MG ドワッジのパッケージ・ランナー レビュー

MG ドワッジのパッケージ・ランナーレビュー

今回は、MG 1/100 ドワッジのパッケージ、ランナーのレビューをご紹介します！箱絵とランナー各種、説明書、カラーガイド等のレビューも合わせてご紹介していきます。では箱絵からどうぞ。

パケ絵は砂漠をホバー移動する2機のドワッジが掲載。パッケージカラーはドワッジのサンドブラウンに近いオレンジモノクロ。フルカラーでないので少し迫力に欠けますが、ドワッジらしさは出ているのではないかと。塗装済みキットによる合成ではなく、描かれたイラストになります。

パッケージはVer.Kaよりもさらに1.5倍ほど厚みのある圧巻サイズ。正直MG Ex-Sガンダムのあとのこれは結構きついですが、ドムからの流用でパーツが大きいので、思ったよりも組み立てはラクでした。

開封。ランナーがどっさり；この肉厚なパッケージ満タンにランナーが入っています。

全部で11袋分のランナー。そんなに多くはないですね。

説明書は定番の黒枠にカラーのパケ絵。プレバン商品なので機体解説やパイロットなどの記載はありませんが、ドワッジはネオ・ジオンのアマサ・ポーラや、アフリカ民族解放戦線の隊長ガデブ・ヤシンなどが搭乗しています。あまり馴染みのない二人かもしれませんが、アマサ・ポーラはグレミーの部下、ガデブ・ヤシンはZZの第31話あたりから登場。顔に傷を持つ勇ましいキャラです。

説明書を一通りどうぞ。

以上、説明書でした。MGドムベースでパーツが大きいので、組み立てしやすいですね。説明書の組み立ての流れも、ドムの2ラインから通常のシンプルな流れになっています。幅に余裕を持たせた記載になっているのでわかりやすいですし、新規に追加されたランナーも使うパーツごとにまとめられているので切り出しやすいです。⇒MGドムのパッケージ・ランナーレビュー

カラーガイドは陸戦用機ながら、特別凝った感じはなく至ってシンプル。成型色もかなり劇中に忠実なカラーリングになっていますが、マイナーな塗料を使ってミリタリー調の深みを出しても良さそうですね。そして何より、汚して砂漠運用機っぽい感じを出したいところです。

では各ランナーを簡単に見ていきます。

↑Bランナー。ダークグリーン成型色で、脚部や腰部パーツなど。以下、しばらくMGドムからの流用になります。

↑Dランナー。ダークグリーン成型色で、脚部内部や腰部パーツなど。

↑Eランナー。ライトブラウン成型色で、脚部パーツ。

↑Fランナー。グレー成型色で、腹部や頭部内部パーツなど。

↑Gランナー。グレー成型色で、足底パーツ。他のラケーテン・バズ用パーツは余剰です。

↑H、Iランナー。Hはライトブラウン成型色で、脚部外装パーツ。Iランナーはダークグレー成型色で、ショルダーアーマーや首パーツ、フィギュア。

↑Jランナー。グレー成型色で、脚部内部パーツ類。同じものが2枚あります。

↑K、Mランナー。Kはライトブラウン成型色で、腕部や脚部外装パーツ。同じものが2枚あります。Mはグレーのポリキャップ。

↑Oランナー。グレー成型色で、ジャイアント・バズ用パーツ類です。MGザクVer.2.0からの流用ランナー。

↑R1、R2ランナー。ライトブラウン成型色で、腕部や脚部、腹部外装、ジャイアント・バズ用パーツなど。ここからドワッジ用の新規ランナーになります。

↑Sランナー。ダークグリーン、レッド、クリアーピンク、イエローのイロプラランナーです。腰部やバックパック、頭部などのパーツ。

↑Tランナー。グレー成型色で、腕部や脚部、足首など、ドワッジ用にアップデートされた関節、内部パーツ類。同じものが2枚あります。

↑U1、U2ランナー。グレー成型色で、胴体部やジャイアント・バズ、ヒート・トマホークパーツなど。

↑V1、V2ランナー。オレンジ成型色で、腰部、プロペラント・タンク、ドロップタンクパーツなど。

↑W、MP2ランナー、水転写デカール、ポリキャップ（PC-121）。Wはクリアーの頭部や胸部拡散ビーム砲パーツなど。MP2はエモーションマニピュレーターです。

ランナーを重ねるとこれくらい。余剰パーツが多く、組み立てボリュームは実質、MGドム1体程度になります。

以上です。各部が新造されたことで内部構造がより良く緻密になりましたし、背中の造形なども細かく、今風のメカニカル感やディテールが再現されていると思います。懐かしのZZに登場する機体ですが、MGドムベースにフレッシュな感じでキット化されたのが何より。落ち度もなく、ファンに愛されるようなキットに仕上がっていると思います。

そして次は、なんと言ってもドワッジ改やドワッジ改ロンメル仕様ですね。この流れでぜひ、赤く特徴的な機体のキット化に向けて進んでもらいたいものです。