MG シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.) レビュー

今回は、MG 1/100 シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)のレビューをご紹介します!

MG 1/100 シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)は、『機動戦士ガンダムNT』に登場するMS『シナンジュ・スタイン』の1/100スケールモデルキットです。MGシナンジュ・スタインをベースに、特徴的なエングレービングを新規パーツで造形。シールドに装着可能なグレネード・ランチャーやバズーカと合体可能なハイ・ビーム・ライフルなどのウェポンが付属し、MGならではの各部ギミックを持つなど、精密さを持ったキットになっています。価格は8,100円(税込み)。

2013年に発売されたMG シナンジュ・スタインVer.Ka(以下Ver.Ka)をベースに、胸部、手首エングレービング周りやハイ・ビーム・ライフル、シールドなどが新造され、ナラティブVer.としてキット化されました。

外装はMG シナンジュ・スタインVer.Kaよりもブルーグレーの強い、深みのある色合いになっています。関節や内部構造もブラウン系の、ナラティブVer.ならではのカラーリングになっています。

部分的にホイルシールで補うようになっていて、エングレービングはモールドが造形されていますが、各部ともシールでの色分けとなっています。

内部フレーム自体は2008年に発売されたMGシナンジュVer.Kaと同型の構造ですが、全てPS素材での構成となっています。強度という部分では少し弱さも感じますが、柔軟性は高いです。背中にフレキシブル・スラスターを装備していますが、自立にあまり影響はなく、足底も接地度が高いので安定します。

頭部。アンテナのないシナンジュ型になっています。形状はVer.Kaから変わらず。複数パーツの組み合わせですが、左右挟み込み部分もあるので後頭部に合わせ目ができます。

堀が深いので、かなり奥めにツインアイがあります。ツインアイはレッドで、シールによる色分けです。クリアーパーツでモールドも入っているので、塗り分けることも出来ます。

胸部。複数パーツの組み合わせで細く色分け、造形されています。

エングレービングはホイルシールによる色分けですが、モールドも掘られていますし、水転写デカールも付属しているので、塗装やデカールなどお好みの方法で対応できるようになっています。

コックピットハッチは展開が可能。

内部にはドーム型のクリアーパーツで全天周囲モニターが造形され、コックピットシートも造形されています。シートにパイロットはなく、ゾルタンフィギュアも付属しません。

腰部。広がりのあるアーマーが造形され、ダクトなどは内部パーツで細かく色分けされています。

リアアーマーはラッチが展開。バズーカが懸架できるようになっています。アーマー下部の造形内部にスリット入りダクトなどの造形はありません。

腰アーマー裏はすべて裏打ちパーツになっていて、メカニカルに造形されています。股間部には前後スライドギミックがあり、脚部を柔前後軟に可動できるようになっています。

腕部。シナンジュ造形がベースですが、スタイン用の角型造形になっています。複数パーツの組み合わせで、色分けもしっかりとしています。二の腕には合わせ目ができますが、モールドとしておいてもよいのかも。

エングレービングは胸部と同じくシールでの色分け。モールドも入っています。エングレービングのパーツが左右挟み込みタイプで合わせ目が出来ますが、シールを貼ると隠れますし、このパーツは取り外せるので、合わせ目消しは楽そうです。

ハンドパーツはエモーションマニピュレーター。多少強度に難がありますが、可動は柔軟でリアルさがあります。手のひらには武器マウント用の収納型ダボも造形されています。手首のボールジョイントが固めなので、ハンドパーツを回すとネジ切れる可能性もあるので、しっかりと付け根を持ってから回してやる必要があります。

前腕のアーマーは展開が可能で、内部にはサーベル柄が収納可能です。

腕部は内部フレームが造形されています。

ショルダーアーマーは複数パーツの組み合わせで、合わせ目はありません。内部にもモールドが造形され、側面には小型の可動式アーマーも造形されています。

脚部。細身ではありますが、複数パーツの組み合わせによってメカニカルに造形されています。

膝裏なども細かく造形。ダクトも内部が別パーツで色分けされています。

後部のスラスターは2箇所が展開。内部には別パーツでバーニアが造形されています。側面のスラスターも基部のアームによって展開。裏打ちパーツも造形されています。

脚部も内部フレームが造形されています。

スラスター下部のダクトは別パーツで色分けされ、縁が赤いシールでの色分けです。

足首から下の部分。シナンジュよりも角型で広がりのある造形になっています。複数パーツの組み合わせで合わせ目がありません。足裏も細かく造形されています。

中央部を反らせたり、つま先を上下させたりする可動ギミックがあり、キットの接地などに柔軟に対応できるようになっています。

バックパック。造形的にはVer.Kaから変わらずですが、プロペラントタンクが長いものを装備しています。

バックパックはダボをはめ込み、下げて固定するタイプ。固定強度はまずまずで、キットに負荷をかけることなく、脱着がスムーズに行えるのが魅力です。

バーニアはそれぞれ赤いパーツで色分けするようになっていますが、脱着が難しいので、後の塗装を考慮して取り付けていません。

フレキシブル・スラスターは各部がボールジョイント接続になっていたりするので、上部アーマーやプロペラントタンクの付け根、バーニアの付け根など各部が細かく可動します。

左右に展開したり、上下に回転可動させたりと、柔軟性が高いです。ただ、PS素材なので強度面では弱く、外れやすい部分もあるので注意です。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Ka、そしてHG陸戦型ジムと並べて。MGの中では抜けてデカいダブルゼータよりもさらに大きいです。ちなみにダブルゼータの頭頂高は19.86m(全高21.11m)、シナンジュ・スタインは22.6m(全高)でした。※シナンジュ・スタイン頭頂高の記載はありませんでした。MGシナンジュ・スタインVer.Kaが手元になく、比較できませんでしたm(_ _)m

HGUCのシナンジュ・スタイン(画像右)と比較して。造形的に大きな違いはないですが、胸部や肩部が若干造形や厚みに違いがあるような気がします。

頭部の可動は、顎引きは干渉するのでそれほど動かせず、見上げる動きはまずまず可動させることができます。左右へは襟が干渉するので、真横まで動かすのも難しかったです。なんとか画像程度まで回していますが、塗装するとかなり擦れが気になるところです。

腕はY字程度にまで上げることができます。肘も完全に折りたたむことができます。

肩は後方へはそれほど動きませんが、肩に引き出しギミックがある前方へは広くスイングさせることができます。

腹部があまり可動しないので、上半身はわずかに前後する程度。

腰は360度回転させることができます。付属のマウントパーツを股間部に取り付けてアクションベースにディスプレイさせます。固定強度が高めなので、大型キットですが問題なくディスプレイできました。

フロント、リアアーマ―共に可動するので、前後開脚はかなり広く展開させることができます。サイドアーマーを含め、腰部アーマー類の固定が甘いのでプラプラしますが、特に外れやすいということはなかったです。

膝もかなり深くまで折り曲げることができます。膝関節はMGならではのメカニカルな可動を見せます。

足首は前後ともそれほど広くは可動しませんが、足裏やつま先が適度に可動するのである程度の表現はできそうです。左右への可動もそれなり。

左右への開脚は真横にまで上げることが出来ます。サイドアーマーが干渉して外れることもあるので注意です。

内股、がに股は水平以上にまで可動します。

立膝も完璧な姿勢でこなすことができます。

可動域の総括としては、各部ともかなり柔軟で優秀だと思います。さすがにMGのパーツ構成を十二分に活かした可動になっているかと。入手したばかりということもあって強度はまずまず高めですが、PS素材なので多少ポーズに遊びがあったり、メリハリがつきにくいというのが気になる点でしょうか。劣化でヘタレてくる場合がありそうなのと、腰アーマーなどが干渉して外れやすかったりするのも少し気になります。ですが全体的には至って良好なキットだと思います。

シールド、バズーカ、グレネード・ランチャー、ハイ・ビーム・ライフル、ビームサーベル刃×2、武器持ち手(右)、アクションベースマウントパーツが付属。

その他、MGシナンジュやMGシナンジュ・スタインVer.Kaの内外余剰パーツが大量に付属します。Ver.Kaのパーツが一通りあるので、Ver.Kaと同型のカラバリとして組む事ができます。Ver.Ka用のハイビーム・ライフルもそのまま付属します。

エングレービングの水転写デカールが付属。

マーキングシールも付属します。

(ロケット)バズーカ。MGシナンジュ・スタインVer.Kaに付属のものと同じです。複数パーツの組み合わせでかなりメカニカルな造形になっています。一部に合わせ目ができます。

一部装甲やフォアグリップは可動式。センサーは塗り分けが必要です。下部のグリップも可動します。グリップは収納型のダボ付きなので、持ち手に差し込めてしっかりと保持できます。

後部はマガジンラックが可動し、マガジンが収納可能です。

砲身は伸縮が可能です。

バズーカはリアアーマーに懸架可能です。説明書ではどうやって固定するのかわかりにくいですが、バズーカの角型ダボをラック下部のダボ穴に差し込んで固定します。ラックの上側は被せて支えるだけです。

ハイ・ビーム・ライフル。シナンジュのビーム・ライフルに複数の外装パーツを被せる構成になっているので、合わせ目は出来ない構造になっています。

なので、余剰のセンサーパーツと組み合わせると通常のシナンジュ用ビームライフルを再現することもできます。

シールド。Ver.Kaのものとは別に新造されています。別パーツによって表裏共に色分けされています。

グレネード・ランチャー。シナンジュに付属しているものと同じです。部分的に合わせ目が出来ます。

可動ギミックがあり、砲口は開口されています。

グレネード・ランチャーはハイ・ビーム・ライフルやシールドにマウント可能です。

バズーカもハイ・ビーム・ライフルにマウント可能です。

一通り武器類を装備して重武装に。大型で関節も柔軟なキットですが、武器の保持はまずまずしっかりとしているので、ポージング時のストレスはそれほどなさそうです。

ハイ・ビーム・ライフルは付属の固定式持ち手で挟み込めますし、この持ち手もグリップとのダボ固定なので、しっかりと保持ができます。腕も重さに負けることなく保持できます。ただ、ハイ・ビーム・ライフルにバズーカをマウントすると、重量で肩や肘が垂れて支えにくくなります。

キット造形や細かい部分のディテールが優秀なので、ポージングはすんなりと決まりますし迫力があります。脚を開いたりしていると、たまに股間部が抜けることもあるので注意です。

バズーカはグリップの可動式ダボとエモーションマニピュレーターの手のひらダボを組み合わせて保持させます。エモーションマニピュレーターには少し弱さを感じますが、保持はしっかりとしていて抜け落ちることはありませんでした。

バズーカは担ぐよりは脇に抱えるほうが、干渉もなくスムーズにポージングできると思います。担ぐ場合はマガジンラックがショルダーアーマーと干渉するので注意です。

肩や肘などの可動が柔軟なので、バズーカの両手持ちも難なく可能です。エモーションマニピュレーターなどが部分的に弱さを感じるのと、大型キットなのでアクションベースがふらつきやすく、ポージングが少し手間取るかもしれません。

ビームサーベルも柄の可動式ダボとエモーションマニピュレーターのダボで固定できるのでしっかりと保持が可能です。

以上です。造形も細かく、キットが大きいので存在感があっていいですね。ちょっと動きをつけるだけで大迫力のポージングが演出できるのがとても魅力的です。造形こそ華やかなガンダムタイプに比べて劣る部分もあるかもしれませんが、地味めのカラーリングでも思いの外かっこいいキットになっていると思います。

欠点としては、やはり大型キットでのPS素材なので、強度に若干の弱さを感じます。腰部アーマーがふらついたり、脚を動かしていると股間部が抜けたりすることもありますね。重量によってアクションベースがふらつくこともあるので、その点はポージングに難しさがありそうです。

ですがそれでも、武器保持は固定式の持ち手で補われていてストレスもないですし、細部もこだわりが見て取れます。造形に凄みを感じるキットになっていると思うので、MGならではの良さは十二分に味わえるのではないでしょうか。

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