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HGBD ガンダムアストレイノーネイム レビュー

今回は、HGBD 1/144 ガンダムアストレイノーネイムのレビューをご紹介します!

HGBD1/144 ガンダムアストレイノーネイムは、『ガンダムビルドダイバーズ』に登場するガンプラ『ガンダムアストレイノーネイム』の1/144スケールモデルキットです。ガンダムアストレイをベースに、右肩にはマントのような造形の複合装備『ノーネイムライフル』を装備。ノーネイムライフルは防御形態のDエクステンション、遠距離攻撃用射撃モードのBスマートガン、バックパックモードといった各形態を再現可能など、特徴的な武装を持つキットになっています。価格は1,944円(税込み)。

右肩にノーネイムライフル(ノーネイムユニット)を装備し、各部にメカニカルな造形を持つガンダムアストレイノーネイム。内部フレームなどの一部に2013年発売のHGガンダムアストレイ ブルーフレーム セカンドL他のパーツを流用していますが、ほとんどの箇所は新造パーツで再現されています。一部のパーツはアンダーゲート仕様になっています。

ワインレッド、ホワイト、レッドの成型色構成。深め色の部分が多いので、少しダークな印象も持つカラーリングになっています。造形は腕部や脚部など各部が左右非対称の特徴的な造形。

各部にポリキャップを多く使用しているので、関節強度も高め。右肩に大きめのノーネイムライフルを装備していますが、右に比重がかかることはありません。細身で足裏も小さめですが、特に不安はなく自立はしやすいです。ちなみにポリキャップは赤色です。

ノーネイムユニットは脱着可能なので、外して各部を見ていきます。

頭部。複数パーツの組み合わせで、塗装による塗り分けが必要ないくらいに仕上がっています。側頭部に大型アンテナを装備しているので、フェイスはやや確認しずらいかも。アンテナ先端は安全加工がされています。

アンテナを後方に向けたXコネクト形態でフェイスを確認。側面にはスリット入りのダクトが造形されています。

アンテナは細いので破損に注意して取り扱う必要があります。上部のV字アンテナは手が当たると角度が変わったりするので、頭部を弄る場合はその点も多少気にする必要がありそうです。

後頭部はクリアーブルーパーツ化され、内部はミラージュフレームのグラディエーターモードのようなセンサーユニットが造形されています。

胸部。左右非対称で、アストレイの内部フレームをそのまま残したような特徴的な造形。胸部のアーマーは左側のみがパーツでカバーされています。エアインテークなどの造形もダクト型ではないシャープな形状。

胸部のアーマーを外すとシンプルな造形に。背中にはアンテナを装備し、下部のアストレイ用タクティカルアームズマウント部はそのまま露出した状態です。画像ではちょっとわかりにくいですが、アンテナの左右は白いシールによる色分けです。

腹部、腰部。こちらも左右非対称で、フロントアーマーは左側だけに白いアーマーを装備しています。リアアーマーは白いロングサイズのアーマー。

右腕部。ハンドパーツはなく、ガントレットセイバーという大型ビームドライブデバイスを装備しています。二の腕と前腕の形状は腕部左右とも同じ造形ですが、肩と手首の造形が異なります。二の腕、前腕ともにポリキャップを内蔵した左右挟み込みタイプで、合わせ目はモールド化されていてわからないようになっています。前腕のゴールドはシールによる色分けです。

ガントレットセイバーの先端にはビーム刃がマウント可能です。ガントレットセイバーのアーマーは左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができますが、腕部から脱着可能なので合わせ目消しはしやすそうです。

右肩パーツは前後挟み込みタイプですが、こちらも合わせ目はモールド化されています。右肩にはノーネイムライフルのマウント部があります。

左腕部。こちらは肩と前腕に白いアーマーを装備しています。

左肩のアーマーも前後での組み合わせで、上部、側面に合わせ目ができます。こちらは肩内部パーツを挟み込むタイプなので、合わせ目を消す場合は後ハメ加工やマスキング塗装などが必要です。

右脚部。アストレイらしいメカニカルな造形。ふくらはぎや大腿部前側など一部をシールで色分けするようになっています。大腿部や膝から下など、組み合わせは左右挟み込みタイプですが、複数パーツの組み合わせによって合わせ目はモールド化されています。

後部のダクト類は塗り分けると良さそうです。膝裏のアーマーは可動式。ふくらはぎにはワインレッドのアーマーを装備しています。

左脚部。大型のアーマーで全体を覆われた状態。脚部形状自体は右脚部と同じです。

足首から下の部分。ダクトなどが造形されたメカニカルなスタイルです。パーツによって色分けされ、アンクルガードは後方を覆うようになっています。足裏もメカニカルな造形で、つま先にすこしだけ肉抜き穴があります。一部塗装で塗り分ける必要があります。

ノーネイムユニット。この形態はDエクステンションと呼ばれるペリース(ジャケット風のマント)形状の防御モードです。マントのような造形が特徴的。複数パーツの組み合わせによって合わせ目は出ないようになっています。

丸型モールドや白い縁はシールによる色分けです。

内側にはスリットやモールドなどが細かく造形されています。(アクションベースの筒型パーツが残ったままですね;)

各部が分離可能で、組み替えることでXコネクトやブレイドドラグーン、Bスマートガンといった武装類に変形可能です。

各部はアーマーやアンテナ、刀といった扱いになりますが、各部マウントパーツによってフレキシブルに可動します。Bスマートガンのセンサー部も可動し、シールによって色分けされています。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと。大きくもなく、小さくもなくちょうどいいサイズ。

その他のHGBDキットと。HGBDのキットはベースに様々なシリーズのものが使用してあるので、キットの大きさにも少し差があります。

首が長めな割に、頭部の前後可動はそれほど広くありません。アンテナも特徴的な造形なので、可動に少し気をつかうところがあります。左右へも水平以上に可動しますが、干渉によるアンテナの破損には注意が必要です。

腕部は左右とも水平にまでいかないくらいに上げられます。肘は90度にも曲げられず。外装の形状が左右で違いますが、両肘とも可動域は同じです。

肩も特に広くなく、わずかなスイング域となります。前後とも同じくらいの範囲で可動します。

腹部はわずかに前後可動します。腰は腹部のボールジョイント部と2箇所で回転するので、やや浮かせる状態になりますが広く可動します。

股関節にアクションベースを差し込んでディスプレイします。特に問題なく安定。腰部のアーマー裏は適度にモールドが入っているくらいです。

フロントアーマーが小柄で広く可動するので、特に干渉することなく、広めに前後開脚します。後方へもリアアーマーを交わすように展開させることができます。

膝は「くの字」程度に折り曲げることができます。こちらも左右で外装の形状が異なりますが、共に膝の可動域は同じです。

足首は間隔が広めなので、適度に前後可動します。左右へも適度に可動。両足首とも同じ可動域です。

水平程度にまで開脚が可能。内股は干渉するのでそれなりですが、がに股は後方にまで可動させることができます。

股関節が可動するので、上半身を左右に振ることができます。

立膝はそれなりといったところ。

ガントレットセイバー用ビーム刃、ノーネイムライフル用パーツ2種、平手ハンドパーツ(左)が付属。

その他、アストレイ用の内部パーツや平手・握り手ハンドパーツが余剰で付属します。ハンドパーツはアストレイノーネイムにも使用可能です。

ノーネイムユニットがあることで右腕部の可動はかなり制限されますが、装備しているだけで迫力があるのでちょっとした動きでも様になります。

ノーネイムユニットをバラし、マウントパーツを使用してBスマートガンに変形させていきます。

各部を組み換え、アーマーを伸ばすなど変化させていきます。そしてバラしたパーツを組み合わせるとBスマートガンに変形完了です。

Bスマートガン。その名の通りスマートな造形ですが、なかなかの大きさがあります。

BスマートガンもDエクステンションと同じように肩にマウントしますが、こちらのほうが若干右に比重がかかります。ですが関節強度も高めなので自立にそれほど不安はないようです。

腕部のガントレットセイバーと共に向きを定めてぶっ放すようなスタイルになります。この形態もそれほど可動が柔軟ではないですが、大きな武器なので装備するだけで迫力があります。

続いてXコネクトに換装していきます。ノーネイムユニットをDエクステンション形態から分解し、マウントパーツを使用して組み換えていきます。

頭部のアンテナを組み換え、背中のアンテナも外しておきます。

ノーネイムユニットは各部を組み換え、ブレイドドラグーンを伸ばしておきます。

パーツを組み合わせて背中にマウントしたらXコネクト形態の完成です。

Xコネクト形態をいろんな角度からどうぞ。

さすがに重量で後方に負荷がかかりますが、自立できなくは無いですね。多少前のめりにしたりするとバランスが取れて自立してくれます。

頭部のアンテナを後方に向けたことで背中のノーネイムユニットと干渉するので、首の向きを変えるときには注意が必要です。

では適当に何枚かどうぞ。

以上です。武器類は多くないですが、ノーネイムライフルが複数の形態に変形可能なので、大型武装としていろんな役割をこなしてくれます。アストレイをベースにした造形も細かいモールドが多く、メカニカルで楽しめますし、可動も硬めでポージングもしやすかったです。

欠点としては、頭部の向きを変えるときにアンテナをかなり気にする必要があるのと、大柄なノーネイムユニットやキットのそれほど広くない可動域によってやや干渉する箇所が多く、ポージング時に少し不自由さがあるというところでしょうか。

ですが見た目的な作りもいいですし、ノーネイムユニットの形態を変えて装備するだけで十分なスタイルが楽しめます。羽根物っぽくもあるのでどんなポージングでも様になるのもいいところですね。存在感のあるキットで主役っぽさも感じるので、また劇中に登場するなら、ダブルオースカイとの激しいバトルを期待したいですね。

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10 件のコメントがあります。

  1. noname

    on 2018年8月4日 at 01:03 - 返信

    ペリースの説明、ジェケット(風のマント)になっています。ジャケットでしょうか。

    • nori

      on 2018年8月4日 at 03:37 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ご指摘感謝ですm(_ _)m
      修正しておきました。

  2. 匿名

    on 2018年8月4日 at 14:21 - 返信

    他のガンプラにもノーネームユニットは無改造で接続出来ますか?

    • nori

      on 2018年8月9日 at 23:53 - 返信

      コメントありがとうございます!
      自分なりに調べてみたんですけど、どうも他のキットに組み合わせるのは、改造なしではちょっと難しい感じでした。
      他キットの肩にマウント部があるものはそれほど多くないですし、マウントパーツも付属していないので、自由にというわけにはいかないようですね。
      HGBDジーエンアルトロンに付属しているフレキシブルアームを使えば、ノーネイムユニットがしっかりと保持できるので他キットへのマウントもしやすいと思いますが、バインダーガンなどHGBC系に付属している簡易的なジョイントパーツだと、ユルユルで保持力もいまいちでした。
      今度単品で発売されるHGBCノーネイムライフルにもこのHGBC系のジョイントパーツが付属しているので、どのように他キットに装備させるのか少し不安がありますね。
      深く調べたわけではないので他に良い手段があるのかもしれませんが、こんな感じでご参考いただけると幸いですm(_ _)m

  3. 高井俊明

    on 2018年8月5日 at 06:32 - 返信

    箱のパッケージは、まぁまぁですね。見た目はスマートすぎてちょっとイマイチです。でも迷わず買いました。迷ったら購入するべし!これが僕のやり方です!

    • nori

      on 2018年8月9日 at 23:55 - 返信

      コメントありがとうございます!
      『迷ったら購入するべし!』名言ですね!
      ノーネイムはちょっと特殊なガンプラですし、ビルドダイバーズ内での敵役としては重宝すると思いますよ。
      ノーネイムを使ってバトルシーンなども再現してみてはいかがでしょうか^_^

  4. 高井俊明

    on 2018年8月18日 at 07:33 - 返信

    ガーベラ・ストレートやビームライフルなどあればよりかっこよくなると思います。

    • nori

      on 2018年8月23日 at 10:00 - 返信

      コメントありがとうございます!
      このノーネイムは少しプロトタイプ的なところもありますよね。
      劇中の装備品を加えたり、仰る通りのガーベラ・ストレートを加えたりするとアストレイならではの良さがアップしそうです。

  5. 匿名

    on 2018年10月14日 at 00:07 - 返信

    個人的にノーネイムユニットとかは黒色の方がよかった気がしなくもないですね。

    • nori

      on 2018年10月21日 at 01:23 - 返信

      コメントありがとうござます!
      劇中は黒っぽかったと思いますし、黒のほうがなんか凛々しく見えるかもです。
      単品のHGBC ノーネイムライフルはグレーなので、そちらと交換するのもありですね。

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