HGUC ガンダム7号機 レビュー

今回は、HGUC 1/144 RX-78-7 ガンダム7号機のレビューをご紹介します!

HGUC ガンダム7号機は、『機動戦士ガンダム戦記』に登場するMS「RX-78-7 ガンダム7号機」の1/144スケールモデルキットです。ガンダム7号機の特徴的な機体形状を再現。前腕部に回転可動と脚部の連動機構を搭載するなど、多彩な可動によって本格的なポージングが可能となっています。価格は2,200円(税込)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

RX-78系列機の内、セカンドロット系に属する7番目に開発されたガンダムで、劇中では ユーグ・クーロが搭乗。ファントムスイープ隊に配備され、水天の涙の阻止やエリク・ブランケの高機動型ゲルググと交戦した機体RX-78-7 ガンダム7号機」がHGUCでキット化。

特に他キットからの流用はなく、ガンダムNT-1に匹敵するとされる特徴的な機体形状が新規造形で再現されています。ビーム・サーベル刃のみHG共通のものを使用。

成形色はホワイトを基調に、頭部や胸部周りにブルー、頭部や腰部、ソール部にレッド、全身各部にイエローを配色。全体的にヒロイックさが感じられるカラフルなカラーリングになっています。その他は腹部やシールドがライトグレー、内部や関節、バックパック、ビーム・ライフルがグレー成型色での再現。

ホイルシールが付属しますが、頭部センサー類や腰部V字、脚部やバックパックのモールドを補うくらいで少なめ。細部までパーツで丁寧に色分けされているため、素組みでも十分なくらいに仕上がります。

内部や関節、武装類のグレー成型色パーツはKPS素材で軽量。ABSは不使用です。

ポリキャップは不使用。肘や膝はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高めです。特に負荷のかかるような装備はなく、全体的にバランスの良く造形されているため、自立は安定します。接地性も十分。

■付属品

ビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベル刃✕2、武器持ち手(右)、平手(左)が付属。マーキングシールや水転写デカールはありません。グレーのパーツは余剰です。

■各部形状

HGUC ガンダム7号機の各部を見ていきます。

■頭部

頭部。RX系特有のバランスの取れたシルエットで造形。左右や頬にセンサーを装備するなど、7号機特有のメカニカルさも表現されています。左右センサーや額のV時中央などもパーツで丁寧に色分けされています。

とさか前後や左右センサーなど、細部はシールでの色分けとなっています。シール、パーツ共に小さいため、貼り付け時は素材の紛失に注意です。

メット部は前面と左右の組み合わせですが、各部の合わせ目は段落ちモールド化。細部まで丁寧に造形されているため、合わせ目消しなどの手を加える必要がありません。

ツインアイはモールドの上からシールを貼っての色分け。とさか前面のセンサーとバルカン共にパーツでの色分けで塗り分けがしやすくなっています。

■胴体部

胸部、腹部。派手さはなく、エアインテークを持つガンダムタイプらしいデザインで造形。シンプルながらもエアインテークはスリットが開口されており、腹部の段差部分までパーツできっちりと色分けされていて完成度が高いです。腹部の段差パーツは一旦組み込むと外しにくいので注意。

首はボールジョイント型パーツで前後にスイング可能。肩は前方に引き出し可能です。どちらもKPS素材。

腹部にも可動ギミックがあり、上半身を前後に適度に反らすことができます。

腰部。前後に角型のヘリウムコアを持つガンダムタイプらしいデザインで造形。各部モールドがパーツで細かく色分けされています。サイドアーマーも一部装甲がパーツで色分けされていますし、それによって重厚感が感じられるようになっています。

中央のV字はシールでの色分け。他の色分けの質が高いだけに、できればパーツで色分けされていると良かったですが、流石に小さすぎてムリだったのかも。

腰アーマー裏に裏打ちパーツはなく、各面とも抜かれた状態。モールドもありません。フロントアーマーは腹部と干渉することなく、広く展開することができます。股間部にはスライドギミックがあり、スライドさせることで脚部の可動域を広げることができます。

■腕部

腕部。こちらもホワイトとグレー基調で派手さはないですが、肩のアポジやマウントラッチ、前腕の装甲などがメカニカルに造形されています。シンプルながらも味のあるデザイン。

腕部内部構造。

上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕も左右と後面パーツの組み合わせながら、各部の合わせ目は段落ちなどでモールド化されています。

前腕はロール可能。表情付けがしやすく、がわら曲げも可能です。

ショルダーアーマーはフレームに外装パーツを被せる仕様で合わせ目はなし。装甲の内側には裏打ちパーツがきっちりと造形され、アポジも裏打ちパーツとの兼ね合いで色分けされています。前後の裾はマウントラッチ。フルアーマーや重装が考えられているんですかね。

■脚部

脚部。こちらもRX系らしいシルエットで、膝回りや脹脛などがメカニカルに造形されています。膝のモールドや左右のオレンジダクトなど各部がパーツできっちりと色分けされていて完成度が高いです。大腿部後部の台形モールドはオレンジのシールでの色分け。グレーパーツで色分けされているので塗り分けはラクそうです。

脚部内部構造。

大腿部は前後、膝から下は複数パーツの組み合わせですが、合わせ目は各部とも段落ちなどでモールド化されています。足の付け根はロールや上下、柔軟に可動しますし、しっかりとした強度があります。この構造が一番ありがたい。

膝を曲げると内部フレームがスライドする構造で、動きの表現がリアルで緻密。

ソール部はRX-78-2などと大差なく、比較的シンプル且つシャープなデザインで造形されています。つま先のモールドのみ重機的な雰囲気が感じられる造り。

足裏は全体に細かなモールドが造形され、つま先の肉抜き穴もパーツできっちりと蓋がされています。特に可動ギミックはありません。アンクルアーマーは上下に可動し、裏面も複数パーツ構成で肉厚です。

■バックパック

バックパック。グレー基調でシンプルですが、各部が細かくパーツ分割されていて造形密度は高め。塗り分けもしやすい構成になっています。マルイチはオレンジのパーツで色分けされ、根元の白はシールで補う仕様。サーベルホルダーに可動ギミックはありません。

下部は3口バーニアで高い機動性を感じさせる造り。バーニアは可動ギミックこそありませんが、別パーツ化されているので塗り分けがラクです。

7号機本体とは2ダボ接続。他のHGUCやHG水星の魔女、HGSEED FREEDOMシリーズと共通で交換が可能です。バックパック基部は前後2枚パーツ構成ですが、合わせ目は内側などでモールド化されています。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、HGUCνガンダム(ファンネルなし)と並べて大きさを確認。大きさはRX-78-2より微妙に大きいくらいです。7号機の頭頂高は18.3m。

2009年9月発売のHGUC フルアーマーガンダム7号機と並べて。設定的に素体は同じ。なので頭部や腰部、バックパックなどアーマーのない箇所の形状は似ています。ですがフルアーマーは装備を纏っている分、各部が細かく違っていますね。パーツによる色分け再現度もこちらの7号機のほうが高め。

セカンドロット機(HGUC ガンダム4号機HGUC ガンダム5号機HGUC ガンダム6号機マッドロック)と並べて。4号機と5号機はフォーマットが同じですが、各種とも各部形状が細かく違っています。

ガンダム4号機はビーム重視の長距離戦型、ガンダム5号機は実弾主体、ガンダム6号機は砲撃支援型、ガンダム7号機は増加装甲を前提とした拡張型。共通なのは各種とも重装備仕様であるということくらい。

4、5、6、7号機、フルアーマ-ガンダム7号機の各部を簡単に比較。頭部は全体的にシルエットは同じ。ですが7号機は左右にセンサーを装備し、マドロックはへの字スリットがありません。

胴体部を比較して。全体的に形状が違っていてバリエーションが豊かです。4号機と5号機もエアインテーク形状が違っているのがミソ。よく見ると腰部V字は全てシールでの色分けとなっています。

腕部を比較して。デザインは異なりますが、全体的にパーツによる色分けが細かく、完成度高く造形されています。

脚部を比較して。各種とも機動性を意識した構造で、ダクトが各所に造形されるなど情報量は多め。排熱処理も考慮された、派生機らしい造りになっています。

バックパックを比較して。各機とも装備が大きく異なり、それぞれの運用目的に応じた構成となっています。7号機は素体状態のため、バックパックもシンプルなものを装備。

■各部可動域

頭部は適度に上下します。左右へは干渉なくスムーズにスイング可能。

腕はショルダーアーマーの可動に関係なく、水平より少し上まで上げることができます。肘は2重関節で深くまで曲げることが可能。

肩の前後スイングは、ボールジョイントを引き出すことで、適度に前後します。前方へは胴体側の展開ギミックによって幅広くスイング可能。

腹部可動ギミック、腰部ボールジョイントによって上半身を適度に前後させることができます。

腰は干渉なく360度回転可能。浮かせてディスプレイさせる場合は、一般的なHGと同様、股間部に3.0mm軸を差し込みます。

前後開脚は、フロントアーマーが広く可動するため、前方へは広く展開させることができます。後方はリアアーマーが干渉するため制限されます。

膝は2重関節で深くまで曲げることが可能。膝装甲は抜けていますが、奥に裏打ちパーツがきっちりと造形されています。

足首は前後、左右とも適度に可動します。

左右へに開脚は水平程度まで幅広く展開可能。

足の付け根がロールするので、内股、がに股は幅広く可動します。

立膝はきれいな姿勢で再現することができました。

可動域の総括としては、飛び抜けて広く可動するわけではないですが、全体的に可動域は広く、様々なポーズに対応してくれそうです。ですがこのキットの最も良いところは、強度を持ちつつ幅広い可動域を実現しているということ。各部関節にしっかりとした強度があるのでストレスなく動かせますし、ポーズが取らせやすいのがメリットです。

■武装類

ビーム・ライフル。一年戦争当時のものよりも射程や連射性が向上したビーム・ライフルです。ミリタリー調の厚みのあるデザインで、表面にはメカニカルなモールドが多数造形されています。

本体部分は左右の組み合わせですが、上下などの合わせ目は段落ちモールド化。

銃口は別パーツ化されており、簡単ながら開口されています。側面のフォアグリップは水平にまで展開可能。側面のセンサーは黄色いパーツでの色分けです。一旦組み付けると外しにくいので、仮組み時は注意が必要。

4、5、6、7号機、フルアーマーガンダム7号機のビーム・ライフルを比較して。フルアーマー7号機とデザインは同じ。他は別形状のビーム・ライフルを装備しています。

シールド。表面装甲に多数の起伏が見られるなど、全体的に重厚感あるシールドになっています。のぞき窓や十字マークもパーツできっちりと色分けされていて見栄えは良好。

裏面はモールドが深く造形自体は良いものの、白一色のためやや淡白な印象です。

4、5、6、7号機、フルアーマーガンダム7号機のシールドと比較して。こちらもフルアーマーガンダム7号機に付属しているものとデザインは同じです。

■ポージング

一通り武装して。

ビーム・ライフルは付属の武器持ち手で保持します。持ち手手のひらにグリップのダボを組み付けて固定するため、しっかりと保持ができます。

セカンドロットのガンダムの中でも一番RX-78-2ガンダム味があり、親しみが感じられるようで良いですね。まさにシンプルイズベストといった感じ。

両手持ちも難なく再現可能。自然な姿勢で射撃ポーズを再現することができます。前腕がロールするのも保持の自由度を高めている要因の一つですね。

シールドはジョイントパーツを前腕に組み付けて装備します。しっかりと固定され、ポロリなどもなく安定して装備できています。ジョイントパーツがボールジョイント式で干渉が避けられるため、干渉によるポロリもありません。

なんか渋みがあって地味に格好良いです。機体の形状に派手さはないですが、程よいカラフルさと造形バランスの良さから、玄人好みのキットになっていますね。

ガンダムMk-Ⅱ味もあるのも面白いところ。できればビーム・ライフルやシールドが背部にマウントできると良かったかもですね。

ビーム・サーベルはビーム刃とバックパックの柄を組み合わせて使用します。ダボ固定ではなく、通常の握り手にサーベル柄を差し込んでの保持。隙間無く差し込めますが、手甲が緩むとスルッと抜け落ちることがあるので注意です。

各部関節が動かしやすく、ポロリやふらつきも全く無いのでポーズがサクサクと変えられます。

武装した状態でHGUC ジーラインライトアーマーHGUC ジーラインスタンダードアーマーと並べて。同作品登場機ですが、デザイン的なものはかなり違っています。劇中では共闘しましたが、組み合わせてもちょっと違和感を感じるところはありますね。(あくまで個人的な意見です。どちらもデザイナーは同じですが・・・;)

適当に何枚かどうぞ。

以上です。とにかく細部までパーツできっちりと色分けされていて造りがよく、玄人も大満足なくらいの完成度に仕上がっていると思います。造形、プロポーション共に申し分無しでケチのつけようがないですね。近年のガンプラらしい、あらゆる箇所に気を使った高品質なキットになっていると思います。7号機自体の知名度はそこまで高くなさそうですが、クォリティ面では間違いなくオススメできるガンプラの一つです。

欠点は殆どないですが、あえて言うなら腰部のV字もついでにパーツで色分けされていると良かったですね。流石に基部パーツが小さいため、V字をくり抜くのが難しかったのか、V字パーツのみにすると紛失しやすいので難しかったのか・・・・。

いずれにせよ、7号機のみなのでこのクォリティなのだとは思いますが、可動が柔軟でポーズが付けやすく、ポロリも全くないので取り扱いがしやすいです。HGUCのフルアーマーと比べても圧倒的な差を感じるので、この流れで引き続き、フルアーマーなどの関連装備のキット化をぜひお願いしたいですね。(フルアーマーはリメイク)

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執筆者:nori
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