RE/100 ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機) レビュー

今回は、RE/100 1/100 ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)のレビューをご紹介します!

RE/100ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するMS『ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)』の1/100スケールモデルキットです。特徴的なデザインをRE/100のフォーマットでキット化。密度感を高める為の細かなディテールが追加され、劇中のイメージを踏襲したプロポーションになっています。ファンネル展開ギミックも搭載。価格は4,820円(税込み)。

RE/100ヤクトドーガ(ギュネイ・ガス機)。内部フレームを持たない構造で、パーツ分割の最小限に押さえられた組み立てやすいキットになっています。ポリキャップはRE/100おなじみの3種のみを使い、パーツによる色分けもまずまず。

大柄な脚部には比較的モールドが多めに入っていますが、全体的にはそこまで密度感のあるスタイルではなく、劇中のイメージをそのまま反映させたような造形になっています。

カラーリングはエメラルドグリーン、イエロー、ブラック、レッドといった成型色を使い、ギュネイ・ガス機ならではの機体色が再現されています。各部バーニアは内部に赤いパーツを取り付けるようになっていますが、一度取り付けると抜けなくなりそうなので、後の塗装を考慮して取り付けていません。

脚部がかなり肉厚な造形になっていて重量感があり、足裏も大きいので自立は安定しています。RE/100はポリキャップの強度が弱めという欠点がありますが、組み立て直後だと他のRE/100よりはしっかりとしている印象があります。

ただ、自立に影響はありませんが、かなり大きいキットなので多少フラフラするところがありますね。足首などはダボ1本で取り付けるようになっているので、このサイズを支えるための各部の強度には少し物足りなさがあるかもです。

頭部。ヤクト・ドーガならではの仮面のような造形が再現されています。アンテナはHGなどとは異なり、安全加工のないシャープな造形になっています。細いので折ってしまわないよう注意が必要です。

モノアイはシールによる色分けで、左右に可動するギミックがあります。モノアイ上部の眼はシールによる色分けですが、シールを貼らなくてもモールドが造形されています。裏面は特に造形のないシンプルな空洞になっています。

マーキングシールが付属。モノアイ上部の眼はこちらのシールを使うことも出来ます。

胸部。最小限のパーツ数で色分けが再現されています。モールドは適度に入っていますが、全体的にはシンプルな造形。

腰部。各部のアーマーにボリュームが有り、全体的にかなり肉厚な造形になっています。モールドも少なめ。フロント下部のスラスター縁は赤く塗り分ける必要があります。

リアアーマーのスラスターはフィン状の別パーツと縁パーツで色分け。裏面には簡単な造形で適度にモールドが入っています。

サイドアーマーはバーニアに赤いパーツを取り付けるようになっていますが、今回は取り付けていません。数個パーツの簡単な組み合わせですが、見た目的ににはまずまずな作りになっていると思います。

サイドアーマーは1箇所のポリキャップで接続されています。フロントアーマーも裏面にモールドが入った簡単な作り。

腕部。曲線型の造形が再現されています。大柄なパーツの簡単な組み合わせ構造になっていますが、合わせ目はモールド化され、見た目的にはまずまず完成度の高い造形になっています。

ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプなので中央に合わせ目ができます。両肩のファンネル・ポート・シールド(以下ショルダー・シールド)はボールジョイント接続で強度は高め。ショルダーアーマー手前のバーニアは内側に赤いパーツを取り付けるようになっていますが、抜けなくなりそうなのて取り付けていません。

ショルダー・シールドにはファンネルを3基装備しています。ファンネルの固定は少し甘く、ふらつくところもありますが、ミゾにハマっているので外れて落下するほどではありません。塗装してもそこまでの干渉はなさそうです。

裏打ちパーツやダクトフィンなどの造形も良く出来ていると思います。内側下部のミサイルランチャーも別パーツで造形されています。

ファンネルはRGサザビーのファンネルと同じような構造で、羽を展開し、上部の外装を引っ込めて砲身を露出させることで開いた羽も固定されるタイプです。収納形態だと羽がふらついて自然に開いたりするので注意です。(個体差か、取り付けが甘いのかだと思います。)複数パーツの組み合わせでよくできた作りになっていると思います。

脚部。構造自体はシンプルですが、かなり肉厚な存在感のある造形になっています。適度にモールドでパネルラインが造形されています。合わせ目はモールド化されています。

膝のバーニアやスネの装甲が別パーツで色分けされています。

足首から下の部分。RE/100らしい大味な造形になっています。足裏は細かいモールドが造形され、別パーツでの色分け。つま先もバーニアが造形されています。脚部内部は筒抜けではなく蓋がされた状態。脚部のバーニアは内部に赤いパーツはなく、シンプルな造形になっています。

バックパック。こちらも数個パーツの組み合わせではありますが、造形はなかなかいい感じになっています。

マウント部は角型。固定はまずまずで、特に頻繁に外れたりということはありません。

バーニアは赤いパーツを取り付けるようになっていますが、抜けなくなりそうなので取り付けていません。バーニアマウント部はポリキャップ&ボールジョイントで少しだけ左右に可動します。

HG陸戦型ジム、MGジム・コマンド(宇宙戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと。ダブルゼータがかなり大きめのキットですが、ヤクト・ドーガはそれ以上に大きいサイズになっています。

MGνガンダムVer.Ka(HWS版)(サイコフレーム未展開)と比べて。モールドの量など、並べてもそれほど違和感は無いのかなという印象です。

裾の広い形状をしていることもあり、頭部の上下可動はそれほど広いものではありません。ですがまずまず見上げられます。裾や顎が干渉するため、左右への可動は少し厳しめです。塗装後は特に擦れに気をつける必要があるかと。

腕は水平程度にまで上げられますが、少し垂れてこの位置に落ち着きました。肘はまずまず深めに折り曲げることができます。

肩は後方へはほとんど動かず、肩の引き出しによって少し前側にスイングできます。

ショルダー・シールドは適度に上下に可動します。ボールジョイント接続なので回転は自由に。

上半身は胸が可動し、適度に上向きになる程度です。

腰も動力パイプが干渉するので、少しひねる程度になります。

アクションベースへは付属のマウントパーツを使用してディスプレイします。股間部にはミゾがあるので、マウントパーツの固定強度はまずまず高め。ポージング時にはずれてキットが落下することは全くなかったです。股間部がスイングし、脚部の可動に柔軟性があります。

この肉厚な形状にあって、前後開脚の可動域ははまずまず。もう少し上に上げられますが、どうしても重量で垂れてきてしまいます。

膝の可動はくの字程度。

足首は脚部スカートが広めなのでまずまず戦後可動します。左右への可動はわずか。

左右への開脚はもう少し上げられますが、重量で垂れてきてハの字くらいに落ち着きます。股関節や足首、肩などは軸が細めなので、無理に可動させて折ってしまわないように注意が必要です。

内股、がに股は広く可動します。

立膝はかなり厳しい状態。ほぼ不可能です。

ビーム・アサルトライフル、シールド、ヒート・ナイフ、ビーム・サーベル刃☓2、アクションベース用マウントパーツ、ファンネルディスプレイ用パーツ2種、ファンネルディスプレイ用軟質クリアー棒☓6が付属。

ビーム・アサルトライフル。複数パーツの組み合わせになっています。本体部分は左右挟み込みタイプで、部分的に合わせ目が段落ちモールドになっていますが、上部には合わせ目が出来ます。

手前のセンサーはクリアーパーツを取り付け、その上からピンクのシールを貼るようになっています。奥のセンサー?は表面に赤いシールを貼るようになっていますが、貼ると少し雑になってしまいます。

砲口は少しだけ抜いてあり、砲口付近のセンサーもピンクのシールを貼るようになっています。後部の金具は可動式です。

シールド。表裏共にモールドが多めで、情報量のある造形になっています。中央のネオ・ジオンロゴもパーツによって色分けされています。表面4基のメガ粒子砲は赤く塗り分ける必要があります。

武器を装備して。ビーム・アサルトライフルはグリップにダボがあり、しっかりと保持が可能でふらつきもありません。ストックが長めですが、それほど干渉もなく自然な状態で保持が可能でした。シールドも前腕にまずまず固定されるので、はずれることはなさそうです。

ヒートナイフ。グリップ下部に肉抜き穴がありますが、複数パーツの組み合わせで特徴的な造形になっています。ナイフの刃の部分は塗装が必要です。

グリップを可動させ、刃先を折りたたむことでコンパクトに。

ヒートナイフはサイドアーマーに収納することができます。

ヒートナイフにはビーム・サーベル刃がマウント可能です。

こちらもグリップのダボをハンドパーツに固定できるので、保持はラクにできます。

軟式クリアー棒は一気に折り曲げると曲がりきってしまうので、少しずつゆっくりと曲げて角度をつけています。ある程度やっているとコツが掴めてくるかと。

バックパックにクリアーパーツを取り付け、軟式クリアー棒を差し込むと、ファンネル展開状態が再現可能です。その他、アクションベースに取り付けることでもディスプレイが可能です。

ファンネルのバーニア部分に差し込んでディスプレイします。スルッと抜けやすく、垂れ下がるとファンネルが抜け落ちたりするので強度アップなどしてやったほうがいいかもです。

以上です。さすがに重量のある大きいキットなので、ポージング時に垂れたりするなど多少難しさはありますね。ですが造形もかっこいいので、ちょっとした動きで結構様になってくれます。個人的にも好きなキットですし、キット化は大変ありがたいことだと思います。(できればMGやRGが良かったですけど・・・;)

REなので組み立てはかなりスピーディーにでき、忙しくて時間が取れない場合でも短時間で組み立てられるのがいいですね。そして簡単な組み合わせながらも見た目の良さを重視した、モールドの多い精密感ある造形になっていると思います。

ファンネルも思ったよりもポロリがなく取り扱い安くなっていますし、関節強度もそこまで緩さはないので、ブンドドなどもして楽しめそうな、逆襲のファンにも受け入れられるいいキットでした。

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