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風物詩シリーズ No.03 おでん レビュー

今回は、マイクロエース 1/25 風物詩シリーズ No.03 おでんのレビューをご紹介します!

風物詩シリーズ No.03 おでんは、昔ながらの日本の風景が再現された風物詩シリーズ第3弾『おでん屋台』の1/25スケールモデルキットです。組み立てるだけでレトロな雰囲気に浸れるのが特徴。昭和の路上屋台をイメージしたデザインで、ついつい立ち寄ってみたくなるようなプラモデルになっています。価格は1,320円(税込み)です。

まずは説明書に従って組み立てた状態から。20cm✕10cm程度の台座に、小柄な屋台や屋台椅子などが造形。地面や芝生、柳の木などもリアルに再現されています。屋台内部にはおでんの容器や徳利、お椀といった小物類も再現。屋台や小物類はすべて茶色成型色での再現となっています。

組み立てには接着剤を使用しますが、このキットには付属していないので別途用意する必要があります。

シールは付属せず、絵柄がプリントされた紙が付属しています。紙は印刷用紙のような簡易的なもの。絵柄に沿って切り出し、糊などで接着するようになっています。こちらは屋台に使用する暖簾や屋台用の貼り紙になります。

こちらは提灯用の紙。筒状に接着し、別途付属の糸を接着して使用します。

茶色と緑色のカラーパウダーが付属。台座にふりかけて接着することで、地面や芝生のようなジオラマ演出をすることができます。

屋台。江戸時代などから見られる手押し屋台風で、レトロな雰囲気が感じられるデザインになっています。屋根やおでん蓋などは木目が造形。屋台は台座に接着しないと画像右側に倒れやすいので注意が必要です。クリアキューブで支えています。

屋台をいろんな角度から。成型色は茶色のみなので塗装が必要です。屋台に添えられているのはおでん鍋、徳利、菜箸、お椀、箸など。

パーツの組み合わせ箇所にダボやダボ穴などはないので、おおよそのあたりを付けて接着固定する必要があります。付属品もお好みで接着します。

パーツにはバリやエジェクターピンの跡などが各部に見られるので、きっちりと仕上げたい場合は細かな処理が必要そうです。車輪のダボも屋台本体と合わなかったので穴を広げて接着しました。

内部の看板には『おでん』の紙を貼るようになっていますが、紙を貼っていないと看板とは分からないですね;看板は予め屋台枠を組んだ後、上からはめ込むようになっていますが、サイズが合わず、接着した部分を無理やりこじ開けて差し込むようになります。

提灯。屋台の屋根にぶらさげた状態になります。紙を筒状にして糸を接着しますが、プラモデル用の接着剤でも問題なくくっつきました。糸は小さいので紛失に注意が必要です。

屋台の中央にはおでんの容器や徳利、菜箸などが配置されています。容器の中には具材パーツを入れ込みます。徳利、菜箸、おでん容器の木蓋などは自由に配置できるので、お好みで配置を変え、違った演出をしてみるのもありかと。

具材は3種。はんぺん風?(こんにゃく?)、ちくわぶ風、???風など個性的なものが揃っています。何の具材かは判別が難しいですが、容器にまとめ入れることでおでんらしく演出することができます。追求するなら卵や大根などを自作して入れ込むのも面白いかも。(昔の屋台に卵や大根は似つかわしくない・・・・?)

棚は1個パーツ構成で簡易的ですが、向こう側が節の抜けた状態でレトロな雰囲気が表現されています。

お椀は1個パーツ構成。全部で3個です。割り箸は筒状の箸立てに数本の箸を差し込んで接着するようになります。

素組み状態でもそれらしさは十分に表現されていますね。

椅子の作りも簡易的。3個パーツ構成で、脚の位置も特に指定されていません。あたりもないので自由に配置し、接着します。

続いて台座です。地面は茶色と緑色のカラーパウダーを敷き詰めることで、本物の地面ようなリアルな仕上がりになります。

地面を制作する場合は台座に接着剤を付け、付属のカラーパウダーをかけて押し付けます。プラモデル用の接着剤だと埒が明かないので、大きめの刷毛で全体に塗れる糊を使うと良さそう。カラーパウダーが散らばらないように、箱の中で作業すると良さそうです。

柳の木は既に完成した状態で入っているので、台座に接着するだけです。

葉っぱや枝なども緻密に造形されています。葉や木、枝は内部が針金のような素材なので、曲げるなどして表情を変えることは可能です。

素組みで簡単にディスプレイした状態。どの角度でもレトロな雰囲気は味わえそうですね。芝生は部分的に点在させるとより自然な感じになっていいかもです。芝生や地面は接着後、パウダーをしっかりと落としきっておかないとディスプレイ時に散ったりするので注意です。

視点を人の目線に合わせると実物感が増していいですね。ただ、未塗装だとどうしても屋台が浮いた状態で違和感があります。

■塗装済み完成品

以下、屋台や小物類を塗装した状態になります。

屋台や小物類を塗装したことで外観ともマッチし、よりリアルな古風屋台に変化しました。

お椀は白く塗装し、割り箸も箸立てと箸それぞれを塗り分けています。使用した塗料はタミヤエナメルのフラットホワイト、フラットブラウン、フラットイエロー、ダークグレイ、チタンシルバーの5種。チタンシルバーはおでんの容器にのみ使用しています。

塗装は筆塗りですが、元々木目が入っているので簡単に色を乗せるだけで十分な仕上がりになります。多少ムラがあったほうがレトロ感が強くなっていいかも。

暖簾や看板などが追加されたことでより味わい深いものに。ついつい立ち寄りたくなるような屋台になりました。

棚の隙間から見えるお椀も実際の雰囲気や使用感が感じられていいですね。

おでん容器はダークグレーとチタンシルバーを混ぜ、スチールっぽくなるように塗装しました。

HGUC RX-78-2ガンダム(REVIVE)と並べて。小規模でパーツ数も多くないので、1日あれば十分に組み立てられます。塗装も数時間で済みました。厄介だったのは地面と芝生の接着のみ。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。ガンプラではないですが、近所の模型店で見かけて懐かしくて買ってみました。昔から何気なく見かけるプラモデルですが、古風な感じがあっていいですね。制作も塗装もあまり時間をかけることなく仕上げられますし、レトロな雰囲気があってついつい長時間眺めてしまいます。

多少芝生や地面の制作が面倒ですが、きっちりと敷き詰めることで本物感が出てきますし、屋台の雰囲気も高まります。ガンプラ制作とは違った面白さや楽しみがありますし、風物詩シリーズのバリエーションも多種なので、いろんな屋台で棚を彩ってみるのもいいのではないでしょうか。

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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら

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積みプラは罪 管理人様、いつも記事を楽しく読ませて頂いております!レビューを見て満足してしまい自身の積みが消化出来ません笑 オデッセイの制作をされるどの事でしたが、実車用のタッチアップペンで塗装などされて見ては如何でしょうか?これからもガンプラレビューや制作など楽しみながら見させて頂きますので、管理人様も楽しみながら制作&記事更新をお願い致します!

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