HG ゼータガンダム［U.C.0088］のパッケージ・ランナーレビュー

今回は、HG 1/144 ゼータガンダム［U.C.0088］のパッケージ、ランナーのレビューをご紹介します！箱絵とランナー各種、説明書、カラーガイド等のレビューも合わせてご紹介していきます。では箱絵からどうぞ。

パケ絵は素立ちとビーム・ライフルで射撃するゼータが掲載されています。どちらも塗装済みキットを使った合成画像だと思いますが、正直面白味に欠けるデザインかと。確かにこの形状での劇中シーンもないので再現性には乏しいかと思いますが、もう少しアイデアや創造性を膨らませられるデザインが良かった気がします。っと、ちょっと辛口に申してみました；

箱の大きさは一般的なHGよりもかなり肉厚。一般発売のHG GUNPLA EVOLUTION PROJECTゼータガンダムと比べても1cm以上の厚みがあります。パッケージ内にあるパーツ数自体は同じですが、既存ランナーの一部パーツが削られ、新規ランナーが追加されているのでこの箱サイズになっているもようです。

では開封。主役機なだけにカラフルな印象。

全部で5袋分のランナーです。

説明書は専用のものが付属しています。プレバン商品なので表紙や機体解説などはありませんが、各部変更箇所が多いのでこのような形になっています。では説明書を一通りどうぞ。

以上、説明書でした。説明書は一般的なHG（HGUCの説明書）に比べて小さく、HG鉄血のオルフェンズ説明書サイズになっています。もともとHG GUNPLA EVOLUTION PROJECTゼータガンダムの組み立て工程自体がきつきつに記載されていますが、この用紙サイズにキツキツに記載しなくても・・・という気がします。コストダウンが必要なキットなんですかね。確かにプレバンの説明書は小さいモノクロ説明書が多いですが、無理に小さくしなくてもいいような・・・。（今回はちょっと辛口ですね；キット自体はいいです。）

カラーガイドは一般発売のHG GUNPLA EVOLUTION PROJECTゼータガンダムと全く同じです。割と凝った調色レシピになっているので、カラーガイドに沿って塗装すれば、質の高いゼータガンダム完成品が楽しめる（再現できる）のではないでしょうか。

では各ランナーを簡単に見ていきます。

↑Aランナー。レッド、オレンジ、クリアーグリーンのイロプラランナー。HG GUNPLA EVOLUTION PROJECTゼータガンダムからの流用ですが、一部のパーツが省かれています。

↑B1ランナー。ホワイトの外装パーツ類。これもHG GUNPLA EVOLUTION PROJECTゼータガンダムから一部が省かれています。

↑B2ランナー。ホワイトの外装パーツ類。一部のパーツが省かれています。

↑C1、C2ランナー。共にブルーのランナーで、ハイパー・メガ・ランチャーや脚部パーツなど。どちらのランナーも一部のパーツが省かれています。

↑Dランナー。ダークグレーで、ビーム・ライフルやスタビライザー、シールドパーツなど。フライングアーマーパーツなどが省かれています。

↑E1ランナー。グレーの内部パーツ類。HG GUNPLA EVOLUTION PROJECTゼータガンダムのランナーがそのまま流用されています。

↑E2ランナー。グレーでE1の一部と同じです。

F1ランナー。レッド、ブルー、ホワイトのイロプラランナーで、上記ランナーから省かれた部分のパーツ類が新規パーツでまとめてあります。HG ゼータガンダム［U.C.0088］専用のランナー。

↑F2ランナー。レッド、ブルー、イエロー、ホワイトのイロプラランナーで、こちらも省かれた各部パーツをまとめたHG ゼータガンダム［U.C.0088］専用ランナー。

↑Gランナー。ダークグレーのランナーで、フライングアーマーパーツ。HG ゼータガンダム［U.C.0088］専用のランナーです。ランナー形状が長方形ではないので特殊な感じです。

↑SB-13、ポリキャップPC-002、ホイルシールです。ホイルシールはフライングアーマー縁の赤いシールがなくなっています。

以上です。この機体形状はシールドの厚みやショルダーアーマーの形状から、昔発売されたMG（GEX WIDE SPECIAL）ゼータガンダムに近い造形になっていると思います。ゼータガンダムのガンプラはこれまでにも様々な形態のものが発売されていますし、昔からのファンなら懐かしさを感じるところもあるのではないでしょうか。

そういったところを新たなキットに取り入れられているというのは粋なはからいを感じますし、歴代のゼータのデザインに敬意を払っているとも感じられます。思い入れのあるファンも多いと思うので、このような改修は昔の記憶を呼び覚まさせてくれる、いいアレンジになっていると言えますね。