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HG ドムトルーパー レビュー

今回は、2005年4月に発売されたHG 1/144 ZGMF-XX09T ドムトルーパーのレビューをご紹介します!

HG ドムトルーパーは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMS『ZGMF-XX09T ドムトルーパー』の1/144スケールモデルキットです。ドムトルーパーの特徴的な機体形状を新規造形で再現。肩軸ボールジョイントの上下や前後可動により、バズーカを構えるポーズが再現可能なキットになっています。別売りの1/144シリーズ、HGシリーズの各種ウィザードパックとバックパックの換装も可能。価格は1,650円(税込み)です。

ザフト軍が次期主力機の候補として設計していたMSで、クライン派によって独自改修。劇中ではヒルダ、ヘルベルト、マーズの3人が搭乗し、オーブ防衛戦やメサイヤ攻防戦にて活躍した『ZGMF-XX09T ドムトルーパー』がHG SEEDでキット化。

1stのドムをオマージュしたような、特徴的なカラーリングや重厚感ある機体形状、ギガランチャーDR1マルチプレックス、ソリドゥス・フルゴール ビームシールドといった武装類が新規造形で再現されています。

成型色はパープルやブラックをベースに、頭部や背部イージーウィザードの一部などにレッドを配色。その他、胸部装甲や腰部ダクト、内部・関節などがグレー成型色での再現となっています。

ホイルシールは頭部モノアイや腰部、脚部の一部装甲、つま先などを補いますが多くはありません。

パーツによって素組みでも違和感がないくらいの色分けが再現されていますが、各部ダクトやスラスター内部といった細部、ギガランチャーDR1マルチプレックスなどは塗装が必要です。

各部関節や腰部内部、スラスター基部やバーニアなど、強度が必要な箇所にはABSが使用されています。KPSは不使用。

ポリキャップはPC-123プラスとPC-7を使用。PC-123プラスは胴体部や肩部、大腿部など全身各部に組み込みます。PC-7は肩関節や手首に使用。

肘はPS素材、膝はポリキャップとPS素材による構成で関節強度はまずまず高め。特に負荷のかかるような装備はなく、重厚なソールで接地も自立も安定しています。

ギガランチャーDR1マルチプレックス、ソリドゥス・フルゴール ビームシールド、強化型ビームサーベル刃、平手(左用:2種)、専用ディスプレイスタンド、組み替え用支柱パーツが付属。

ナンバーが収録されたマーキングシールが付属。シールを貼ることでヒルダ機、ヘルベルト機、マーズ機が再現可能です。「003」がヒルダ機、「004」がヘルベルト機、「009」がマーズ機になります。

頭部。1stのドムを思わせる赤い十字モノアイが印象的。1stのドムよりも少し厳つい雰囲気でスタイリッシュに造形されています。

メット部は黒い部分が左右の組み合わせで後頭部に合わせ目ができます。後ハメなどは必要なく、そのまま合わせ目を消すだけで良さそう。

モノアイは黒い十字シールの上からピンクのモノアイシールを貼る仕様で、シールの位置を貼り替えることで表情をつけることができます。ただしモノアイレールが狭いので、端まで移動させる場合はシールを切るなりする必要がありそうです。

胸部・腹部。グレーやブラックを基調とした厚みのあるデザインで、左右両肩には20mmCIWS、左胸下にはドムの拡散ビーム砲を思わせるスクリーミングニンバスが造形。

スクリーミングニンバスはドムにのみ装備されている機構で、高エネルギー粒子を放散し、攻性の防御フィールドが展開するとのこと。内側は黒いシールで色分けします。

胸部・腹部は前後の組み合わせで側面や上部に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合はパープルの襟パーツの後ハメ加工が必要。

首はポリキャップ構造で前後に可動。肩は1軸がボールジョイント接続で前方に幅広く、上下にも少し可動するなど動きが柔軟です。

腰部はドムを思わせるスカート状の装甲で全体的に幅があります。フロントアーマー下部のダクトはグレーのパーツで細かく色分けしますが、内側は赤や黒での塗り分けが必要。

サイドアーマーやリアアーマーのダクト周りは白いシールでの色分け。シール下のダクトも赤や黒で塗り分ける必要があります。

腰アーマー裏は各部ともパーツの組み合わせがそのまま露出する状態で作りは簡易的。ですがリアアーマーには3基のバーニアが造形され、それぞれボールジョイントでフレキシブルに可動します。

内側も小型のバーニアが造形されるなどリアル。バーニアはふちを黒に、内部を赤に塗り分けが必要です。

腕部は曲状のショルダーアーマーと円筒状の腕部が印象的にデザインされています。派手さはないですが、ショルダーアーマーはパーツによる細かな色分けが再現されています。

上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕も合わせ目ができない構造で見栄え良く造形されています。

手首はボールジョイント型ポリキャップ構造で比較的幅広く可動します。

ショルダーアーマーは黒い装甲部分が前後の組み合わせで上部に合わせ目ができます。ここはシンプルに合わせ目を消すだけで良さそう。側面のダクト内部はグレーのパーツで色分けされていますが、ふちを黒に、内側を赤に塗り分けが必要です。

脚部。こちらも1stのドムを思わせる肉厚なスカート型装甲ですが、部分的に近未来的でスタイリッシュ。後部左右のダクト周りは白いシールでの色分けで、シール下のダクトは黒や赤に塗り分けが必要です。

大腿部は簡単な左右の組み合わせで各面中央に合わせ目ができます。

膝から下も左右の組み合わせで後部中央などに合わせ目ができます。膝関節がポリキャップを挟む構造なので、うまく処理すれば、もしかすると後ハメは必要ないかもですね。

膝の黒いダクトやスカート装甲外側のダクト(赤◯)などは黒や赤に塗り分けが必要です。アンクルアーマーは上下に可動。

ソール部はドムらしい肉厚な装甲が造形。つま先のパープルはシールでの色分けです。

足裏はスリットダクトの入った裏うちパーツが造形。肉抜き穴などはありません。スカートアーマーの内側には3基のバーニアが造形され、それぞれボールジョイント接続でフレキシブルに可動。バーニアの内部は赤く塗り分けが必要です。

3基バーニアの基部もポリキャップ接続で適度に可動。表情を変化させることができます。

背部にはEX-EZ1200イージーウィザードとMA-X848HD強化型ビームサーベルのサーベル柄を装備。クライン派の生産段階ではザクのウィザードを入手することが難しく、簡易的な構造のウィザードを装備しているようです。

下部スラスターは赤いパーツでの色分けとなっています。スラスターの内側は黒く塗り分けが必要。

イージーウィザードはポリキャップと1軸ダボの接続で脱着が可能。

背部形状はザクウォーリアやザクファントムなどと互換性があるので、ブレイズウィザードやガナーウィザードなどのウィザード系武装を装備させることができます。

ブレイズウィザードを装備して。重厚感あるドムトルーパーに変化します。よく似合っていますね。

ガナーウィザードを装備して。ガナーウィザードを装備することで長距離支援用のドムトルーパーに変化します。ただ、これだとドムの特性が活かせない気がしないでもない・・・・;

自然な形の平手が付属するので、武装類に手を添えるような自然なポーズをつけることができます。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べてサイズを比較。装甲は肉厚ですが、キットの大きさは陸ジムよりも小さいくらい。ドムトルーパーの全高は17.48mです。

劇中で戦闘を繰り広げたHGガナーザクウォーリアHGフォースインパルスガンダムと並べて。インパルスもHG SEEDなので全体的に古い感じがありますが、ドムトルーパーは中でもバランスよく造形されていますね。

HGCEフォースインパルスガンダムと並べて。特に組み合わせても問題はなさそうですし、インパルスガンダムがかなりスタイリッシュなので、組み合わせてディスプレイさせるとより映えそうですね。

HGUCドムと並べて。成型色が殆ど同じで形状もオマージュされているため、親戚や親子などのようによく似ています。ドムトルーパーのほうが少しだけスタイリッシュでメカニカル。

頭部は適度に前後させることができます。左右へは顎と肩部装甲が干渉するため、45度程度までのスイングとなります。

腕は水平よりも少し上まで上げることができます。肘は1重関節で90度まで曲げることが可能。

肩はボールジョイント型ポリキャップにより、前方に広くスイングさせることができます。後方へのスイングはわずか。

腰部のポリキャップと1軸接続によって上半身を少しだけ前後させることができます。

腰は上半身を少し引き抜くことで干渉が避けられ、360度回転させることができます。ただし腰が浮いたようになるので見栄えは悪いかも。

アクションベースやスタンドへは、股間部のカバーパーツを外し、ポリキャップに3.0mm軸を差し込んでのディスプレイです。

前後開脚は、前方へは水平程度まで展開可能。後方はリアアーマーや内側のバーニアが干渉するので制限されます。

膝は2重関節で、装甲が干渉するまで深く曲げることができます。

足首はボールジョイントやポリキャップによる可動で適度に前後します。左右へもある程度スイング可能。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度まで。

内股、ガニ股も共に45度程度までと制限されます。

立膝は脚部装甲が干渉しやすいですが、深く腰を落とすことは可能です。

可動域の総括としては肉厚な装甲な割に動く印象ですね。特に肩はボールジョイント型ポリキャップで広めに可動するようになっていますし、脚部も肉厚スカート状な割に可動が柔軟。ポージングの自由度は高そうです。

ギガランチャーDR1マルチプレックス。ビーム砲とバズーカの複合兵装になります。砲身上部が実体弾、下部がビームを発射するという連装式構造を持つとのこと。

グレー成型色のみで構成されているので、全体をライトグレーに、上部マガジンはグレーに、後部装甲はレッドに、マガジン側面の楕円状ダクトはパープルなどに細かく塗り分けが必要です。

簡単な左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。グリップの可動ギミックはなし。

センサーは上下に、フォアグリップは左右にスイングが可能。フォアグリップが砲口の真下にあるのが特徴。反動が抑えられるので射撃精度が高まりそうですね。センサー周りはふちを淡いパープルに、内部をスカイブルーに塗り分けが必要。

ギガランチャーDR1マルチプレックスはリアアーマーにマウント可能。縦長ダボで固定します。固定強度はまずまず。

HGUCドムに付属するジャイアントバズと並べて。ジャイアントバズに比べるとやや近未来的なデザインで大きさもコンパクトになっています。

専用ディスプレイスタンドは支柱の組み換えが可能。MA形態への変形が可能なキットでよく見かけるスタンドで、支柱を組み替えることでディスプレイ時の角度を変更することができます。

支柱を組み替えることで高さも変更できるので、説明書にはスタンドを使用したジェットストリームアタックの再現方法も記載されています。

ギガランチャーDR1マルチプレックスを装備して。

ギガランチャーDR1マルチプレックスの保持は、握り手の手甲パーツをバラしてグリップに組み付けます。

グリップが細身なため、ハンドパーツとの間に隙間があってふらつきやすいですが、その隙間と手首が柔軟に動くことで保持がしやすくなっています。ショルダーアーマーとの干渉もほぼありません。

肩が広めに前後するので、ギガランチャーDR1マルチプレックスの両手持ちもゆったりとラクに保持することができました。

ソリドゥス・フルゴール ビームシールドの装備は、一旦前腕のパーツを外して組み付けます。若干抜けやすいですが、そんなに頻繁に抜けるわけでもないのでストレスは少ないですね。

鍵型ダボで固定ですが、少し引き抜くことでビームシールドの角度を変えることもできます。ただしダボを引き抜くことで少し抜けやすくなるので注意。

成型色の関係か、背面から見るとどことなく武士のような雰囲気があって印象的。

ホバーリング機構を持つということで、腰を落とした状態で地面を滑るような、ホバー移動ポーズを再現してみても良いですね。

強化型ビームサーベル柄も握り手の手甲パーツを一旦バラして保持させます。

柄が少し細身なため、握り手と柄との間に隙間ができますが、柄のモールドにうまく引っかかるのであまり移動することなく保持できます。

手元に3体のドムトルーパーはないですが、1体でもそれなりに「ジェットストリームアタック」らしいポーズが再現可能。グワッと開いた平手も付属するので、ポーズに躍動感が生まれます。

HG SEED系は股間部にディスプレイ用のジョイント穴がないものが多いですが、このドムトルーパーは股間部にジョイント穴があるため、きっちりと浮かせた状態でディスプレイができるのが良いですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。1stのドムをオマージュしつつ、近未来的でメカニカルなデザインが上手く再現されていると思います。デザイン的にヒトクセありますが、それが逆に良い味になっていますし、ポーズをつけると格好良く決まります。可動が柔軟なのでポーズも付けやすいですね。

気になる点は、多少ギガランチャーDR1マルチプレックスの保持がふらつきやすいのと、股間部がボールジョイントで肉厚なため、脚部の動きが少しだけぎこちないかなと。それとキットをイジっているとリアアーマーが偶に外れることがありました。

武装類も近未来的で面白みのあるデザインになっていますし、他のHG SEEDシリーズよりも保持がラク。浮かせてディスプレイできるようになっているため、ポージングに幅が広がるのも嬉しいところです。今回は1体のみでジェットストリームアタックなどが再現しにくかったですが、3体を組み合わせてディスプレイすることで、劇中の印象的なシーンもよりリアルに再現できそうですね。

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