本家キュベレイに近いカラーリングが再現されています。
ポリキャップはMGキュベレイと同じPC-121を使用。関節強度はまずまずですが、肘部が外れ落ちやすいので注意が必要です。成型色の違いか、キュベレイダムドよりも関節強度が高い印象。キュベレイダムドは立ち姿もままならない状態でしたが、こちらはポーズが付けやすかったです。全体的な比重バランスもいいので自立に問題はありません。
頭部。キュベレイに似た鳥のような後部に長いデザインで造形。表面の装甲は1個パーツ構成ですが、メカニカルなモールドが造形されています。キュベレイダムドと同様、墨入れするとグッと印象が変わってきそうです。
裏面には簡単な裏打ちパーツが造形。
カメラアイはクリアーパーツにモールドが造形されたタイプでキュベレイから変わらず。表面はシールによる色分けです。
首はキュベレイと同じで大きく展開が可能。付け根はボールジョイント接続です。胸元には動力パイプやヒートシンクなどが造形。
胸部。全体的にキュベレイに似た作りになっていますが、腹部がジャバラ風に造形されるなど、禍々しさもある作りになっています。
胸元のピンク装甲は展開が可能。内部のコックピットハッチも可動式です。
内部にはコックピットシートが造形。パイロットフィギュアは付属していません。
ジャバラ風の腹部。MG百式壊やMGキュベレイダムドもそうですが、この『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge』のノズ&マーキーの機体の個性の一つになっているようです。
背部。特にバックパックなどはありません。
フロントスカートはキュベレイダムドで新造されたモールド入りパーツです。ピンクのラインはパーツによる色分け。上部に展開が可能です。内型にもモールド入りの角型装甲パーツが造形されています。
リアアーマーはシンプル。フロントスカート、サイドアーマーともにメカニカルな裏打ちパーツが造形されています。
背部ファンネルコンテナも表面の装甲がキュベレイダムドで新造。形状はキュベレイのものに似ていますが、細かいモールドが造形されています。表面の装甲はキュベレイでは脱着できたようですが、こちらは脱着機能はありません。
裏面には脱着可能なファンネルが組み込まれています。ファンネルの接続部はボールジョイントタイプのポリキャップで、しっかりと押し込まないと固定できないのと、脱着が難しいので注意が必要です。
腕部。二の腕は左右挟み込みタイプの細身な作りです。合わせ目はモールド化。前腕はモールドが入った外装やピンクの内部パーツで色分けされています。こちらも合わせ目は段落ちモールド化されています。
腕部は前腕に簡単な内部フレームが造形されています。前腕にはサーベル柄をマウント。ビーム・サーベルを腕に格納した状態では、ビームガンとして使用可能とのことです。
前腕の付け根はポリキャップ接続ですが、抜けやすいので注意が必要です。前腕にはビームサーベル柄が造形。手前のパーツとサーベル柄は脱着が可能ですが、キュベレイ・アンベリールはハンドパーツが大柄なのでサーベルを保持させることはできません。
ハンドパーツは禍々しい鬼腕のような、巨大なマニピュレーターが造形されています。指はそれぞれ付け根ボールジョイントによって自由に可動します。指の各関節は可動せず。
指は上下のモナカ割ですが、合わせ目は段差モールド化されています。
ショルダーバインダーはキュベレイと同じ形状。前後で形状が違い、2基の円形モールドと3本ラインが入ったものがあります。円形モールドはメタリックブルーパーツで、3本ラインはピンク成型色での色分けです。
内側には裏打ちパーツが造形。裏打ちパーツの形状はバインダー2枚とも同じ。ただし赤◯のモールド形状が違っていて、前後でかっちりと組み合わせられるようになっています。
バインダー内部の肩パーツ。挟み込みタイプですが合わせ目は段落ちモールド化されています。バインダーの付け根はボールジョイント接続で、バインダーは広く展開が可能です。
脚部はキュベレイと同じ。大腿部、膝から下ともにつややかなホワイト成型色パーツで構成され、各部の3本ラインはピンク成型色で色分けされています。
脚部はメタリックダークグレー成型色パーツによる内部フレームが造形されています。
膝から下は左右挟み込みタイプですが、スネにできる合わせ目は段落ちモールド化されています。合わせ目は隙間ができやすいので注意が必要です。膝装甲は裏打ちパーツが造形。付け根がポリキャップ接続で上下に可動します。
ソール部。こちらも禍々しさのあるハイヒール型で造形されています。かかととつま先で色が異なり、つま先側はモールドの入った外装が、かかとはフィン状の装甲がキュベレイダムドで新造されています。
MGキュベレイダムドと並べて。成型色が違うだけですが、アンベリールはカラーリングの関係でだいぶ禍々しさが取れてクリーンな印象になっています。キュベレイダムドはモノクロがかかったような印象。
各部可動域についてはMGキュベレイダムドと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
クリアーイエロー成型色のビームサーベル刃×2が付属。
MGキュベレイ用のパーツが余剰で付属します。ハンドパーツが付属しないのでキュベレイを完全な状態で組むことはできませんが、部分的に組み換えることは可能です。ノーマルのキュベレイに寄せてみてもいいかも。
豪華な鏡面の水転写デカールが付属。きれいで特徴的なデザインになっていて、貼るだけで美しい演出が可能です。
ディスプレイ方法はキュベレイやキュベレイダムドから変わらずで、股間部にコの字パーツを挟み込んでのディスプレイとなります。
大型のキットなので、各部を少し動かすだけでダイナミックさが出てきます。形状も特殊である程度表情がついているのでポーズも決まりやすいですね。
飛行するポーズも再現可能。
キュベレイダムドに比べて関節強度がアップしているようで取り扱いやすいです。
ビームサーベル刃は前腕のサーベル柄にマウント可能。キュベレイダムドではクリアーピンクでしたが、こちらはクリアーイエロー成型色になっています。
ファンネル後部は3.0mm穴ではないので、ディスプレイする方法を考える必要がありそうですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。成型色の関係か金型を修正したのか、肘以外の強度がアップしているようで、MGキュベレイダムドよりも取り扱いやすく、ポージングしやすかったです。肘が外れ落ちやすい以外はポージングがかなりラクでした。
欠点的には、肘がかなり抜けやすいということと、ファンネルがMGキュベレイから変わらずでファンネルコンテナに収納(取り付け)しにくいこと、ファンネルが3.0mm接続ではないのでディスプレイしづらいということでしょうか。
機体デザイン的には派手さもあり、演出力も高いですし、ポーズは決まりやすいです。鏡面デカールを貼ればさらに妖艶で可憐な印象が強くなりそうですし、正規のキュベレイカラーに加え、グロスインジェクションの艷やかな質感を持った贅沢なキットとして楽しめそうですね。
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