今回は、HGUC 1/144 バイアラン・イゾルデのレビューをご紹介します!
HGUC 1/144 バイアラン・イゾルデは、「機動戦士ガンダム Twilight AXIS」に登場するバーナム所有モビルスーツ『バイアラン・イゾルデ』の1/144スケールモデルキットです。バイアラン、バイアラン・カスタムなどとは違った、特徴的なツインアイを備えた頭部や独特な腕部の形状、大型スラスターなどが新規造形で再現され、紫を基調とした機体カラーリングが特徴のキットになっています。価格は3,024円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
パープルとライトパープルが印象的なバイアランです。ベースは2012年11月に発売されたバイアラン・カスタム(機動戦士ガンダムUC)で、各部が新規造形パーツで構成されています。(アンクルアーマーが上下逆向きになってますが、ご了承くださいm(_ _)m)
各部にポリキャップを多数使用し、関節強度はまずまず高め。
バックパックに大型のプロペラントタンクを背負い、特徴的な腕部もワイドに展開。バックパックに重量があるのと、アンクルガードが突っ張るため、干渉で少し後方に倒れやすくなっています。なのでしっかりと自立させる場合は、膝の角度などをある程度調整する必要がありそうです。
クリアーブルーのビーム・サーベル刃✕2、武器持ち手(左右)が付属。
その他、HGUCバイアラン・カスタム用のパーツが余剰で多数付属します。
頭部。イゾルデ特有のツインアイイケメンンフェイス。バイアラン・カスタムの頭部と比べても肉厚で、モールドやスリットも細かく造形されています。首がふらふらするのは少し気になるかも。
後部センサーはシールによって色分けされ、パネル板のような造形も再現されています。アンテナ先端は安全加工がされています。
バストアップ。バイアラン・カスタムと同じ形状ですが、首周りの動力パイプなどはグレー一色になっています。動力パイプの内側は色分けされていないので、パープルで塗り分ける必要があります。
腹部、腰部。中央上部ダクトパーツの中央は黒いシールで色分けされ、下部の赤い部分は別パーツで色分けとなっています。サイドアーマー類共にバイアラン・カスタムと同じ形状です。
腹部脇のダクトはフチをシールによって色分けするようになっています。
腕部。形状はバイアランおなじみの特徴的な形状ですが、二の腕パーツが大きめだったり前腕パーツがボックス型だったりと、メカメカしかったバイアラン・カスタムと比べると全体的にソフトな形状になっています。
前腕、二の腕共に左右挟み込みパーツで、中央に合わせ目が出来ます。特に肘から分離しないので、合わせ目を消すのは大変そうです。形状的に特にモールドもないので、段落ちモールド化してしまってもいいかもです。肘の動力パイプは軟式素材。ハンドパーツはイゾルデ特有の鶏の手のような3本指です。
二の腕にはビーム・サーベル柄をマウント可能。差し込むだけでしっかりと保持可能です。
サーベル柄。こちらも新規造形で、色も含め、どことなく可愛らしさを感じさせるものになっています。
ちょっと画像ではわかりにくいかもしれませんが、ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプなので真横に合わせ目が出来ます。ショルダーアーマー下部には2機のスラスターを装備。内部には適度にスリットがはいっています。上部の黄色いラインはシールによる色分けです。
肩部の大型スラスター内部は、外側はシールによる色分けで、内側は赤いパーツによる色分けです。
上部は別パーツ化されていて、適度に段差ディテールになっています。
脚部。ベースはバイアラン・カスタムと同じですが、アンクルガードなどが新規造形になっていて、全体的に丸みを帯びた印象です。すねの黒いダクトはシールによる色分けです。
膝裏のスラスターはスリット入り。長めのスラスターカバー内側にも適度にスリット型モールドが入っています。
足首から下の部分。新規造形でキュベレイのような甲になっています。甲の上部は黄色いシールによる色分けです。かかとはバイアラン・カスタムとは全く違った曲線型。
甲部分の足裏は別パーツ化され、肉抜き穴もありません。モールドが適度に入っています。
おしりには新規造形の大型スラスターを装備。内部は赤いパーツで色分けされています。かなりポロリし易い箇所なので、思い切って接着してしまってもいいかもです。背中には軟式素材で動力パイプが再現されています。
バックパック。両脇に大型のスラスター付きプロペラントタンクを装備。
スラスター付きプロペラントタンク。タンク部分はモナカ割なので中央に合わせ目が出来ます。意外と味がある形状なので、他キットの改造などに使ってもおもしろいかもしれませんね。
タンクとスラスターはポリキャップによる接続で分離可能。
スラスターのバーニア内部は二重のスリットが入っています。
両翼の内部は赤いパーツで色分けされていて、細かい網状のモールドになっています。両翼パーツはモナカ割なので中央に合せ目ありです。バックパック下部にはフィン状のモールドが並んでいます。
HG陸戦型ジム、HGガンダムバルバトスルプスレクスと比較してみました。さすがに少しビッグなキットです。
画像は別になりますが、HGトリスタンとHGザクⅢ(Twilight AXIS Ver.)とも比較すると大体これくらいのサイズ差になります。
首は顎引きは少しですが、見上げるスタイルは割りとやってくれます。
左右へは首周りに干渉物がないものの、ショルダーアーマーと頭部それぞれサイズが大きいため干渉。
腕部は水平程度に展開させることができます。
胸部からダボが伸び、ショルダーアーマー側のポリキャップに差し込む構造になっていて、肩部前後スイングはわずかな可動となっています。
脇のアーマーは適度に可動。アーマー内部はシールによる色分けです。
腕部付け根パーツを介して、腕部がさまざまな角度に可動します。肘も90度程度に可動。
腕部全体は前後にもスイング可動します。
肩部の大型スラスターも付け根がボールジョイントになっているのでかなり柔軟に可動します。ポリキャップ接続なのでどの角度にしてもしっかりとしていて安定します。
さらに付け根パーツによって、上下にワイドにスイング可能。肩部から腕部にかけての表現が多彩です。
さらにさらに、ショルダーアーマーはわずかですがスイング可動します。
腹部は特に可動せず、前かがみ、胸張りなどは動いているかどうかもわからない状態^_^;
腰はしっかりと回転可動しますが、お尻に大型スラスターがすぐにポロリしてしまうので可動には注意が必要です。
股関節に差し込み穴はなく、付属のマウントパーツを使ってアクションベース2にマウントします。
アクションベース1にマウントしてもOK。
アクションベース2だと少しこじんまりとしたかんじになります。
逆にアクションベース1だとかなり高い位置でポージングさせることになります。
結局アクションベース2が無難だったのでこちらを使うことにしました。腰周りに大きいアーマー類がないので、前後開脚はかなり広々と展開可能。
膝の可動は90度程度です。
足首はそれなりに可動します。内部パーツの肉抜き穴が少し目立つので、ここは全体的に埋めてしまったほうがいいかもです。
脚の甲パーツも適度に可動します。
開脚はこの程度。
足首の左右への可動もごくわずかです。
内股、がに股はかなり広く可動します。さすがに360度回転はムリでしたが、画像程度には可動させることができます。
立膝はそれなりにできますが、宇宙仕様のキットなのであまり立膝をすることもないですね^_^;
バックパックの両翼は適度に左右展開可動します。
前後へも適度にスイング可能。
プロペラントタンクも柔軟に可動します。
タンクとスラスターの接続部分も回転可動。
スラスターのフィンも展開させることができます。
サーベル柄用ハンドパーツの内側には、柄をしっかりとマウントできる凹みが入っています。
サーベル刃を取り付けても落下することなくしっかりと保持してくれます。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。せっかくの新規造形後部スラスターがポロリ対象なのは少し残念ですが、それ以外は割りと新しいバイアラン・カスタムがベースなだけあって仕上がりも良い感じです。パープルカラーは印象的ですし、各部も細かく新規造形になっているので楽しめます。
ですがまぁ、Twilight AXISシリーズファンやバイアランファンでなければ、ムリにイゾルデで無くてもカスタムでいいかな~って感じも正直出てきてしまいます。各部が少し丸っこくて、カスタムと比べると女性っぽさもあるので(パイロットは男ですけど^_^;)、キュベレイっぽいバイアランを好むならこのイゾルデで楽しむのもいいですね。
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2 件のコメントがあります。
デックリンカー
on 2017年9月1日 at 03:31 -
チープ感やばいですねw 見本は全塗装だったからかもうちょっとおしゃれな印象だったんですが…
匿名
on 2017年9月1日 at 14:05 -
大体素組みと見本とじゃ印象が違うのはどのキットでもそうですよ。
チープにはさすがに吹きましたがw