今回はガンダムキャラに魂を吹き込む声優さんをご紹介します。 今回のガンダムキャラの声優さんはこの人。
松井菜桜子(まつい なおこ) さんです!
松井菜桜子さんは1980年代から多くのアニメキャラクターなどの声を担当されている名女性声優であり名ナレーターさんです。北海道の函館市出身。女性としては珍しいハスキーな声質から、一度その声を聞くと忘れることのできない魅力的なボイスを持った声優さんです。
主要キャラこそそれほど多くないものの、脇役やチョイ役はかなり幅広く担当されています。そしてその声質から、比較的高飛車だったり強気な女性キャラを担当されることが多いです。懐かしのアニメとしてはハイスクール奇面組の宇留千絵(うるちえ※うるちぇー[意味:うるせぇ])やおそ松くんのトト子ちゃんなどを担当。最近では名探偵コナンの鈴木園子役を演じられるなど、比較的重要な脇役女性キャラで作品にインパクトを与えています。
また映画では、ゴーストのデミ・ムーアやフレンチ・キスのメグ・ライアンの声を担当されるなど、大物ハリウッド女優の声を担当されることも。そしてガンダムとしては重要な女性キャラを多く担当されていたため、歴代のガンダム作品を見てきた方にとっては特に馴染みの深い声優さんだと思います。
ではまず、松井菜桜子さんのガンダム以外の担当されたキャラクターをご紹介します。
・アニメ
宇留千絵(ハイスクール!奇面組)
トト子、十四松(おそ松くん)
白鳥あずさ(らんま1/2 熱闘編)
鈴木園子(名探偵コナン)
香津美・リキュール(サイレントメビウス)
桑田このみ〈ブラック・クイーン〉(ブラック・ジャック)
前原藍子(ひぐらしのなく頃に)
他多数
・映画、その他
ゴースト〜ニューヨークの幻
フレンチ・キス
他多数
個人的にはやっぱりハイスクール奇面組の宇留千絵ですね。宇留千絵の強気な性格と松井さんの声質もほぼ完璧なまでにシンクロしていたと思います。まさにピッタリのキャスティングだったのではないでしょうか。そしてヒロインの『かわゆい』もなかなか印象の深いキャラでしたが、宇留千絵の名前も特徴的でした。『かわゆい』の友達なのに『うるちぇー』って。かわいそすぎる(笑)
また、最近では名探偵コナンの鈴木園子と言ったら誰もがよく知っていることと思います。テレビシリーズだけでなく、劇場版名探偵コナンでもより重要な役割を担う鈴木園子は、今やヒロインの毛利蘭に匹敵するくらいの存在感があります。強気なお金持ちでありながら友達思いな性格に仕上がっているのもまた、松井さんの声のなせる技なのかもしれませんね。
それでは松井菜桜子さんが担当されたガンダムキャラをご紹介しましょう。
ルー・ルカ(機動戦士ガンダムΖΖ)
機動戦士ガンダムΖΖに登場する強気な女性キャラです。エルほどではないですが、ルーもなかなかのおてんば娘♪ 元々ラビアンローズの所属員ですが、ダブルゼータのコアファイターを使ったりゼータガンダムを使ったりとパイロット能力としては折り紙付き。この紫の髪色キャラと松井菜桜子さんの声質はとてもマッチしていて、一度見ると忘れないキャラクターでした。髪型がちょいちょい変わるのも、パイロットスーツが青で星のイラストが描かれているのも可愛らしさがあっていいですね(*^^*)
レーナ・ワーカー(機動戦士Vガンダム)
ウッソと勇敢に戦って散っていったザンスカール帝国の軍人さん『マチス・ワーカー』の奥さんです。ご主人と同様に真面目でしっかりとした自分を持ったキャラクター。ウッソを敵(かたき)にする子どもたちに、戦争という現実と兵隊のあり方を教えるのが印象的でした。二人のお子さんはきっといい子に育つでしょうね。
アナウンサー(機動武闘伝Gガンダム)
ガンダムファイト決勝大会で飛行機から開催の実況をする女性アナウンサーです。第25話でスタジアムのモニターにも数回映り、各選手や機体を紹介する役割を担っていますが、よーく見るとかなり美しい女性ですね! 個人的にはレインよりも好みかもです(〃∇〃) それにしてもガンダムファイト決勝大会で登場する『ゼウスガンダム』、『ネーデルガンダム』、『マタドールガンダム』、『バイキングガンダム』、『マンダラガンダム』などはいかがなものか・・・・・って感じです。馬車の手綱を掴んでいたり、風車の形だったり、牛の形だったり鐘の形だったりともうむちゃくちゃ^_^;
ドロシー・カタロニア(新機動戦記ガンダムW)
なんとも腹黒さ満載の女性、ドロシーです。松井さんが担当されたガンダムキャラの中では一番悪意を持ったキャラクターとして際立つ存在感がありましたね。まぁそれも、戦争という悪魔に取り憑かれたがゆえかもしれませんけど。
ですがこのキャラがそばにいたからこそ、リリーナの真っ直ぐで正義感のある性格がより引き立っていたのかもしれません。そしてカトルとの一騎打ちで発した言葉がこの作品で一番訴えたいことだったのではないでしょうか。最後はカトルやトロワの優しさに触れて?改心したので良かったです。
ポーラ・ギリッシュ(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
アナハイム・エレクトロニクスのシステムエンジニアであり、美人だらけのニナの親友の一人です。ニナの過去を知っている人物ですが、新しい恋も進める、なかなか恋愛話には花が咲く方のようですね^_^; まぁそれもニナの幸せを思えばこそでもあるので、ホントに困ったときにはとても助けてくれそうな姉御肌のお友達です。
サリー伍長(機動戦士ガンダム 第08MS小隊)
なかなか感じの悪い女性キャラです。第07小隊のメンバー。アンダーグラウンドソナーが得意技です(笑)この第07小隊は特に08小隊へのいじりがひどく、何かと難癖や嫌味を言ってきます。とっても感じの悪い奴らなので、サンダースがマイク(第07小隊の男メンバー)に頭からビールをかけるところはホントにスカッとしました(*^^*)
全体的に見ると、ガンダムキャラとしてもとても勝ち気でしっかりものの美人キャラを担当されていることが多いですね。それでいておっちょこちょいな可愛らしい部分やダークな裏面を持ち合わせた二面性のある女性キャラクター。
そんな中でもやっぱり一番しっくりきているのはルー・ルカかなって感じです。機動戦士ガンダムZZでは他のメンバーよりもちょっと遅れて登場するという少し特別なキャラ的なところもありますし、最後までしっかりと登場するという存在感も持ち合わせています。
ガンダムファンの中でもこのルー・ルカが好きという方は多いでしょうし、男女ともに誰にでも愛されるようなキャラになっていると思います。そしてそんな飾らないキャラクター役ができるのも、松井さんの声優としての技量が大きいからなのでしょうね。
松井さんの今後の活躍も期待しますし、またガンダムという作品にも携わっていただきたいですね。