今回は、マイクロエース 1/25 風物詩シリーズ No.03 おでんのパッケージ、ランナーのレビューをご紹介します!箱絵とランナー各種、説明書、カラーガイド等のレビューも合わせてご紹介していきます。では箱絵からどうぞ。
パケ絵はライトが当たる1軒のおでん屋台、背景には鮮やかな都会の夜景が掲載。柳の木が寂しさを醸し出しつつも、忙しい都会にポツンとある憩いの場所のような、風情が感じられるデザインになっています。屋台と柳の木はキットがそのまま使用されていますが、地面はパッケージ用に広範囲のものが使用されているようです。
パッケージサイズは一般的なHGよりも縦幅が若干大きく、横幅は2cm程度短め。高さも1cm程度薄型です。ちなみにこの風物詩シリーズは以前、株式会社河合商会が製造販売していましたが、2012年の倒産によってマイクロエースに引き継がれました。
横絵はおでんの詳細の他、この風物詩シリーズのラインナップが掲載されています。おでん屋台の詳細ではなく、おでんの詳細が記載されているのがなかなか・・・・;ちなみにおでんは、元々味噌を塗った焼き田楽(豆腐、こんにゃく、大根、里芋など)のことを指しましたが、江戸時代末期に煮込み系おでんが登場したとのこと。
開封。
内容物は台座、提灯用の紙、柳の木、ランナーと装飾用の紙など。
説明書。それほど複雑な構造ではありませんが、組み立てには接着剤が必要。パーツごとに接着し、組み合わせていくことで完成させることができます。接着剤を塗りすぎてベタベタになるのは避けたいですね。
カラーガイドはパーツリストや組み立て方法内に記載されていますが、ナンバーのみ記載されているので何色か良く分かりません;GSIクレオスの水性ホビーカラー一覧ページを確認しながら塗装する必要があります。ちなみにH-7がブラウン、H-4がイエロー、H-1がホワイトですが、もう少しアレンジしたほうが良さそうです。
では各パーツ(ランナー)を簡単に見ていきます。
↑1枚目のランナー。ブラウン成型色で、屋台の本体や看板、棚、引き手などのパーツです。
↑2枚目のランナー。屋台の屋根や車輪、おでん容器、おでん容器のフタ、お椀、箸、徳利といった小物類パーツです。
↑台座、カラーパウダーのグリーンとブラウン。
↑提灯や暖簾、看板などが印刷された用紙、看板用の糸、完成済みの柳の木です。
以上です。昔から模型店などでよく見かけるシリーズですが、河合商会廃業の際、マイクロエースに製造、販売が引き継がれたというのは、模型に対する思いなどが感じられますし、廃れることなく販売が続いているのはモデラーとしてもありがたいことだと思います。やっぱり昔から見てきたものがなくなっていくのは寂しいですからね。
キットのクォリティ自体もなかなか良いですし、ガンプラとは違った製作工程で作っていてとても楽しかったです。風情を感じるキットでもありますし、ディスプレイしておくと日本の古き良き侘び寂びみたいなものも感じられるので、ガンプラ制作の合間にでも、このような印象深いキットを作ってみるのもいいのではないでしょうか。
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キットの組み立てには『ヌルっと切れる片刃ニッパー』を使用しています。(一度切りです。)切れ味はもちろん優秀。薄刃ですが強度が高く長持ちするのでおすすめです。⇒ヌルっと切れる片刃ニッパーのレビューはこちら