HGUC ガブスレイ レビュー

今回は、2005年12月に発売されたHGUC 1/144 ガブスレイのレビューをご紹介します!

HGUC ガブスレイは、『機動戦士Zガンダム』に登場するMS『ガブスレイ』の1/144スケールモデルキットです。手首パーツやビームサーベル刃など、細かいパーツが収納できる専用のディスプレイスタンドが付属。手持ち武装のフェダーインライフルに加え、肩部ビーム砲、ムーバブルフレーム・クローアームといった特徴的な造形、可動が再現されたキットになっています。価格は1,728円(税込み)です。

ジェリド・メサ、マウアー・ファラオが搭乗し、何度となくエゥーゴ所属機と対峙した機体のガブスレイ。MS形態から中間形態、MA形態に変形可能なキットになっています。外装はPS素材、内部、関節類はABS素材による構成です。

成型色はブラウンとダークグリーン系。全体的な色分けもよく、部分的なモールドのみシールで色分けするようになっています。

変形機構を持ちますが、各部関節強度は高めなので自立は安定しています。ポリキャップは(PC-123)を使用。ポリキャップはそれほど多く使用しているわけではないですが、関節がABS素材なので強度は高いです。

頭部。昆虫のような独特な形状をしています。モノアイはシールによる色分けで、モールド造形などはありません。首の接続強度は高めですが、ボールジョイント型ポリキャップなので、左右にひねったりすると外れやすいので注意です。頭頂部のモールド(バルカン砲?)は黄色いシールによる色分けです。

モノアイはシールを貼り替えることで左右に移動させた状態が再現可能。

胸部から腰部。胸部は特徴的な形状がパーツによって細かく色分けされています。イエローパーツにダークグリーンパーツを被せる構造で、側面に部分的に合わせ目ができます。

腰部は肉厚なアーマーを装備し、ボリューム感ある造形が再現されています。フロントアーマーの丸型モールド(拡散ビーム砲)はピンクのシールによる色分けです。

フロントアーマー、リアアーマー裏にモールドはないですが、サイドアーマーにはバーニアが造形されています。股間部はボールジョイント型。アーマーはすべて一体になっていて、リアアーマーはスイング可動します。

腕部。ショルダーアーマー上部にはメガ粒子砲、二の腕にはスカート型の装甲を装備した特徴的なスタイルになっています。

二の腕装甲のモールドは黄色いシールによる色分けです。前腕はかなり細身で、前後挟み込みタイプ。左右に合わせ目ができます。スカート内部は腕部メカフレームがそのまま露出。サーベル柄2本に加え、3基のバーニアが増設されています。サーベル柄は脱着が可能です。

ショルダーアーマーは前後挟み込みタイプなので、上部から側面に合わせ目ができます。上部のメガ粒子砲は付け根がボールジョイント型。広範囲ではないですが、各方面にフレキシブルに可動します。ショルダーアーマーの縁に数基配置されている丸型モールド(スラスター?)は塗り分けが必要です。

脚部。細身ですが、曲型でバランスのいい造形になっています。大腿部(前側)、膝から下(前後)に合わせ目ができますが、どれも段落ちモールド化されています。

変形機構があるので、脚部内部はかなり複雑なフレーム構造になっています。

後方下部には3基のバーニアを装備。大腿部後ろ側の装甲は展開可能です。膝裏は中間形態再現用のダボがそのまま露出した形になっています。

足首から下の部分。つま先は軽装タイプですが、かかと側はメカ造形がそのままになっています。足裏もそれに伴った造形で、つま先側の裏には部分的に肉抜き穴があります。

背中にバックパックはなく、曲型の装甲を装備しています。装甲の丸型モールドはシールでの色分けです。曲型の装甲はポリキャップによるアーム接続。背中にはMA形態時にジョイントパーツを取り付けるダボ穴があり、パーツで蓋をするようになっています。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。HGとしては少し大きめですが、Zガンダムシリーズの中では普通サイズかと。ガブスレイの全高は18.5m。ちなみに陸戦型ジムの全高が18.0mなので、設定からするとキットサイズはちょっと合っていない気も・・・。

REVIVE版のガンダムMk-Ⅱやゼータガンダムと並べて。キット発売時期には差がありますが、劇中シーンを再現しても得に違和感もなさそうな造形、サイズ感になっています。

頭部は適度に前後可動します。左右へも可動しますが、顎が干渉したり、アンテナが干渉したりするので、破損させないよう注意が必要です。

腕部はほとんど上げることができません。肘はV字程度に曲げることができます。

肩は胴体との接続ポリキャップを少し引き出すことで、少し前方にスイング可能です。後方へはほとんど可動しません。

胸部や腹部は可動箇所がないので、上半身の前後スイングなどはありません。腰もアーマー類が干渉するのでわずかにひねられる程度。

股間部には蓋があり、外すと縦長ダボ穴が露出。アクションベースに付属の縦型ダボでディスプレイさせることもできますし、もちろん付属の専用台座を使ってのディスプレイも可能です。固定強度は高め。

腰アーマーが脚の角度に合わせて可動してくれるので、前後開脚はかなり広く可動させることができます。

膝の可動はくの字程度まで。膝内部はメカニカルな造形になっています。

足首は前後左右ともそれなりの可動です。

つま先は深くまで折りたたむことができます。

股間部はボールジョイントなので45度程度までしか可動しませんが、膝が回転するので内股、ガニ股共に広く可動させることができます。

立膝も微妙な形になってしまいます。

可動域の総括としては、やはり変形に重点を置いているからか、各部の可動はかなり制限されたものになっています。MS形態でのポージングで派手な表情をつけるのは難しいかと。プロポーションの良さとMA形態や中間形態への変形には魅力があります。

専用台座が付属。

台座のジョイント部はビス止め式でフレキシブルに可動します。

フェダーイン・ライフル、ビームサーベル刃(クリアーイエロー)×2、武器持ち手(右)、MA形態用台座ジョイントパーツが付属。

フェダーイン・ライフル。HGUCハンブラビやHGBFハンブラビスバンなどにも付属しています。砲身より後部は左右で組み合わせるタイプなので、上下に合わせ目ができます。

銃口下部の金具は別パーツでの可動式。後部の鉤爪も可動します。

側面のモールドは黄色いシールでの色分けです。後部にはサーベル刃をマウント可能。銃剣として使用することができます。

フェダーイン・ライフルを装備して。グリップがダボ固定ではないので、ハンドパーツで挟んでも多少ふらつきます。ハンドパーツも分解しやすいので、角度をつけすぎたりすると外れてしまうこともあるので注意です。

前腕周りにそこそこスペースがあるので、脇に抱えてもあまり干渉なく保持できるのはいいですね。

ハンドパーツが分離しやすいので、一度持たせたら、後は肩を持って前後に振るなどして変化をつけたほうがいいかも。肘を曲げたり手首を回したりすると簡単にハンドパーツがバラけるので、頻繁に弄らないほうが良さそうですね。

それでも何度かポージングさせるとハンドパーツが全くくっつかなくなってしまったので、結局フェダーイン・ライフルの保持はあきらめました。接着剤で太らせてもだめで、他キットの武器持ち手やビルドハンズもボールジョイントが合わなかったので、別機のものを使う場合は改修などが必要そうです。

通常のハンドパーツだとなんとか保持できるのは救いでした。

通常の持ち手もバラけやすいので、フェダーイン・ライフル両手持ちは結構至難の業かと;

中間形態は、まずつま先と脚部外装を取り外します。そして大腿部に収納されている内部パーツを引き出してから、膝を180度回転させます。

スネの部分を中心にして上下を回転させ、足首部分を上に、爪を下に移動。爪を開き、膝裏に脚部外装パーツを取り付けたら中間形態の完成です。

中間形態でポージング。こちらのほうが迫力が増すので、ダイナミックなポーズが楽しめます。ビームサーベルは、ダボ固定ではないので、スルッと抜けることがあります。

MA形態への変形は、中間形態から背中の装甲を頭部に被せて収納し、腕部のスカートと前腕内部のフレームを引き伸ばして角度をつけます。(ハンドパーツは取り外しておきます。)

リアアーマーを広げて斜めに角度をつけます。

そして脚部の膝を180度回転して戻し、爪側と脚部外装側を開いて前後に伸ばします。

腰裏のパーツにフェダーイン・ライフルを取り付けたらMA形態に変形完了です。背中のパーツを取り外してジョイントパーツを取り付けると、アクションベースにディスプレイ可能です。

MA形態。プロポーションは申し分なしで、劇中のスタイルが見事に再現されています。変形機構もかなり秀逸。各部の強度が高めなので、形状が崩れることも殆どありません。

MA形態を色んな角度から。

変形時に使用しないパーツ類(サーベル刃、各部蓋パーツ、ジョイントパーツ、ハンドパーツなど)は、台座裏に収納が可能です。

では適当に何枚かどうぞ。

以上です。MS形態、MA形態共にプロポーションはとても良く、バランスの取れた造形になっていると思います。中間形態もダイナミックな演出、ポージングができるので魅力的。ちょっとした重武装型MAっぽさも感じます。

欠点はなんと言ってもハンドパーツの脆さで、フェダーイン・ライフルを数回持たせるだけで分解してしまい、二度と組み合わせることができなくなってしまいました。その後に持たせる場合、何らかの対処しないと保持できないのはかなり厳しいですね。(個体差があるかもです。)

変形機構はかなり秀逸なので、これだけでも十分に楽しめると思いますし、フレキシブルな台座も付属し、台座裏面にはパーツ類が収納できるというアイデアもあります。なので、ハンドパーツの問題点こそありますが、全体的にはとても良くできたキットになっていると思います。Zガンダムファンなら間違いなく買いのキットですね。

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