HGUC シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.) レビュー

今回は、HGUC 1/144 MSN-06S-2 シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)のレビューをご紹介します!

HGUC シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)は、『機動戦士ガンダムNT』に登場するMS「MSN-06S-2 シナンジュ・スタイン」の1/144スケールモデルキットです。「袖付き」の特徴である胸部、前腕部のエングレービングをモールドとホイルシールで再現。最新フォーマットや新関節構造により、HG史上最高峰の可動を実現したキットになっています。大型のハイ・ビーム・ライフルやバズーカといった豊富な武装が付属。価格は3,080円(税込)です。

AE社が開発した試作型MS「シナンジュ・スタイン」に胸部と腕部に袖付きの特徴であるエングレービングが施された機体で、劇中ではゾルタン・アッカネンが搭乗。ナラティブガンダムB装備と交戦した他、Ⅱネオ・ジオングのコアユニットとしてフェネクスとも戦った機体「MSN-06S-2 シナンジュ・スタイン」がHGUCでキット化。

内部や武装の一部にHGUC シナンジュ2010年10月に発売)、シナンジュ用バズーカパーツをHGUC ネオ・ジオング(2014年6月発売)から流用しつつ、シナンジュ・スタインの特徴的な各部、武装類が新規造形で再現されています。ちなみにUC版のシナンジュ・スタインは形式番号が「MSN-06S」、NT版は「MSN-06S-2」となります。

成型色はライトグレーとグレー、ブルーグレーを基調に、胸部やソール部、バックパック、シールドなどにダークブルーブルーを配色。その他、ブラウンなど。派手さのないカラーリングで、マットな成型色が使用されています。部分的にエングレービングも再現されています。

ホイルシールが付属しますが、頭部ツインアイや各部エングレービング、シールドのマークなどを補うくらいで少なめ。一部ダクトや背部バーニア内部など細部を塗り分ける必要がありますが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。

ブラウンの内部・関節パーツの一部にはKPSが使用されています。ABSは不使用。

ポリキャップもHGUCシナンジュと同じPC-132ABCを使用し、全身各部に組み込みます。肘や膝はポリキャップとKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。背部にスラスターユニットやプロペラント・タンクを装備していますが、軽量で後方への負荷は少ないため、自立は安定します。

■付属品

シナンジュ専用バズーカ、シナンジュ専用バズーカの組み換え用砲口パーツ、ハイ・ビーム・ライフル、グレネード・ランチャー、ビーム・サーベル刃✕2、シールド、握り手(左右 ※左側は手甲パーツなし)、平手(左)、武器持ち手(右)が付属。

その他、HGUCシナンジュ用の余剰パーツなどが付属します。シナンジュ用ビーム・ライフルのスコープパーツなどが付属するので、シナンジュ用ビーム・ライフル単品として組むことができます。マーキングシールは付属しません。

■各部形状

HGUC シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)の各部を見ていきます。

■頭部

頭部。シナンジュを思わせる特徴的なデザインで、各部には曲線状のモールドが多数造形。ただし額にアンテナはなく、細身の赤いツインアイで、ヒール感だけが漂うデザインになっています。

メット部は左右の組み合わせで後頭部に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合はフェイスパーツの後ハメが必要。ツインアイはブラウンパーツに赤いシールを貼っての色分けです。

■胴体部

胸部。シナンジュに似た部分はありますが、元は連邦の機体ということもあって特徴的なエアインテークが造形。一方、胸元にはジオン所属機の象徴であるエングレービングが造形されるなど、強奪機らしさが感じられる造りになっています。各部とも複数パーツの組み合わせによって細かく造形、色分けされています。

首周りも1個パーツですが細かく造形されています。エングレービングはモールドの上からシールを貼っての色分け。可能であれば塗装で塗り分けたいところですね。

腹部、腰部。フロント、リアアーマー共にシナンジュに似た大柄な腰アーマーが造形。フロントアーマー下部のダクト周りはパーツで細かく色分けされています。

フロントアーマー下部のダクト内部はブラウンのシールでの色分け。リアアーマー下部にもダクトモールドが造形されています。ダクト内部はグレーなどに塗り分けが必要。

フロントアーマー裏は特に造形されていませんが、リアアーマー裏はシナンジュに似たデザインの裏打ちパーツが新造されています。サイドアーマー裏は特にモールドなどはなくシンプルな造り。

■腕部

腕部。シルエットはシナンジュに似ていますが、エッジの効いた装甲で連邦機らしさが感じられるデザインになっています。前腕の一部には袖付きの象徴であるエングレービングが造形。

上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は複数パーツの組み合わせで合わせ目はモールド化されています。

エングレービングはモールドの入った黒いパーツにシールを貼っての色分け。内側に合わせ目がでる仕様で、合わせ目を消す場合は後ハメ加工など細かな処理が必要そうです。ハンドパーツはHGUCシナンジュからの流用です。

前腕にはサーベル柄が内蔵されており、表面のカバーパーツを外して脱着します。MGシナンジュ・スタインにはカバーパーツの開閉ギミックがありましたが、こちらにそういったギミックはありません。ビームトンファーも再現できず。

ショルダーアーマー。前後で挟み込んで上からパーツを被せる仕様で、こちらも合わせ目が出来ないパーツ構成になっています。側面の装甲は上下に可動。

■脚部

脚部。こちらも部分的にシナンジュに似たデザインになっていますが、エッジの効いた装甲もあるため、よりメカニカル感が強く感じられるデザインになっています。

大腿部は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができますが、モールドっぽくデザインされているのでそのままでも良さそう。膝から下は複数パーツの組み合わせで合わせ目はできません。

側面スラスターユニットのダクトは別パーツによる色分け。ダクト中央の装甲はMGではグレーで色分けされていましたが、こちらは特に色分けはされていません。ただし余剰パーツに組み換えることで色変えは可能です。裏面は簡易的な造り。

側面のアーマーはポリキャップ接続でロールが可能。後部のスラスターカバーは少し展開でき、表情を変化させることができます。内部のバーニアは小型のシンプルな造りです。膝の小型バーニアは縦に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合は内部フレームの合わせ目消しが必要。

ソール部はエッジの効いた装甲で重厚感があります。複数パーツの組み合わせで合わせ目はありません。足裏もモールド入りの裏打ちパーツが造形されているため、肉抜き穴などはありません。造りが良いですね。

■バックパック

バックパックは複数のバーニア持つ特徴的なスラスターユニットになっています。左右にはフレキシブル・スラスターを装備し、下部にはプロペラントタンクを増設。機動性の高さを感じさせる造りになっています。

バックパックはダボ1箇所による接続ですが、角型モールドでロックされます。なので奥までしっかりと差し込んでおけば、自然にロールしたり、左右に振られる心配はありません。

HGUCシナンジュ系と同仕様なので、シナンジュのバックパックや画像のようなHGヴァイスシナンジュのバックパックもマウント可能でした。バーニアは各部とも1個パーツ構成ですが、内部には2重のモールドがデザインされています。内部は赤く塗り分けが必要。バーニア基部もメカニカルなモールドが造形されています。

プロペラントタンクは途中までが筒型で、下部のほうは左右の組み合わせで合わせ目ができます。

プロペラント・タンク後部は別パーツ化され、ダクト周りにはシールを貼るようになっています。付け根はポリキャップとボールジョイント接続で柔軟に可動。

説明書に記載はありませんが、筒型の部分に底パーツを取り付けるとプロペラントタンクを短いものに変更することができます。

フレキシブル・スラスターは簡単なアームによる接続。アームは1個パーツ構成で、付け根がボールジョイントで柔軟に可動します。アームパーツの一部は肉抜き穴。

■他キットとの比較

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。大型機が主流の時代の機体ということもあり、HGキットとしてはやや大きめの部類になります。他キットと並べると、そのサイズ差がより顕著に感じられますね。ちなみにシナンジュ・スタインの全高は22.6mです。

塗装済みではありますが、HGUCシナンジュと同形状のHGBF ヴァイスシナンジュと比較して。スラスターに派手さがある分、ヴァイスシナンジュのほうが大きく見えますが、大きさにあまり違いはありません。

■各部可動域

頭部の可動は、顎引きは少しですが、見上げる状態はまずまず。HGUCシナンジュよりは上下可動の範囲が少し広がっているようです。左右へは、頭部の裾が襟と干渉するので、なんとか真横にできる程度。干渉して見上げたようになります。

腕はY字くらいにまで上げることができます。ショルダーアーマー側面のアーマーも上下に可動します。肘は外装が干渉するのでやや深めに曲げられる程度。両肩の前後スイングはまずまず。

両肩には引き出しギミックがあり、柔軟に可動できるようになっています。

腰は付け根のボールジョイントによってわずかに前後する程度。

シナンジュの動力パイプ類などの干渉物がないので、腰は360度回転可能です。アクションベースは股下に差し込むタイプで、股間部はHGUCシナンジュ用パーツが流用されているので可動ギミックはありません。

フロントアーマー、リアアーマー共に広く可動するので、干渉物がなく、前後開脚は柔軟です。新構造によって、膝も深めに折り曲げることができます。

脹脛のスラスターは回転可動します。

足首の前後可動はまずまず。アンクルガードに可動ギミックはありません。左右への可動もまずまずです。

左右への開脚はハの字程度。内股、がに股は広く回転可動します。

立膝も割ときれいな状態でこなしてくれます。HGUCシナンジュもそれほど可動域が狭いわけではないですが、新規フォーマットによって腕や膝、脚の付け根などの可動域がより広くなっているようです。

■武装類

シナンジュ専用バズーカ。HGUC ネオジオングからの流用です。メカニカル且つ重厚なデザインで造形。

本体部分、砲口パーツ共に左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。

砲口は付属のパーツを組み替えることで収納状態が再現可能。収納状態ではセンサーパーツが干渉するため、組付けられないようになっています。

グリップやフォアグリップ、そして砲口下部の金具は可動式。

グレネード・ランチャー。HGUCシナンジュからの流用です。モナカ割の簡単な造り。

シールド。シナンジュのものとは異なり、やや細身でスタイリッシュに造形されています。表面にはネオ・ジオンマークのシールを貼るようになっています。モールドは造形されていません。マーク下部のダクトはスリット入りのブラウンパーツで色分けされています。裏面も裏打ちパーツがきっちりと造形。

シールド裏にはグレネード・ランチャーをマウント可能です。説明書に記載はないですが、一応バズーカもマウント可能でした。ですがシールドとの形状が合わないので、少し浮き気味での固定となります。

ハイ・ビーム・ライフル。νガンダムのHWSに付属しているハイパー・メガ・ライフルようなデザインになっています。HGUCシナンジュのビーム・ライフルにグレーの外装を被せる仕様。外装は左右の組み合わせですが、合わせ目は下部に少しできるくらいです。

グリップ手前の装甲は展開可能。グレネード・ランチャーやバズーカが装着可能となっています。バズーカは収納状態にして取り付けます。

■ポージング

シールドとバズーカを装備して。バズーカはややグリップが外れやすいので注意。ハンドパーツとグリップはダボ固定ではないですが、特にふらついたりすることなく保持できています。シールドも前腕に問題なく装備できていますね。

バズーカの両手持ちも問題なく可能です。左の持ち手には手甲パーツがないので、穴なしのハンドパーツから取り外して使用するようになります。

バズーカをマウントしたハイ・ビーム・ライフルを装備して。腕部の関節強度が高いので、ライフルの重量に負けることなく保持できています。ハンドパーツとライフルのグリップとはダボ固定なので、しっかりと保持ができるのが良いですね。

多少、肘とハイ・ビーム・ライフルの後部が干渉するので、腕を引いているときは脇に抱えるようにすると持たせやすいかと。

これだけの重量のハイ・ビーム・ライフルをなんの不自由もなく保持、ポージングできるのがいいですね。

ハイ・ビーム・ライフル単体で。バズーカを外すと一気に軽量になるので、そのぶん軽快で自由度の高いポージングが可能です。平手が付属するので、ライフルを支えるような自然なポーズも再現可能。

サーベル柄はダボ固定ではないため、多少スルスル移動しやすいですが、抜け落ちるほどではなく保持できています。

バズーカはガンダムエース2018年11月号付属のロング・ライフルにマウント可能。

ただし、シナンジュ・スタインのハンドパーツとロングライフルのグリップとはダボ固定ではなくサイズも合いません。なのでロング・ライフルに付属のハンドパーツで保持させるようになります。

さらにシナンジュ用ビーム・ライフルを組んで、バズーカやセンサーをマウントして武器を強化。

以上です。新規フォーマットで可動域が広くなった分、より柔軟にポージングができるようになりました。シナンジュよりもかなり取り扱いやすいですし、重量のある武器でもほぼ垂れることなくしっかりと保持できるのもいいですね。

気になる点は、脚の付け根がが徐々に抜けてきそうになるので脚部落下の不安があるのと、エングレービングの合わせ目くらいでしょうか。特別ストレスも無いですし、武装類も程よく揃っているので、楽しく遊べると思います。最新キットらしい文句なしの完成度ですね。

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執筆者:nori
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3 件のコメントがあります。

  1. おかっち

    on 2018年10月27日 at 07:18 - 返信

    シナンジュスタインカッコいいですね!
    ちなみに RGのシナンジュのビームライフルにこのバズーカは着けれますか?

  2. 高井俊明

    on 2018年11月4日 at 08:09 - 返信

    昨日トイザらスに買いに行ったのですが、最後の一箱でした。ぎりぎりセーフでした。手に入れることができました。( ´∀`)です!

  3. RX-0好き

    on 2020年3月23日 at 13:11 - 返信

    やはりRX-0の相手はシナンジュですよねー
    シナンジュスタインがRGで出て欲しいよー

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