今回は、2008年3月に発売されたHG 1/144 ガンダムスローネ ツヴァイのレビューをご紹介します!
HG ガンダムスローネツヴァイは、『機動戦士ガンダム00 』に登場するMS『ガンダムスローネツヴァイ』の1/144スケールモデルキットです。特徴的なGNバスターソードを新規造形で再現。刀身の伸縮ギミックに加え、肩部にマウント可能。付属するGNハンドランチャーからのエネルギーケーブルをHGガンダムスローネアイン(別売り)に連結することで、GNハイメガランチャーが再現可能です。価格は1,728円(税込み)。
トリニティ兄弟の次男『ミハエル・トリニティ』が搭乗するスローネ2号機『ガンダムスローネツヴァイ』がキット化。2008年2月発売のHGガンダムスローネアインをベースに、腰サイドアーマーや背部、武装類といったスローネツヴァイの各部形状が新規造形で再現されています。
成型色はシャインレッドベースのオレンジ。ダークブラウンのスローネアインとはかなり印象の違うカラーリングになっています。適度にパーツで色分けされていますが、ダクトなど塗り分けが必要な箇所は多め。新規のサイドアーマーもかなり塗り分けが必要です。
ポリキャップはPC-123プラス。使用箇所は多めで強度も高く、自立は安定しています。全体的にPSパーツですが、股間部や膝部など、強度が必要な部分はABS素材パーツが使用されています。
頭部をスローネアインと並べて。よりガンダムタイプに近い造形が再現されています。大柄なアンテナはないですが、黄色いV字アンテナが太めに。額のセンサーはピンクのシールでの色分けで、フェイスも別パーツで細かく色分けされています。顎の赤はシールでの色分け。
胸部から腰部。こちらはサイドアーマー(スカートアーマー)以外はスローネアインと同じ形状です。パーツによって適度に色分けされていますが、フロントアーマー中央下部は一部白く塗り分けが必要です。フロントアーマー左右のラインモールドはシールでの色分け。
クリアーパーツの内部はパープルのシールを貼っての色分けです。
スカートアーマーが新規造形で、GNファングなどが造形されています。
裏面には肉抜き穴があります。
GNファングの脱着ギミックはなく、造形として楽しむのみ。ファングの上部(白い装甲)は黄色く、下部(オレンジの装甲)はグレーに塗り分けが必要です。その他、ふちなども細かく塗り分けが必要です。ツヴァイ用の新規造形部分にしては少しおそまつな気も・・・;
腰アーマー裏にモールドはなし。フロントアーマー中央部の裏面には肉抜き穴があります。
腕部。ほぼスローネアインと同じ形状ですが、ショルダーアーマー側面のジョイントパーツが左右で逆になっています。それ以外は同じ。
二の腕は筒型、前腕は左右挟み込みタイプですが、合わせ目は端にくるようになっています。前腕の装甲前後や肘の丸型モールドは白く塗り分けが必要です。
ショルダーアーマー。形状自体はスローネアインと同じ。上部のアンテナはシールでの色分けです。説明書に記載はないですが、サーベル柄は一応脱着が可能。
サーベル柄やアンテナは可動します。
脚部。スローネアインと全く同じ形状です。膝のダクトなどは塗り分けが必要です。
大腿部は前後、膝から下は左右挟み込みタイプ。大腿部は側面に合わせ目ができますが、膝から下は合わせ目が段落ちモールドだったり端でモールド化されたりしています。
ソール部。スローネアインと全く同じ形状です。
背部をスローネアインと並べて。GNドライヴが造形されていて、アインと比べて左右にはコンテナのようなパーツを装備しています。このパーツは脱着可能で、代わりにスローネアインのバックパックを装備することも可能です。(ただしその場合、ショルダーアーマーのジョイントパーツを組み換える必要があります。)
HGガンダムスローネアインと並べて。本体の形状自体は殆ど同じですが、装備品やカラーリングが違うので印象が違っています。ツヴァイのほうが身軽そうな印象も。
各部可動域についてはHGガンダムスローネアインとほぼ同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
GNバスターソード、GNハンドガン、リード線を使ったエネルギーケーブル、エネルギーケーブル接続用パーツ2種が付属。
GNバスターソード。複数パーツの組み合わせになっています。鍔はオレンジのシールでの色分け。刃の茶色部分は白やグレーに塗り分けが必要です。刀身部分は左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。
刀身部分をスライドさせることで、内部のGNコンデンサが露出。高圧縮粒子を放出して推力を得る仕様にすることができます。ビームサーベルと同様の特性を持つとのこと。ポリキャップ仕様なのでスムーズにスライドします。
GNバスターソードはショルダーアーマーにマウント可能です。
GNハンドガン。複数パーツの組み合わせで適度に色分けされています。白い装甲は全体的にグレーで塗り分けが必要です。赤いパーツも一部を白で塗り分ける必要があります。白い本体部分は左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。
オレンジの装甲部分は後部の白いパーツと共に可動し、展開が可能。
リード線とエネルギーケーブル接続用パーツ2種を組み合わせることで、HGガンダムスローネアインのバックパックに接続可能です。
GNハンドガンは前腕にマウントが可能。左右どちらの前腕にも取り付けられます。
GNバスターソードとGNハンドガンを装備して。肩や前腕に装備する分には、固定強度も高く、問題なくポージングが可能です。
GNバスターソードは固定ダボなどはないですが、ハンドパーツでしっかりと挟んで固定できるので、特別遊びもなく保持は良好です。
刀身を展開させ、GNバスターソードを更に強化。
両手持ちする場合は刀身を展開させ、中間部のグリップを握ると良さそうです。肩が前後スイングしたりしないので、両手持ちは少しぎこちない感じ。ですが特別持たせにくさはないですね。(持ち手逆・・・か・・・?説明書の通りにやりました;)
振りかぶる演出も可能。
適当に何枚かどうぞ。
HGガンダムスローネアインと連結させて、GNメガランチャーを再現。
行けよっ!!ファングッ!!GNファングが単体ででも付属していると、また違ったポーズも再現できるのですが・・・・。
サーシェスに掻っ攫われたシーンを演出。
以上です。スローネアインベースですが、カラーリングや各部造形が違うので全体的に違った印象のスローネを楽しむことが出来ます。カラーリングのせいか搭乗キャラのせいか、少しやんちゃな印象が感じられるのも面白いですね。
気になる点はサイドアーマーですね。ツヴァイ用に新造された部分ですが、色分けが最低限なのでかなりの塗り分けが必要ですし、さらに肉抜き穴まであるのはちょっともったいないかなというところです。ツヴァイの重要な装備の一つなので、このあたりの作りにはもう少し手を加えてほしかったですね。
全体的にはアインとの連結やGNバスターソードの展開など楽しみは多いですし、スローネ3体を揃えて組み合わせたり、サーシェスに奪われたときのバトルシーン演出など、劇中シーンの再現にも事欠かないキットとして楽しめるのではないでしょうか。
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1件のコメントがあります。
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on 2019年7月19日 at 03:12 -
塗装なしだとサイドスカートとバスターソードの色分けが厳しいですね…
まぁ今だとこの手のバリエはプレバン送りにされる可能性が特大なので
当時、まずまずのパーツ数や造形で出ただけでもありがたい気はしますが