MG ジェスタ レビュー

今回は、2013年4月に発売されたMG 1/100 RGM-96X ジェスタのレビューをご紹介します!

MG ジェスタは、『機動戦士ガンダムUC』に登場するMS「RGM-96X ジェスタ」の1/100スケールモデルキットです。ジェスタの特徴的な機体形状を再現。可動アームにより、専用シールドの運用状態、ノーマル状態が再現可能な他、専用ライフルやビーム・サーベルによって印象的なポージングが可能となっています。価格は4,400円(税込)です。

ジェガンの基礎技術をベースに開発した地球連邦軍の量産型MSで、劇中ではトライスター(ギャレット、ワッツ、ダリル)が搭乗。ロンド・ベルのラー・カイラムに配備され、ダカールやトリントン基地等で実践投入され、ジオン残党や袖付きのMSと交戦した機体「RGM-96X ジェスタ」がMGでキット化。

スリムなジェガンとは対照的なマッシブフォルム、ヘッドギア型の頭部やカメラユニット、ミリタリー調のビーム・ライフルなど、特殊部隊を思わせる実戦的な容姿が新規造形で再現されています。LEDユニット(別売)を内蔵することでバイザー内発光状態が再現可能。

成形色はダークブルーとブルーグレーを基調に、腰部やシールドのマークにイエロー、シールドの2連装ミサイル・ランチャーにホワイトを配色。その他、内部や関節、腰部ハンドグレネード、ビーム・ライフルなどはグレー成型色での再現となっています。

ホイルシールが付属しますが、頭部バルカン・ポッド・システムのセンサーを補うくらいでわずか。塗装はほぼ必要なく、組み立てるだけで十分なくらいの色分けが再現されていて完成度が高いです。

グレーの内部・関節パーツはKPS素材となっています。エモーションマニピュレーターはABSとPP素材での再現。ABSは塗装やスミ入れで破損しやすいので注意が必要。その他の箇所にABSはありません。

ポリキャップはPC-130を使用し、各部関節に組み込みます。肘や膝はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。ポリキャップとKPSとの接続部分に少しゆるさは感じられるものの、特に負荷のかかるような装備はないため、自立は安定します。

■付属品

ビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベル刃(1本余剰です。)、ディスプレイ用ジョイントパーツ、連邦兵フィギュアが付属。

専用のガンダムデカール、マーキングシールが付属。複数機を再現するためのナンバーマーキングの他、ロンド・ベルやAE社、連邦、ラー・カイラムのマークなどが収録されています。ガンダムデカールは擦って転写するタイプです。

■内部フレーム

全身にはジェスタのシルエットに沿った内部フレームが造形。殆どがKPSパーツ構成で比較的軽量です。各部にメカニカルなモールドがデザインされているのでフレームのまま飾っても良いですね。

■各部形状

MG ジェスタの各部を見ていきます。

■頭部

頭部。ジムやジェガンなどの系譜を感じさせるバイザータイプですが、額には特徴的なヘッドギア型の大型マルチセンサー、左右にはバルカン・ポッド・システムなどが造形。特殊部隊を思わせるミリタリー調のデザインになっています。

バルカン・ポッド・システムのセンサーはグリーンのシールでの色分け。メット部は多数パーツの組み合わせで合わせ目はありません。右側のバルカン口は別パーツ化されているので塗り分けがラクそう。

バイザーはクリアオレンジ成形色での再現で、ブラックライトで照らすと適度に発光します。

頭部内部フレーム。バイザー内部には1つ目センサーが造形。LEDユニットで発光させるため、センサーや首のボールジョイントはクリアパーツでの再現となっています。LEDユニットを使わない場合はメタリック調に塗り分けても良いかもですね。

■胴体部

胸部・腹部。こちらも特殊部隊のような特殊装甲を思わせるミリタリー調のデザインで、エアインテークは装甲パーツで蓋がされた状態。首周りの装甲や腹部動力パイプなどが特徴的に造形されています。

首はボールジョイントの受け口で可動ギミックはなし。肩は多数パーツの組み合わせで前方に広めに展開します。

腹部コックピットハッチは上下が展開可能。内部には連邦軍のパイロットフィギュアが内蔵されています。

胴体内部フレーム。

腰部。程よく幅のある装甲が造形。ダクト周りやスリットダクト内部、中央V字など各部がパーツで細かく色分けされています。

フロントアーマーの上部ハードポイントは増加装甲組み付け用に展開可能。ジェスタ・キャノンとの併用も兼ねた構造になっています。

サイドアーマーのハッチは展開可能。ハンドグレネードの取り出しをイメージしたポーズが再現できます。ハンドグレネードは3本が1体型。改造で分離出来なくはないですが、固定が緩くなりそうなのでオススメはできません。

腰アーマー裏は各部ともモールド入りの裏打ちパーツが造形。そのままでも十分そうですが、マスキングなどで塗り分けるとチラ見効果が高まりそうです。

股間部にはロールギミックがあり、回転させることで脚部の可動域を広げることができます。最初はやや可動が硬いので注意。ペンチで挟んで動かしましたが、傷が付きやすいので参考にはならないかも;

■腕部

腕部は肩部、前腕部共にエッジの効いた装甲が造形。機動性と防御性を兼ねた重厚且つスタイリッシュなデザインになっています。

上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕もフレームに多数の外装パーツを被せる仕様で合わせ目はありません。

腕部内部フレーム。

右前腕の3基のEパックは取り外しが可能。個別に取り外せ、ビーム・ライフルのEパックと交換することができます。組み付ける際は向きに注意。モールドを頼りに向きを合わせて組み付けます。

ハンドパーツはエモーションマニピュレーターを採用。指全ての関節が可動し、ピースや平手、握り手など人体レベルの細かな表情が付けられるようになっています。ただしその分デリケートでポロリなどが多いので取り扱いには注意が必要です。手のひらのリブは武器保持用に展開可能。

左前腕にはサーベルホルダーが造形。ホルダー上下が可動し、サーベル柄も幅広く展開。抜刀するポーズが再現しやすくなっています。

左腕には右腕とは異なる形状の内部フレームが造形。

ショルダーアーマーも派手ではないですが、強度を感じさせるボリューミーな装甲が造形。前後のアポジや側面ダクトなどが内部パーツとの兼ね合いで細かく色分けされています。

■脚部

脚部。こちらも程よく肉厚でありながら、機動性にも配慮されたようなデザインになっています。多数装甲の組み合わせでメカニカル感も強調されています。脛左右のダクトも内外がパーツで細かく色分けされています。

大腿部は前後の組み合わせですが、側面の合わせ目はモールドっぽく造形。膝から下はフレームに多数の外装パーツを被せる仕様で合わせ目はありません。

脚部内部フレーム。

後部スラスターやその下のフィンは適度に可動。脚の付け根はロールや上下など柔軟に可動します。

膝は通常だと90度ほどしか曲がりませんが、膝から下を引き延ばすことで深くまで曲げられるようになっています。

ソール部。こちらもエッジの効いた強度を感じさせるシャープな装甲が造形。足首はポリキャップとボールジョイントでかなり柔軟に可動します。ただし強度があまり高くないので経年でふらつく可能性あり。

足裏はパーツで蓋がされていて肉抜き穴などはありません。モールドも程よくデザインされていて見栄えがします。一部をイエローやグレーなどで塗り分けが必要。つま先は適度に角度変更が可能です。

■バックパック

バックパック。エッジの効いたミリタリー調のバックパックになります。左右にはシールドなどが装備可能なマウントラッチが造形。内部フレームに外装を細かく組み合わせていく仕様で合わせ目はありません。

バックパックにも内部フレームが造形されています。

上部カバーパーツを外すとジョイント用のポリキャップ穴が露出。こちらもジェスタ・キャノン用のジョイント穴になります。

下部のスラスターは展開可能。表情を変化させることができます。内部のフレームが露出することでメカニカル感が強調されます。バーニアはシンプルな1個パーツ構成ですが、別パーツ化されているのでメタリック調に塗り分けても良さそう。

バックパックはコの字型ジョイントの組み合わせ。パチンと組み合わさり、しっかりと固定されます。

特に説明書には記載がないようですが、背部装甲が展開するのでバックパックを高くまで跳ね上げることができます。

■他キットとの比較

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べてサイズを比較。ダブルゼータほどではないですが、それでもMGの中ではそこそこ大きめ。ディスプレイさせても十分に存在感が得られるキットになっています。ちなみにジェスタの全高は19.3m。

同系譜であるMGジムVer.2.0MGジェガンと並べて。ジェスタは後継機ということもあり、どれよりもデザインや造形が洗練されていて緻密さがあります。ミリタリー感も最も強いです。

MGEX ユニコーンガンダム Ver.Kaと並べて。大きさは同じくらいです。どちらも完成度が高く、組み合わせて劇中シーンを再現しても違和感は全くなさそうですね。

■各部可動域

頭部は適度に上下します。左右へは干渉なくスムーズにスイング可能。

腕は水平まで上げることができます。肘は少し特殊ですが、2重関節で完全に曲げることができます。

肩は前方に適度に展開可能。後方へは可動しません。

腹部と腰部のボールジョイントにより、上半身を適度に前後させることができます。

腰は干渉するため、45度程度までしか回りません。浮かせてディスプレイさせる場合は股間部に、付属のジョイントパーツを組付けます。カチッとしっかり組付けられますが、少し前側にあるのが気になるところです。

股間部をロールさせることでアーマーとの干渉が避けられるため、前後開脚は水平まで幅広く展開させることができます。

膝は2重関節で、引き出すことで深くまで曲げることが可能。膝関節は左右の組み合わせですが、中央の合わせ目は段落ちモールド化されています。

足首は各部可動ギミックによって幅広く前後します。左右へも広めにスイング可能。接地性は十分です。

左右への開脚は水平程度まで幅広く展開可能。特に脚部が垂れることはないようでした。

内股はほとんどできず。ガニ股は45度程度までとなります。

股間部や膝のギミックを駆使することで、立膝はまずまずきれいな姿勢で再現することができました。

可動域の総括としては、腕上げや腰の回転など多少可動が制限されるところはありますが、全体的に可動域は広いので動きのあるポーズは十分に再現できそうです。構造自体も動きやすさに配慮がされていると思います。

■武装類

ビーム・ライフル。ジェスタの主兵装です。ジェガンのものを改良し、銃身を延長。通常射撃モードの他に、連射モードへの切り替えも可能とのこと。上部にはスコープが造形されるなど、特殊部隊が持つような高性能且つミリタリー感ある武装になっています。

本体部分、上部センサーは左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。表面にはメカニカルなモールドが造形。

上部センサーはクリアオレンジパーツでの色分け。頭部バイザーと同様、ブラックライトで発光します。銃身下部のフォアグリップはロールやスイングが可能。位置を細かく変えることができます。

上部センサーや下部フォアグリップはポリキャップ接続で分解が可能。ジェスタ・キャノン用のセンサーユニットやグレネード・ランチャーが組付けられるようになっています。

ビーム・ライフルはリアアーマー中央のラッチを展開することで、背部にマウントすることができます。やや固定が甘く、手が当たるなどするとズレたり外れやすいので注意です。

シールド。着脱式のフレキシブルアームユニットを介してバックパックに接続する専用シールドです。2連装ミサイル・ランチャーや連邦のマークなどがパーツできっちりと色分けされています。

裏面は各部とも裏打ちパーツがきっちりと造形されていて抜かりがありません。

グリップは展開可能。肉抜き穴があるのは少し気になるかも。

アームは多数のパーツで構成され、各部がロールや上下など柔軟に可動します。ダークブルーの装甲は左右の組み合わせで合わせ目っぽくなっています。個体差かもですが、パーツの組み合わせが硬いのでバラす場合は少し注意が必要。収納時は一部ダボと溝を組み合わせることで簡単なロックがかかります。

シールドはバックパックのラッチにマウント可能。固定強度があまり高くないため、アームを弄っていると外れやすいので注意です。

アームの可動によって側面や前面などに配置可能。シールドは反対側にも装備させることができます。

連邦軍フィギュア。こちらは素立ち姿勢のフィギュアになります。

■ポージング

一通り武装して。

ビーム・ライフルはエモーションマニピュレーターの手のひらのリブとグリップのリブを組み合わせて保持します。2箇所のリブ(ダボ)で固定されるため、ある程度しっかりとした保持が可能です。

ビーム・ライフルを普通に構えるだけでも特殊部隊が隠密行動をしているようなポーズが取らせられるのが良いですね。エモーションマニピュレーターの表現力が高く、銃身を支えたり指揮をしたりという細かな表情付けができるのは魅力です。

ただし構造がデリケートなぶん、一度指が外れると頻繁にポロリしてしまうのが難点;小指があまりにもポロリが多発するので、付け根部分だけ接着しました。

ビーム・ライフルの両手持ちも問題なくラクに再現可能。指パーツがポロリしやすいので、握らせるというよりはフォアグリップにそっと手を添えるくらいの感覚のほうが良いかも。指の形を整え、前腕などを掴んで腕をフォアグリップに寄せていくとポーズが付けやすいです。

多少関節が緩い感じはありますが、指パーツ以外のポロリ頻度は少なく、ポーズが付けやすいです。足首が深くまで曲がるので、自立で股を開いてのポーズも安定。

可動箇所が多く、自然な動きが付くので、躍動感あるポーズも十分に再現することができます。

ビーム・サーベルも手のひらとサーベル柄のリブを組み合わせて保持します。柄を指で握らせるとことでより安定した保持が可能。刃はクリアピンク成形色での再現ですがブラックライトには反応しません。

シールドはグリップが握らせられるので、前方に向けてグレネード・ランチャーを発射するようなポーズも再現できます。

■ベースジャバーとの組み合わせ

ベースジャバーに搭乗させて。RE/100 89式ベースジャバー(ユニコーンVer.)(別売り)と組み合わせることで、劇中のガランシェール追撃のワンシーンをイメージしたディスプレイが可能です。

今回はアクションベース1本でディスプレイしましたが、かなりの重量になるので1本だと結構キツめ。説明書に記載の通り、3本でしっかりと支えたほうが破損などがなくてよいかと。

■LEDユニットと組み合わせ

首周りをバックパックごと取り外すことで、LEDユニット(別売り)を組み込むことができます。LEDユニットは赤が推奨されているので今回はそちらを使用しました。

LEDユニットを発光させて。画像ではオレンジ色に見えますが、実物は赤色がしっかりと発光します。ボディに反射している色味を参考にすると良いかも。

LEDを使うとMGが起動(機動)しているような、活きているような表情が付くのが良いですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。1/100サイズの大型キットで存在感がありますし、ミリタリー調のデザインがとにかく格好良いですね。特殊部隊らしい容姿で、ビーム・ライフルを両手持ちして移動するような潜入作戦っぽいポーズがとても良く決まりますし、関節の自由度が高いのでより自然なポーズを演出してくれます。

気になる点はやはりエモーションマニピュレーターですね。指が一度外れるとポロリが止まらず、ちょっと弄るだけでポロっととれてしまうので結構厄介;なのでビームライフルやサーベル柄保持の際は慎重に行う必要があるのと、ポロリして紛失しないように注意が必要です。自分は付け根だけ接着しました。自由度は狭まりますが、ポロリしないぶんストレスは回避できます。

シールドも自由度が高く、様々な位置に配置できますし、グリップで握らせることでランチャー射出、前面に向けての防御などの演出ができます。別売りのベースジャバーと組み合わせれば、宇宙空間での迫力ある飛行シーンが再現できますし、LEDユニットを組み込むことで鮮やかなバイザー発光状態を楽しむことができます。しっかりとしたプレイバリュー、MGらしい、造形物としての存在感をまざまざと見せつけてくれるキットなのが良いですね。

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執筆者:nori
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