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HGBC ライトニングバックウェポンシステム レビュー

今回は、2014年11月に発売されたHGBC 1/144 ライトニングバックウェポンシステムのレビューをご紹介します!

HGBC ライトニングバックウェポンシステムは、『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場するガンプラ「ライトニングガンダム」と組み合わせることで飛行形態が再現できる装備ユニット「ライトニングバックウェポンシステム」の1/144スケールモデルキットです。ビームキャノン装備タイプとミサイルポッド装備タイプが選択できる他、様々なHGシリーズとの組み替えも可能となっています。価格は880円(税込み)です。

リガズィの変形用バック・ウェポン・システム (B.W.S.) を発展させたユニットで、劇中では第5話から登場。ガンプラバトル選手権予選においてライトニングガンダム用装備として機能した「ライトニングバックウェポンシステム」がHGBCでキット化。

HGBFライトニングガンダム(別売り)と組み合わせることで強化ブースターとして使用可能な他、分離させての単独運用や別の機体にも装着可能という、戦闘機ベースの機体形状が新規造形で再現されています。

成形色はブルーとライトブルーの2色のみ。どちらの成形色もライトニングガンダムのものと同じです。なので組み合わせても違和感はありません。

ホイルシールは機首中央のセンサーや裏面のビームガン周り、ウイングの一部モールドを補うくらいでわずか。塗装は殆ど必要がなく、素組みで十分な色分けが再現されています。

ポリキャップは不使用。KPSもABSも不使用で、全てPS素材パーツで構成されています。

■付属品

組み替え用のビームキャノン✕2、ライトニングバックウェポンシステムを他のキットに装備させるためのジョイントパーツが付属。

■各部形状

HGBCライトニングバックウェポンシステムの各部を見ていきます。

■機首

機首部分。リガズィのB.W.S.の機首部分を思わせるロングノーズで、左右には前進翼の特徴的なウイングを装備。上部にはキャノピーをイメージしたようなセンサー、下部中央にはビームガンが造形されています。センサーはグリーン、ビームガン周りはライトブルーのシールでの色分け。

機首部分は本体部と1ダボ接続で分解が可能。左右のウイングは収納することができます。

上下の組み合わせで側面に合わせ目ができます。消す場合はウイングの後ハメなどが必要そう。

機首部分はHGBFライトニングガンダムに付属のシールドと組み合わせることで、大型のシールドとして装備することができます。

■本体部

本体部分。エッジの効いた幅のある装甲が造形されています。表裏共に適度にモールドがデザインされていてメカニカル。

本体部分は小型の機首を挟んでの簡単な上下2枚パーツ構成。側面に合わせ目ができますが、モールドっぽくなっているので合わせ目を消さずとも良さそうな気も・・・。

小型機首はセンサーがグリーンのシールでの色分け。ライトニングガンダムとの合体時に収納するようになっています。

機首裏面にはジョイントパーツが収納されており、一度取り外して組み替えることで、このライトニングバックウェポンシステムをライトニングガンダムの背部に接続することができます。

中央のスタビライザーは上下に可動。こちらもライトニングガンダムへの合体時に下げるようになっています。

スタビライザーは2個パーツ構成ですが合わせ目はありません。裏面にはスリットモールドがきっちりと造形されていて見栄えが良いです。本体部とはヒンジ接続ですが、取り外す際に一部が折れてしまいました;もしバラすのであれば、少し注意が必要かも。

本体部左右のハッチは展開可能。内部からミサイルポッドが露出します。弾頭部分はブルー一色なので赤く塗り分けたりすると映えそうですね。

ミサイルポッドのハッチと弾頭部分は脱着が可能。付属のビームキャノンと組み替えることができます。パーツの取り外しが少し難しいので注意。ピンセットなどで傷を付けないように取り外します。

ビームキャノンは砲身部分が簡単な上下2枚パーツ構成で側面に合わせ目ができます。

ウイングは薄型でコンパクトですが、ゼータ味を感じさせるデザイン。黄色いモールドはシールでの色分けです。

ブルーの装甲部分は簡単な上下の組み合わせで側面に合わせ目ができます。本体側のダボやウイングを挟むので、合わせ目を消す場合は各部に対応した後ハメなどの処理が必要。

ライトブルーのウイングは収納可能。ウイング基部も上向きにすることができます。

■他キットとの比較

キットを立たせた状態でHG陸戦型ジムと並べて大きさを比較。一般的なHGに比べて少し全長が長め。厚みこそないですが、なかなか存在感のあるユニットになっています。

■ポージング

ライトニングバックウェポンシステム単体でディスプレイ。機首下に3.0mm穴があるので、アクションベースやスタンドで浮かせてディスプレイさせることができます。

軽量なので特に形状が崩れることもなく、取り扱いはラクです。

ミサイルポッドを展開した状態やビームキャノン装着状態も少し違った雰囲気があって良いですね。

機首の前進翼や後部のウイングを折りたたんだり、ウイングの角度を変えたりしてみても表情が変化するので良いと思います。より高速移動するシーンを演出したり。

上部に3.0mm穴があるので、他のHGBCなどのアイテムと組み合わせて武装を盛って見ても面白そうです。

HGBFライトニングガンダムと組み合わせて。

■ライトニングガンダムとの合体(飛行形態)

HGBFライトニングガンダム(別売り)と合体させる場合は、まずライトニングガンダムの肩部を上向きにし、肘を深く曲げて固定します。

脚部は膝をS字に曲げてつま先を伸ばしておきます。

上から前腕にライトニングバックウェポンシステムを組み付け、底面からフェイスを覆うようにライトニングガンダムのシールドを組み付けます。そして左側面にロングバレルのビームライフルを組み付けたら飛行形態への変形完了です。

飛行形態。全長の長いシャープな戦闘機になります。機動性や航続距離にも優れ、多種多様な戦略がとれる。チーム戦においては主力から僚機の支援までこなせるとのこと。

いわゆる寝そべり変形タイプで、形態はデザインベースのリガズィと似ていますが、各部形状は違っていてエッジの効いた装甲を持つ機体デザインになっています。

ロック機構があまりないため、弄っていると多少姿勢が崩れるところもありますが、ストレスを感じるほどではないですね。なので組み立て直後のライトニングガンダムであれば関節強度が高いので取り扱いはしやすいと思います。

側面のロングバレルビームライフルはショルダーアーマー側面の装甲に組み付けるため、経年劣化していると角度が変わりやすいので注意です。

浮かせてディスプレイさせる場合は通常通り、キットの股間部に3.0mm軸を差し込みます。脚の幅が狭いので、細身のジョイントを使ったほうが股が開かなくて良いかと。

ライトニングガンダム自体も各部に3.0mm穴があるので、別売りのオプションパーツなどを盛りまくれます。相変わらずHGBFシリーズはカスタマイズがしやすくて良いですね。

HGBFビルドバーニングガンダムと組み合わせて劇中シーンっぽく。一応上部にキットを載せることはできますが、説明書に固定する方法などは記載されていません。ジョイントパーツもなし。

なのでHGBCガンプラバトルアームアームズのジョイントを使って固定してみました。こちらを使うとスタンド不要で搭乗シーンができるので良いですね。

■ライトニングガンダムとの合体(MS形態)

MS形態で組み合わせる場合は、機首をバラし、本体部部の小型機首とウイング、スタビライザーを収納。ウイングは水平にしておきます。

本体部分は裏面のジョイントパーツを組み替え、ライトニングガンダムの背部に組み付けます。機首にライトニングガンダムのシールドを組み付けて装備したらMS形態との合体完了です。

■MS形態でポージング

シールドとロングバレルビームライフルを装備して。

ライトニングガンダム単体だとシンプルなゼータ(リガズィ)改修機といった感じですが、背部にライトニングバックウェポンシステムを装備することでかなり重厚なライトニングガンダムに変化します。

シールドは長いため、背部のライトニングバックウェポンシステムとやや干渉しやすいので注意です。うまく交わしつつポーズを取らせるようになりそう。

背部にライトニングバックウェポンシステムを装備していても、ロングバレルビームライフルは通常通り構えることができます。両手持ちも難なく再現可能。特に肩が干渉するようなこともありません。

ライトニングガンダムの肩にはビームキャノンが装着可能。肩にキャノンが付くと途端に格好良くなるのは何なんですかね;

背部に装備した状態でもミサイルポッドは問題なく展開できますし、ポッドの代わりに本体部にビームキャノンを組み付けることも可能。ライトニングガンダムの各部に3.0mm穴があるので、他の箇所にもビームキャノンを装備できそうですね。

■他キットと組み合わせてカスタマイズ

付属のジョイントパーツを背部に組み付けることで、ライトニングバックウェポンシステムをライトニングガンダム以外のキットにも装備させることができます。ジョイントパーツは通常の2ダボ接続なので、一部のHGUCやHG水星の魔女、HG SEED FREEDOMシリーズの機体に対応可能。

HGACウイングガンダムに装備して。背部にビームキャノンを装備した状態だと、どことなくダブルゼータっぽくなるのが良いですね。

ライトニングバックウェポンシステムに重量があるのと、ウイングガンダムは小柄なため、接地時は負荷がかかって倒れやすいです。なので浮かせてディスプレイさせたほうがポーズは取らせやすいと思います。

ウイングゼロであれば自立は可能でした。組み合わせても全然違和感がなく、とても良く似合っていますね。

HGUCダブルゼータにも装備可能。ですがダブルゼータが大柄だからか、思ったほど似合わないようですね。背部のライトニングバックウェポンシステムの存在感が薄れてしまうようでした。

HGCEのストライク系(ストライクガンダム、ルージュなど)やダガー系、ウィンダムなどは背部が1ダボ接続なので、ジョイントパーツを介さず直接組み付けることができます。

ストライクガンダム(HGCEエールストライクガンダム)と組み合わせても合うようでした。何気にデザイン性の高い武装なので、オリジナル機体のカスタマイズ用アイテムとして使ってみても面白そうですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上、HGBC ライトニングバックウェポンシステムのレビューでした。

引き続きHGBC ライトニングバックウェポンシステムのパッケージ・ランナーのレビューです。

パケ柄は両脇のビームキャノンからビームを放つライトニングバックウェポンシステムの飛行シーンが掲載。背景にはいくつかの爆発が描かれたインパクトのあるイラストになっています。背景にはこのライトニングバックウェポンシステムと組み合わせたライトニングガンダムやその他のキットがいくつか掲載。

パッケージサイズは他のHGBCシリーズと同じです。一般的なHGの1/4程度の大きさでコンパクト。

横絵はこのライトニングバックウェポンシステムを組み合わせたHGUCZZガンダム、HGCEストライクルージュ、ライトニングガンダムと組み合わせての飛行形態とMS形態が再現可能な旨も掲載。

開封。

全部で2袋分のランナーです。ビニールは引っ張っても開封しにくいタイプ。カッターやハサミで開封したほうが良さそうです。

説明書。注意事項、パーツリスト、組み立て方法、カラーガイド、部品通販についてのみが記載された簡易的なタイプです。組み合わせ例があるので、カスタマイズする場合は参考になります。

カラーガイド。色種は割と多め。調色はまずまずといったところですね。殆どの箇所がパーツで色分けされていますが、シールでの色分け箇所とセンサー部分は塗装が必要。

↑G1、G2ランナー。共にブルー成形色で、ライトニングバックウェポンシステムの機首や本体部分、ウイング部分のパーツ、ミサイルポッドパーツなど。

↑G3、Hランナー。G3はブルー成形色で、ライトニングバックウェポンシステムの機首(シールド)やビームキャノンパーツ。Hはライトブルー成形色で、機首やウイング、ミサイルポッドのハッチパーツ。

↑ホイルシールです。

以上です。ライトニングガンダム専用の武装なため、組み合わせることで重厚なライトニングガンダムに変化するのが良いですね。それだけでなく飛行形態への変形も楽しめるなどライトニングガンダムの幅が広がります。組み合わせることで一気に格好良くなりますし、ビームキャノンを装備すると更に格好良くなるのも嬉しい誤算(笑)

気になる点はそんなにないですが、飛行形態を再現する場合、ライトニングガンダム本体が経年で劣化していると少し形状が崩れやすいので注意です。それと側面にマウントするロングバレルビームライフルも垂れる場合があるので注意。

飛行形態はもちろん、このライトニングバックウェポンシステム単体でも戦闘機として楽しめますし、他のキットとの組み合わせも大体のキットと相性が良いようです。なので色々と組み合わせて楽しんだり、オリジナル機体の改修用としても使えそうです。何気にクォリティの高いキットなので、色々と他の楽しみ方を模索しても良さそうですね。

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